イッカピ戯画
夜音にミカヅキを負ったミッカが膝に顎をのせて朝を待つ。
世界の淡いあわいに立って落書きするのが好きであり。
避雷し貫通するイッカピのツノをゆっくりとさすりながら、ダイヤがともった燭台を帆船にして夢が終わるのを見、スペードとエックスが常に時の中にあるのを見、そして何度でも出航する不穏な身体。
つづく
リヒター指揮によるバッハ、カンタータ第8番。
シュレーダーとインマゼールによるモーツァルトK.377。
走り出す命脈、甘美な変装、何のためでもない舞踏。素晴らしい音楽。
ヴェロニカ エーベルレ独奏、ラトル指揮ロンドン交響楽団によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、ハ長調断章とニ長調作品61。
J.Widmann作のカデンツァはティンパニやチェロも伴う斬新なもの。もはや曲を終わらせたくないのだろう、というぐらい各楽章でながく続く。全く遠慮のないティンパニの打ち込み。細身だがよく鳴るエーベルレのヴァイオリン。素敵なドレス。
ライプツィヒ弦楽四重奏団によるシューベルトD.94ニ長調。
アナ−マリア マルコヴィナによるメンデルスゾーン、ソナタ変ロ長調とフーガ2曲。
クングスバッカ三重奏団によるシューマン集より幻想小曲集作品88。
ヘレヴェッヘ指揮によるフランクの交響曲ニ短調。
ケンプ1953年録音のブラームス、7つの幻想曲集作品116。
ゴロヴァーノフ指揮によるグラズノフのワルツ2曲とバラード。
VENIASレーベルの集成箱より。
レハールの歌曲第2集より7曲。
作曲者指揮による組曲「仮面舞踏会」。ハチャトゥリアンの音楽は、どこか遠い地平線からいななく赤馬の命動のように響いてきて、心をしびれさせる。
アシュケナージによるショスタコーヴィチ、24の前奏曲とフーガ作品87より第1〜6番。
セクエンツィア1993年の録音で、12世紀、ビンゲンのヒルデガルド の音楽。
最近出逢った3人の画家、古賀春江、池田満寿夫、そして難波田史男。