トヨタ・ハイラックス シフトロックモジュールなおそうや! Part2 | なおそうやのブログ

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4年以上前のお話で

 

トヨタハイラックスのシフトロックモジュールを修理

させて頂いた記事をあげておりました。

 

そのつながりで、似た症状のシフトロックモジュールトラブルで

ご相談を頂きました。

 

ハイラックス VZN130  ガソリンエンジン車

シフトインターロックシステムが作動せず

 

部品がねえ!

新品ねえ!

中古も全然残ってねえ!

 

と、三段落としでお困りの事でした。

 

 

基板表からは特に問題無しにみえますが・・・

 

裏を返すと・・・かなりヤラれています。

この黒くシワシワになっている部位は

電解コンデンサーの液漏れによる基板の腐食です。

 

これまで、いくつかのモジュールを修復してきましたが

今回は特に悪い状態・・・現状の確認の為

腐食を取り除いてみることにします。

 

 

写真が逆さまになっていますが

プリントパターンのいくつかが消滅して

回路が不成立となっていますね。

この時点で、トラブルの要因は

シフトロックモジュールの故障によるものと確定です。

 

 

 

幸いであったのが、漏れ出した電解液による被害が及びやすい

C2003というトランジスタ。

 

これが現在では廃盤・・ではないのですが

同じC2003を買っても、増幅率の高い「当たり」個体は

ほぼ入手不可能です。

 

大量生産はされていたのですが

製品ムラってのがあって

同じように作っても「当たり外れ」があるんです。

C2003を100個作ったとして

増幅率の高い「当たり」個体は僅かしか無く

松・竹・梅とランク別に分けて販売されます。

当然、価格も違ってきます。

 

当時のトヨタのオーダーで、半導体メーカーに

当たり個体のみを選別してもらっていたのでしょう。

計測するとC2003でも最高ランクの増幅率を叩き出します。

 

今回は、このC2003は

ギリギリセーフで助かっていました。

これが故障していると「当たりの個体探し」が大変です。

 

さて、どうやって復元するか・・・

 

どうせやるなら

現在で最も再現性の高い方法で臨みましょう!

 

周辺の部品も全部取っ払って

新たに銅箔を再生して行きます。

 

でも触れておりますが、安易なリード線取り回しによる
修理は再現精度、耐久性に疑問が残ります。
非常に手間のかかる作業となりますが
銅箔の完全再現が望ましい処置と考えています。
 
 
部品を所定の位置に戻して
確実にハンダで固定して行きます。
 
最後に導通チェック・酸化防止のコーティングを行い
作業は完了です。
 
これで、このモジュールは
再び元気に活躍してくれる事でしょう。
 
数日後 
「直りました!」との報告を頂いて、一件落着であります
 
最初の記事を投稿してから
4年が経過した今、同じ時期に生産された車両は
刻々と部品の劣化が進んでいると思われ
今回のようなケースが今後は増えて行くでしょう。
 
早めの治療が大切ですね、虫歯も基板もね^^