はじめに
*2015.3.25 長男倖宏(ゆきひろ)出産
*2016.7.8 9wで流産(りんちゃん)
*2017.1.8 7wで流産(そらちゃん)
*13w1d から出血、絨毛膜下血腫の診断
*18w4d 羊水がなくなり
後期流産の宣告を受ける
*20w1d 〜入院、お腹の次男は奇跡的に
成長を続ける
*2017.11.1 29w2d
ちいさな次男燿宏(あきひろ)出産
*生後3日 2017.11.3 永眠
頑張り屋さんの自慢の息子でした
そんな燿くんと、家族の記録です。
ぞろり家が燿くんと一緒にした事は
こちらです。
現在、燿くんが繋いでくれたご縁を大切に
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こんにちは、ぞろりです
昨日は、倖くんを主人に見ててもらって
実母と妹1と一緒に
姪っ子ちゃんに会いに行ってきました
めっちゃ可愛かったぁ!!
新生児って、こんなに軽かったかしら♡
と話していたら
母が
『燿くんはこの子の1/3くらいしかなかったってことよね…』
と言いました。
『そうだねー、燿くんは小さかったからね。それでも結構ずっしりしてたと思ったけどなー』
なんて話をしながら
燿くんの時のことも
当たり前のように話題に出してもらえる事
ちょっと嬉しく思っていました
その帰り道の車内。
先日、促進剤を使ってお産をした
29歳のお母さんが
我が子を抱く事なく
病院側の不適切な処置のせいで亡くなって
裁判になっているニュースが
とりあげられてましたよね。
それで、朝から促進剤を使う妹2の
担当の先生から
とても丁寧に説明があったことを
話してくれました。
ニュースの事で不安だろうけど
あれはだいぶ前のニュースだし
あれ以降気をつけて使うようになってる事
十分なモニターをする事など
母はそれで少しは安心したし
この先生なら信じてお任せできる
と思ったそうです。
お医者さんだから
もちろん『絶対大丈夫』とは
おっしゃらなかったけど
やっぱり、お産に『絶対』なんてない事
燿くんの事で経験したから。
赤ちゃんの泣き声が聞こえるまでは
すごく不安だったし
赤ちゃんが無事に産まれたら産まれたで
妹2は出血が多かったみたいで
今度はそっちが不安で仕方なかったそう。
『倖くんの時には、無事に出産して、赤ちゃんも元気に泣いて、っていうのが当たり前だって、信じて疑ってなかったから。母子ともに無事って聞いて、すごいホッとした。』
『燿くんの時だってね、先生、7割はいけるって言ったのに』
『まさかあんなに早く亡くなるなんて…』
と、実母が燿くんの時のことを
まだそんな風に想っている事を知りました。
『お医者さんだから絶対とは言わなかったけども、7割大丈夫って言われて、ダメだったって言われた時のショックはやっぱり大きかったよ…。たくさん手を尽くしてくれたんだって、今ではそうは思うけど、、、。今までの経過が良くなかったのも分かってたから、それは先生にも予測がつかなかったことなんだろうけど、うまくいく確率は3割だから覚悟しといてくださいって言われてダメだったのとはやっぱり違うと思う…。逆に覚悟しといてって言われて、大丈夫だった時の喜びは大きいんだろうけどね。』
と言ってました。
ぞろりは、燿くんが産まれた時
その話は聞いていなかったから。
燿くんが絶望的な状態から
あそこまでよく頑張ってくれたって思うし
生きて産まれて来てくれた事自体が
ものすごい奇跡で
意味のある事だと思ってるから。
だからこそ
今、前を向けている。
今、あの子の妹がお腹にいる。
もしかしたら母は
私よりもずっと
『なんで』って想いを
引きずってるのかもしれない。
夜には、こんなLINEも来ました。
もちろん、生きていてほしかった。
元気に、一緒に笑っていたかった。
辛かったし悲しかったけど
あの子が遺していったものは
それだけじゃなくて。
会えて嬉しかった
とっても可愛かった
ものすごく頑張り屋さんで
カッコいい男のコ
自慢の息子だった。
あの子がくれたもの
気付かせてくれた事がたくさんあるし
いつも一緒にいる気がしてるから
ぞろりの中での『なんで』は
思ったよりも
昇華されつつあるんだろうと思う。
だから、今日みたいに当たり前に
話題に出してもらえる事
みんなの中でなかった事になってなくて
ちゃんと心の中に孫、甥っ子として
存在してくれてる事
わかってすごく嬉しかった
って伝えました。
実母とは
流産したりんちゃん、そらちゃんの事は
ほとんど話す事もなくて。
どちらかというと
『残念だったけど早く立ち直ってね』
というタイプだったし
今までもずっと
自分の価値観を
押し付けがちな性格だったから
燿くんを亡くした後
なんとなく傷つく言葉を投げかけられそうで
避けていた時期がありました。
実際、傷ついた事もあったし
受け入れられなかった言葉や行動も
あったと思います。
だけど
燿くんの誕生日に
メールくれたあたりからしか
気付けなかったけど
母は母なりに
今までずーっと
どうやったら娘に寄り添ってあげられるのか
考え続けてきてくれたのかもしれないな
と思いました。
自分のことを『ダメダメだね』
なんて言うような母ではなかったから
少しびっくりもしましたが
きっといつだって愛情深く
子供達のことを見守ってくれていたんだな
と思えて
なんだかすごく嬉しかったです。
ぞろりも母のような愛情深い母でありたいと
本当に子供に寄り添えているのか
時には自分の事を振り返られるような
そんな母でありたいと思えました。
いくつになっても
母と娘なんですもんね。
母の愛が、嬉しくて
昨日は久々に燿くんの写真を見ながら
ちょっとだけ、泣きました。
ぞろりの愛も
きっと燿くんにも
倖くんにもあさりちゃんにも
届いているかな
