雑記帳 -2ページ目

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11Mar
- まいにち
  まいにちが　かけがえのないものまいにちが　尊いものそんなことは　十分知っているしあの日に　嫌になるくらい思い知らされた９年が経ちこの日をむかえてサイレンの音感傷的なタイムライン心に秘めている　青と緑の海の風景を見返してみたりまいにちではない特別な日が織りなす　心臓の疼き怖くなったかけがえのない人に向けていた　毎日のやりとりあしたの　まいにちはガラスのように砕け散ってしまうかもしれない知らなかったこと思い知っていなかったことおろかであることに　気づくことができた特別な日#311いまわたしが思うこと
31Dec
- ズボラ人間が一人暮らしをするために〜反省に基づく私案の思案〜
  【洗濯】・衣類はたたまない。・干したら、ハンガーにかけっぱなし／ボックスに入れっぱなし。【食事】・据え付けのガスコンロは使わない。必要なら卓上IHクッキングヒーター。・ご飯は炊かない。チンする。・包丁ではなく、手かハサミを使う。・ワンプレートごはん＋インスタント汁物、土鍋料理。・お湯はコンロで沸かさない。・調味料は最低サイズ、しかも瓶はＮＧ。・味噌は液味噌。・食器はプラのみ。ガラス、陶器なんかはもってのほか。・台拭きなんかはもってのほか。ウエットティッシュでなんとかなる。・冷蔵庫を使ってはいけない。冷やしておいた食べ物が、カラカラになる未来しかないのだから。【インテリア】・カラーボックス無双。・じゅうたんではなく、ジョイントマット。・ベッドではなく布団＋すのこ。・１部屋は倉庫＋ウォークインクローゼット＋物干しルーム。（整理整頓の対象外）・床座厳禁。（立ち上がるのが面倒）・一人暮らしには似つかわしくない、広いテーブル。（モノを置きっぱなしできる）・すべての生活を、極力１部屋で完結させよう。【掃除】・クイックルワイパー一択。床の汚れが目立ったら、ジョイントマット交換。・ゴミの日の前日、車の助手席にゴミを乗せてあげよう。
22Dec
- 消失の居場所をめぐるものがたり
  たたかいに　いどみつづける　ものたちたたかいに　やぶれさりゆく　ものたちさることを　せんたくする　ものたちさまよいつづける　ものたちくいるしかできない　ものたち確かに　私たちは　生きていたただただ揺るぎない　たった１つの事実劣化し　膨張し　改変された記憶が　横たわるなりふり構わず綴られた白い紙新しい衣をまとい　新しい事実となって　昇華される居場所が生まれあたらしいものがたりが生まれる
- 東北地区高等学校演劇発表会　所感
  期日：2019.12.20〜12.22場所：イズミティ21生まれてはじめて、高校演劇の東北大会に行ってきました。やはり仕事優先なので、初日から行けなかったことは残念ですが、仕方ありません。所詮、社会の歯車です。金曜に前泊、風邪気味で咳と鼻水が止まらない状態でしたが、温かくしてゆっくり寝れば治るだろうと、強引に出発。お陰さまで、だんだんと小康状態です。たまに、咳が止まらない程度。でも、無理をおしてきた甲斐がありました。いろいろと勉強させていただくとともに、泣かせていただきました。で、今まで見に行かなかったことに対する後悔の念も湧き上がります。これからは、極力欠かさずに見にいこうと決意する次第です。とくに学んだこと。・効果的な音の使いかた。具体的にボリューム、客に聞かせればいい、というものでは決してない。・道具がなかったら、マイムすればいいじゃない。マイムの稽古、大事。そのためには、日常を客観視すること。・既成作品を自分色に染めるということ。・やはり、身体を大きく伸び伸びと表現すれば、舞台は楽しいものとなる。いつか、役立つときに引き出せるように、ここにストックしておきたいと思います。====================================================================================================================最後に、軽く感想を記しておこうと思います。これは、私の思い出です。◯福島県立福島南「放課後のヘラクレイトス」素朴で静かで美しいお芝居。何も語らず、じっと舞台の上で話を聞いている彼女。劇中に投げ掛けられる詩的なセリフが、現実の世界にあるありとあらゆる事象が想起させる。◯青森県立青森中央「俺とマコトと終わらない昼休み」お世話になっている方とも話したのだが、不朽の名作が生まれる瞬間を目撃できた。悪夢から覚め、もう一度時計の針が進むということ。観客の予想を鮮やかに欺き、現実を露わにする爽快感。◯宮城県仙台三「ひととせ」全く飽きない50分間の一人芝居。尊敬の念しか湧かない。とてもとても、自分にはできない。演劇部という大切な場所を巡る、等身大の日記紙芝居。（無論良い意味）残すということは、やがて続くということ。◯聖霊女子短大付属甘酸っぱい青春群像。劇中劇の台詞回しが、いかにも洋物という感じで好き。虹色のアンブレラが印象的。既成作品を自分色に変えるのが必要なんだな、と一つ学ぶ。〇尚絅学院抽象劇、しかもエチュードをつなげる型のお芝居は大好物。二人の役者さんたちが、お芝居も身体の扱い方が上手で見入る。未来のエチュードの展開が、あまりにもリアルなもので感銘を受ける。エチュードも生き方も、結末の選択は私たちに委ねられる。○秋田県立仁賀保個性が光るお芝居。生徒は生徒だったし、大人は大人だった。たしかに、職員室ってあんな風景だしあんなやりとりをする。仰げば尊し、我が師の恩。そんな思いが詰まった、４組の生徒保護者たちが企画するサプライズ。○山形県立新庄南煙草を吸う母、シャボン玉を吹く彼女。大好きな母のまねごと。でも、割れるシャボン玉。見えなくなった自分自身の思い。すべては我が子のため、二人の母の愛情。大好きな作品。○山形県立鶴岡中央地震、津波。あの震災のことだと思っていた。でも、北海道南西沖地震の物語。どんな震災であろうとも、子に対する母の思い、母に対する子の思いは普遍。脚立が脚立と思えないほどの舞台装置の変幻。説明台詞がマイムにリアルな魂を込める。浪江の海で浮かんだ、あの感情がよみがえる。音の力も加わり、号泣。====================================================================================================================この大会を目指して作品作りをした、すべての東北地区の演劇部の生徒さんたちに、感謝申し上げます。よい舞台、本当にありがとうございました。
27Nov
- やりたいことアップデート
  魂は言葉として現れる。ので、自分のためにやりたいことアップデート①高校国語の教員免許取得（卒業は諦めることにした）②『Fusion360』（3D CADソフト）の完璧マスター　Up!!③Python（プログラミング言語）の習得　Up!!④Linuxを使いこなす　Up!!⑤『Ableton Live』（DAWソフト）で音作り⑥電験二種　Up!!⑦公害防止管理者（水質１種、大気１種）⑧詩作、公募に応募⑨Raspberry Piの試食書けば書くほど、精選されてくるような感覚。あと半分くらいに減れば、無理なくできるはず。
04Nov
- 宮城・福島ロングドライブ　～震災を自分自身の五感で感じるために～
  ３日のボランティア参加で、震災後の時間が進みだした私。興奮冷めやらぬまま、３日夜には仙台入り。一泊。目的は何かというと、震災の足跡を自分の目で見るために。明日は仕事のため、遠出できる限界が石巻だろうと思い立ち、午前中かけて石巻に行ってきました。（南三陸町に行けなかったのが残念、事前に計画すべきだったと反省してます）そして、スタート地点をこの場所に設定。　日和山公園という場所です。最近サボっていますが、（というか単位取得がヤバい）、文学を学んでいる身としても興味深い場所でした。高台にあって、石巻の町を見渡せる場所です。そして絶景スポットには、震災前の様子の写真もありました。　街並みが変わりつつあるようです。色かたちがほとんど変わらない、無個性な住宅が新築されていたりと、街のすべてが新しくなろうとしていました。やむを得ないのかもしれません。でも、そこに人がいる限り、文化が生まれます。街が前進していました。石巻から、松島へと南下しました。大変な賑わいでした。さらに、多賀城市、岩沼市と、国道６号線を南下します。同じく、街並みは新しいものの、日常の様子でした。そして、新地町へ。国道に、「津波浸水区域」の標識が、「過去の津波浸水区域」から、「東日本大震災　津波浸水区域」に変わっていました。もはや、通常の感覚だと「過去」の災害なのでしょう。過去になるのは仕方ありません。大切なことは、過去になったとしても伝え続けること。震災祈念施設や震災遺構の整備も、記録し伝え続けるための大切な試みです。しかし、福島では過去になっていないのです。福島にとって、「過去」の震災となるのは、いったいいつなのでしょうか。過去になるということ。一つ目は、帰還困難区域が解除され、浪江や双葉、大熊に戻りたい住民の方々が、ちゃんと戻れるようになること。二つ目は、１Ｆ、２Ｆともに廃炉か完了すること。県民である以上、「あの震災は過去にできない」というカルマを抱えなくてはなりません。被災地に住む我々の責務です。私は、可能な限り、その責務を果たしていきたい。行動なり、舞台なり、仕事なりの立場で。新地町からさらに南下します。南相馬市原町区のあたりまでは、まだ日常の息遣いが感じられました。少なくとも、国道沿いに照明がこうこうと眩しい店舗が営業されていました。（でも、夜の８時を過ぎると灯りも消えてしまいます。営業時間が短いのでしょう。まるまつも夜１０時閉店でした）小高区以南は違っていました。田舎の国道沿いですら、木々などの感覚はあります。里山で感じられる、あぁ、何もないなー、という感覚です。木々や植物も生い茂っていますが、明らかに人間の手すら入っていません。あの時以来、時が止まっているかのようです。その上、立ち入りができない場所には、鉄格子のようなものがかけられています。人がいるということ。人がいないということ。その違いが明白でした。人間が戻るのは、いつになるのでしょうか？悔しい、という感情がこみ上げてきます。その後、いわきを経て帰宅しました。今日のこの日を記録に残さなくては、という義務感で今もキーボードを叩いています。これから、暇があるときには、震災祈念施設を訪れたりしながら、自分自身の考えを整理していきたいと思います。後世に「伝える」ために、自分自身が「関心を持ち続けること」。「東北お遍路プロジェクト」なる活動があるようです。どれくらいの時間がかかるか分かりませんが、巡礼の旅をはじめたいと思います。長文にお付き合いくださいまして、まことにありがとうございました。
03Nov
- 青春五月党「ある晴れた日に」福島公演
  　あこがれの「フルハウス」、あこがれの「La MaMa ODAKA」でした。青春五月党のお芝居は、３月に北千住で観た「静物画」以来。というか、この次は２・３年後かな、と勝手に思い込んでいた私にとって、またとないチャンスでした。ということで前日、生まれて初めて「南相馬市」に宿をとり、満を持しての本日でした。La MaMa ODAKAの駐車場情報がなかったので、原ノ町駅に駐車して、常磐線で小高に行く予定でした。が、あいにくの満車。仕方ないので、上の鹿島駅まで行くも駐車場はなく、ダメ元で車で小高駅へ。本当は使ってはいけないのだろうけど（列車利用していないため）、無料の駅前駐車場が、かなり空いていたので駐車。時間まで、小高の町歩きをしていました。背丈よりも高い雑草に覆われている、おそらく住宅だったであろう場所。生活の息づかいがゼロの住宅。数年前に仕事でスタディーツアーの引率をしたときにも訪れた小高。当時よりは、断然人が戻ってきて、活気に溢れた町だった。たとえば、こんなイベント。　これからも、関心を持ち続けなければ、と感じるひとときでした。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝で、「ある晴れた日に」の感想。まず、東京の小劇場さながらの小屋が、こんな辺鄙な街にできた、ということ自体が、まるで奇跡かのようです。しかも、田舎ならだいたいの家にある倉庫を改装したというから、驚きです。田んぼしかない田舎でも芝居小屋ができる、という可能性でもあります。（問題は少なくとも私の家の周りでは、演劇がハイソであるか、小学校の学芸会程度に思われいる、という点）桐生の有鄰館とか、郡山の富や蔵とか、倉庫と芝居小屋の相性はいいのでは、と勝手に思っています。閑話休題。お芝居の話。柳美里さん脚本の舞台は、２回目です。そこで感じたことは、私が好きなお芝居がそこにある、ということ。日常のような日常ではなくて、随所に詩的で。こんな脚本を書けるようになりたいな、と思った次第です。ソフトでハードで、あっという間な８０分間でした。ヨガのシーン、あれはきっと役者さんのアドリブがあったんだろうけど、笑わせていただきました。「もっとゆっくり食べて……」「ゆっくり……」そのとき、あの海で感じた強い衝動に駆られました。泣きました。これも震災の爪痕を巡るスタディーツアーでの話。浪江の大平山、慰霊碑のある場所から水平線を見たとき、突然の嗚咽とともに泣き出してしまったときのことを。　その時と全く同じ感情が、たった一言の台詞で蘇ってきたのです。アフタートークでも少し話題にあがった、「演劇でしたできないこと」。ストーリーとかあらすじが分かっていても、その場その時にしか見聞きできないこと。今日もまた、その場その時にしか体験できないことを、体験させていただきました。だから、舞台って面白い。どうやら、来年も新作の公演が、この地であるようです。この次も、絶対訪れたいと思います。本当にありがとうございました。
02Nov
- 小高再訪
  うん十年生きていた中で、南相馬市に止まるのははじめてかもしれない。北の方の相馬市には、仕事でかつて１回だけあったかもしれません。現在、各地が台風で甚大な被害を受けています。私のアイデンティティを確立させてくれた、第二の故郷・栃木県佐野市も、全国ニュースになってしまうほどです。一方で、相双地区もしかりです。どうしても報道では隠れがちですが、大変な被害と聞きます。なのですが、私の中では震災まもない頃から、時が止まっています。仕事も正常に戻りました。でも、でも……。未だに新しい一歩すら踏み出せていない。数年前の小高スタディツアーで、あれだけ誓ったのに。行動しなければならない、と……。フィリピンスタディツアーでも学びました。関心を持ち続けなければならない、記憶を残し、記録と向き合いつづけなればならない、と……。でも、ずっと何もしてこなかった。募金少々な程度。そんな中、一つの出会いがありました。「青春五月党　小高公演」のツイート。そして、チケットがとれました。おそらく神の思し召しなのでしょう、もしくは私の運命。明日、舞台を見に行きます。開演時間まで、小高の町をうろうろします。ひとつひととの記録、事実と向き合い、感じてきます。あさって、私を奮い立たせてくれた小高の町に恩返しをするべく、台風ではなく、震災ボランティアに参加します。これは、私の御祓です。
17Mar
- 私の静物画
  静寂が　私たちを責め立てる物語と現実との狭間画面を隔てた奥には　桜の花びらが舞うとてもとても　それは儚くはてしなく　遥か遠いあの場所へ　私たちを誘う死せる者の　調べが聞こえる自然を超えた　意識の先にある　何かに導かれゆく描かれることのない　あの頃の記憶だから　自らの血を持ってキャンバスに　生きた証を塗りつけるのです。
16Mar
- 青春五月党復活公演「静物画」　東京公演
  ２度目の北千住　BUoY　でした。私がお気に入りの小屋。２階のカフェも、地下１階の銭湯の佇まいさながらの空間も。（でも、時間と気持ちのタイミング等々で、行けてはいないのだか…）　　　　　　　　　　そこで、青春五月党の東京公演があると聞けば、それならば行くしかないだろう、と。本当は、LaMaMa ODAKAで見たかったのですが、たしかその日は、自分たちの方の公演と重なってしまって、泣く泣く断念しました。で、もう二度と見ることができないのか、と思っていたのですが…。はじめて、チケットぴあで購入しました。しかも、発売日を待ってその日に購入ということを。危うく、購入できず仕舞いになるところでした。インターネット上では、なかなかつながらない。そこで、コンビニ購入にすぐに切り替え、なんとか間に合いました。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝閑話休題。「静物画」は、大学生のころに読んだ記憶があります。当時、「家族シネマ」に衝撃を受け、それ以来しばらくは柳美里さんの作品を手当たりしだい読んでいました。その頃の作品、一番私の心に深く残っているのが、エッセイの「自殺」。その前後かと思うのですが、何気なく手に取ったものが「魚の祭」。当時の私は、岸田國士戯曲賞の凄さなんか分からなかったので、「戯曲も書くんだぁ、賞とったんだ」程度の、恥ずかしい感想。でも、柳美里さんの言葉選び、特にト書きに強く惹かれたのを覚えています。この本に併載されていた作品が「静物画」でした。その後、私が演劇に関わるようになって以来、今でも、職場の書棚に他の戯曲集と一緒に置かれています。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝今回の観劇は、結局予習なしで挑みました。（言うまでもなく、この作品の戯曲集は購入済みｖｖ）出演は、福島県立ふたば未来学園高校　演劇部の生徒と顧問。プロではない、高校生たちの声をそのままに受け止めたい、と思って。私は、彼らの高校演劇での舞台も見ています。全国大会出場の結果も知っています。今回の舞台には、高校演劇のプレイヤーとしての彼らではなく、普段の彼らがいました。ジェスチャーゲームとか、黒板のバランスがとれていない文字とか、鳥に見えない鳥の絵とか、そのまま彼らでした。「静物画」の高校生たちは、実は、この世ではないどこかの住人なのかもしれない、と感じることもありました。それくらい、生と死の境界が曖昧で、透明で冷たく美しいお芝居でした。でも、高校生たちが生きていようとも、死んでいようとも、震災当時の体験・小さい頃の思い出を話す彼らは、双葉・いわきの地で、真に生きている高校生でした。防護服を着て、ビニールの透明人間を抱えてパントマイム（？）している様子は、津波による悲劇、または、事故によって自宅に帰れない方々の心象風景であるかかのようでした。「静物画」死せる自然を描くもの。自然の中には、人間の営みも含まれる。描かなくては、やがて忘れ去れ消えてしまう。忘れ去られることのないよう、消えてしまうことのないよう、自分たちの生の営みを記録すること。まさにこの作品は、双葉・いわきの地で生を営む高校生たちを描いた「静物画」でした。この舞台に関わったすべての皆様へ、「本当にありがとうございました。」