数か月のぶりの更新。

 

最初は多少張り切って更新していたが、めっきり書かなくなってしまっていた。理由はひとえに時間がなかったから。既に書いたが、ブログ一記事に2,3時間かけてしまうので毎週は書いていられない。その時間をチェコ語の勉強や趣味に充てたかったのと、あえて記事にすることがなかった。あるにはあるが、インスタなどで写真一枚挙げれば済んでしまうので、このブログの必要性を見いだせなかったのである。

 

しかし、数か月ぶりにこの場を使う必要性(?)が生じた。

 

それはタイトルにあるとおり、語学学習と、外国人の彼女を作ること・外国人との恋愛はどのような関係性にあるのかを、自分なりに書き出したいという衝動に駆られたからである。この点、日本人女性が外国人の彼氏を作ることについては今回触れない。自分はここで一般論を論じるのではなく、あくまで自分に資する、自分の頭の中にある考えを吐き出したいだけなので、男である自分がその方法論みたいなものをここに書くことはできない。

 

 

誰がこの記事を読むことになるかは検討がつかないが、少なくともTwitterやFacebookのように他人のリツイートやシェアで流れてきて嫌でも見てしまった、ということにはならない(はず)。したがって、読まない権利もあるなかで、敢えてこれから読もうとしている方は少なくともこの分野にポジティブな関心があるという認識でいる。

 

 

また、いろいろなSNSで同僚、友人、共通の趣味コミュニティの人達とつながっているが、このブログの場を選んだのは、Twitterのように140字では伝えきれないこと、往々にして見知らぬ人と議論、というより喧嘩になるのが嫌だからである。またインスタのように写真数枚で説明できるものでもない。そして何よりこのテーマそのものに原因がある。だからこの場で書くことにした。

 

 

さて、本筋に入る前に外堀を埋めたところで、なぜこの記事を書こうと思うに至ったか、というところから始める。

 

自分はもう何年もツイ廃、というのは冗談だがTwitterをやっている。

外国語の勉強はもちろん、恋愛や彼女を作ることにも人並に関心があるので、数日前にTwitter上で話題になった議論にとても興味をもった。

 

それは、ロシア人の奥さんがいるある日本人男性が、ロシア語があまり出来ないということに対し、いわゆるアンチが、「奥さんがロシア人なのにロシア語ができないとは何事か、ロシア語ができるようになってから付き合うのが正しい順番だろ!」といった主張を展開し、その男性が「恋愛する前に語学ができないとダメ、などど勝手に順序付けるのは全く的外れ」と反論していたのである。

 

 

また、それを脇から見ていたある方がその男性を擁護・補足するかたちで、「語学学習は恋愛(ストレートに言うと性欲)をモチベとするのが正しい。先に彼女を作り、彼女から言葉を習い、会話の練習するのが良い」という内容をツイートされていた。

 

つまり、語学を学んでから彼女を作るのではなく、先に彼女を作ってしまえば、語学は学ぶ姿勢があればおのずとある程度ついてくる、という趣旨である。

 

 

自分はこのツイートにいいねしたのだが、後でふと考えなおし、この主張が本当に的を射ているか考え直してみた。

 

 

ここで対立している二つの主張を簡単に整理してみる。

 

①「語学をある程度習得してから彼女を作ろうとするべきである。そもそも語学ができなければ外国人の彼女はできない。」

 これはいわゆるアンチの主張。実際には、嫉妬から男性に噛みついているだけであると思うが。。

 

②「最初に外国人の彼女を作ってしまうのが良い。そうすれば彼女とよりコミュニケーションを取ろうと語学学習の意欲も湧くし、お互いの言語を教えあうことができる。」

 

 

①、②の主張は卵が先か、鶏が先かの議論である。

 

外国語が話せるから彼女ができるのか、彼女ができると外国語が話せるようになるのか。ちなみに私は何人から「チェコ人の彼女を作るのが語学の上達には一番早いよ」と言われた。

 

結論から言うと、自分はどちらの主張にも半分程度しか同意できない。一方で、自分の考えは両者の中間にあるともいえる。

ここで、ある一冊の本を紹介したい。前回の留学時に友人から勧められた本で、今の自分の語学学習の根幹をなしているといってもよい。

 

今はなき、チェコ語の大家でもある千野栄一教授の「外国語上達法」という本である。現在手元になく、ずいぶん昔に読んだきりなので、詳細な紹介はできないが、以下は私の持論とごっちゃになっているので、興味があるなら実際に読んでみてほしい。タイトルからするといわゆるノウハウ本、自己啓発本のようだが、この本には、語学を学ぶ際の基本姿勢について書かれている。

 

 

まず、語学を学ぼうという時に一番大切なことは何か。それは、その言語を学ぶ「必要性」である。学問、研究、仕事、恋愛。なんでもいいが、そこには「なぜその言語を学ぶのか」という必要性が絶対的に不可欠である。自分は仕事で必要だからチェコ語を学んでいるのであって、全く必要もないアマゾンの原住民の現地語を習得しようと思っても、その必要性が一切ないので習得は不可能だろう。我々の脳みそは偉大だが、必要ない言語を覚えるほど愚直ではないのである。

 

多くの語学学習者は、まずこの出発点から間違えている。なぜ日本人が学校であれほど英語を勉強させられながら全く話せないのか。話す練習をしていないというのも大きな原因だが、そもそも英語を話す必要性が乏しいのである。外国人観光客や労働者がいくら増えようと、彼らが日本語を習得する必要性は生じても、我々が英語を話す必要性はあまりないのである。

 

だから、日本にいながら必要もないのに何となく勉強したところで、未来永劫流暢に話せるようにはならない。他方、TOEFLなどの語学試験を勉強している人もいるだろう。そういった語学試験で良い成績を取ろうとすると、良い成績が取れる語学力に特化される。スピーキングがないTOEICで950点を取った人が全く話せないのは、この点を踏まえれば全く驚くに値しない。

 

 

では、ある程度その語学を学ぶ必要性があるとして、次に必要なものは何か。黙々と学び続ける継続力・忍耐力である。また本によれば、最も重要なのは語彙・ボキャブラリーで、最初の一か月で単語1000語をとにかく覚えることが大事であるという。

ここが最も語学学習の基盤になると思うが、語学で最も大事なのは「語彙」、次に「文法」である。

 

そして、語彙力とは、色々な方法があるにせよ、究極的には暗記する・覚えるということであり、これは自分との闘いである。ここを逃げようとすると伸び悩む。なぜなら知らない言葉は読めないし、読めなけば聴いても理解できず、ましてや書く、話すなど不可能だからである。

 

 

次に重要な文法もまあ、言ってしまえば暗記みたいなものだろう。学生時代スペイン語を履修していたのだが、その先生がこう言われた。「文法はある言語を学ぼうとする外国人が体系的に理解できる助けとなるもの。すなわち体系化され、規則がある。だから理解できる。この規則を覚えるのが文法。君たち法学部生は法体系や法の規則を学んでいるのだから、こういうのは得意だと思うんだけどね。活用が~と苦しんでいるのは少し滑稽だよ笑」

 

 

この語彙と文法、体でいえば文法が骨格で、語彙は肉といったところ。そして、その出来上がった体を「使う」という行為が読む・聞く・話す・聞くである。体の完成度によって、そのパフォーマンスに差が出ることは明白である。

 

 

 

さて、タイトルから離れて本に書かれている内容をいささか端折って紹介した。つまるところ、私の語学論はこの本の内容を語学のベースとしており、それを今回の語学と外国人の彼女を作るという主張に当てはめてみようというのが、この記事の狙いである。

 

 

 

先に当てはめが簡単な②から考える。

②「最初に外国人の彼女を作ってしまうのが良い。そうすれば彼女とよりコミュニケーションを取ろうと語学学習の意欲も湧くし、お互いの言語を教えあうことができる。」

 

 

一見非常に説得力のある主張だが、いくつかの問題がある。

自分が勉強したことがない言語を操る外国人の彼女ができたとして、彼女の母国語を学ぼうとしようとしたとする。

本に書かれている「必要性」の条件は満たされる。ただし、部分的にのみ。すなわち、彼女とのコミュニケーションにある程度支障がないように、という必要性である。カップルがよく話題に知るテーマは話せても、普通のカップルは政治の話はほとんどしないだろう(チェコ人には当てはまらないかもしれない笑)。話さなくていいテーマに関する語学力は伸びない、その必要がないから。もっと言ってしまうと、お互いが英語ができてコミュニケーションが取れるなら、相手の母国語を学ぶ必要性はない。自分のクラスには、彼女、奥さん、旦那さんがチェコ人のインド人、アメリカ人、韓国人がいるが、もしこの主張が真だとするなら、おそらく彼らはすでにチェコ語がペラペラなはずである。しかしそうではないのは、彼らがお互い英語で意思疎通を取ってきたからであり、今回勉強しているのは、家族や親戚がチェコ語しか介さないから、という必要性が生じたからである。正直な話、たとえ住むとしてもプラハにいるだけならチェコ語はほぼ必要ない。

 

 

次の語彙と文法は書いたとおり、自分との闘いであり、彼女に教えてもらうことができても、代わりに覚えてもらうことはできない。また、その言語を話せることと、「教えられること」は基本別次元の問題である。私は教授法を学んだことがないので、どうやって日本語を外国人に分かりやすく教えられるか全く自信がない。母国語を操ることは無意識レベルの話なので、これを明朗に言語化することはまた別の能力である。

なので、「互いの言語を教えあえる」というのは、日本語でLOVEは愛(あい)だよ、といった簡単な単語レベルの交換はできても、それ以上に複雑な学習は非効率である。また、書籍にもその趣旨が書いてあるが、人間は現金な生き物なのでお金と時間を投下しないと覚えられないのである。自分も言語交換をやっているが、その点で真に効率的かを考える必要がある。また、彼女にいちいち「あれは○○語でなんていうの?」なんて聞いてたら、まもなく愛想をつかされてしまうのではないだろうか。。

 

 

また、この主張に対し、彼女を言語上達のためのいわば道具として利用するのは道徳的倫理にもとる、という批判も見られた。この点、何が正しいかは各人が考える問題なので、ここでは書かない。

 

 

 

戻って①について考える。

①「語学をある程度習得してから彼女を作ろうとするべきである。そもそも語学ができなければ外国人の彼女はできない。」

 

多くの外国人の彼女が欲しい日本男児がもつ思考回路だろう。以前は自分もそう考えていた。

こちらの主張をする人たちは、目指す方向性や進み方を間違えている気がする。

推測に過ぎないが、こう主張する人たちは彼女を作るなどといういわば「低俗な」理由ではなく、勉強や仕事でその必要性がある人でえ、かつ彼女がいたことがない人であろう。

こういう人たちはもともとの必要性があり、また語彙や文法をしっかり勉強し続けるだけの継続力や忍耐力がある人達。

だから彼らは黙々と、勉強しそれなりの語学力を有している。しかし、外国人の彼女はできない。

真面目な彼らなので、こう考えてしまう。「自分の語学力が不足しており、コミュニケーションが円滑じゃないからだ。もっと語学を勉強しないと彼女はできない。」

そうして、今までどおり学問なら論文を読んだり、ビジネスなら自分の仕事に関することをその言葉で習得していく。しかし彼女はできないままである。

 

彼らの問題は、語学的な問題ならば、学問やビジネスで求められる語学力と、恋愛(あるいは口説き)で必要な語学力は違う次元にあるということを理解できていない。自分は英語で留学していたこともあり、本当に少しくらいは喋れるが、自分の身の回りにある関心のある出来事なら話せるというレベルである。そこで、あるとき同業の集まりに行った際、彼らが社交というか飲み会の場で使う英語はかなり砕けており、ほとんどわからなかった。そしてそもそも、そういった場で彼らが何を話しているのかという共通の背景や前提知識に欠けていたためである。このように、母国語の日本語を含めて、場面ごとに必要な語学力は変わるのである。

それを理解しないまま、もし彼女が欲しいのだとして、ただ学問や仕事のための語学力を磨いたところで、それが直接、恋愛にも使えるとは限らないのである。彼女を作るために必要な語学力というのもまた存在する、と自分は考えている。それは別に下ネタとかスラングとかではないとは思うのだけど、そういうものも含まれうるだろう。

 

そして、言い忘れていたが、今自分にはチェコ人の彼女がいない。

なので、自分がこんなことを書くのも矛盾している気がするが、①の主張をする人が多く抱えていそうな最大の問題点は、そもそも彼女を作るのに語学力はそんなに重要ではない、ということである。必要ではある、だが重要とは必ずしも言い切れない。

 

 

ここからは僭越承知で書くが、国籍を問わず(日本人も含めて)彼女ができないのは、外見・容姿、自信・態度、内面(性格、経験の多さなど)、出会いの絶対数、のどれかに起因している。伝聞情報に過ぎないのだが、上記3つを満たしているある人は、語学が全然できないのだが、非常にモテるために言語の必要性が生じず、いつまでたっても語学が上手くならないという。極端な例だが、語学ができなかろうと、その他に備わっている武器がたくさんあれば、語学力がなくともよいのである。

 

 

したがって結論、語学の上達と彼女を作ることは、両者が相互のファクターとして存在する。

手順や方向性を間違えなければ、彼女を欲しいというのは根源的な欲求のため、モチベーションとして機能するし、語学を上達させたい人が彼女を作れば、彼女とのコミュニケーションを通して話す・聞く力は彼女がいないよりは確実に身につくだろう。

 

しかし、もし真に外国人の彼女が欲しくて語学を学んでいるなら、語学がその他の要素を見ないふりをする隠れ蓑になっていないか、よく考えてほしい。たぶん、彼女をつくるために必要なことはある程度普遍的であると思う。

 

・外見

・相手と接する態度

・内面

・出会いの数(どんな相手なら渡り合えるかというマーケティングも含む)

 

これらをより細かく分解し、自分には何が欠けているのか、何がボトルネックなのかを考えるという、少し辛いが自分を等身大に評価すること、そしてそれを改善する努力が必要である。これらに背を向けて語学ばかりやっただけでは、目標を達成できないだろう。

 

 

最後まで読んでくれた皆さんの武運を祈る。

前回からだいぶ間が空いてしまった。

 

前回から現在までの出来事を完結に報告する。

 

 

アパートに入居した日、不動産屋同席のもと、大家と契約。備え付けのモノなどについて説明してくれた。

 

しかし、ハプニング発生。

 

トイレと浴室の換気扇は、スイッチ式ではなく、天井から垂れ下がっている紐を引っ張ってON・OFFさせる旧式のものなのだが、トイレの紐を大家の奥さんが強く引っ張ったらバチンと取れた。

 

つけっぱなしになる。直すために大家が隣のキッチンの壁を取り払うも消せない。

 

後日修理工が来てOFFにしたが、紐は取れたまま。

 

大家が取った壁もキッチンの隅に置いてそのまま。

 

聞いたら9月にスイッチ式に変えることにしたから、それまではこのままらしい。

 

もう慣れたが、その意味で部屋はまだ完成してない。

 

 

 

 

また、部屋にはベッドなど一部家具がなかったためIKEAで購入した。

 

IKEAは組み立てが本当に難しい、夜10時に始めて、終わったのが夜中の3時。

 

しかも一部失敗していた。

 

疲れて次の日の授業を休む。

 

次の日大家の奥さんが窓掃除のために業者と一緒に部屋に来たため、そのとき相談したら息子と一緒に直すのを手伝ってくれた。

 

 

部屋はまだテレビなどないが、もうこのままでよいと思えるほどに生活が落ち着いてしまっている。

 

 

携帯のSIM、インターネット、TV接続機器は全てT-mobileで購入。

 

 

なお、まだテレビ本体は買っていない。なぜなら一時的にお金がないから。

 

 

 

部屋については以上。

 

 

 

 

次にサマースクールであるが、粛々と授業を受け、最後にプレゼンをして終わり。

 

プレゼンはクラスメイトの日本人の一人が全ておしゃれに編集してくれたので何もしなかった。

 

 

最後の週に、クラスメイトのインド人(自分と同業者)がほかの生徒と先生を夕食に招待してくれた。

 

 

 

行ってみると、めちゃくちゃ部屋が広い。

 

 

家族住み、年次などを差し引いても我が方との待遇の差は明らか。

 

 

話を聞くと、彼は今の仕事に就くために受験者が何十万にいた試験を7位で合格したとか。

 

 

門の狭さが日本とは大違いである。

 

(以下、脱線する)

 

自分はまだ一人前ですらないが、日本と諸外国の同業者を比べてみると、我々の特殊さ、あるいは歪さを見ることがある。

 

通常、専門的な職業につく場合、外国では少なくとも自分の国の大学の修士号、場合によっては英米圏の大学の修士号も、さらに人よっては博士号まで取ったのちに仕事に就いている。

 

フランスのマクロン大統領やオランド前大統領など典型だろう。

 

 

翻って日本はどうか。

 

特に年次の高い人々で、優秀と言われていたのは大学中退である。

 

大学在学中に試験に合格したため、大学を卒業せず中退して今の仕事に就いた人たち。

 

中退は一部例外的とはいえ、学部卒が多数を占めている。

 

 

これについては、いろいろな評価ができるだろうけど、

 

当事者として今後心配なのは、大学院の授業や論文を通して論理的思考、教養、ディベート力を身に着けた諸外国の同業に対して、

 

4年間単位のために勉強し、1年半仕事に関係ある分野の勉強をしただけで、英語も彼らに比べれば決して上手いと言えない我々が果たして対等に渡り合っていけるのか、

 

ということである。

 

ある作家に言わせれば、即席栽培ではないかと。

 

実際、上記の例のように、ウチでは教養や論理的思考といった、時間をかけて鍛えられる能力をあまり重視せず、事務処理能力と語学力に比重が置かれている。

 

語学力については、日本を発つ前に上司からも「とにかく語学だけはできるようになれ、できれば英語も」というように

 

職場全体として死活的に重要な能力として認識されている点、気を引き締めて取り組まねばと思うのだが、

 

この教養や論理的思考というのは、そもそも職場以前の、国全体の教育の問題である。

 

自分の問題なので、「心配だー」と言っているだけでは何も解決しないのだが、これ以上は長くなるので今日はここでやめておく。

 

 

 

少なくとも、インドの彼の学歴は聞いていないので、試験の熾烈さ以外の状況はわからない。

 

 

なお、本場インド料理はめちゃうまかった。

 

 

 

そして部屋の一室はスパイス保管庫となっていた。これは氷山の一角。

 

 

話を近況に戻すと、

 

サマースクールが終わった後は、毎日暇なので、ジムに通い、カフェで勉強する日々を過ごしていた。

 

また先週は、地方のブルノとトシェビーチを訪問。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のどかさや、良い意味で英語が通じないのが地方の良さである。

 

 

旅は語学力の向上にもいいと思う。

 

自分が目的地に着けるのか、列車は来るのか、ちゃんとホテルに着けるのか、

 

母国から遠く離れた異国の田舎で、周りに地元住民もほとんど見当たらない、このままだとどうしようもない、

 

そういうほんとに小さいながら、自己の生存が脅かされる状況が脳をフル回転させ、普段より語学力も向上させる

 

そしてそのメモリーが残るので、旅で覚えた表現や単語は決して忘れない。

 

 

今後も時間を見つけて地方都市を巡っていこうと思う。

 

 

そして昨日、冬学期の登録があり、明日は説明とウェルカムパーティーがあるらしい。

 

 

この冬で語学力を飛躍させたいところ。

 

 

平凡な毎日を送らず、積極的にコンフォートゾーンから出ていけるようにもする。

 

こちらに来て3週間強。

 

来週にはサマースクールが終わると考えると、あっという間である。

 

他方、オックスフォードがたった3週間だったと思い出して、密度の濃さに驚く。

 

クラスメイトの話を聞く限り、このサマースクールもほかのセメスターに比べて、イベントが盛りだくさんであるそう。

 

たしかにほぼ毎日何かしらのアクティビティがある。

 

映画鑑賞、作家の講演、ゲットー訪問、週末の小旅行などなど。

 

イベントに参加していると、机に座って勉強する時間がほとんど取れずに歯がゆい気もするのだが、なんだかんだ参加している。

 

以下、イベント参加時の写真。

 

・クラマーシュ・ヴィラ

 

 

チェコスロバキア初代首相の邸宅。今も首脳会談などに使われるため、常時入場できるわけではない模様。

庭から眺める景色は指折りのベストスポット。

 

 

・ベロウン日帰り旅行

全然有名でないのになぜか見覚えがあり不思議に思っていたのだが、駅に着いて思い出した。ヒロシの迷宮グルメでチェコの回の一つがベロウンだった。

 

   

 

 

 

鍾乳洞はスロヴェニアの後だと特に何も感動しない。

 

 

 

 

・ユダヤ人地区ツアー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、本題のアパート探しに入る。

 

ここからは、プラハでアパートを探している人でないと特に面白くはないと思われる。

 

他方、アパート探しの体験談を探してもなかなか記事が出てこないため、これが有用な記事になれば幸い。

 

 

ただ、もしかしたら自分は特殊なケースかもしれないので、必ずしも学生や家族で来る人の状況にピタリとはまるかはわからない。

 

 

また、日本では実家暮らししかしたことがないすねかじりなので、日本との比較は経験上できない。

 

 

 

 

まず、物件の探し方であるが、基本的にインターネットの検索サイトを使う。

 

 

以下が使ったサイト。

 

https://www.expats.cz/praguerealestate/?lang=cs

シンプルな検索サイトで使いやすいが、地図上での検索ができない。アパート以外にも外国人居住者向けの情報を発信している。

 

https://www.praguerealestate.cz/

掲載件数が多く、最大手と思われる。たまに、条件絞り込み画面が出てこなくてイライラする。地図上検索はない。

 

https://www.foreigners.cz/real-estate/apartment/rent/prague

外国人向けサイトのため、全体的に親切。また、グーグルマップ上での地図検索ができるため、周りにどんなレストランやカフェがあるのかもわかる。

ただし、載っている物件は他と比べて少なめな印象。

 

https://www.sreality.cz/en

物件の数が多く、地図上での検索も可能。全体的に充実している。

 

 

https://en.svoboda-williams.com/

基本高級物件のみ。家族持ちの駐在員向け。

 

https://prague.tv/en/s27/c2-Real-Estate

数は多いが、検索しづらい。

 

 

 

上記の特に①~④を中心に使っていた。また、グーグルマップを使いながら近くの店や学校、職場までの通勤通学ルートなどを適宜確認。

 

 

サイトにもまとめられているが、地区によって雰囲気も変わってくる。

 

1区:プラハの中心。どこへ行くにもアクセスはよいが、物件も店の物価も高め。マラーストラナや旧市街などにも物件はあるが、観光客でにぎわうため、住環境はあまりよくないと思われる。新市街はケース・バイ・ケース。

 

 

2区:Namesti Miruを中心としたVinohradyは他の国の駐在員に最も人気とのこと。各国のおしゃれなレストランがあり、閑静な地区。他方、学校のあるAlbertovのあたりは友人いわくnot niceとのこと。同感。

 

 

3区:テレビ塔があるZizkovはかつての労働者居住区のため、プラハで最も悪名高い地区。

他方、近年は地価の上昇でいわゆるブルーカラーの人たちが住める値段ではなくなっているため、現在は留学生なども多く住んでいる模様。治安も悪くはない(基本的にプラハに治安の悪い場所はほとんどない)が、かつての面影は今も十分感じられる、

 

 

4区:VisehradやNusle。普段足を運ばないため、雰囲気などはよくわからない。

 

5区:Andelなどを含むSmihovのあたり。ハイパーマーケットがあり、生活には便利だが、not cleanではない(友人)。ただ、東京からきたばかりだと建物や街並みの美しさでどこも綺麗と思ってしまう。

 

6区:愛すべきKolej Hvezdaがある地区。空港に近い。寮はともかく、6区は高台にあり、Dejvickaなどは閑静な住宅街のため、日本人駐在員に最人気の由。

 

7区 ブルタバ川の北側にある高台。LetnaやHolesoviceなど。

 

8区 Zizkovと同じかつての面影が漂うが、2002年の洪水後、大規模な開発が行われた。Hipster(サブカル)的要素が濃い。

 

 

主な中心地区は上記のとおり。

 

 

 

 

どこを選ぶかは自分が何を重視するかで変わるが、自分はとにかくアクセスを重視していた。

 

 

当初はとにかく中心にと思い、日本にいる間に見つけた旧市街にあるアパートで家具や装飾が綺麗な物件に住もうと、不動産会社と契約書にサインする一歩手前までいった。

 

しかし、サイトには地上階と1階が併記されており、1階=日本でいう2階と理解していたのだが、契約書には地上階と記されていたため確認したところ、地上階だった。

 

防犯上、また改善されているとはいえ洪水のリスクも考えて地上階は嫌だったので、結局やめた。

 

 

また、今考えると、下見もしていないうえ、入居より1か月前から契約に入るというだいぶ損な選択だった。

 

1か月後の入居になると大家は1か月分の機会費用を失うため契約してくれないので、まだ日本にいる6月からの契約を考えていた。

 

 

よほどの事情がない限り、どこであろうと下見は必須である。

 

ただし、一つ問題があり、日本にいる間に決めたクラスメイトに確認したところ、ビザの入手に住居の確定は必須のことで、来る前に決める必要があったらしい。

 

 

自分ももし1年しか滞在しないのであれば、下見せず勢いで決めるか、遠い寮で妥協していただろう。

 

 

数年単位で住むことが決まっており、かつ下見したうえでアパートを決めるには、以下が必要になると思われる。

 

学生:最初はまず寮に入居し、ビザを取得し入国。サマースクールは1か月しかないため、来てすぐにアパート探しを始め、決まり次第引っ越し。

 

駐在員:マンスリーで借りられる家具が揃ったアパートがあるらしく、まずそちらと契約。その後住居を探す。

 

 

 

アパート探しで最も重要な点は、とにかく前広に、あまり地区などを絞りすぎずに探すことである。

 

 

プラハは自分のような外国人居住者が年々増えており、需要過多になっている。値段も高くなっている。

 

 

自分は一人暮らしをするにはだいぶ予算を多く取ったため選択肢が広かったが、それでもいろいろ条件をつけると候補が限られた。

 

また、不動産会社にメールしても返信がないなどもざらにある。

 

一度、ずっと無視されていたのに「メール見逃してたわ~まだ興味ある?」という白々しいメールがきたので下見したいと返信したところ、?次の日には「あ、ほかの人が契約しちゃったごめんね」という対応をされたこともあった。

 

 

チェコ人の友人すら50件メールして返信は7件だったという。

 

彼がようやく見つけて住んでいるアパートも、大家のおばちゃんから電話がきて「掲載30分なのに200件申し込みが来てどうしていいかわからない。あなたいい人そうだからあなたでいいわ」という話になって、2時間で即決したらしい。

 

 

多少の運ゲーにもなっている。

 

 

また、彼も言っていたが、自分の素性やステータスをアピールしたほうがいい。

 

どこに勤めていて(通っていて)、家賃を毎月きちんと払える収入や奨学金・仕送りがあり、部屋のモノを壊したり汚したりしないまともな人間であるとアピールするのである。

 

たしかに、大家の立場になって考えれば、住む人の素性は気になるだろう。

 

それにきづかず送っていた「へーい下見させてくれ」というテンプレメールはかなりシカトされた。

 

丁寧な返信が来たメールは勤め先を教えたときか、きちんと収入があると伝えたときだった。

 

 

そんなこんなで、当初は来てすぐ決まると思ったアパート探しは思ったより苦戦した。

 

友人のアドバイスも借りつつ、後に入居するアパートの下見に行くことになった。

 

 

 

当日、アパートの前に着くと、そこに4人もいてビビる。

 

今まで見たときは不動産の人が一人来ただけで、二人だけで見ていた。

 

今回は不動産会社2人と大家夫妻。

 

大家のおじさんは英語が喋れない、若干不安に思うが、自分がここに来ている目的を思い出してその考えはおかしいと思いなおす。

 

日本から来た、というと「俺の車は日本製だよ、チェコはダメだね」

 

と少し日本びいきである。トヨタに感謝した。

 

また奥さんは、少し英語が話せる模様。

 

 

 

部屋に入ると、中から同い年か少し若いくらいの女の子が出てきた。

 

いや、誰やねん。と思ったら今住んでる子だった。

 

イラン人。

 

イランの実態はわからないが、学生で一人でここに住んで、しかもすべて外食で済ませているとのことで、実家はかなり裕福なのだろう。

 

 

キッチンを全く使わないとのことで、キッチンがかなり汚くなっていた。

 

 

2,3の不安を抱えながらも、一度持ち帰り、少し考えたが立地もよく、自分の満たす条件をほぼ揃えていたのでここに決めた。

 

友人にも見せたときに、「よさげだから、下見のときに『今すぐ俺と契約してくれ』ぐらいでいいよ」とお墨付きをもらっていた。

 

 

ちなみに、満たしていない条件とは、ベッドがない、テレビがない、8月1日からは入居できない、というものだが、すべてお金で解決できる問題だったが、

 

備え付けのベッドが小さくて体に合わないとか、テレビも小型だったり見えづらい場所に置かれるくらいなら自分でアレンジできてよいな、と後からだと思う。

 

1日から入居できなかったので、前記事のとおりホテル間で引っ越しをした。

 

 

入居してから気づいた若干のマイナスポイントは、

 

・部屋が北側を向いていて、日光はあまり入らない

 

・すぐ横に人気のレストランがあり、夜中もたまに叫ぶ人がいる

 

北側を向いている点は、朝薄暗くて起きるのがつらいが、日中はほとんど部屋にいないし、チェコは乾燥しているので日本と違い日が当たらくても洗濯ものは秒で乾くため、そこまでの難儀はない。

 

騒音も、チェコは冬の防寒対策のため窓が二重になっており、それが防音にもなっている。

 

それに、寮では薄いドアを隔てた廊下で夜中まで叫びまわったりパーティーしてる輩がいたのを考えると、気にならないレベルといっていい。

 

 

そんなこんなで、アパートを見つけて決めるまでを書いた。

 

ポイントとしてはやはり、前もって、地域を絞らず、塩対応にめげずに手広く探す、ということだろう。

 

 

アパートを探していると、交際候補の異性を物件と呼ぶのが、言い得て妙だなと思ってしまった。

 

 

帯に短したすきに長し、求めている条件をすべてそろえたアパートはまず見つからない。

 

そのなかで何を妥協するか、足りないものをどうやって補うか。

 

 

以上、部屋を見つけるまでを報告する。

 

次回は入居やインターネットなどについて報告する予定。

前回の更新から1週間になる。

 

書いていて思うが、ブログは「何かしてる感」と「達成感」がかなりある。

 

けれども、チェコ語の勉強にはならない記事更新に頻繁に2,3時間も費やすのは好ましくないため、週1回程度にとどめたい。

 

 

アパートが無事決まって、明日は契約、ホテルからの引っ越し、IKEAで購入したベッド搬入とかなり忙しい日になりそう。

 

大家に何か手土産がいるだろうと思い、今日は日本食材店のjapaに行き、世界に誇るsake、それも獺祭を購入した。

 

300mlで3800円した、くっそ高い笑

 

ちなみに、経営者(?)のトミオ・オカムラは現在下院議院の副議長を務めており、今後の流れに注目したい。

 

 

アパートを決めるのにもたついたせいで、ホテル暮らしを続けている。7月末までのホテルは若干高かったので、少し安い、徒歩7,8分離れたところに移動した。

 

前日に決めたため、一人部屋に限って探すとそれでも少し値段が上がってしまっていた模様。

 

よく見ないで決めたが、屋上にカフェがあり、毎日ウェルカムドリンクでスパークリングワインが振舞われるなど、値段のわりになかなかである。

 

 

 

(この写真だけ見ると、チルしてる感がすごい)

 

念のため言い添えておくが、ここで飲んだのはこの日だけである。

 

ご存じのとおりアルコール耐性低めのため、あまり飲みたいという気が起きない。

 

他方で、なぜか無性にIPAを飲んでみたいので、ストラホフ修道院に行くタイミングを伺っている。

 

 

レストランでの値段がビール<水<コーラ<お茶、というこの国にいると、少しずつ「ビール飲みたいなあ」という欲望が湧き上がってくる(恐ろしい)。

 

(昨日、こちらのNHKにあたるチャンネルでやっていた、依存症を取り上げているニュース)

 

 

去年、ジムに通い始めてから健康的な食事を心がけるようになってしまったため、食生活が前回よりハードモードになっている。

 

こちらではまだ通えていないが、すでに入会するジムは決めており、落ち着き次第通う予定。

 

 

 

冒頭から話がそれたところで、本題に移ると、先週月曜日からサマースクールが始まった。

 

 

一番有名なカレル大学の語学学校、ujopで、Albertovという場所にある。

 

日曜にクラス分けテストがあり、それに基づいてクラスが分けられた。

 

最初に呼ばれるのはやはり東欧からの参加者。

 

そのあと真ん中くらいで呼ばれた(クラス3、の模様)。

 

クラスメイトは以下のとおり。

 

 

日本人(女):舞台衣装関係のお仕事をしている。毎年プラハに来ていて、今回は住んでみようと学生ビザで留学している。

 

日本人(女):雑誌などに載せる写真を撮るお仕事をしている。初ヨーロッパでいきなりマイナーなチェコに住んでいる。

 

韓国人(男):日本にワーホリにも来ていて、日本語堪能。奥様が韓国系企業に勤めていて、チェコに派遣されたため一緒に来ている。

 

ベトナム人(男):2年前に家族とともにチェコへ。両親はチェコ最大のベトナム人街SAPAでお店を経営しており、その手伝いをしているらしい。偉い。。クラス最年少。

 

インド人(男):同業者。年齢は父親くらい。家がめちゃくちゃ広いらしい。ウチとは待遇が違う模様。

 

 

 

このとおり、少人数ながら完全にアジア。

 

 

自分も入れると6人中4人が日本語話者である。

 

 

 

また、最初の挨拶で講師陣が「みなさ~ん、サマースクールへようこそー!!」みたいなテンションだったため、少し引いた。

 

 

授業も初日はすごろくとかゲームばかりで「来る場所間違えたかな」と結構本気で思った。

 

 

が、自分のチェコ語のレベルの相場みたいなのも感じたり、2日目以降はしっかり文法を勉強しているので、今は最初の違和感はない。

 

 

ただ、希望者で行く週末旅行は正直めんどくさい。どうも全体行動が苦手である。

 

今週は、アパートの関係もあり断念した(ブルノのさらに東のズリーンに行く予定だった)。

 

 

 

 

サマースクール(語学学校)に1週間通って気づいた。

 

 

 

語学学校に通うだけでは、チェコ人の友達はできない。

 

 

考えれば当たり前だが、通ってみるとよくわかる。

 

 

オックスフォードもそういえばそうだったか。。笑

 

 

東京にいたときもそれを感じたことがある。

 

 

自分が通っていた大学とその周辺は学生街で、日本語学校も結構ある。

 

大学の近くのやよい軒の隣のビルに言語学校があるらしく、そこを出入りする学生を見かけたことがある。

 

他にもあるだろう。

 

 

 

しかし、自分は東京にいて日本語を学ぶ彼らのうち一人としか知り合ったことはない。

 

 

唯一、バイトしていた本屋には語学学校に通っていた韓国人がいた。

 

彼はそのあと学習院大学に入学するも、大学がつまらないと言って、兵役に志願し、韓国に帰ってしまった。

 

彼の話では、兵役の期間が短くしたかったため、38度線(板門店のような場所ではなく、人里離れた山の中のような場所)の監視という最も過酷な役務になるとのこと。

 

 

 

 

 

またそれた。

 

 

自分は彼のようにこっちでバイトすることもできないし、そもそも通う学校とは関係ない出会いである。

 

 

思えば、前回カレル大学に留学していたときですら、チェコ人で知り合った人はいない。

 

 

 

(と書いていて、いたのを思い出した。(ごめんなさい)。再会には至っていないのは事実)。

 

 

前回から仲がいいチェコ人(以下、D)は、学生時に留学イベントで知り合った人が(ほぼFacebookを交換しただけなのに)、

 

 

彼の友人(留学中のミュンヘン旅行で会い、また偶然にも先週Dのところに遊びに来ていて、DとD彼女のアパートにお邪魔して夕飯をごちそうになりつつ再会した)がチェコ人と友達だと言って仲介してくれた。

 

 

また、今回もう一人再会を果たしたチェコ人は、内定後に同期が紹介してくれた。

 

 

彼は同業者、カウンターパートである。

 

 

同期の紹介で日本で会った当時は彼も修士号を終え、就職活動中で、帰国後の一年は別の場所で働いていた。

 

 

思わぬかたちでこちらの同業者と知り合えたのは、同期と縁に感謝するしかない、

 

 

要は、二人ともきっかけは日本の友人である。

 

 

こっちで会った人ではない。

 

 

そう考えると、「チェコでチェコ人の友人を作る」という至極簡単そうなことが、

 

 

実はいまだ自分がしたことがない、前回9か月でしなかった(できなかった)ことであると考えると、

 

 

今回もただ粛々と言語学校に通っているだけでは不十分なのだということを今のうちに把握しておく必要があるのである。

 

 

方法にはいくつかあるだろうが、おそらくどれも自分のコンフォートゾーン、あるいは生活のルーティーンを脱しない限り難しいだろう。

 

 

また、知り合ってもいつまでも英語で話していては仕方ないので、結局は語学の問題に落ち着くのである。

 

 

考えの殴り書きのようになってしまったが、まとめると、

 

・語学学校だけに通っているだけでは不十分

・一刻も早くチェコ語を日常会話水準に引き上げる必要がある(他方でそのレベルを「待ってから」では遅いかもしれない)

 

 

こんなにだらだら書いて導き出すほどの結論では全くないのだけれど、以上報告する。

 

 

ここ数日、日中は暑いのでホテルにこもりきりの日もあった。

 

夏の雲一つない青空はヨーロッパの醍醐味の一つだが、他方で日差しが強すぎて、思わず手を顔にかざして歩く。

 

 

日焼け止めと帽子が欠かせないのだが、いまだに買えていない。

 

 

 

明日で、プラハに来て一週間になる。

 

 

まだアパートを探していてホテル暮らしなのだが(アパートについては決まってから記事にしようと思う。)、

 

街を歩いていると4年間の変化を感じることがいくつかあった。

 

 

 

感じるのはプラハのみならず、自分自身についてもである。

 

 

 

ほとんどは些細なくだらないことだが、以下報告する。

 

 

 

プラハの変化について

 

 

大前提として、大部分は4年前とほとんど変わっていないが、観光や生活に少し「おっ」と思う変化があった。

 

 

 

・Trdelnikの増加・多様化

 

 

いきなりほんとどうでもいいことだが、Trdelnik(以下、Trd.)店のプレゼンスの高まりが著しい。

 

以前はホットドッグやパラチンキ(クレープ)の店だったところがことごとく彼らに取って代わられている。

 

 

旧市街だけに限っていえばTrd.店の過密さは、おそらく原宿のタピオカミルクティーと並ぶか、あるいはそれを凌ぐかもしれない。

 

 

しかも、自分が知っているのは粉砂糖をかけただけのSimple is the bestなものだったのに、

 

今は生クリームやアイスクリームを空洞部分に入れてフルーツをのせた、いかにもインスタ映えのするものへと進化している。

 

ちなみに、Trd.はチェコ名物と言われているが、某情報筋によれば、実際はルーマニアかどこかから来たものらしく、90年代にはなかったらしい。

 

 

 

 

以前はよく食べていたが、今回はまだ一度も食べていない。

 

 

 

 

・大道芸人の絶滅

 

 

以前は旧市街やヴァーツラフ広場に、全身を金や銀色に塗ってピーピー音を立てていた輩や、

 

杖一本で空中にとどまっているように見えるアラブ風のパフォーマーがいたが、今回は全く見かけない。

 

 

 

おそらく、行政が取り締まったのだろう。賢明な措置といえる。

 

 

かわりに広場のMustek側、New Yorkersの前にばかでかいクルテク、白熊、ゴリラがのっしのっしと歩いている。

 

 

他方で、物乞いは相変わらずいる。

 

 

 

 

 

・物価

 

 

以前を詳しくは覚えていないが、あまり東京と変わらないのではないかと思うものがある。

 

特に飲食店。

 

レストランにいけば1000~1500円、カフェなら500円と日本と変わらない。

 

牛丼屋やファミレス、定食屋がある日本のほうが外食は安く上がる。

 

 

早く自炊したいが、今は家なき子のため外食が続いている。

 

 

 

・英語

 

現在、若干の危険をはらんでいるのが英語である。

 

観光都市のため、英語が以前より通じるようになっている(ように感じるだけかもしれないが。)

 

 

以前は英語留学のため正直どうでもよかったが、今回はチェコ語を学びに来ており、

 

 

英語なら簡単な注文であってもチェコ語だと立派な勉強になるため、チェコ語を使いたいのだが、レストランなどでは一言目に英語で話しかけられることが多い。

 

 

昨日もこちらがチェコ語で話しかけているのに英語で返された。

 

 

 

「観光客」という色付き眼鏡を取り払いたいものである。

 

また、こちらの能力の課題でもあるが、

 

チェコ語で話しかけても理解されてないとわかるや英語に切り替えられるため、

 

 

いかに「こいつはチェコ語だけで足りる」と思わせるかがカギとなる。

 

 

最悪英語がわからないふりをするのもありである。

 

 

 

 

 

 

 

・1.5Lペットボトラーの激減

 

1.5Lの水を抱えて歩く人が道でもトラムでもあちこちいて、

 

 

自分もマットーニ1.5L(白ブドウ味)をいつもカバンに忍ばせていたのだが、

 

 

この暑さにもかかわらずほとんど見かけない。

 

 

理由はよくわからないが、1.5Lを持ち運ぶことが「ダサい」という価値観へと変化したのだろうか。。

 

 

今は生活圏が観光エリア内にほとんど限られるため、この点はさらなる検証を要するかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

自分の変化について

 

当たり前かもしれないが、自分の変化のほうが大きい。

 

 

4年間で大学卒業、就職試験、旅行、就職・実務研修と振り返れば変化著しかった。

 

 

よくいえば大人に、悪くいえば年を取ったと感じる部分もある。

 

 

これもまた、些細なところで感じるのだが。

 

 

 

・飲食について

 

ついて間もないのでなんとも言えないが、ビールをそこまでたくさん飲めない。

 

 

クオリティと安さは一級であるが、そこまで「ビール飲みたい!!」とはならない。

 

 

でも、振り返るとほぼ毎日飲んでいるか。。笑

 

 

これは要経過観察である。

 

 

 

また、前回浴びるほど飲んで激しく後悔したモンスターエナジー。

 

 

昨日もスーパーで500MLが125円で売られており恐怖を感じたが、

 

前回帰国してからエナジードリンクをほとんど飲まなくなったので、

 

今回は同じ轍を踏まないだろうと信じている。

 

 

 

引き続き飲み物だが、水について。

 

前述のマットーニを今回も買って飲んでいる途中に気が付いた。

 

前回も思い返せばそのような記憶もあるのだが、

 

硬水の常飲があまり体に合っていないらしい。

 

 

マットーニは温泉都市カルロヴィ・ヴァリでボトリングされている硬水で、

 

硬水にはカルシウムやマグネシウムが多分に含まれる。

 

 

日本は軟水のため、高い硬度の硬水を飲んだため少し調子が悪くなった。

 

 

どうしたものかと調べたところ、幼児は硬水が飲めないため、幼児用として軟水が売られていた。

 

 

炭酸や味付きは選べないが、それを飲むとまた体調がもとに戻ったため、基本的に軟水を飲むことにする。

 

また、例えばインドのようにシャワーの水しぶきが口に入っただけでおなかを下すといった衛生面の話ではないため、

 

常飲しなければ多少飲んでも問題ないし、慣れていくかもしれない。

 

 

ちなみに、硬水は髪や肌を乾燥させもする。

 

これも、軟水化させるシャワーヘッドが売られているので、それに付け替える予定。

 

 

食べ物については、最初にチェコ料理を食べたらしばらくおなか一杯で、以降中華とベトナム料理を中心に回している。

 

野菜不足解消でベジタリアン料理屋にも行った。

 

卒業旅行でベトナムを訪れて本場を味わった身としては、こちらの店はおしゃれで綺麗すぎ、また値段も本場より高いが、

 

それなりにおいしいため満足している。

 

このとおり、食に関しては依然より保守的というか、あまり重たい食事を好まず、アジア料理を恋しんでいる。

 

 

 

 

たぶん加齢のせい。

 

 

 

・相手と接する態度について

 

以前は相手が外国人であるという点を意識して、変に固く接していたが、

今は少なくとも英語を話すときは日本語を話すときとあまり変わらない態度を保つことができるようになった。

 

 

これは前回より英語が上達し、日本というホームでもアルバイト(本屋)で観光客の接客をし、

 

英語が通じない中国やベトナムに一人で旅行し、先月は喧嘩とまではいかなくとも揉めながら各国の人間と仕事していたので、大いに鍛えられたと思う。

 

 

他方で、素の態度がテンション低めなので少しは外人属性をまとってもう少し陽気にすべきとも思うこの頃。

 

 

 

なお、チェコ語を喋るときはキョドっている模様。

 

 

 

それだけ、語学力は他のパフォーマンスにも影響を与える。

 

 

 

 

 

現時点で、チェコ語は決して秀でているとは言えない。全く言えない。

しかし、曲がりなりにもチェコ語既修者は職場史上初で、同期からもすでに流暢なのだとよく勘違いされる。

 

 

前回の経験は必ずアドバンテージなはずなので、まずは語学をしっかり固めたい。

 

明日からはサマースクール、少し怖いくらいに淡々と研修生活が始まっている。

 

こんにちは。

 

本ブログを、友人への近況報告と自分の思い出・備忘録のために使います。

ほかにも、チェコへの留学や旅行を考えている人が読んでくれるとよいなと思います。

 

 

今後、記事の内容、そのときの気分、性格の変化などに伴いテンション、書きぶり、口調が大きく変わる可能性がありますがご容赦ください。

 

 

また、本当はスタイリッシュなレイアウト、”○○すべき10の理由”のようなキャッチーな記事、「夕日でガッツポーズ」や「木製テーブルでMacbookを使う」のような写真を乱用するブログにして、なんならアフィリエイトつけて小金稼ぎをしたいところですが、いろいろ問題ありなので地味な感じでいきます。

 

 

というより、instagramで写真を載せて済むこの時代にブログというのが地味極まりない。

 

 

軽く自己紹介すると、東京都出身、25歳独身男性です。以前にこのブログを書いておりました。ログインIDとPWを失念してもうログインできないので新しいの作りました。当時の記事もそれなりに面白くタメになると思います。

 

 

とりあえず、この空白の4年間を簡単に振り返り、なぜまたチェコに来ているのかを書ける範囲で書きます。

 

 

最後の記事にあるとおり、2015年6月に帰国後、就職活動を始めました。

帰国してから数か月は留学ロスと就活の迷走で今思い出しても楽しくない時期でした。

就活の軸は「チェコへ行ける」。だいぶ無茶でした。

 

それでも、救いの手が差し伸べられました。

大学でずっとお世話になっていた教授から今の仕事を勧められました。

 

 

この仕事なら、運がよければチェコへ行ける、しかも一定期間チェコ語を学ぶ期間があり、そのあとも現地で働く。。。

調べれば調べるほど自分が探していた仕事だと思いました。

ただ、就職するのに時間とお金が必要だったため、親に頭を下げ、1年半予備校で勉強することになりました。

 

 

2016年9月に大学を卒業しましたが、その後も勉強をしていました。100%就職浪人フリーターです。

 

 

もっとも、勉強自体は楽しく予備校には友達もおり、辛いと思ったことは一度もありませんでした。傍からみると本当に退屈な生活ですが、本人は心穏やかに淡々と毎日勉強してバイトしてました。

 

今もう一度同じことをしろと言われてもできないと思いますが。

 

 

2017年、チェコの募集はありませんでしたが、(本当に)運よくチェコ枠で採用してもらいました。

あのときのチェコへの切符を再び手にしたときの喜びは今でもよく覚えています。

一時はモンゴル(羊が苦手)や韓国(激務)も覚悟しましたが。。

 

 

そのあと2018年に就職。東京で1年間の研修を終え、先日念願のチェコへ舞い戻った次第です。

 

 

これからしばらく現地の語学学校や大学に通いチェコ語を勉強します。前回以上に実りある留学にすべく頑張りますので、ときどき覗いてくれると幸いです!