識別とは、私と私以外のものを区別する意識のことです。識別ができるようになると、怒りや苛立ち、ねたみ、悲しみといった心の苦しみはだんだん消えていきます。

私と私以外のものを区別できるようになるためには、私とは何かをはっきりと悟らなくてはいけません。そのために、まずは私についてじっくり考えていきましょう。

 

 

私とは何か?


では、「私」とはなんでしょうか? 普段私たちはいろいろなものと私を結び付けて考えていますよね?

 

 

「この顔が私である」「この仕事が私である」「この恋人と一緒にいるのが私である」というように、私たちは色々なものと私を結びつけて私を認識しています。この結びつきが強ければ強いほど、それを馬鹿にされたときの怒りは大きく、失ったときの悲しみ深くなります。

 

 

苦しみから逃れるには、これらの結びつきを手放すことです。あなたが普段「これこそ私である」と考えているものに対する執着から離れることができれば、私たちは怒りや悲しみといった、心の苦しみから逃れることができます。

 

 

 

同じ言葉でも、執着のある人とない人では受け取り方が違う

 

その対象から心が離れているなら、それが批判されたりなくなった時でも、本来私たちは怒りや悲しみを感じることはありません。例えば、野球を練習している人に「下手だね」と言えばその人にとっての怒りになりますが、野球に興味がない人に同じ言葉を言っても怒りにはなりません。

 

 

執着のある人の受け取り方

 

 

執着のない人の受け取り方

 

 

それでは、どのように執着を手放していけばよいのでしょうか?

 


識別② 執着から離れるには、怒りや悲しみを観察する