4/25(月)
今週はいろいろと予定が入っている。
疲れないように体調を見ながら過ごさねば。

お昼に、中野区の出張派遣サービスのコーディネータさんと面談。
中野区には産前産後や育児中などに、1時間1600円で中野区が契約しているヘルパーさんが家事や育児をサポートしてくれる、というサービスがある。
産前は必要ないが産後の産褥期間中に、週に何度か来てもらおうと思って先日登録を行い、紹介された3つの業者さんのうち、1つに決め(1つに決めないといけない)、事前に家にきてもらい、面談という形でコーディネータさんと会い、何をいつくらいからしてほしいか、というような話をするもの。
私が決めたのはPという業者さんで、決め手は中野区がこのサービスを開始した10年ほど前からこの業者さんとは契約をしていること(業者さんじたいは20数年前からサービスを行っているそうだ)、また育児専業のスタッフさんを派遣してくれること(それ以外の2業者さんは介護と兼務)。
お会いしたコーディネータのKさんはとても優しい感じの年配の女性で、こちらの要望に沿った形で週に何度でも、ただし1日2時間を限度に(逆に2時間以上はすることがないらしい。確かにそうだと思う)育児ヘルパーさんを出張させてくださるとのこと。
他の業者さんに問い合わせた際は「週に1度、1時間程度しか派遣できない」といわれたりしたので、やっぱりこちらに決めてよかったと胸をなでおろす。
いまのところ産褥期間中の週に2度、2時間程度、サポートしていただく予定である。
新生児のいる家への出張派遣はPの中でも人気が高いそうで「みんな赤ちゃんがかわいくてかわいくてたまらないから、すごく人気があるんですよ~」とのこと。
実際には新生児の頃のサポートだと、長くて2ヶ月の利用者しかいないそうなのだが、それでも家の近くにきた時は遊びにきてくださいとか、おおきくなった赤ちゃんを見に来てほしいという手紙や電話がたくさんかかってくるらしい。それだけきちんとしたサービスをしてくださるということなのだろう。
安心してお任せできそうで本当によかった。
30分ほど話をしたところで、退院が決まったら電話してくださいね、初回の派遣日程を決めましょう、ということで面談終了。

午後は美容室へ。
臨月に入ってから美容室に行くのはちょっと怖いので、産前最後の美容室である。
産後半年くらいは美容室に行けない前提のヘアスタイル、というリクエストに応えていただく。
数年お世話になっている美容師さんやアシスタントのYちゃんたちに、お腹がおおきい~とか、産まれたら見せにきてね、といわれて見送りされる。

体重が減ったので、ずうっと食べたかった喜多方ラーメンを食べた。
塩分の過剰摂取を避けるため、妊婦マニュアル的なものにはたいてい「汁を飲んではいけません。具(麺)だけ食べましょう」と書いてある。味噌汁すら!
そんな味気ないことできるわけないし、元来、麺は残しても汁は干す私である。
幸いなことに私は塩分を排出しやすい体質らしく、それが原因でむくむことはほとんどない。
こちらでもほぼ最後の一滴までスープをいただき、非常に満足して店を出た。
帰宅後、念のため海藻をたくさん食べ、よもぎ茶を飲み、さらに睡眠前にはむくみをとるマッサージも念入りに行う。

帰宅した夫、髪切ったんや、ええやん!とのこと。
これでしばらく美容室いけへんもんなあ、と。

ちびちび、今日も元気だ。


4/26(火)
母親学級で友だちになった妊婦仲間と近くの助産院で母乳マッサージや母乳に関する講義を受ける。
かなり実践的でためになる内容。
産後についても、あれもだめこれもだめというところが多いなかで、比較的おおらかな方針の母乳ケアについて教わる。

講義前にもお茶とランチを友だちとしていたのだが、講義後もお茶。
ひとしきり話したところで散会。

気づけば夫からメールと電話が入っている。
なんだろう?と電話をしてみると、夫がよく一緒に仕事をしているひとの奥さんが子宮頸癌になり、病気の内容や病院や予後について、わかる範囲で教えてほしいということ。
まだ私より数歳若く、早く子どもが欲しいと思っているご夫婦だ。
聞けば私よりステージが少し進んでいる様子。
夜、早めに帰宅した夫、夫同士の電話をし、その後、私が後退して妻同士の会話を行う。
その後、メールのやりとりを何度か。
早く対処してよくなるといいなと思う。

ちびちびはずうっと元気に動いている。
私が口ずさむ拍子歌で動くところがとてもかわいいので何度も歌う。


4/27(水)
午前中、銀座の鍼灸院へ。
予定日より早く産まれるよ、とお墨付きをもらう。
脈でわかるそうだ。へええ。
子宮もだいぶ下がってきているとのこと。

ああ本当にいよいよなんだな。
ちびちび、もうすぐ会えるね。とても楽しみだ。
あと1ヵ月で予定日だ。

ランチは友だちと。
東銀座にある後輩がオーナーをしているというイタリアンに連れて行ってもらい、
おいしくいただく。
コースでイタリアンをいただくなんて久しぶりだし、子どもが産まれたら少なくとも1年は来られないだろう。
味も雰囲気も堪能し、友だちにはお産の前祝いということでご馳走になってしまった。ありがたくお受けする。

友だちにはとても大きなうれしい変化が訪れようとしていて、
そのことをうれしく、楽しみに思う。
みんながハッピーでありますように。


4/28(木)
ここ数日、朝5時か6時に目が覚める。
眠りなおそうと思っても眠れない。
夜、眠る時間はたいてい1時か1時半。さらに昼寝などは一切していないにもかかわらず、である。
出産が近くなると、産後の授乳にからだを慣れさせるために睡眠がどんどん短くなると聞いたことがあるが、まさにこれがそうなのだろうか。

午後、出産する病院でのマタニティクラス最終回。
ためになる話をたくさん聞く。
私が出産する病院は、初日からの母子同室とできれば完全母乳の育児を、というのが方針。
それをしたくて選んだところもあるので、改めてその話を講義として聞くと、ああこの病院にしてよかったと思う。
講義のなかで特になるほど!と思ったのは、母乳は夜のほうが出やすいから、子どもが寝てくれなくて嫌だ~なんて思わずに、夜中の授乳を頑張りましょう、という話。
確かに哺乳類であるところの人間、ほかの動物もうごめく日中より夜に授乳するほうが命の危険が少ないということなのだろう。
そういうことを考えると、確かに夜の授乳はつらいよ、というよりも、自然の摂理なのね、と思うことができるから納得度が高いし、実践に対しての心理障壁が減るように思う。

病院へ行く途中、家のそばにパトカーが20台近くと、警察らしいヘリが出動していて、
なんだろう?と心配になり、そのことを夫にメールしておいた。
危ないからウォーキングしないで病院のあとはすぐに帰り?と夫にいわれていたのだが、
夫はさらに警察に電話をして理由を調べておいてくれた。
なんでも事件が発生していて、犯人が未検挙、らしい。
心配だからこれですぐ帰るから、と夫はいう。
おお、なんと!
びっくりするやらありがたいやら。
病院からえっちらおっちら歩き、さらにスーパーマーケットに寄って帰宅したら、
既に夫は帰宅していた。
夫の気遣いに感謝である。

おなかがだいぶ下がってきたように思う。
ちびちびは今日も元気。


4/29(金)
連休初日。
この連休を出産と産後初動の準備を完璧にするために費やそう、というのが夫と私の目標。
もちろん夫は仕事にいかないといけない日もあるので、それ以外の時間を使って。

午前中、京都の姉からおさがり第2段が届く。
産後1年くらいから着られる洋服が中心。
第1段はものすごく大量の服(1歳未満用)、大物の家具やベビー用品、おもちゃなどをいただいていたので、その追加分、ということだそうだ。
しかもよい品物ばかり。さすが姉らしく、手入れも行き届いている。

既にいただいているものとあわせてひとつひとつ整理。
これをあのかわいい甥っ子が着ていたんだなあと思うと感慨深い。
おさがりって本当にいいなあと思う。
親の愛情。思い出。着ていた子の成長を強く感じられるから。
たいせつに使わせてもらおうと思う。

夫にもおさがりまたもらっちゃったよ?ほら見て?というと、
なんやえらい高そうなもんやな~と笑いながらいう。
生まれながらにしてぼっちゃんやな、
ホントだよね、うちでは買わないようなものばかりだからありがたいねえ、などと話す。

姉に早速メール。
すると返信で「T(甥っ子)も見た目だけセレブやってん」とニコニコマーク付きとあった。
姉も4人いる自身のお姉さんたちからおさがりでいただいたりしたものだそうだ。
たくさんの子どもたちの袖を通ったしあわせな服。
うれしいな。

花粉も終焉してきているので久しぶりに布団と、
ベビーベッドのマットレスやベビー用の掛け布団など(もちろんすべておさがり)を
夫に干してもらう。
途中から雨模様になりそうだったので長い時間は干せなかったけれども
だいぶすっきりした。

ちびちび、元気に活動中。

病院のマタニティクラスで見た「赤ちゃんの誕生」(ニコル・テイラー著)という本が届いたので
夫と見る。
相当リアルな内容なので(受精から誕生までの写真集のような本である)夫はびっくりした模様だが、
そのうちの1枚の写真がちょうどいまのちびちびより少し前くらいの時期の、
おなかの赤ちゃんの写真なので、それをじっくりと見る。
ほらこんなふうにおなかにいるんだよ?というと、
ほんまや、ちょっと窮屈そうやなあ、と夫。
早く会いたいね、ほんまやなあ、といいあう。

今日から36週。
ついに臨月だ。


4/30(土)
昨日、中途半端になってしまったちびちびの布団関連をもういちど干してもらう。
今日はさすがに雨が降らない、という予報だったので、夫とともにそのまま事務所へ。
夫の仕事を手伝い、相当感謝される。

午前中に集中して仕事をおこない、午後に帰宅。
ちびちびの布団を取り入れてベッドメイキング。
どうも変だなあと思っていたら、マットレスと固綿敷き布団がそれぞれ1つずつあることがわかった。
リビングにベビーベッドを起き昼間はそこで、夜は私の布団に添い寝(わがやはベッドではなく布団である)、というふうにしようと思っていたのだけれども、それならばという夫の進言で、昼は変わらず、夜は添い寝ではなく私の布団の横に赤ちゃん布団を敷こう、ということになった。
もともとこうしたいなと思っていたとおりに期せずしてなったかたち。よかった。

夕方、夫はフットサルへ。
夫を見送りつつ、いつものように高円寺まで行き、歩いて帰宅。

おなかがますます大きくなっているような・・・
シルエットがバーバパパみたいな形になっている私。
夫は毎日私のお腹をみては、ロボタンとかひょうたんとかいって笑っている。
確かに本当にそんな感じ。

ちびちびの心音がおなかをとおして聞こえるのだろうかと夫に試してもらったら、
さすがにそれは聞こえないらしい。
でもちびがお腹を蹴ったり背中を動かしたりしてお腹がうねるのを
夫はたくさん目撃し、すげえすげえといっていた。

ちびちびを早く産みたい(早く会いたい)のは変わらない気持ちなのだけれども、
その気持ちとは別に、友だちや姉がいっていた、
「おなかのなかにいることそのものを愛しいと思うこと」もとてもよくわかる。
もうすぐ産まれるのだ、という日が近づいてくると、
この妊娠していた期間のことをたくさん思う。
夫にそういうと、なんやろ、それが母性ってことなんかな?とにこにこしながらいう。

そう。
ちびちびとの日々。

初めて誕生を知ったとき。
そうかな?違うかな?をひとり反芻しながら、確信に変わった日の朝。胸の高なり。
妊娠したよ!といったときの夫のうれしそうな顔。
病院で確定したときのこと。
超音波検査で、その週数ではありえないくらい動いていたちびちび。短い手足を背泳ぎみたいにぐるぐると動かしていて、先生に笑われたこと。
辛かった長く重いつわりや皮膚炎(こちらは現在進行形)はなぜかもうずいぶんと遠い過去。
はじめはさくらんぼちゃんだったちびちびがレモンちゃんや林檎ちゃんやメロンちゃんになり、
おさまりきらないくらい大きくなってくれたこと。
はちはちのおなかを見ては笑う夫。しあわせな時間。
はじめて胎動を感じたときのこと。
もにょもにょしたちいさな動きがどんどん力強くなっていく日々。
おなかをさわっては動いたとうれしそうにいう夫。
早くちびちびに会いたい、どんな顔なんやろといとしそうにいう夫。
痛いよ~とか眠れないよ~とかいってもちっともいうことを聞かない元気なちびちび。
気がつけばいつもちびちびに話しかけたり歌をうたったりしているから
おはようからはじまっておやすみまでのながい時間をいつもちびちびと過ごしている。
もちろん眠っている時間もおなかにちびちびはいるのだ。

私にはいま心臓がふたつある。
私とそうしてちびちびと。
ちびちびがいるあたりのおなかは他の場所よりいつもとてもあたたかい。
ぽこんと出てくる足の裏をさわったり押したりすると
やめてよ!とばかりに背中が動いたりする。かわいいちびちび。

そのちびちびが、いよいよそとに出てくるのだ。
この腕で抱きしめたいという思いと、
ああこのおなかのなかから出て行くんだという、
なんていうんだろう、子どもが巣立つ喜び、というのだろうか?
なんだか不思議な感情でときどき胸がぎゅうっとなる。

私の願いは、ちびちびが元気に産まれてきてくれること。
元気に産まれたちびちびを、夫と私とで抱きしめること。
そんなことを思う。


5/1(日)
夫は朝から仕事関連のご招待でバーベキューへ。
夫の集合場所の東京駅まで一緒に行き、私は銀座まで歩いて
ぶらぶらとして過ごす。

開店時間早々の三越へ。
リニュアル後の三越はキッズコーナーが充実しているというので出産前に一度見てみたかったのだが、
確かにスペースとしては充実といえば充実だが、売り物は殆どない。
これなら吉祥寺のなんとかいうショッピングモールのほうが良さそうだ。
それがわかっただけでも行って良かったというものだ。

しばらくキッズスペースそばのカフェでお茶。
途中から隣に、小学受験前と思われる母子が座った。
母親は私くらいだろうか、こどもは幼稚園くらいの女の子である。
そのとき私は「入院中に夫に自宅でしておいてほしいことリスト」(掃除やら洗濯やら花の水やりやらのスケジュールや貴重品の置き場所やら何やら)を作成していたので、途中まで異変に気付かなかったのだが、どうも女の子の様子が変だな?と思って顔をあげると、
なんだか恐ろしいことになっていた。
女の子は受験のための塾のテキストを解いているのだが、母親はその出来がものすごーく気に入らないらしい。
そうして間違える度に、どうしてわからないの?どうしてできないの?この前もやったじゃない?などと声をひそめて叱咤しながら(しかし十分両隣の席に聞こえるくらいの声で)、
ものすごーーーーーーーく怖い顔で、声で、女の子の頬や額を叩いたり、片手で口の両端をつまんでアヒルの口にようにうぃーんとしたり、両方の手で唇の両端を引っ張ってつまみあげたりしているのである。

・・・・えええええ?

そのひとつひとつの動作や叱咤する声に目が点。
というか恐ろしくて「入院中に夫に自宅でしておいてほしいこと」が浮かばない。
母子の席のもう片側の隣に座っている老夫婦もその母子の異変に気付いたらしく、心配そうに母子を見ている。
母子の前に置かれたサンドウィッチとスープとお茶は、手もつけられないままどんどんと冷たくなっている。

母親のひとつひとつの声に「ハイ、ワカリマシタ」「ハイ、スミマセン」「デキマシタ」「ワカリマセン」とちいさな声で答える女の子。
その雰囲気で、これが日常茶飯事なんだとわかる。
叩かれたり口をうぃーんとされる度にしゃくりあげる女の子。

なんだかなあ。
幼稚園くらいの女の子っていえば、もう結構、いっちょうまえになっている年ごろだ。
なにも人前で辱めなくたっていいのになあ。
私ならそのことだけですらとても傷つくだろうし、母親は「集中して!」と何度もいっていたけれども、衆人の前でそんなふうに叱られても集中できる子どもがいたら見てみたいものだ。

何より「母親が思うとおりに勉強ができない」ことって、そんなふうに鬼の形相でつねったり叩いたりする対象になることなんだろうか。
私は子どもに手をあげることがいけないとは思わない。
必要に応じて手をあげるべきときだってあるし、もちろん手をあげる以前に、きちんと目を見て叱ることはとても大事なことだ。
でもそういう、叱ることって、こういう場面で(勉強の出来不出来に対して)必要なことなのだろうか?たとえばさぼっているとかなら別なんだろうけれども、問題を一生懸命解いて、それでも「わからない」ということに対して?

私にはとてもそうは思えない。

その目の前にある食事はご褒美なの?
すっかりと冷めきったスープに乾いてきたサンドウィッチ。
あなたたちがそこに座ったときにはとてもいいにおいがしていたのに。
あたたかくてできたてのうちに食べたほうが、どんなにかおいしいと思うよ。

私の目からは、女の子よりも母親によほど余裕がないように見える。
他人に対してかわいそうになんて厚かましい感情だけれども、なんだかそんな気にすらなってしまう。
もちろんそこまで必死にしていることには、いろいろな事情があるのだろう。
だけれども。
だってそれでも、そんなふうにされても、
女の子が母親を見る目は、憎悪とか悔しさではなくて、
「お母さんに気に入られたい」「ほめられたい」「そのために頑張らなきゃ」という目なのだ。
こういう感情そのものは、私にはとてもよくわかる。
私も子どもの頃、気に入られたい、褒められたい、そのための頑張る、とずうっと思っていたから。
それは勉強ではたまたまなくて(私は勉強が好きだったし、比較的成績もよいほうだったし、受験すべき小学校なんてひとつもない牧歌的な場所で育っていたから)、でも生活全般でそう思ってきたから。少なくとも小学校のあいだは。

お子さんのその目に、気づいてあげてほしい。
お母さんに念を送ってみたけど気づいてくれるといいなあ。無理か。

たとえば今日の三越のカフェにて、女の子への暴力なりがもっとエスカレートしているようなら
軍事介入するところだけれども、これくらいのことでは赤の他人が介入もできないだろうなあ。
ということで、相当気になったもののお店を出ることにする。
そういえばずいぶんと前にも一度、同じような親子を目にしたことがあったっけなどと思いながら。

昼は「銀の塔」に行き、ビーフシチュー。
こちらも出産前最後(予定)。

東京駅まで歩き、帰宅。
高尾行きの中央線快速に乗り、新宿を過ぎたあたりから意識を失い(単に眠っただけです)、気がつけば荻窪・・・。
人生初、短距離の電車で眠り、かつ乗り過ごすというのを体験する。
ああびっくりした。妊婦おそるべし。
反対ホームの電車に乗り、中野に到着。

中野の妊婦仲間から出産報告のメールが届く。
かわいい男の子。
よかったね!頑張ったね!と返信。
みんなに話したいことがたくさんあるよ~、また会おうね!とメールは結ばれていた。
次の出産はたぶん私。
順繰りに出産を迎えて、最後の仲間は7月上旬の出産だ。
子連れで会うのを再開するのも三々五々になりそうだけれども、
みんなで子連れでまた会えるのがとてもとても楽しみだ。

「入院中に夫に自宅でしておいてほしいことリスト」、だいたい完成。

夕方から強い雨。
夫は濡れていないだろうか。

ちびちびは今日も元気だ。
そこまで蹴るか!というくらいにずうっと足を動かしている。
きっとめちゃくちゃ足を動かす赤ちゃんになるのだろうな。
出産が本当に楽しみだ。





4/23(土)
久しぶりに友だちのブログを読んでいて驚いた。
足に静脈瘤ができているらしい。
妊婦の私にとって、静脈瘤というのは聞きなじみのある言葉なのだが、妊娠する前は全然知らなかった。
友だちは立っている時間が長い仕事なので、そのせいだろうか?
病名がまだ特定されていないようなので、まずはきちんとした診断を受けて、然るべき処置を受けて、早く完治してほしいなあと願う。

一日、変な天気。
強い雨が降ったりやんだりを繰り返す。
夫は午前中、がんばってマッサージに行き(といっても徒歩5分くらいのところなのだが)、ずぶぬれで帰宅してきた。
ランチはパスタキッチンへ行こうか?と夫と言っていたのだけれども、
行きはよいよい帰りは・・・となりそうなので、
いえで食べることにする。
つくっておいたユッケジャンスープにご飯を入れてユッケジャンクッパにする
ユッケジャンスープはナムルを作っておくとあっという間にできるので便利。
食べたい野菜や茸などをなんでも追加できるところもいい。

tsutayaで借りた「ロビンフット」を夫と見ていたら途中で眠ってしまった。
楽しみにしていたのに・・・
つまらなかったというわけではなく、横になるとうとうとしてしまう近頃の私である。

夕方、夫はフットサルへ。
雨は小ぶりになっている。
いちにち家のなかにいるとからだがなまって変な感じになるので、
一緒に出る。
私は高円寺へ、夫はその先の阿佐ヶ谷へ。
高円寺でお茶をしたら歩いて帰るわ、というと、
雨と風やし暗くなるし危ないから歩かないほうがええんちゃう?と夫はいう。
だいじょぶだいじょぶ、でももしも危なそうならそのときは電車で帰るから、と私。
そういうと夫はようやくほうっとした顔をする。

「アール座読書館」でお茶。
完全分煙だし(といいつつ喫煙者を見たことがないし、喫煙していい席があるわけではなく「煙草をすえる場所」があるだけなんだけど)、丁寧にいれられた飲み物はすべておいしいしで、ここのところよく行っている。
本当は「ネルケン」にも行きたいのだけれども、こちらは全面喫煙。
時間帯と席によっては煙にまかれてしまうのだ。
しばらく読書とお茶を楽しんでから帰ろうとすると、店主の男性に(すごーく丁寧でいい感じのひとである)、そろそろですか?ときかれる。
いつもはほかのお客さんもいて、ここは読書のための喫茶店なので小さな声以外の会話は禁止。
なので店主とお話しする機会もなかなかなかったのだ。
ハイ、来月のちょうどいまごろ。とこたえると、楽しみですね、気をつけてくださいね!といわれる。
産まれたらなかなかこちらには来られないだろうから、というと、
だいたいみなさん、出産で一度、来れなくなりますが、半年後くらいから赤ちゃん連れていらっしゃるんですよ、とおっしゃる。
半年でこの静かな喫茶店に来るのか???どれだけおとなしい赤ちゃんなんだ!

でも私もあちこちの食べ物屋さんやカフェに子どもを連れていきたいなあ。
と思っていたら、夫が、新聞で「赤ちゃん&子連れで行ける食べ物屋さん」特集やってたで、と、
朝、新聞の切り抜きをくれていたんだった。なんてタイムリーな!
実際にたとえば検索サイトなんかに出てくる「赤ちゃん連れokな店」というのは、連れてきてはいけないわけではないだけで歓迎しているわけでもないとか、赤ちゃん連れや子連れ「のための」店ではない、ということが殆どなのだけれども、夫がこういうことを気にかけてくれているのは嬉しいことだ。ありがとう。

外に出ると、強い風。
雨はそうでもないのだけれども、傘が飛ばされそうな状態なので
さすがに怖くなり、電車で帰ることにする。
ひとりならなんてことはないのだけれども、おなかにちびがいて万が一転倒でもしてしまったらまったく洒落になっていない。
夫もよく、ここまで気をつけてきて、転んだなんていったら最悪やしな~といっている。
電車で帰ることにしたよ?と、メールをすると、
フットサル後に、すごくうれしそうに、電車で帰ったんや?といいながらにこにこと帰宅してきた。
やはり心配していたのだな。

夜になって体調が崩れる。
具合が悪いわけではなく、おなかは張るしとても疲れている感覚。
やはり雨の日は体調が悪くなるなあ。
しかしソトガワの私はそんなだけれども、ちびちびはまったく変わらず元気である。
もこもこうにうに動いている。
ときに痛いくらいなので、痛いよ?と進言したり、少し眠りたいから寝させてね?とお願いしてみたりするが、それに対してはちっともいうことを聞いてくれないちびちびである。
一日3回くらい、5分近く継続するちびちびしゃっくりタイムに
ちょうど居合わせた夫はおなかを触ってびっくりしていた。
大丈夫なん?というので、大人の階段を登っているんだよ、と教えると
そんなもんなのかーすごいなあ、と夫。

ここのところ、夜、お風呂の前に集中してヨガをしている。
本当はヨガだし、朝か午前中にしたほうが良いような気がするが、
夜に時間を変えてからからだが温まるようになってきたように思う。
21時くらいからダイナミックヨガスタート、60分くらいヨガってからお風呂。
お風呂あがりに三陰交へのお灸、両足で20分程度。
それから足全体のマッサージ、15分程度。
さらに呼吸法を中心としたヨガ40分程度。
他に時間と天候次第でウォーキング40分程度。
これがいまのところ続けていること。
臨月に入ったら、さらにスクワットやウォーキングなどを強化していく予定である(何しろ早くちびちびに会いたいので)。

皮膚炎、最悪の時期は抜けたが完治はしていない。
薬を数日やめると痒みが出る。
様子を見て薬をまた数日塗布したり、やめたりの繰り返し。
しかしあと1ヵ月でこの皮膚炎からも解放されるのだ!(たぶん)
いまはひたすら我慢、我慢。


4/24(日)
一転、とてもよい天気。
天気がよいと体調も良い。

長いあいだ眠っていられない状態になってきた私、
(なんと臨月近くなってくると、授乳に耐えうる体質をつくるため、妊婦は長い時間継続して眠れなくなるのだ。人間のからだってすごい!)
ここ1ヵ月ほどは早起きの夫と毎日、朝ごはんを食べられている。うれしい。

午前中、片づけやらなにやら。
今日は事務所に行かなくてよさそう、という夫に、
ベビーベッドを組み立ててもらう。
本当はゴールデンウィークに組み立ててもらおうと持っていたのだけれども、フライング。

ベビーベッドも、夫の兄夫婦からのおさがり。
兄夫婦(子ども2人)は姉夫婦からのおさがり。
姉夫婦(子ども3人)は姉の夫の姉夫婦(子ども複数人)からのおさがり。
ということで、いったい何人の赤ちゃんがこのベッドを使ってきたのだろう?という素敵ないただきものである。
最初にこのベッドを使った子どもはもう高校生になっているそうだ。
(スヌーピーの絵柄もついていて、しっかりしていて、なかなか高級品らしい。だから何代も使えているのかも?)

組み立て難しそうだよね何時間かかるんかなーだいじょうぶかなー説明書ないし・・・とそばでうろうろしながらいっていたら、
ものの30分くらいで夫は組み立て完了。
すごい!大工さんみたい!というと、簡単やったで、と夫。
ほめられると夫はいつも少しはにかむ。

そうして組み立てあがったベビーベッドはなかなかの存在感。
見ていると、いよいよだなあ、という気持ちがどんどんと増えていく。
夫も同じ気持ちのようでにこにこしながらふたりでベッドを見る。

昼もいえで食べて(夫のリクエストで久しぶりに唐揚げとエビフライ。ベッド組み立てのご褒美のようであった)、
昼過ぎ、夫と平和の森公園へ。
芝生広場ではたくさんの親子連れが思い思いに楽しんでいる。
お弁当を食べている家族、よちよち歩きの赤ちゃんとボール投げをしている親子、サッカーや野球やカイトやフリスビーや・・・本当にたくさんの親子がいる。
明るくあたたかい日差しにつつまれてみんなが幸せそうで、広い空のしたでのびのびと楽しんでいて、
いつ来てもいいなあ、と思う。
こんな公園が近くにあってほんまよかったなあ、と夫はいつもいう。
たぶん子どもと一緒にサッカーをしたり追いかけっこをしたりする、そう遠くない未来を想像しながら。

太陽のしたのベンチでひなたぼっこをしながら、
東北は今日は雨だろうかと思う。

公園の先にある沼袋の商店街を散歩し、途中でタコ焼きと団子を食べ、
新井薬師の商店街でお茶をしてから帰宅。

ふたりとも疲れてしまったので、夜もいえで食べる。
休みの日に3食いえごはんというのはとても珍しい。

夫はにちようびの夜に疲れがどうっと出るらしく、
たいてい深夜までうたたねを繰り返す。
その横でヨガをしていてもまったく気付かない。
今日も、全然きづかへんかった!なんでこんなに眠れるんやろう、
といいながら数時間うたたねをしていた。

来週はほぼ毎日予定が入っている。
出産前の最後の美容室、産褥期間に出張派遣で来てくれる区のサービスの方との面談、
母乳ケアのために助産院に行ったり、鍼灸に行ったり、病院でのマタニティクラス最終回に行ったりと盛りだくさんだ。
体調に気をつけつつ過ごそうと思う。

出産のための入院準備もほぼ終了。
バッグに子どもの服以外は諸々詰め終わったので、
これでいつ入院になっても大丈夫だろう。
来週早々には、まだ洗っていないおさがり系を洗濯すれば、部屋の準備もだいたい終わる。

スケジュールを見ると、本当にいよいよ、ますます、近づいてきたことがわかって
ドキドキとする。


4/18(月)
午前中、銀座の鍼灸院へ。
体重が増えてしまったのが気になっていて、そのことを相談すると、
気にしなくていいよ!とあっさりといわれる。
私が分娩する病院は出産時に7~9キロまでの体重増にしてください、というのが方針なのだが、
既に+8~9キロをうろうろしている私。
しかしS院長曰く、胎児3キロ、胎盤+羊水1~2キロ、母乳1キロ、便1キロ(妊婦は便秘のためそれくらい便がたまっているそうだ)、血液増量1~2キロ、ということでそれだけで既に8キロはあるわけで、
それを7~9キロの体重増で完全におさえてくださいというのはナンセンスですよね、
体重増を気にしてストレスがたまるとしたら、そのほうがよくないですよね、とのこと。
おお、確かにそうだ!そのとおりだ!
と明るい気持ちになる。
また腰痛と恥骨痛があるため締めているベルトも、そろそろはずした方がいいという。
ベルトをしめるということは筋肉がなくても動けるようにサポートしているわけで、
あまりにも痛いならともかく、私程度の痛みなら、かつ現在の週数なら、今後のために筋肉を強化するほうを選んだほうがいいそうだ。
いつもながら深い見識。ベルトも今日からはずすことにする。

鍼灸とマッサージですっかりと気持ちよくなったところで、
銀座あさみへ鯛茶漬けを食べにいく。
もうランチは終わっているかなと思ったのだけれども、14時がラストオーダーとのことで、
ぎりぎり間に合った。よかった。
出産前にもう一度くらいお邪魔したいが行けるだろうか。

ちびちびは今日もとても元気だ。

ここのところおかしいなと思っていること、いくつか。
ひとつは「原発の安全性」について。
原子力発電所について地元住民やそれ以外のひとたちへのインタビューを見たりしていると、
信じていたとか、絶対に安全だと聞いていたというようなこたえをしているひとが多い。
(中には「自分たちは原発によって仕事を得たり、家を建てたりしてきた。だからこうなったからといって否定だけもできない」というふうにおっしゃっているひともいる)
もちろんそういう答えをしているひとを選りすぐって報道している可能性もある。
のだけれども、原発推進派の首長が多く当選していたりすることを考えると、
危険性より経済への貢献や地域活性化が優先されてきた、これが結果なんだと思う。
そもそも私が疑問なのは、どうして原子力発電所を「安全」なんて思えるのか?ということだ。
そりゃー火力にしろ水力にしろ、いやそんなことをいうなら自動車だって自転車だって電子レンジだって冷蔵庫だって、そうして野に咲く花だって、人工的なものも自然なものも、100%安全なものなんてこの世にはない。
だけれども。
その安全性の精度、「何か」が起きたときに与える影響度・・・深刻性や拡散性や持続性や・・・を考えたときに、原発というのはそもそも、とても危ないものなんだ、ということを、どうしてこんなにも知らないんだろう?もしくは原発によるメリット・デメリットについて。
恩恵を享受しているのになにをいっているか、という向きもあろうが、
恩恵を享受しているかどうかは当人には選べないことだからここで云々いっても仕方ないので置いておいて。
もちろん私も専門家ではないから詳しくはないのだけれども、どこにどれくらいの原発があって、そこで「何か」が起きたらどの範囲で何が起きるかというのはだいたいは予測できる。
(だから逆に不要にパニックに陥ることもない)
もちろん知らないこともたくさんあるし、さらにベールの奥のことは知る由もないが、
できることならばいつも何に対しても(たいせつなひとや自分にふりかかるなにかに対して)、何も知らなかった、信じていたのに、と平気でいってしまうような自分ではありたくないと思う。

もうひとつは「コミュニケーション能力」について。
いったいいつからこの言葉がそんなにもてはやされるようになったのかは定かではないが、
たとえば就職活動中の学生の話を聞いたり、その親の新聞やら何やらの投書などを読むと、社会を渡って行くのに不可欠の要素として認識されているように思う。
うちの息子にはコミュニケーション能力が欠けているように思う、このままでは就職はできないのではないか、みたいな。

しかし実際に過去に何人かの学生と接していて感じたのは、このコミュニケーション能力を勘違いしているひとが多いということ。
そうしてその多くが、明るく元気があること、当意即妙な会話ができること、誰とでもすぐに親しくなれること、のように思っていたり、
さらに言えば、ノリがよくて、友だちという名の知り合いがたくさんいて・・・というふうに勘違いしているひとの、なんと多いことか。
それってコミュニケーション能力が高いのではなく、単に社交的なだけなのでは???と思うのだけれど。
(たとえば私はこれから産まれてくる子どもを人見知りさんではなく社交的な子どもにしたいと思っているわけなのだが、そのこととコミュニケーション能力は別ってこと)

私が思うに、コミュニケーション能力の本質というのは、
場における合意形成力、他者への洞察力、自己表現力、相互理解力(順不同)、なんじゃないだろうか。
そうしてそれらのちからというのは、別におしゃべりが上手とか、友だちが100人いるとか、ということとは関係がない。
そこを勘違いして落ち込んだりあるいは浮きあがったりする必要は全然ないと思うのになあ。
ということを、誰か大きなこえでいってあげて欲しいと思う。


4/19(火)
朝、子どもの服を大量に洗濯。
先日、アボジとオモニからいただいた新品の肌着などや自分で買ったもの、友だちなどからいただいたスタイやアフガンなど。
そんなにないつもりでもやはり結構な量で、おさがりでいただいたものは後日にまわすことにする。
本当は天日干しをしたいのだけれども、夫も私も花粉症なので部屋に花粉が入るとつらく、致し方なく部屋干しにしたため、かなり壮観。
夫は、すごいなあ、めっちゃかわいらしいなあ、何この靴下ちっこいなあ、これ着んねやなあ、などといって仕切りに喜んでいる。

今週は今日だけ予定が入っていないので、
買い物やちょっとした用事などを済ませようと精力的に動く。
用事の最中に急に雨が降り出してびっくり。
妊娠前は考えもしなかった折りたたみ傘、持っていてよかった。

立ち寄った区立図書館でばったりと妊婦仲間と会う。
ナオちゃん!とどこからか名前を呼ばれ、この区で私の名前を知っているひとは妊婦仲間しかいないはず?と思って見ると、母親学級で友だちになったKちゃん。
ウォーキングがてら図書館に来ていたそうで、少しお茶でも、ということになり、暫く話をする。
ご近所ならではの良さ。

外に出るととても寒い。
ウォーキングは中止にして、帰宅。

だいぶ日が長くなったとはいえ、まだ寒い日もある。
ちびが産まれるころはきっとあたたかいだろう。

ちびちびの胎動と遊ぶのがおもしろく、
毎日たくさん遊んでいる。


4/20(水)
午前中、妊婦検診へ。
母子ともに順調。
おじいちゃん先生に(しかし実際はおじいちゃんではなく、50代らしい・・・すみません。これからはI先生とちゃんと呼びます)、
ついにここまで来たね、いや~いまだからいうけど、Kさんが最初に診えてから、早産とかいろいろ、本当に心配していたんですよ、といわれる。
そ、そうだったんだ・・・。

つわりがひどかったとか(たぶん一般的なレベルより相当)、誰もならないような皮膚炎になったとかはあったのだけれども、それ以外のこと・・・母子ともに順調といえないような事態については、そうならないようにずうっといろいろなところで気を遣ったり、行動をしてきた。
一方で心配しすぎないように、気を遣いなすぎないように、ということも。
あとはなにがあっても絶対に、子どもと私は大丈夫、という自信を持って。
そのことが少しは功を奏したのだろうか?
もちろんどんなにきちんとした生活を送ったり、適度な運動をしていたり、あるいは安静にしていようとも、免れ得ないことは多々あって、実際に妊婦やお子さんが産まれた友だちにも何人も辛い経験を乗り越えて無事に出産で来たひとたちがいる。
私はそういう意味では、ものすごく恵まれているなあと思う。

まだ呼吸機能が完成していないので、すぐに産まれるというのはよろしくはないけれど、
仮にいま産まれてもオオゴトにはならないからね、もう大丈夫!とI先生。
次の妊婦健診はちょうどゴールデンウィークになってしまうため、別の曜日に特別に検診をしてくださることになり、ありがたく思う。
その検診日程を過ぎたら、もう本当、いつ産んでも大丈夫だからね、とI先生と助産師さんにおっしゃっていただき、検診終了。

夫に電話。
順調だったよ、と連絡。
ここまで順調に来られたのは夫のおかげでもある。
私が子どもと自分にからだと気を向けられるような環境にいつだってしていてくれること。
ありがたく思う。

ウナカメラリーベラで妊婦友だちとランチ。
ちょうどひとまわりくらい年下の子なのだけれども、同じ病院でほぼ同じ時期に出産ということで仲良くなった。
野菜たっぷりのランチをいただきながら、
気がつけば4時間も話込んでしまう。
スーパーマーケットにだけ寄り、帰宅。

カフェにいる途中からなにか足が変だな?と思いはじめていたのだが、
帰宅してびっくり!
信じられないくらいに足が浮腫んでいる。
足の指のつけねのいちばん幅広い部分と足首の太さが大差ないくらいに、
特にあしくびに浮腫み。
もしや妊娠高血圧?
しかし今日の今日、妊婦健診で検査をしたときにはそんなことは言われなかったし・・・
これが妊娠後期特有の浮腫みというものだろうか。
びっくりしていろいろ調べてみたら、おそらくは妊娠性高血圧症ではなく、後期によく出る浮腫みではないかと思われる。
が、念のためなるべく塩分は控え、カリウム多めの食事を心がけようと思う。

夜、夫帰宅。
I先生にこんなこといわれたよ、と話をすると、
ほんまここまでこられてよかった、いろいろ我慢したり努力したり、頑張ってきたおかげやと俺は思うで!と夫にほめられた。
私もいろいろ手伝ってたり支えたりしてくれてありがとう、とても感謝している、と私からも伝える。


4/21(木)
午前中、仕事の最後の引き継ぎで虎ノ門へ。
1年ほど前に一時期、よく仕事をしていたかなり大きな住宅の会社さんに行く。
後任を紹介し、地震の話などをいろいろして30分くらいで終了。
担当の方は、私がものすごーく忙しいと思っていて仕事をまわすのを遠慮してた、とおっしゃられ、
確かにご一緒していた時期はものすごーく忙しかったのだけれども、気を遣わせていたんだなあと反省する。
私は私で、こんな大きな会社さんだと、やっぱり私のような立場ではがっぷり仕事するのは難しいってことなのかな?なんて思ってしまっていたのだ。

夫は午前中、皮膚科へ。
私が行っていた女子医大に夫も通うことになり、
結果はどう?とメールすると順調、という返信。よかった。

昼は龍土軒へ。
もとあった場所にマンションが立つことになり、1年半の工事によるお休み期間を経て、この冬に復活した龍土軒、
ずうっと行きたい行きたいと思っていたのだけれども、つわりだの皮膚炎だので行けなくて、気がつけばもうすぐ臨月である。
ちょうど先月くらいに、よく一緒に龍土軒に行っていたRさんから、赤ちゃんの出産祝いなにがいい?と聞かれて、じゃあ相談ついでに龍土軒でランチでも食べましょう、とすぐに話はまとまった。
こじゃれたマンションの一階に新装、というかたちなのだが、
扉をあけると以前とあまり変わらない雰囲気。
岡野さんとマダムが変わらないんだもん、店のガワが新しくなっただけで、本質が変わるわけはないんだよなあ~と、そんな当たり前のことを改めて思う。
2種類のランチのすべてのものをちょっとずつのポーションにして出していただく、というわがままリクエスト(というか私とRさんをよく知る岡野さんからのご提案)で、豚のパテ、カリフラワーのポタージュ(絶品!かつ懐かしい味)、すずきのポワレ、牛肉のグリル、サラダ、デザートまで余すところなくいただいた。ああ満足。
そうしていつものように、食後は岡野さんとマダムとご一緒にたくさん話をして、
最後に「お腹さわっていいですか?」「いいですよ」なんていいながら、子どもを連れてこられるようになったらまた来ます、とご挨拶をして、みんな笑顔いっぱいでお店をあとにする。
今度くるときは鴨を食べたいな。岡野さんの鴨料理を懐かしく思う。

帰宅後、浮腫みがまだあるので、ひざ下すべてを丹念にマッサージ。
このまま出産まで浮腫むということなんだろうなと思いつつも。
またまた韓国料理祭りで、夫が食べるのはきっと明日の朝だろうと思いつつ
つくりおきできる韓国惣菜をいっきにつくる。

夫、少しだけ早めの帰宅。
夜、おおきめの地震。
仕事部屋にいた夫、リビングにいる私の様子を見に来てくれた。



4/22(金)
今日から35週。

午前中、夫は代々木の病院へ直行とのことで
いつもより遅い時間にいえを出る。
といっても仕事部屋で仕事をしているのだけれども、
それでも夫のいるいえといないいえは全然違う。

夫を玄関で見送り、おさがりでいただいていた子どもの服をまとめて洗濯。
これで子どもが産まれる前の子ども関連の洗濯の残すところ、おさがりの大物・・・おむつシートとか毛布とか、だけだ。
あ、あとおさがりのベビースタイとガーゼと靴下もあった・・・忘れてた・・・。

午後、近所のスポーツジムへ。
目的はここで行われているマタニティスイムの講師、金澤先生に会うこと。
金澤先生はマタニティスイムの先駆者、御年76歳(確か)にして現役のマタニティスイムインストラクターである。
アエラベビーで金澤先生のことが特集されている号があって、
それを読むと、なんと近所のスポーツジムで金澤先生のクラスがあるではないか。
しかも先生は栄養士でもあるのだが、クラス終了後に近くの区の施設に場所を変えて、そこで手作りのお惣菜をふるまってくださり(なのでクラス受講生はみんなお弁当やごはんを持参していく)、出産や子育て、からだにいい食事について栄養指導をしてくださるという。
以来、私も安定期に入ったら金澤先生のクラスに入る!と心に決めていた。
しかし安定期に入り、いざ主治医にマタニティスイムの許可を得ようとすれば、
病歴等の関係で、水泳はおろかヨガも絶対禁止、ウォーキングすらもしてはいけない、だから許可はあげられない、同意書は書けないという(が、同意書をもらわなくてもできる家ヨガとウォーキングだけはこっそり続けている)。
そんなわけで、金澤先生のクラスにも入れなかったわけなのだが、
母親学級で友だちになったAちゃんが、私がたまたまこのスイムクラスを受講していて、私が会いたがっていることを先生に伝えてくださったのだ。
すると太っ腹の先生、いいわよ、連れていらっしゃい?ということになり、
今日、ついに先生と会えることになったわけである。

さて金澤先生。
思っていた以上にものすごーくパワフルで、素敵な女性だった。
手作りの惣菜や自家栽培のパセリなどをみんなでいただきつつ、お喋り。
ためになる話もたくさん聞けて、すぐにでも聞きたかったことも聞けて、
とても勉強になったし、おまけにこれからもこの会にいらっしゃいね、産後は卒業生の会もあるからそちらもいらっしゃい?とご招待までしていただいてしまった。
紹介してくれたAちゃんに大感謝である。

ひとしきり楽しみ、散会後にAちゃんとお茶。
またしても5時間近く話混む。
ほぼ同じ週数の妊婦どうし、誰かに聞きたいことも、
考えていることも、迷っていることも、うれしいことも、たくさんたくさんあり、
会えばついつい長話になってしまう。

またね!とわかれたあとに区議会議員の不在者投票へ。
それにしても区議会議員の投票って、いつも思うのだけれども誰にいれたらいいのかさっぱりわからない。
中野区のケーブルテレビで政見放送をしているらしいのだけれども、どこのチャンネル?って感じだし、全員が街頭演説をしているわけでもないし、
それぞれの主張はポスターを見るくらいしかはかりしれない。
区報の号外などで、選挙特集などをやってくれたらいいのにといつも思うのだけれども。


明日は一日雨らしい。
ちびちびは今日も元気にもこもこ動いている。



4/16(土)
従妹ファミリーが遊びにきてくれた。
本当はもっと前に約束をしていたのだけれども、
私が風邪を引いたり、別の日程にしたら今度は震災が起きたりと
なかなか会うことができなかった。
もう産まれてからになるかなと思っていたら、
マタニティのナオちゃんにどうしても会いたいから!といって
なんとか時間をつくってやってきてくれた。

従妹と従妹の旦那さんと1歳になったばかりの娘のNちゃん。
半年くらい前に会ったときは
まだ赤ちゃん赤ちゃんしていたのだけれども
1歳を過ぎると赤ちゃんから子ども、へと成長している。
従妹の旦那さんと会うのは1年ぶりくらいだけれども、
すっかりとお父さん、になっていた。

娘ちゃんはちょうど人見知り期だったのだけれども、
30分くらいで慣れてくれて
抱っこ?とききながら腕を広げると、
伝い歩きをしながら腕のなかに入ってきて、
ぴとっと顔とからだをくっつけてくる。
しかも私の胸とそのしたのおおきなおおきなお腹の配置がかなり気持ちよいらしく、ずうっと離れない。
かわいいなあ。
夫も抱っこさせてもらえてすっかりご満悦である。

従妹のいえは伯父伯母夫婦と兄一家が住む実家が近くにあり、
また自営業なのでひとの出入りも多い。
そのためかどうか、娘ちゃんの人見知りも激しくない。
私も子どもには人見知りしない、むしろ誰のひざのうえにでも乗る子になってほしいと思っているわけなのだが(私たち夫婦はそろって人見知りをしないこともあり)
夫婦しかいないわが家のこと、乳児期に夫婦以外のひとといかに接触させるかが鍵となるだろう。
ということを、最近よく夫とも話していて、
まずは乳児期からあちこち連れ歩いて、親以外のひとにたくさん抱っこしてもらう経験をさせること、を対策のひとつに置いている。
まあわざわざ対策をとるまでもなく、私の性格上、連れ歩ける時期になったらあちこち連れ歩くんだろうな~とは思うんだけど。

おもたせのおいしいフルーツゼリーと苺と
買っておいた柏餅とカステラをみんなで食べて、
子育ての話や妊娠の話、などを楽しくする。
たんじょうびプレゼントもいただいた。
子育て中に便利なグッズ。うれしい。

娘ちゃんがお昼寝に入ったところで従妹ファミリーは帰宅。
夫と玄関で見送る。

かわいかったねえ、Nちゃん!というと、
ほんまやなあ、なんか実感湧くわ~と夫。
Nちゃんを見たり抱っこしたりしながら、
ずっと自分の子どものことを考えていたらしい。

女の子は女の子でかわいいよねえ、やっぱり。二人目を授かるとしたら、女の子もいいよねえ。
ほんまやなあ、やっぱり二人いたほうがいいし別々のほうがいいから次は女の子がええなあ。

そんなことを話す。

昨日は友だちの赤ちゃん、
今日は従妹の赤ちゃんと、
赤ちゃん欲は相当満たされた。

夕方、夫はフットサルへ。
私も一緒にいえを出て高円寺まで行き、「アール座読書館」でしばらく読書。
帰りは歩いて帰宅。

とてもあたたかい・・・あたたかいというよりは暑いような日だったけれども
夜になるとさすがに肌寒くなっている。

夫は早めに帰宅。
つくっておいたカレーをたくさん食べる。

ちびちびは少しおとなしめだったが、
みんなが帰ったくらいから急に元気になっていた。
夫は赤ちゃんを見たり赤ちゃんの話をよそから聞いてきたりするたびに、
早くちびちびに会いたい熱が高まるらしい。
よかったね、ちびちび。


4/17(日)
昨日に比べると風が冷たいけれども
よく晴れていて気持ちがいい。

仕事があるかと思っていた夫、来週にやれば大丈夫とのことで
今日はゆっくりと休めた。よかった。

街をぶらぶらとたり
喫茶店に行ったりして過ごす。

喫茶店にいるときに、ちびちびがものすごーく暴れていて、
ちょうどそのタイミングで夫がおなかをさわることができた。
いつも夫がさわるときはすこしおとなしくなってしまうので
ちびちびが大暴れをしてねえ~といってもぴんとこない様子だったのが、
これは確かにすごい!と感心したような夫。

足がぽっこり出ている場所をちょちょいと押すと、
足をひっこめて背中を動かしたりするのを
ふたりで楽しむ。
こんなことして痛くないのん?
と夫は心配そうにいっていたのだけれども。
だいじょうぶだいじょうぶ、遊んであげてるんだもん。ねー、ちびちび。
と答えになっていない私。

夜は昨日ののこりのカレーとすぐにつくれるおかずで簡単に済ませる。

夫は一週間の疲れが出たらしく、
ごはんの時間以外はずうっと眠っていた。




4/11(月)
今週はあまり予定がない。
出産に向けて準備を進めつつ、ゆっくり過ごそうと思う。

かなり大きな余震に驚く。
本震が大きかったぶん、余震のパワーも相当なものなのだろう。
こんな状況が続いては、被災地の方々は休まらないだろうし
復興についてもプランや実行も難しい部分が出てきてしまうだろう。
本当に早くおさまって欲しいと願う。

夫はちょっと大きめの地震がある度に
いつも電話をくれるのだが
今回は回線が混んでいたそうで電話がつながらなかったと
とても心配していた。
無事に声を聞きあえて安心したのだが、
心配だからと早めに帰宅してくれた。
夫の顔を見るとやはりほうっとする。

ちびちびは今日もよく動いている。
もこもこもこもこと動いているのが愛らしい。

体重増が気になるこの頃なのだがやたらといろいろな物が食べたい。
困ったなあ。


4/12(火)
お腹がすごく張ってしまい、全般に体調がすぐれない。
疲れているのだろうか。
区で主催する子育てサポート(登録者同士で一時的に子どもを預けあうことができる制度)の登録会があったのだが、参加を取りやめて寝て過ごす。

ここのところとても疲れやすい。
もうすぐ臨月なので、こういうものなのだろうと思う。

ちびちびの位置が少し下がった気がする。
逆子になってしまったのかな?と心配になるのだが、
やはり足は上にあるし・・・
骨盤周辺がぎしぎしときしんで下半身がばらばらになりそうな感じ。
恥骨の痛みもはじまったということは、やはり出産に近付いているということだろうか。
早く会いたいねというお願いを聞いてくれているのだろうか。

夫、珍しく今日も早めに帰宅。
帰宅してもいえで仕事をしているから変わりないといえば変わりないのだが
いえのほうがまだ休まるとは思うので安心する。


4/13(水)
ネット通販で私の入院中~産褥期間、子どもと私に必要な買物は殆ど終了。
買っていないのは布おむつとおむつカバーだけとなった。
悩みに悩んだ抱っこひもとスリングは、結局、スリングを買った。
産後2ヶ月から使える抱っこひもは、京都の姉からおさがりでもらっていたのだで、
新生児期に使う用のもの。
エルゴの抱っこひもに新生児用のインサートをつけようと最初は思っていたのだが、
冷静に考えてみると、産後~1ヵ月検診までは、よほど子どもか私に何か起きない限りは外出はしない。
ということは、抱っこひもなりスリングを使うのは早くて6月中旬、遅ければ7月頭。
さてこれから暑いですよ~という季節である。
そんな暑い季節に、果たしてインサートのように子どもにとって暑そうなものを着用するだろうか?いやしない、というのが予想である。
通気性が良くて、夫と共用できるスリングを1つ買い、あとは様子を見てまた考えようと思う。

昨日、ゆっくりと休んだおかげで元気になっていたので
今日は哲学堂まで散歩。
桜はだいぶ散っていて、葉桜になっているものもある。
週末に夫と花見をしておいてよかった。
もうすっかりと春だ。
あたたかい。

友だちの赤ちゃんに誕生祝いを買いにいく。
私よりひとあし先に出産を終えた友だち。
ここ1ヵ月くらいずうっとあちこち物色して歩いていて、
よしこれだ!と思い定めてからもなにかいいものないかな~とうろうろして歩き、
結局、最初の頃によしこれだ!と思い定めたものに決定する。
赤ちゃんやちいさな子どもへのプレゼントはとても好きだ。
選ぶとき、いつもわくわくとする。
その子が実際にそれを使ったり、着たり、読んだり、しているところを思い浮かべると
もうあれもこれも、プレゼントしたくてたまらなくなってしまう。

夫は遅い帰宅。

夜、リビングでうたた寝してしまう。
夫がお風呂に入るまでのことは憶えていたのだが、
その後の記憶がなく、気が付いたらすっかりとお風呂から出てひとだんらくしたらしき様子の夫が笑っている。
最近、うたた寝、気に入ってるのん?と夫。
うん、なんか眠くなってしまってと私。
実際、ここのところ、リビングで横になるといつの間にか睡魔がよってくる。

ちびちびは今日も元気。
ここのところしゃっくりがなかなか止まらなくて
かわいそうになってしまうのだけれども、
こうして大人の階段(いやまだ赤ちゃんへの階段?)を登って行くのだね、と
背中らしきところをなでながらしみじみと思う。


4/14(木)
午後、区の母親学級の最後の集まり。
今日は講習はなくて、3月度参加者の親睦会的なもの。
区側の意図としては、これを機に母親同士の交流を深め、仲間をつくり、今後の育児にあたって欲しい、ということのようで、散会してからも連絡しあえるように名簿用のシートなどを既に用意してあった。
強制ではないんですけどね!と最初のうち顔を見せていた保健士さんは何度も言っていたけれども、
いずれ強制ではなくても母親になってからも集まろう、という雰囲気のメンバーに育ってはいたので、名簿を作成。
早いひとは4月、遅いひとで7月の出産なので、
最初の集まりを8月の第一週に設定し、和やかに散会する。
次に会うときはみんな子連れなんだね!なんだか感慨深いねえ、などと口々にいいあう。

みんなで会場をあとにして、
良いお産をしようね、安産でありますように、などと口々にいいあい、
手を振ってわかれる。

思ったよりも長い時間の会合になったためか、
急に疲れが出てしまった。
明日は3月に赤ちゃんが産まれたばかりの友だちの家にお邪魔することになっていて、
いくつか惣菜などを作って持っていこうと目論んでいたのだが
目論見だけで終えさせてもらうことにする。



4/15(金)
今日から34週。
気がつけば体重(私の)が「こうあるべき」ラインの上限ぎりぎりまで上ブレしているような・・・
先々週に食べ過ぎたのが効いてきたと思われる。
あああ。大丈夫か、私。
でも食べ物、おいしいんだよなあ。。。

昼過ぎに友だちの家にお邪魔することにしているため、
午前中にいえを出て、少し買い物。
途中、どう考えても予定の時間に友だちの家に着けないことが発覚し、焦る。
なぜ?ちゃんと時間を計算し、30分は余裕をもったはずなのに・・・と思って考え直すと、
友だちの家の最寄り駅から、友だちの家までの時間を計算に入れていないことに気がついた。
ああ私ってば。

池袋の西武デパートに立ち寄り、買物の追加。
デパ地下、に行ったのが久しぶりで、わくわくしてしまった。
中野にあったら大変だ・・・毎日がデパ地下になってしまうところだ・・・。
今年初の柏餅を買って、移動。友だちの家へ。

友だちの家は池袋から10分ちょっとの駅なのだが、
高い建物があまりなくて、空がひろく見える。
畑があったり、家々の広い庭に思い思いの木や花が植えられている、
とても素敵な場所だ。
いつ行っても、いい場所だなあと思う。
私もできればこういう場所に住みたいのだが、いかんせん交通の便が良いところ、かつ街、が好きな夫、
3分で却下されること間違いなし。

友だちの素敵な家にお邪魔し、
産まれたばかりの赤ちゃん、Jくんと遊ぶ。
Jくんは友だちにそっくりで、きりりとした雰囲気を持ちつつとてもかわいらしい。
抱きしめるとふんわりと赤ちゃんのにおい。
たまににこっと笑ってくれて、もうもうもう!そのかわいさに胸がきゅんとなる。
かわいいなあ。
友だちも元気そうでよかった。ほうっとする。

仲の良い友だちと、そんなに変わらない月齢で、かつ性別も一緒、というのはなんとも心強いし嬉しいことだ。
子ども同士も、仲の良い友だちになってほしいなと思う。

あと1ヵ月もすればおなかのちびちびも外に出てきて、
あと2ヶ月もすればJくんのようになるんだな。
いまこのおなかのなかでもこもこと動いているちびちび。

友だちから、おなかにいるあいだに、これが背中、となでていた背中のかたちが
産後の背中のかたちと同じで、うわあっと愛しくなった、という話を聞いた。
そうか!それは確かにそうだ!
このおなかのなかの胎児と、そとに出てくる赤ちゃんは同じなんだもの、
それはそうなのだ!
早速、帰りの電車のなかで、足や背中や頭などをちいさな声で歌いながらなぞってみる。
しばらく前にでたらめにつくった拍子歌なのだけれども、ちびちびは気に入っている?らしく、
その歌を歌うとその場所をもこもこと動かしてくる。
かわいいなあ。
これが外に出てくるんだもの、かわいさ100倍だろうなあ。

明日は従妹ファミリーが遊びに来てくれる。
震災以来、ずうっと延期させてもらっていたもの。
娘ちゃんは1歳になったばかり。
こちらも会うのがとても楽しみだ。

とてもあたたかい日。
コートはいらないかも?と思ったものの
念のためバッグに入れていったのだが
結局、いえに帰るまで袖を通すことがなかった。

春だ。
日もどんどんと長くなっている。