3/5(土)

金曜日の夜のこと。

どうもおかしいなと思ったら、風邪を引き込んでいたらしい。

食べていたものをぜんぶ吐き、ついでにおなかも壊し、悪寒と節々の痛みが出始めた。

ああこれは熱が出る。

そう思ったものの、妊婦ゆえ「寝る」以外の打つ手はない。

インフルエンザのようだったらなんとかして病院に行くけれども、

この雰囲気だとおそらく胃腸の風邪だろう。

だとしたらいま、妊婦に飲める薬はわが家にはない。


案の定、金曜日の夜半から熱が出始めた。

日曜日は従妹夫婦ともうすぐ1歳の娘ちゃんが遊びに来る。

お昼ごはんをつくっておもてなしをしようと思っていたのだが、

どう考えても買い物すらいけないこの状況、

それに今日(土曜日)中に熱が下がったとしても娘ちゃんにうつしてしまうだろう。

そもそもこのどうしようもない発熱状況からすると、たぶん3日は寝込むだろう。

ということで、予定をキャンセルさせてもらうことにした。

あわせて火曜日に予定していた、O教授とお会いする約束も延期させていただくことにする。

とても楽しみにしていた予定2つ。なんて残念なんだろう。


夫、とても心配してくれるが、いかんせん料理ができないのが痛い。

また夫は熱が出ているときはなぜかパンを食べたがる(熱が下がってきたらトックスープという韓国料理を食べたがる)のだが、私も同じだと思っているらしく、おいしそうなパンをみつくろってきてはいくつもテーブルに並べてくれる。

それはそれでありがたいし、夫の気持ちはもっとありがたいのだが、

うどんやお粥のつくりかた(というレベルのものではないけど)を教えておいたほうが今後のためになるに違いない。

そもそも夫は、料理ができない、というよりは、したことがあまりない、だけだったりするわけで。


こんなときにもちびちびが元気なのが救いだ。

母の状況を慮ってかどうか、ここにいるよ!元気だよ!とさんざんぱら蹴飛ばしたりしてくれる。

そのたびに、がんばるよ、大丈夫だよ、ちびちびちゃんも守ってねとおなかを軽くたたいてこたえる母である。



3/6(日)

さすが体力だけはある私。

驚異の回復力で日曜日の夜にはなんとか熱が下がってきた。

このままいけば、明日にはだいぶよくなるだろう。


しかし熱が下降線をいくのと時を同じくしてものすごくおなかが張っていることに気がついた。

鉄の球がお腹に入っているかのように張る。

この張りっぷり、これまでの「張っちゃって~」というのとレベルが違う。

あまりにもお腹が張るため、熱が下がってきたのに身動きができない。

病院に行くべきか。

寝ていても張りが治まらない場合は病院に行くというのはよくいわれることだ。

ただ熱が出ていることを考えると、そのせいでお腹が張っていることも考えられる。

幸い出血もないし、張っているだけで痛みはない。

もう少し様子を見ようと決める。


それにしても今日の従妹ファミリーとの食事会、キャンセルしてよかった・・・。

絶対に娘ちゃんや従妹夫婦にうつしてしまったと思う。

この風邪が1歳にならない子どもにいってしまうことを考えると身震いする。


夫に食べたいものリクエストを聞かれ、

うどんとチョコレートアイスをリクエストする。

うどんは体力が回復してきた夕方に自分でつくった。

うどんは半玉だけ煮たのにその3分の1も食べられず、残りは夫が食べた。

風邪うつるよ?と何度いっても、同じ器を使う夫。

共倒れになるのは避けたいのだが、同じ空間にいていまさら食器だけ変えたって同じやん、大丈夫や絶対にうつらへん!と夫は豪語する。

どうか夫にうつりませんように。

この風邪、本当につらいんだもの。うつったらかわいそうだ。


~現在~

いまのところ(水曜日)夫に風邪はうつっていない。

月曜日の夜、あまりのおなかの張りに救急で産婦人科を受診するも、早産の傾向はなかった。こころからほっとするが本当に怖かった。どうかこのちびちびを守ってくださいとはち切れそうなおなかを抱えいろいろなものに願った。心から祈った。ああ母になるってこういうことなんだなあ!とそのとき思った。

今日たまたま先週の火曜日に受けていたアレルギーの検査結果が出てきて、それを見たところ、先週火曜日時点で白血球値が通常の私の値の3倍になっていた。先生に「風邪引いてたでしょ」といわれた。はい、そのとおりです。つまり先週火曜日の前から私のからだには風邪菌が入っていたらしい。確かにその前日、つまり先週の月曜日も一日起きられず調子が悪かった。誰にもうつしていないといいのだけれども。

妊娠してから手洗いマスク着用うがいを自分とは思えないくらいきちんとしているのだが、それでもやはりどこかから風邪をひいてしまうものなんだな。無理は厳禁だ。

夫にも毎日の散歩が長すぎる、体力を消耗したらあかんからこれからは無理したら絶対あかんと注意をされた。反省です。









2/28(月)

疲れが出たらしく、ほとんど一日眠ってしまった。

朝起きて、夫と朝食をとり、夫を見送り、それから家事をして、そのあと3時間ほど。

それから起きて家事をして、昼ごはんなどを食べていたらまた眠くなり、夕方から3時間ほど。

一日、全然起きられなかった。

疲れていると自分では思っていなかったのだが、ここのところ外出が続いたせいか降り続く雨のせいか、

やっぱり疲れが出たということだろう。


雨は降り止まない。

ウォーキングは中止にし、ヨガ90分を夕方と寝る前にする。


帰ってきた夫に、ずっと寝てしまった、というと、

外出続きで疲れたんちゃう?と心配していた。そうかなー。そうかも。


ちびちびの激しい動き、夫にもやっとわかってもらえて(がつんと激しく動いたときにちょうどおなかを触っていて)、すげえ!とびっくりしていた。

そう、すごいのです。このところのちびちびは。


友だちの予定日。

予定日だから産まれる、というわけではないのだけれども

目安ではあるので気にかかる。

素晴らしい出産となりますように。



3/1(火)

また雨。よく雨が降る。

ずうっと天気がよかったぶんを取り返すよう。


ここ数日、やたらと眠くなるのはそういう時期なのだろうか。

いま27週、今週金曜日の28週から8カ月だ。

おなかもずいぶんと大きくて、ダウンジャケットのうえからでもおなかが出ていることがわかる。


今日はマタニティアロマで警察病院へ。

担当してくださった助産師さんと1時間、アロママッサージを受けながら出産の話やそれ以外の話、いろいろとできるのが楽しい(たとえばどうして助産師さんをしながらアロマの資格をとろうと思ったのかとか)。

マタニティアロマは空いている分娩室でおこなうのだが、隣の分娩室と隣の隣の分娩室がふさがっていた。

もしや?と思い、もしかして出産中ですか?と聞くと、そうなのよ、と助産師さん。

1人はたぶん今夜から明日の朝になると思うけど、もう1人はもしかしたらアロママッサージ中に産まれるかもよ、とのこと。

なんでそんな正確にわかるんですか?とたずねると、子宮口の開き具合や、あとは妊婦さんの体調(朝すごく眠いといっていたとか、そういうこと。全員が眠くなるわけではなく、いくつかのパタンがあるのだそうだ)でだいたいいつ産まれるかはわかる、とのこと。さすがベテラン助産師さんである。


それに一昨日くらいから、出産が増えてるのよね~、雨だから。

とおっしゃる。

え、雨だと増えるんですか?知れなかった・・・。

なんでも、出産が増えるのは新月と満月になろうとしているとき、これは有名なことなのだけれども、ほかにも気圧の変化があるとき、なんだそうだ。雨が降ろうとしているときや、雨のとき、というのは多いらしい。へええ知らなかった!

出産だけでなく、お腹の張り、というのも同じだそうで、だから私が「おなかが張っちゃって」といっているのも、月の満ち欠けや雨などと関係しているので、観察してみるといいですよ、とのこと。

神秘だなあ。

そういえば以前、夫と西表島に遊びに行ったときに、ちょうど満月になった。

夕方、海岸沿いをドライブしていたら、海に向かって何千匹もの蟹たちが移動していたっけ。

人間もどうぶつだもの、個人ではなく自然や宇宙と関係していてもなにもおかしくない。


ためになる話をたくさん聞けたアロマのあと、

代々木の皮膚科へ。

つわりの途中から皮膚炎になっていたのだが、それがどんどん悪化している。

いまやおでこ、目のうえ、右胸のまわりが膿みだしてきてしまった。ううう。

鍼灸の先生は「ヘルペスだよ」と教えてくださり、免疫力を高めないといけない、というふうにおっしゃっていたが、やはり皮膚科にも行っておこうと、減感作療法でかかりつけにしている皮膚科へ行く。

この皮膚科はステロイドを使わないし、妊娠期でも安心してかかれるのだ。


さてヘルペスかどうかは検査を待とう、ということになったものの、

状態が悪いので緊急措置の軟膏などをいただく。

けっこう手間のかかる治療が必要だが、がんばろう。


出産までに治りますか?と情けなそうに聞くと、

大丈夫でしょう。と先生。ああ本当に、出産までには治したい。

せめて胸のまわりだけでいいから!


帰宅した夫に、アロマの話と皮膚科の話をする。

夫も日に日にひどくなる皮膚炎をとても心配しているのだ。


ちびちびはおなかの全体を使ってたくさん動いている。

最近のはやりは、両手両足を一度に動かすこと。

下腹部の両側にこちょこちょっとした刺激と、上腹部の両側にがつんとした動きがあるのでよくわかる。

あとは頭突きも頻繁だ。頭突きの衝撃もかなりのものだ。

本当に元気な子である。



3/2(水)

朝、友だちから陣痛がきた、というメール。

いよいよだ!

すごくわくわくする。


夫に、友だちが陣痛きたってーというと、

それって産まれるってことやんな?と聞く。

そ、そうだよ・・・そういえばこういう話ってしてなかったな。

男性だし知らなくて当然といえば当然だ。

きちんと段取りを説明しておかなくては。


皮膚のケア、なかなか大変。

1日3度程度、消毒と軟膏塗り。軟膏は数時間で張りかえ。

それができない時間は異なる軟膏を塗っておく。

いずれもガーゼで押さえておく。

とにかく範囲が広範囲なので、おでこ4箇所、右目の上、左目の下、それから右胸とすべてにガーゼ。

とても痒い時間帯があるのだが、かくのはもってのほかなのでじっと我慢である。


今日は区が主催している母親学級なるものに初参加。

週に1度、3時間、4回にわけておこなわれ、体操や口腔ケアや沐浴のしかた、などを教わるらしい。

いえから歩いて20~30分程度の場所なので、運動がてら歩いて出かける。

さすがに顔の全個所にガーゼをあてているとおかしいひとなので、もっともひどい箇所の額の一部と目のうえだけガーゼでおおって出かけた。


ところで花粉症の私、この季節はマスクと眼鏡着用で外出しているわけなのだが、

いまは皮膚炎のため顔のうえ半分近くをガーゼでおおっているわけでもあり、

道行くひとの9割はぎょっとした顔もしくは見てはいけないものを見た顔でちらりと見てくる。

それはそうですね。

そんな状態で会場に向かって歩いていると、高齢の女性が「あらあなた!どうしたのそれ!!」といって近づいてきた。

「妊娠が原因の皮膚炎になってしまったんです」とこたえると、ややほっとしたように、

「そうなの、てっきり転んじゃったのかと思ったわ。妊婦さんなんだから転ばないように気をつけて?」と、

私の足元までチェックしてくれて、お大事にね、といって去って行った。

東京砂漠、捨てたものではない。


寒い風のなかだけど、一瞬にしてあたたかくなったような気持ちで母親学級の会場へ。

どうやら廃校を改修して福祉施設にしているらしき建物に到着。

道に迷ってしまい、10分遅刻。

15人程度の参加者が車座になっていて、司会者が話をはじめていた。

最初のプログラム、自己紹介にはなんとか間に合ってほうっとする。

さて自己紹介の段になってわかったのだが、たまたまなのかどうか、15人のうち、6人が私と同じ高齢出産。

それも私と同じ年齢か、それより上で、いちばん年上の女性は、43歳なんですよ!と笑って教えてくれた。

初産ですか?ときくと、そうなの!とすごくうれしそうにいう(しかも自然妊娠されたそうだ。すごい!)。

同年輩が多いというのはやはり心強い。


「ママ友」とことばがあるけれども、私はママ友をつくろうと思ったことはなかったし、

たとえば「ママ友ができるかな」とか、そういうことをそういうふうに心配したこともなかった。

友だちなんて自然にできるもので、つくるものじゃないと思っているから。

でも今回の母親学級に参加してみて、似たような状況下で会話ができるひとたちがいるのって悪くないなと思えた。これも収穫だ。

最近読んだなにかの本に、ママ友というのは自分のためではなく子どものためにつくるものなのだ、と書いてあって、なるほどそういうものかと思ったり。


帰宅した夫に、母親学級の成果などを話す。

ちびちびは今日も元気だ。



3/3(木)

予定がない一日。


昼、夫と待ち合わせして高田馬場の「とん太」へ。

ああここのとんかつってやっぱりおいしい!

おいしいおいしいといいながら夫といただく。

駅まで送ってくれた夫は事務所へ、私は青山の授乳服専門店へ。

インナーを何点か買い、大久保で降りてそこから歩いて帰宅。

原宿から青山までも歩いているので、相当歩いた気が・・・。

中野に戻ってカフェで勉強と読書を少々。


友だちからメール。

赤ちゃんが産まれた!

よかった。本当によかった。

おめでとうおめでとうおめでとう。とてもうれしい。

子どもが欲しくて欲しくて、いろいろなことを頑張ってきた友だちだから

それを知っているから。

とにかくよかったと思う。


帰宅した夫に、友だちに赤ちゃんが産まれたよ!と報告。

夫も、めでたいなあと喜ぶ。

ちびちびもつられるように暴れる。



3/4(金)

今日から28週。

なんと8ヶ月である。

8か月!もういよいよ近づいたという感あり。


いつも早い夫、今日はさらに早く5時に目が覚めている。

つられて6時半には目覚めた私。早起きだ。


今日はマタニティ歯科でハブラシトレーニングの成果を見る日。

夫は午前中、アレルギーの病院に行くそうで、珍しく私のほうが先にいえを出た。

飯田橋へ。

ハブラシトレーニングについてあと少しで完璧!と誉められる。よかった。

今回で終了かと思っていたら、残すところあと1回だそうだ。

終了後、神楽坂でランチ。

それから市ヶ谷まで歩き、電車で代々木の病院へ。

夫が午前中にきていた病院だ。

皮膚炎の薬の一部がもうなくなりそうなので、薬だけ処方してもらう。

さすがにこの時間にはもう夫はいなかった。


代々木のダダカフェでお茶をしていたら、やたらと疲れてきたので

早々に切り上げ、ふだんなら歩くところだがそのままいえに帰る。

やはり早起きがたたったのだろうか。

夕方からずうっと横になっていたが、眠ることはできず、疲れだけを感じる。


ちびちびの動きがさらに活発化。

思わずうわっ、と声をあげてしまうことが多い。




2/26(土)

朝食後、ヨガ60分。


昼から仕事が入っている夫とともにいえを出て、門前仲町の夫の仕事先まで一緒に電車に乗る。

電車のなかで、そうや子どもの国籍と名前のことやけど、と夫。

国籍は韓国籍にすることに決定。

念のためアボジに連絡すると、アボジはやはり予想どおり、二人で決めえといったそうだが、

アドバイスとして、日本国籍を取得してから韓国籍を修得するのは難しいこと、でも逆はそれよりは簡単なこと、を教えてくれたという。

つまり在日韓国人として日本の永住権を取得しているため、帰化するから、という理由で日本国籍にすることは容易だけれども、一旦日本国籍を取得すると、韓国に永住するのか?戻るのか?とかそういう明確な理由が必要になるらしい、のだそうだ。

であればフレキシブルに対応できるほうを選んだほうがええかな、それにアボジも口には出さんけど、韓国籍のほうが喜びそうやし。

と夫はいい、私は一も二もなく夫の意見に賛成し、すんなりと子どもは韓国籍にしようということに決定した。

そうして将来に関するとてもたいせつな夫の考えも聞かせてくれた。

話の流れから、日本人が韓国人になるのは大変ってことは、私は韓国籍になるのは難しいってことなの?いややー、いざというときに韓国籍になれないのはいやー、家族が違う国籍なのはいややーとごねていたら、夫は笑いながら、ナオがしたいのは家族の国籍は一緒がいいということやろ、国籍にこだわってるわけではないんやろ、それはこうしたらかなうんやから大丈夫や、と解決策を教えてくれたのでほうっとする。

いずれにせよ大使館に手続きのためのヒアリングをするときには、私の国籍についても相談してくれることになった。よかった。


門前仲町で夫を見送り、私は日本橋へ。

コレドでランチ。

それから神楽坂までウォーキング。

今日は神楽坂で友だちと会食なのだ。

東西線のうえをずうっと歩くかたちで移動していき、途中、九段下の千代田区関連の建物で休憩をする。

思っていたよりも歩き疲れていたらしく、この30分程度の休憩がとても効いた。ああ休んでよかった。

神楽坂のカフェでお茶をしながら勉強と読書。

ちょうど1時間くらい、ゆっくりできて英気を養う。


友だちと会食へ。

もともと同じ会社の同期4人。

本当に気の置けない友だちたちだ。

うちひとり、まだ1歳半の娘ちゃんがいる友だちからは、残念ながら行けない!という連絡が入ったものの、やっぱり大丈夫になった!と駆けつけてくれた。

4人で夜、ごはんを食べるのは久しぶりだ。うれしい。

それぞれの近況などをいろいろと話す。

とてもうれしい報告などもあり、ドキドキする。

みんながそれぞれの場所で、しあわせな気持ちで過ごせることがいちばんだ。

そのことをいつも願っている。

胎教用にと医療ミュージックのCDや、アロマオイルなどをたんじょうびプレゼントにいただいた。うれしい。

友だちと会っているあいだ、比較的おとなしいちびちび。

いつもみたいに激しく動いたら友だちにもたくさん触ってもらえたのに。


食事後、夫にメールをすると返信がない。

仕事のあとはフットサルなので、仲間と食事にいっているか疲れて寝ているかのどちらかかなと想像する。

楽しい食事で食べすぎたので、ひとえき前の落合で降りて歩いて帰宅。

夫は後者で、私がいえに入るとねぼけまなこ状態で「ちょうどいまメールするとこやった!寝とった、ごめんごめん」といって起きてきて、私の荷物を受け取ってくれた。

どうやった?みんな元気してはった?Oさんは?Aさんは?Nさんは?とひとりずつきいていく(夫はみんなと何度も会ったことがある)

こんないい報告があったよ!とか、仕事が忙しいみたいとか、それぞれの話をし、たんじょうびプレゼントにいただいたものを見せる。

夫はめっちゃよかったやんとか、そんな仕事忙しいのはあかんなあとか、意見をはさみながら話を聞いていて、それからまたうたたねをした。


夫がうたたねをするのを見るのは好きだ。

ずうっと見ているわけではないのだけれども、本を読んだりあるいは家事などをしたりしているあいまに、そこに図体の大きな夫がごろりと横になっていて、ぐうぐう寝ているのを見るのはとてもしあわせな気持ちになる。

夫が起きる瞬間にそこにいるのはもっとしあわせなことだ。

夫が眠りからさめてうっすらと目をあけるときにはたいてい気がつく。

起きた?ときくと、うん、といってそのまま起きるときと、うん、といってまた目を閉じるときがある。

夫はとても汗っかきなので、うたたねのあとはたいていTシャツが汗で湿っている。しかも首まわりだけ!

なんでここだけ汗かくんやろ、と夫はそのたびにいい、

ほんとだねえ、と私もそのたびにこたえて、夫に新しい着替えを渡す。あるいは手近にある着替えを夫が羽織る。

そのなんでもないことのしあわせ。つみかさね。


入浴後、ヨガ30分。

今日もいいいちにちだった。



2/27(日)

朝、すこし寝坊したにもかかわらず夫がめずらしく朝食を食べていない。

私が寝坊したときはたいていひとりでごはんを食べている夫。

めずらしいなと思っていると、チーズトーストが食べたい。と夫にリクエストされる。

夫用のチーズトーストは、ガーリックバターを使ったりと細かいアレンジしているので、夫は私が目覚めるのを待っていたらしい。

ついでにスクランブルエッグやサラダなどもつくり、私は自分用に1枚のさらに半分だけをトーストして一緒に食べる。

にちようびの朝食。


午前中、ヨガ60分。

そのあいだ、仕事部屋にいるかと思っていた夫、

寝室でTシャツに下着だけという夏みたいな恰好でごろごろしていた。

私たちのいえは南向きでまわりに高い建物がないので日当たりがとてもいい。

外が寒くても晴れている日は温室のようになるのだ。

薄着でびっくりした!と笑っていると、めっちゃ気持ちええんやといって夫はふとんにくるまっていた。


ランチついでに商店街や自宅のまわりを散歩。

スーパーマーケットに寄り、食材をたくさん買い込む。

夫はツタヤでDVDをレンタル。


夕方、夫は借りてきた「インセプション」を観ていた。

私は横で本を読む。


ばんごはんは鮨。

いえでサムギョップサルか、揚げ物をつくろうと思ってスーパーマーケットで食材もそろえていたのだが、

急に鮨が食べたくなった。

やっぱり今日、お鮨食べたい。と夫にいうと、ええよいこか?ということに。


商店街でお鮨を食べ、ぐるりとまわりをひとまわりしてから帰宅。

ゆっくりできたにちようび。


そういえばあと2日で3月やん!と夫。

早いで、3月になったらもう5月や。あっという間に産まれるなあ~と夫はいう。

街中で抱っこされている赤ちゃんやベビーカーに乗った赤ちゃんを見ると

細い目をさらに細めてにこにことして見ている夫。

(生後)どれくらいやろ?、うーん7か月くらい?そんな会話をそのたびにする。

そうしていつも夫は、想像つけへん、最初はどんな感じなんやろう?という。

そうだよね。どんな感じなんだろうね。

きっとかわいいだろうということしか私も想像が及ばないもの。

それもこれまでに産んだひとの話を聞いて、そう想像できるだけ。

本当にこの手に腕に、赤ちゃんを抱いたら?

いったいどんな気持ちがするのだろう。

5月の連休の最初のうちに、ベビーベッドを組み立ててね、と夫にお願いする。


ちびちびは今日も元気だ。

夫、おなかにさわり、動いた動いたという。


夜、ヨガ30分。

日中にアクティブヨガを60分、就寝前に30分の呼吸法中心のヨガ、というのが

習慣になってきた。


ところでいよいよ花粉がやってきた。

それも、大挙して!

春一番が吹いた日から私はもうすっかりやられてしまい、

夫も昨日くらいから調子が悪くなってきた。

街中でも一斉にマスクが目立つ。

ああついに花粉シーズンだ。

今年は薬も飲めないし減感作療法は中途半端で放置してしまったので効果はまだ望めない。

つらいけど頑張ろう。


2/21(月)

午前中、ヨガ60分。


昼間、打ち合わせで、高田馬場へ。

「愛川」で鰻を食べようと思ったら月曜日は定休日だったので、「パティオ」でハヤシライスをいただく。


いま読んでいる角田光代さんの「八日目の蝉」を、食後のお茶とともに読もうと思ってテーブルのうえに置いておいたら、マダムが「八日目の蝉、おもしろいわよね~」という。

私はまだ3分の2くらいしか読んでいないのだが、寝る間を惜しんで読みたいと思える久々の本だったので、

本当に!もうぜんぶ読まれたんですか?とたずねると、

読んだのではなくテレビドラマを見ていたのだとおっしゃる。

映画化されることは知っていたのだがテレビドラマにもなっていたのか!それは知らなかった。

檀れいさんが主演されていて、NHKで放送していたそうだ。

「八日目の蝉は確か空中庭園と同じ作者よね、あのひと、おもしろい本を書くわよね」などのほか、ひとしきりマダムは、あらすじがわかってしまう感想を述べられてから立ち去った。3分の2までのところにぎりぎりセーフな内容ではあったからよかったけど。


打ち合わせ後、喫茶店で勉強と読書の続き。

今日は夫の従妹のYが就職試験で上京してきていて、試験が終わったら会おうということになっている。

Yは数十人いるいとこたちのなかで、とても私に懐いてくれている子で、私もとてもかわいがっているのだ。

(といっても夫のいとこたちの多くは私より年上なのだが)

いまは地元の京都で保育士をしているが、4月から東京で同じく保育士の仕事をしたいということで就職活動をしていた。

夫も時間があえば一緒にお茶でも飲もう!といっていたら、ちょうど夫の仕事と仕事のあいまのエアポケットのような時間にはまり、3人でお茶をした。

今日、二度目の「パティオ」である。

Yはめでたいことに第一志望の園に合格。

今日実技試験で、試験のあとにすぐに合格です、といわれたそうだ。

園の教育方針がとても気に入っているといっていたし、希望していた正社員としての採用(珍しいらしい)だとのことで、ほうっとする。


しばらくYと夫と3人で話し、夫が仕事に戻ってから2人でまたしばらく話す。

Yは喜びではちきれそうで、ほっぺたをつやつやと薔薇色に光らせていて、

ああもう20年近く前になるのだが、大学に受かって上京してくるときのわくわくした気持ちを思い出した。

懐かしい気持ち。


東京駅に行くYと別れて帰宅。


夜、ウォーキング1時間、ヨガ30分。


ちびちび、とても元気だ。



2/22(火)

疲れがたまっているらしく、眠い。

ここのところちびちびが騒ぐせいもあり、夜、よく眠れない。

夫の帰宅が遅いことも相まって、睡眠時間がきちんととれていないのだ。


出かけようと思っていたのだが、午前中、どうにも睡魔が襲ってきて3時間も眠ってしまった。

お腹も張り、からだがとても重く感じられる。

そんななかでもちびちびが元気いっぱいなのが救いだ。


明日は妊婦健診。

楽しみだ。


いつもは夜行くウォーキング、今日は明るいうちに済ませる。

夜、ヨガ90分。



2/23(水)

朝から妊婦健診。

夫とともにいえを出て、夫に途中まで送ってもらい、夫は事務所へ。


なにか気になることある?とセンセイに聞かれ、

皮膚炎がひどいことと、便秘と、おなかが張ることなどを伝える。

いずれも「妊婦によくありがち」なことだ。


ちびちび、とても大きくなっていた。

既に1100グラムを超えている。

許容範囲だけどね、とはいわれたけど、標準よりはけっこう大きいらしい。

妊娠糖尿病、などではないので、夫が大きいからかな~などとまだ気楽に構えている。

(夫も俺が大きいからな~などといっている)

しかし出産までにはできればちょっとちいさめになってくれたほうが助かるんだけど。

前回の検診では「ほぼ間違いなく男子」だったのが、「絶対に男子」ということもわかった。

証拠物について、モニターで説明を受ける。

担当医のおじいちゃん先生は「私の趣味はねえ、男の子の場合、"袋"の大きさを測定することなんですねえ」と穏やかにほほ笑みながら、本当によいしょ、とかいいながら計測されて、

えええ~なんですかそれ?といって爆笑すると(先生は、あ、でも、ペニスのほうではないですよ、袋のほうですよ、といいわけっぽくいっていたけれど、いいわけする必要があるのだろうか?)、

助産師さんも「先生、またあ」なんていって笑っていた。

で、袋の大きさは正常範囲ですか?と笑いながらきくと、まあこれはあんまり関係ないです、と先生。

単なるウケねらいなのか?おもしろいひともいるものだ。


検診後、夫に電話。

やっぱり男の子だったよ、というと、そうか~と夫。

あとは?大丈夫やった?と心配そうにたずねるので、ほかは母子ともに順調であること、標準より大きい赤ちゃんであることなどを伝える。

オモニと姉にもメール。


健診が早めに終わったので、四谷に移動して「ティーヌン」でトムヤムヌードルを食べる。

後輩がセンレクがいいですよ、とすすめてくれていて、どれどれ、と思ったら、いつも自分が食べているのはセンレクだった。ああ満足した。

御苑まで歩こうかなと思い立ち、途中、キムチを買い(これが四谷に行った本当の目的)、新宿御苑に寄って散歩をしてから、御苑内のレストランで読書と勉強をする。

御苑の梅が見ごろになってきていて、あちこちで写真撮影をしているひとたちがいた。


紀伊国屋に寄って本を買ってから帰宅。

帰宅後、ウォーキング1時間30分。

今日はちょっと食べすぎた気がしたのでたくさん歩いてみた。


夜、ヨガ30分。

疲れたのでストレッチヨガだけにする。


0時近くに夫が帰宅。

男子の証拠写真、見る?というと、見たいみたいと夫。

まずは手え洗ってからな、といいながら夫、急いで手を洗い、一緒に写真を見る。

今回もらってきた超音波写真(頭部や腹部など)を一式、説明しながら一緒に見る。

ちびちびがもっとずっと小さかったころは、この写真に全身がうつっていたのに、もうからだの一部分しかうつらない。

大きくなったなあ、と夫。本当にね、と私。


次回の妊婦健診からは2週間に1度になる。

いよいよ近づいてきたなあという感じ。


ちびちび、おなかをえぐるように蹴りを入れるのだがそれがとても痛い。

痛いよう~!とそのたびに一応、抗議をしている。



2/24(木)

午前中、ヨガ60分。

今日も朝から疲れている。


起きたところなのにおなかは張っているし。

どうして疲れていないのにおなかが張るんだろう?


夫を見送ったあと、30分くらいうとうとしてしまう。疲れやすいこのごろの私であるよ。


昼から銀座の鍼灸へ。

ああ今日も!S院長に素晴らしいテクニックを披露していただき、すっきりする。

本当にすっきりして、腰まわりと足のむくみがとれたせいか、履いていたものがゆるゆるになった。

S院長に、おなかが張るのは胎児の位置が悪いせい、といわれる。

食物繊維をきちんと摂取しているのに便が出ないことと共通しているので、

子宮全体をうえに上げていくこと、子宮に血液を循環させていくこと(私の場合は水分を適切なかたちで適切な時間帯にとること)というアドバイスを受ける。

私はからだに水分がたまらずに排出されてしまう体質だそうで、そういう場合は水のかたちではなく、この季節なら苺や蜜柑などの果物で摂取すること、また夜に果物をとること。

よく「朝の果物は金、夜の果物は銀」というけど、私は夜でいいんでしょうか?とたずねると、

私の場合はからだの冷え具合からして、夜の摂取のほうが向いている、どんなにからだにいいこと、あるいは悪いこととされていることでも、個人個人のからだは違うので、適切な方法や手段でとる必要があるから、といわれてとても納得した。

それから寝る前に牛乳をコップ半分だけ飲むこと。

または寝る前に林檎を食べるか、林檎を枕元に置いて寝ること。

これにより、睡眠を深くすることができるのだそうだ。

とにかく実践あるのみだ。次の回まで頑張ってくださいね、といわれ、ハイ!で次の回は2週間後ですよね、というと、いえ、次は3週間後がいいです、という。

ええー!3週間後ってそんなに開いてしまうんですか、私、来週だって来たいくらいなんですけど・・・と抗議すると、妊娠中期~後期のあたまにかけては3週間に1度がちょうどいいんです、からだが自分のちからだけでもとに戻りやすくなっているから、変に外圧をかけないほうがいいんですよ、とおっしゃられた。

それにしたってなんて良心的なのだろう。

では3週間、自分で頑張りますね!とお伝えして鍼灸院をあとにする。

ああもうほんっとうに、すっきりした。


夕方近くなっていたが、ランチがまだなので、「銀の塔」でシチューをいただく。

それから東京駅まで歩き、帰宅。

疲れが出たようなのでウォーキングは中止。


22時過ぎにお風呂に入っていると

なんと夫が帰ってきた。

こんなに早いのは数ヶ月ぶりだ。

うれしくてすぐにお風呂から出た。

夫は帰宅時に私がお風呂に入っているといつも必ず「ただいま」と「ゆっくりはいり?」とそとから声をかけてくれて、今日も「ゆっくりはいり?」といわれたんだけど。でも。


マッサージ、どうやった?とたずねる夫に、

S院長の凄腕の話をしたり、

早く帰ってこれたぶんだけゆっくりと話ができた。うれしい。


夜、ストレッチヨガだけ30分。
S院長のアドバイスどおり、夜に牛乳を飲んで苺を食べる。



2/25(金)

今日から27週。

昨日の鍼灸のよい影響がつづいていて、足も腰まわりもすっきりしている。

疲れもない。


ローマの友だちと、ここのところ子どもの名前と言語についての話を何度かメールでやりとりをしている。

友だちには3歳半の娘ちゃんがいて、私とほぼ同じころに息子が産まれるのだが、


名前の話題は、まあ、お互いに、どんな名前にする?というようなこと。

友だちの夫はベルギー産まれのフランス人(あれ?フランス産まれのベルギー人だったっけ?)で、友だちは日本人なので、お互いの合意として、フランス語と日本語での音の響きがおかしくないことと、あとは子どもが産まれた国にゆかりがありそうな名前、ということ。

娘ちゃんはハワイで産まれているのだけれども、確かにそれを見事にクリアした、かつとてもかわいらしくて素敵な名前である。

息子ちゃんはイタリアで産まれることになるので、現在、フランスっぽくて日本っぽくてイタリアっぽい名前をリストアップしているのだそうだ。


言語について、は、なかなか深刻な悩みだ。

友だちと夫はフランス語と日本語で話し、娘と夫はフランス語で話し、娘と彼女とは日本語とフランス語で話す。

娘はいまイタリアの現地保育園にも行っているので、そこではイタリア語を話す。

子どもの吸収力というのはすさまじく、どんどんイタリア語を憶えてくるし、親に伝えたいことで、それに該当するフランス語や日本語のボキャブラリがまだない!というときは、イタリア語で伝えようとする。

でも夫も友だちも、イタリア語はそんなに話せないので、娘がなにを伝えたいのかわからない。必死でなにかを訴えている娘の言葉をわかってあげられないのはもどかしい、という内容。

それとともに、彼女たち夫婦は仕事柄、数年単位で世界を転々としているのだけれども、ではこの先、娘の教育をどうしたらいいのか?・・・夫は現地校でいろいろな語学を修得させたいと思っているし、彼女は数年で異動するならたとえばアメリカやイギリスのインターナショナルスクールのような、世界で一貫したカリキュラムがあるところのほうがいいのか?と悩み始めている、そんな話。


私もまだ先のことだけれども、産まれてくる子どもに韓国語を教えるかどうかは悩ましいところだ。

教えるといっても私は話せないので、そうなると、どこかで教わらないといけない。

夫と私は日本語で会話をしているし、夫の実家に帰省するときも、単語は韓国語が混じるけれども会話じたいは日本語だ。

このままいくと、子どもは韓国語を話せないだろう。

でもそれでいいのか?父親のルーツである韓国という国の、言葉もまったくわからないままで?

言葉がわからない、というのは、単純に言葉がわからない、以上のことのように私は思ってしまう。

だから子どもは韓国語も話せるようになってほしいと思う。

夫は「別に日本におるんやから韓国語は必要ないで」といっているのだけれども。

まあこれじたいはまだずいぶんと先の話ではあるし、ローマの友だち曰く「ナオさんたちの場合は、子どもが自分が必要だと思った段階で韓国語を習えばいいんじゃないかな」・・・うーん確かにそうかも!・・・なのだが、とはいえそう遠くない将来に、自分たちのことをなんと呼ばせるか、ということは選択する必要がある。

生後1年そこそこの子どもにとっては、呼ぶか、ではなく呼ばせるか、になるだろう。

日本語だとお父さん、お母さん。韓国語だとアッパ、オンマ。パパママという選択肢もなくはない。うーん。

子どもが実際に話しだすのは1年先だけど、でも子どもに呼びかけるときには決めておきたい。

となるとあと数カ月のうちの決定だ。変更してもいいといえばいいけど。

先日の国籍問題と同じで、夫にも私にも、絶対にこちらにしよう!という強い意志がないことが決め手に欠ける週要因。うーん。


悩んでいること、現在3つ。

国籍、言語の習得、子どもの頃の両親の呼び方。

言語の習得以外は産まれる前には決めておかないといけないことだ。


午前中、ヨガ60分。


昼過ぎ、Sちゃんと会う。

前回の約束がSちゃん急病により延期になり、明日はどう?というメールが昨日きた。

ふたりの都合のいい時間をあわせ、ようやく会えることになった。

Sちゃんの次の予定にあわせて、吉祥寺で会うことに。

吉祥寺!3年ぶりくらいかも。

待ち合わせの前に少し時間があったので、旧伊勢丹の場所にあるコピなんとかいうショピングセンターに行く。

ベビー&キッズフロア、があるらしいのだ。

実際に行ってみると、デパートよりは少し安めのラインの服や靴や育児グッズの専門店などがいくつも入っていた。子どもを遊ばせる屋内広場のようなものやお弁当を食べられる屋外庭園や子どもも楽しいバイキングカフェや(食材もよいものを使っているらしい)もちろん授乳室なども併設されている。おかげで子連れの親や祖父母たちがわんさか。

こういうショッピングセンターが中野にあったらなあ!と思いながらいろいろ偵察。

とはいえ吉祥寺は中野から各駅停車で10分と少しで行けてしまったから近いといえば近いのか。


時間がきたのでSちゃんとの待ち合わせ先のカフェへ移動。

実はSちゃんにはまだ妊娠したことを告げていない。

それは、大きいおなかで会ってびっくりさせちゃうぞ!と思い続けていたから。

案内された席の関係で、お店に入ってきたSちゃんからは私のおなかが見えないのも好都合だ。

久しぶり~元気?のお決まりのあいさつのあと、飲み物を注文したり、Sちゃんが私の好物のバナナケーキを焼いてきてくれたのをもらったりと(Sちゃんは私が好きなのを知っているのでいつも焼いてきてくれる)したあとに、

実はさー、ちょっと報告があって。

と切り出すと、え、なに?なんかあったん?とすごく深刻そうに眉をひそめる。

ので。じゃじゃーん、と立ちあがると、うわああああああ!!!!!ナオちゃ~~~~~ん!!!!!!とめちゃくちゃ喜んでくれた。


いろいろな話しをする。

Sちゃんの仕事のことや近況、私の妊娠とつわり体験。などなど。

Sちゃんの今年のキーワードは「感性に基づく」だそうで、ナオちゃんて感性で判断したり選択するひとでしょ(そのとおりです)、あーやっぱり会ってよかった!と数時間の再会のあいだに何度もいわれ、がんばるぞーといって次のアポイント先に向かっていった。

Sちゃんが元気になってよかったし、私もSちゃんと会うといつも視界が開けたような気持ちになる。

次に会えるのはいつだろうか。

会えても会えなくても、こういう友だちがいることはうれしいことだ。


夜は親友と食事。

彼女と会うのも気がつけばずいぶんと久しぶりだ。

たぶん去年の梅雨の季節のころから会っていない。

ぷりっぷりの魚が食べたい!という私のリクエストにこたえ、鰤のしゃぶしゃぶなるものを予約しておいてくれた。

はじめて食べたが、とてもとても!おいしかった。ありがとう。

かわいらしいくまの顔のスタイとこれまたものすごーくかわいらしい新生児の靴下、それからお産にまつわる本をプレゼントしてくれた。

スタイと靴下、あまりにもあまりにも!かわいらしくてとてもうれしくなる。

忙しいなか、素敵なこころづかい。ありがとう。


去年一年間、とてもいろいろなことがあった友だち。

気を張ったりすることも多いだろう。

そうして彼女の場合、気を張っていますと悟られないようにしなくてはならない状況がほとんどのように思う。

仕事もますます忙しくなっているようだし無理をせずにいてほしいと思う。

たまにはゆっくりとなにもしないでいる時間がとれていることを祈る。


夫にタクシーで帰ってき?といわれていたこともあり、

友だちに見送られながらタクシーで帰宅。

元気してはった?と友だちと会ったことがある夫。

元気だったよ、忙しそうだけど。といいつつ、いただいたプレゼントを見せると、

めっちゃかわいいやん!と喜んでいた。

そうして、子どもの足ってほんまちっちゃいんやなあ、なんやおもちゃみたいや、としみじみと靴下を手に取ったり眺めたりしていた。


明日の夜は元同期の親友たちと食事だ。

たいせつな友だちとの邂逅がたてつづいていてとてもうれしい。

(といっても明日で終わりだけど)

体重を増やさずに友だちと会うのはしかし至難の業だ。


今週読んだ本。

角田光代さん「八日目の蝉」

益田ミリさん「上京十年」「最初の、ひとくち」

滝羽麻子さん「うさぎパン」











2/19(土)

午前中、大量の荷物が届く。

蟹、赤ちゃん用品など合計10個くらいの大型荷物たち。


蟹、は、夫がそろそろまた蟹を食べたい、といったことをうけ、

いつも取り寄せているところから買ったもの。


赤ちゃん用品、は、桂の姉が送ってくれた。

大量にあるから、T(夫)のいる時間の受け取りがいいと思う、といわれ、

それなら土曜日の午前中に、と伝えると、早速、たくさんの荷物を送ってくれた。


なにがくるのかなあ?

甥っ子や姪っ子が使っていたベビーベッドや甥っ子の服のおさがり、甥っ子や姪っ子が一生懸命拭いてくれたという思い出のおもちゃ!がくる、というのは聞いていたのだけれども

それにしたって荷物が多い。

それも大型ばかり。10個以上もある。


早速、梱包を解いてみると、出るわ出るわ。

ベビーベッド、赤ちゃん用の布団セット、バウンサー、ベビーバス、お風呂用ベビーチェア、おもちゃ(電話型のおもちゃとか積木とかかわいらしい木琴とか)、衣類、抱っこひも、などなど。

しかも衣類は、このケースは新生児、このケースは70(半年~1歳くらいまで)、このケースは90・・・というように、細かく分類してあって、サンダルやら靴やらおくるみやらガーゼやらまで大量に、丁寧に仕分けて、メモつきで入っていたのである。

哺乳瓶も母乳パッドも、ああこれ買わなきゃ!と思っていたものがほとんど全部荷物に含まれている。

す、すごい・・・。さすが姉である。

さらにどれもこれも美品。自分では買えないなあ~と思うようなブランドのものや商品もある(いただきものが多いからええブランド物が多いねんと姉は笑っていたけど)。


姉にお礼の電話をすると、

自分も子どもが産まれるときに同じようにしてもらって、それがすごくうれしかったから、早く誰かに同じようにしてあげたいと思っててん、といって笑った。

絵本とかDVDとかも、ナオさんが嫌でなければ送るけどどうする?(本やDVDなどは、もらい手の教育方針にかかわることなので遠慮していたそうだ)、もっと大きくなってからの服なんかもあるから、半年後とか1年後とかにまたどんどん送るでーとうれしい言葉。


いい姉をもって本当にしあわせだ。

ものをもらえる、ということではなくて、パッケージングやひとつひとつの贈り物を見ればわかる、

すべてのひとやものに対する気遣いややさしさ。そういうこと。

かえすがえす思うのは、夫は自分が選べても、夫の家族のひとりひとりまでは選べない。

そうしてその選べない夫の家族のひとりひとりに、私の場合、本当に恵まれていると思う。


夫に手伝ってもらってひととおり整理を終える。

といってもベッドの組み立てなどはまださすがに早いので、

一部はリビングに置きっぱなしにしつつ。


昼は「パスタキッチン」へ。

先週はシェフがお休みの日に行ってしまったので、今週はシェフがいるとわかっている土曜日にした。

おいしい食事に満足。


夕方、夫はフットサル。

見送りがてら散歩しようと思ったのだが、午前中の疲れが出てきたのでいえにいることに。


アクティブヨガ、60分。

昨日から筋力トレーニングを中心としたアクティブなヨガ(60分)を日中に、呼吸法やストレッチを中心としたサイレントなヨガ(30分)を就寝前にするように変えてみたら、就寝時に一日の疲れがすっきりととれ、からだがあたたまった状態で眠れることに気がついたのだ。


夜、オモニに電話。

アボジとともにオペラを観にいっていたという。

いいなあ。私も音楽を聴きに行きたい。


帰宅した夫と、いえごはん。

夫には好物のチンジャオロースーを、夜は炒め物を食べたくない私は鮭の塩焼きなどを食べる。


食後、ウォーキング1時間。

帰宅後、入浴してからヨガ30分。

だいぶからだがほぐれるように思う。


ちびちびの動き、日増しにハード。

おなかのなかをえぐるような動きをする。

動きの強弱で、これは足でこれは手で、いまは頭で、というのがわかるのがおもしろい。



2/20(日)

少し寝坊をしてしまい、夫のほうがひとあし先に朝ごはんを食べ終わっていた。

残念。


ここのところ、夜に何度も目が覚める。

もともと寝付きも悪いし、そのうえ何度も目が覚めるし、といってよほど疲れてでもいない限り昼寝もできない体質だし、というのが重なって睡眠不足なのだろう。


夜に目が覚めるのはひとえにちびちびのしわざである。

なにしろ半端なく動く。

動きにつられて何度も起きる。

ちびちびが激しく動き続けるのはだいたい20分くらい。

その激しい動きがやむと、また静かになるので私も眠る。


ものの本などを読むと、赤ちゃんは一日24時間体制なので、耐性をもたせるために妊娠中期~後期は夜眠れなくなったり、するらしい。本当かなあ。

本当だとすると、すごいメカニズムだ。


午前中、友だちからおいしそうな苺が届く。

うれしい。

苺は大好物だ。

葉酸もたくさん含まれているというから妊婦にも最適な果物だし。


アクティブヨガ、60分。


おなかが空いた!という夫と久しぶりにザッツバーガーへ行き、

食後にさかこし珈琲店へ。

1時間ほど読書をしてから、ホームセンターまで買い物に行く。

ひとりでは持ちきれないものなどを買い、満足。


道中、夫に、先週の口論について謝る。

夫のなかではやっぱり終わったことになっていたようだけれども

(実際、私のなかでも終わってはいるのだけれども)

きちんと謝っておかないと気持ちが悪い。やっと謝れてよかった。


夜は昨日、届いた蟹。

蟹だけでは淋しいかと思い、明太子入りのだしまきたまごやらなにやらをつくっていたら正月のような食卓になってしまった。まあいいか。

夫、蟹をうまいうまいといいながらひたすら食べる。

夫が喜んでくれるとうれしい。


食後、ウォーキング1時間。

あと10分で家!というタイミングでかなりの雨が降ってきた。

うわあと思ったものの、降っていたらウォーキングには行けなかったから、かえってよかったと思う。

スーパーマーケットに寄ってから帰宅。


就寝前、ヨガ30分。

午前ヨガ60分、晩ごはん後にウォーキング1時間、就寝前ヨガ30分。

やっぱりこのスタイルがいまの私のからだに合っているようだ。


月曜日からいろいろと予定が入っている週。

仕事の打ち合わせも少々あるし、

夫の従妹で仲よしのYちゃんが就職試験で上京してきたり、

親しい友だちと会う予定や、妊婦健診、鍼灸治療など目白押しだ。

総じてぜんぶ、楽しい予定。

ひとつひとつのことがすべて楽しみだ。



今週読んだ本。

森絵都さん、再読で。

「永遠の出口」

「宇宙のみなしご」

「つきのふね」

益田ミリさん「前進する日もしない日も」

瀬尾まいこさん「ありがとう、さようなら」

島本理生さん「クローバー」

中村航さん「僕の好きな人がよく眠れますように」

村上桃子さん「洋菓子店コアンドル」

「洋菓子店コアンドル」、原作あっての映画だと思って読んでみたのだけれども途中からなにかがおかしいと思ったら、映画のノベライズだった・・・。