最新の記事一覧 月別記事一覧 テーマ別記事一覧高貴さの中の愚かさも、愚かさの中の高貴さも、すべて愛し抜くために。何処ともしれぬ異郷の、機械仕掛けの切ない絵本。自分が宇宙を見るのではなく、宇宙から自分を見ること。そのための想像力、音楽錯覚でもいい、楽しく、その時自分を生きていると思えるなら。言葉にならないようなことも、ひとつひとつ、つたない木彫りの言葉にしていく、そういう旅。自分が何者かは永遠にまだ保留。マヤコフスキー、言葉のサーカス。円空、歓喜天の音楽。「こたえ」などない冬空の紙を綴じる。誰もいない工場跡の回転木馬に乗って、遠くのどよめきに心を澄ませること。何度でもトリであるために、ひび割れた裸形の者であり続けます。たとえ世界や自分がさかさまで、こわれていても。「大丈夫」の杭を打て。私は、まだ読み取れないもののために生きている。時には自我のない子のように。迷ってみる。壊れてみる。何も、探さないでおく。どんな時にも、自分だけの、誰にも知られぬよろこびの運命をさがして。それでも、架設しようとする、わたしであり続けること。など夜明け前、秋のさなか、「召命による孤立」に踏みとどまるとき。鳥の歌に身を澄ませて、一切を噛みしめるだけの生き方もある、ということ。自分の耳や心や硬い線ですら、信じない、強さを探して。落書きされた世界の果てで、冬ざれて、からくりのともしびをともす暁の歌もある、ということ。など次ページ >>