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識別① 識別ができるとストレスはなくなる  から順番にお読みください。

 

 

 

心の中で、私たちが最も執着しやすいのが思考です。思考は私たちの一番近くにいるので、「思考こそ私」であると誤解しやすいのです。

 

思考はいつもあなたのそばで語りかけてきます。寝ようとしているときでさえ。

 

 

思考の性質とは、比較・分析すること。常に、いろいろなものを比較したり、過去に行って原因を分析したり、未来の出来事を想像したりします。

 

 

思考は自分の思い通りにならないとイライラします。自分の知識や考えを否定されると腹を立てます。そして、自分の意見や考えが一番正しいと思う性質があります。

 

 

原因を考えたり、比べたり、自分の思い通りいかなくて怒ったり、イライラしたりしているのは、あなたではなく思考です。これらは思考の性質であって、あなたの本質ではないのです。

 

 

 

思考の比べる性質

 

人の容姿と自分の容姿を比べてしまう。友達の彼氏・彼女を見るとすぐ自分の彼氏・彼女と比べてしまう。友達の年収と自分の年収を比べてしまう。自分がしてあげたことと、相手がしてくれたことの量や質を比べてしまう。人の子供と自分の子供を比べてしまう。車を見ると自分の車と比べてしまう…などなど、思考の活発な現代人は、目についたものを片っ端から比べてしまいます。この性質をおとなしくさせないと、私たちが自分の持ち物で満足するということはなかなかできません。

 

 

自分の顔や性格を比べる

 

 

 

自分の子供と他人の子供を比べる

 

 

 

他人がしてくれたことを比べる

 

 

 

家庭での比較

 

相手がしてくれていることと自分がしていることを比べて、不公平だと腹を立ててしまう。

 

 

自分の悪いところを批判されると、すぐ相手の問題点と比較して素直に謝ることができない。「あなただって!」がすぐ思い浮かんでしまって、自分の悪い習慣を素直に直せない。

 

 

 

職場での比較

 

職場では、他人の仕事の進み具合や内容をすぐ比較して上下関係を作ってしまう。自分より優れた人に嫉妬し、自分より劣った人を馬鹿にしてしまう。

 

 

その性質がひどくなると、

 

 

 

分析する性質

 

人の態度が悪かった時、大きな失敗をしてしまったとき、思考はその原因をいろいろ分析してしまいます。また、失恋など深い悲しみに襲われた時、思考はその理由を何度も何度も考えてしまいます。こういった思考の動きが止められない時、心は動き疲れ、ひどい時はうつ病になることさえあります。

 

 

学校や職場で

 

なんとなく人の態度が冷たかった時、その理由はなんだろうと思考は動き始めます。原因はその人に聞かないとわからないし、実際は寝坊して朝ご飯を食べれなかったというような理由で機嫌が悪かったとしても、思考は自分になにか原因があるのではないかと思っていろいろ考えてしまいます。

 

 

 

失敗したとき

 

失敗したときや、他人に怒られた時、思考はその原因について繰り返し考えてしまいます。同じ失敗を繰り返さないために原因を特定して改善することは大切ですが、深く追求しても答えが出ないときもあります。ある程度原因がわかったらそこで思考を止めておかないと、思考は動き続け、エネルギーも消費し集中力もなくなってしまいます。

 

 

 

恋人との別れ

 

失恋などの大きなショックを受けた時、思考はなぜそうなったか必死で理解しようとします。過去の出来事を思い出して後悔したり、何度も何度もいろいろな想定をして違った未来を想像したり、思考は苦しみの原因を知ろうと動き回ります。これらも本質的には私たちを苦しめる思考の働きで、手放すべきものです。

 

 

 

 

次は 識別⑤ 思考を使いこなす

 

 

 


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