3/25(月)
龍晴の風邪はだいぶよくなってきた。
鼻水も減ってきたし、とまっている時間も増えた。
あとひといき。

今日も大事をとって
なるべく室内で過ごす。

午前中のさんぽは
龍晴のリクエストでバスに乗り、
新井薬師の駅まで行って踏切を眺め、
西武線で高田馬場まで行き、
東西線で帰宅する、という
先週のどようびと同じコース。

お昼寝後は暫くいえで遊び、
新宿の家電量販店へ時計を見に行く。
無類の時計好きの龍晴のために行ったのだが
あまりに時計がたくさんあって
びっくりしたのと好きなものを見るときは抱っこされたいのとがあいまり
抱っこをせがまれ
ちょうどそのときに龍晴を一度おろして
荷物の整理をしたかった私は
ちょっと待ってて?ということになり
ひと悶着。
いま思えばちょっとだけでもすぐに抱っこしてあげたらよかったのに
私も荷物の整理にこだわってしまって反省。
ごめんね、龍晴。

気を取り直して
違うお店へ行き、
存分に時計を眺める。

電車とバスとどちらで帰りたい?ときくと
バスがいい、というので
バスに乗って帰宅する。

明日には風邪、治るかな。


3/26(火)
まだ桜が残っているのがうれしい。

龍晴の風邪はあとすこし。
鼻水はほとんど止まった。
とはいえ今日もなるべくおとなしく、室内多めに過ごそうと思う。

午前中のさんぽは
数日ぶりのコンビカーで駅まで行き、
サンプラザのなかで遊んでからボーリングを見て、
龍晴のリクエストでバスに乗る。

ここのところ龍晴はバスづいている。
バスを見ると、乗りたい!という龍晴。

お昼寝後はポーコアポーコさんへ。
葉山のダイちゃんが来ていたので
一緒に遊ぶ。
途中からレイナちゃんとリュウガくんという姉弟がやってきた。
レイナちゃんは4月から小学生だそうだ。
リュウガくんは3歳。
ダイちゃんは4歳なので、龍晴はやはりみそっかすだ。

リュウガくんはひとりで黙々とミニカーで遊んでいたため
レイナちゃんとダイちゃんと龍晴と私とで遊ぶ。

龍晴はおおきな友だちと遊べて
ご満悦である。

ポーコアポーコさんで長めに遊び、
すこしだけコンビカーに乗る。
スーパーマーケットに寄り、
猫の目の時計とおおきな時計を見てから帰宅する。

夜、夫が早く帰ってきたので驚いたが
(といっても22時半ですが)
今日はサッカーやから、という。
そうか、サッカー!
すっかり忘れていた。

一緒に見ようと思ったものの
ソファでサッカーの前にお風呂に入るという夫を待つうちに
眠ってしまう。
ここのところ疲れがたまっているのと
抗アレルギー剤を飲んでいるため
あっという間に眠くなる。

頑張って起きようと思ったが
無理そうなので
あきらめてすっぱりと寝ることにする。

夜、眠っている龍晴のよこに
そうっと入っていき
龍晴の寝顔を眺めるのは
とても好きなことのひとつだ。

龍晴の体温でふとんはあたたまり
私はなんともいえないしあわせを感じて
眠りにつく。


3/27(水)
龍晴の風邪は殆ど治った。
良かった。

午前中はそらまめの会へ。
雨降りだし、誰もきていないだろうと思ったら
案の定誰もきていなかった。

プラレールのレールを引っ張り出して
すこしだけ組み立て、龍晴とふたりで遊ぶ。

30分ほどすると少しずつひとが集まりはじめる。
よかった。

ほかの子どもがいるほうが
龍晴は楽しそうだし
そのためにこういう場に出かけるのだから。

1時間ちょっと遊んでから
帰宅。

龍晴はここのところ
風邪と雨でからだをつかって遊んでいないせいか
特に夜の寝つきが悪い。

今日はお昼寝でもなかなか眠らず
なんとか12時に眠る。

1時間ちょっとで目覚めたので
お昼ごはんを食べてからアソボーノへ。
雨の午後は久しぶりなのでアソボーノも久しぶりだ。

憶えている?ときくと
ゆうえんちでしょう?という龍晴。
水道橋に着いたらもううれしくてうれしくて
ぴょんぴょんととび跳ねながら
にこにこに笑っている。

春休みのせいかとても混んでいて
入場までに10分ほど時間がかかったが
それでも館内は足の踏み場もない、というほどではなく
龍晴はおおいに張り切って遊ぶ。

1時間半ほど遊び
帰りたがらないかな?と思ったものの
泣いたりはせずに抱っこされ
帰途につく。

明日も雨らしい。

明日も雨みたいだし、
またゆうえんちにいく?
それともポコさんちにいく?
とばんごはんのときにたずねると
ポコさんちがいい!という龍晴。

そうなんだ?
ゆうえんちのほうに行きたがるかとばかり思っていたのだけれども。
それなら明日はポコさんのところに行こうかな。
金曜日に行こうと思っていたのだけれど。


3/28(木)
雨かと思ったらなかなかよい天気になった。
そろそろ桜も見おさめだろうと
龍晴を誘って午前中は新井薬師のお寺に行く。
梅照院、というのが新井薬師のお寺の名前なのだが、
境内には立派な梅はすこしだけで
境内いっぱいを覆うような立派な桜の古木がある。
それはそれはうつくしい桜の木。

龍晴は久しぶりの新井薬師が嬉しかったらしく、
お薬師さんに行こう?というと
途中まではコンビカーで、
途中からは一目散に走っていく。

桜をたっぷりと眺める。

龍晴の記憶に残る
たぶんはじめての桜。

暫くお寺で遊び、
公園にうつって砂場や滑り台で遊び、
向の北野神社の隣にある池で石を投げまくってから帰宅する。

お昼寝後、午後はポーコアポーコさんに行こうかとつかのま迷ったが、
いえで片づけたい家事などがあったので
それを済ませてから
龍晴のリクエストで新井薬師の駅へ踏切を見に行き、
それから哲学堂へ行く。

桜が終わってしまう前に
できるだけたくさん、桜のあるところに連れて行きたいと
思ってもいるから。

桜をたくさん眺め、
池に石を投げたり
哲学堂公園にある児童公園で遊んだりする。

午前中に北野神社のそばで龍晴が
くちをあけていたら
桜の花びらがくちに入る、ということがあった。
べーと舌を出して、なにかあるよ?という龍晴。
りゅう、さくらの花びらがくちに入っているよ?と取ってあげると、
これだね?とうえから舞い落ちる桜のはなびらを指す。
そうだよ、これ。
りゅうがべーしたら入ったんだね?と笑うと、
龍晴も笑う。
かわいい龍晴。

明日、父さんにこのことを話そうね、というと
何度もべーをしながら笑っていた。

3/29(金)
龍晴の鼻水がすこし復活。
昨日のさんぽが長かったせいだろうか。

午前中のさんぽはなのですこし控えめに。
サンモール商店街をくるまで走り、
それからバスに乗りたい!という龍晴リクエストで
新井薬師の駅まで行き、踏切と時計屋さんを見てから
またバスで帰宅する。

午後はポーコアポーコさんへ。
ほかにお客さまがいなくて、
龍晴はとっておきのミニカーセットや鉄道のおもちゃを出してもらって
ご満悦である。

たっぷりと遊び、
新井薬師の公園に寄ってから帰宅する。


3/30(土)
風邪が良くなってきたこともあり、
スイムの振替に行く。

午前中のさんぽはそのため短めに、
夫を駅まで見送りがてら。

早々に帰宅し
(龍晴は久しぶりのスイムをいつも以上に楽しみにしている)
お昼寝。
今日はスイム前に40分ぐっすりと眠ることができた。
短めだが、40分寝ておけば問題ない。

スイム後はそらまめの会へ。
もうみんな帰ってしまったかな?と思っていたのだが
まだ4組の友だちたちが残っていた。
うれしい。
龍晴もみんなと遊ぶ。

そこで龍晴のお弁当をあげ、
暫く話をしたりする。

マルイに寄って買物を済ませてから
帰宅。

ごはんの準備までまだ時間があったので
龍晴といえでのんびりと、楽しく遊ぶ。

いつもそとにいることが多いので
いえでのんびりと遊ぶのも新鮮だ。

夫が夕方、一時帰宅。
楽しみにしていた龍晴は本を読んでもらったり
すこしの時間を一緒に過ごす。


3/31(日)
天気があまりよくない。
小雨がときおりぱらつくにちようび。

いつ雨が降ってもおかしくないような天気だっだので
公園へは行かず、
午前中はホームセンターへ。
時計コーナーやあちこちを見て遊ぶ。

お昼寝後は四季の森公園へ。
ものすごーく寒くてびっくりする。
この公園は本当に寒い。
東西南側をおおきなビルで覆っている状態なのと
ビル風が強いのと両方あいまって
本当に本当に寒いのだ。
おかげで冬のあいだはいつ行っても閑散としていた。

ランチを食べて、暫く遊び、
マルイで所用を済ませてから帰宅する。

今度のにちようびは父さんとお風呂に入る!と
龍晴は張り切っていたのだが
いざその時間が近づくと、
やっぱり母さんと入る・・・とちいさくなっていう。

去年の5月、
それまでにちようびだけは夫とお風呂に入っていたのだが、
それが嫌になってしまった龍晴は
以来、いつも私とお風呂に入っている。
せめてにちようびくらい一緒に・・・と思うのだが、
泣いてしまうので仕方がなかったのだ。

それが一昨日、
りゅう、そろそろ父さんとお風呂に入ってみる?ときくと、
入る!とこたえるではないか。
ほんとう?ともういちどきくと、
父さんと入る!とこたえる龍晴。
母さんと入る?とさらにたずねると、
ううん、と首をふる。

その話を夫にすると、
夫はとても喜んで、
龍晴とお風呂に入るシミュレーションをしていた。

しかししかし。

私がお風呂に入っているあいだにも、
夫が「どうする?」と一応聞くと、
母さんと入る!と元気に答えていたんだとか。
あらら。

まあまたそのうち、
もうすこしおおきくなったら
父さんと入る!といってくれるかな。

3/18(月)
桜が開花したようだが
中野の桜はまだ殆ど咲いていない。
今度の週末にでもお花見をしようかと夫と話す。

午前中のさんぽは
スイムがあるので控えめに。
駅方面へ行く。
それでも1時間ほど遊んでから帰宅。

早めのお昼寝は1時間ちょっと。
すっきりと目覚め、
ちょうど出かける5分前だったので、
そのままスイムへ。

今日の龍晴もおおいに張り切り、
水平に浮かんだりができるようになった。

帰宅後、新宿の高島屋へ。
またまた龍晴の靴が破れたので
新しいものを買う。

明日は私のたんじょうびなのだが
そのプレゼントの下見も済ませる。


3/19(火)
たんじょうび。
39歳になった。

39歳!
なんてあっという間のことだろう。

これから先はきっともっとあっという間なんだろうね、
と夫と話す。

夫と私が出会ったのは
夫が27歳、私が30歳のころだった。
もっとずうっと前のような気がする、と夫はいい
それでももう10年近く経つんだね、と私がいう。

とにかく時間は過ぎている。

そうしてもうひとつ、
私のなかでのエポックメイキング的なイベントである、
「東京に出てきてから」、
20年経ったことになる。

20年!
産まれた子どもが成人するくらいの時間の長さだ。

もう20年経ったんだな。

朝、田舎の両親からたんじょうびのお祝いの花が届く。
かわいらしい数鉢の花。
早速、龍晴とベランダに飾る。

午前中のさんぽは
マルイの横の公園へ。
保育園の子たちがきていて、
一緒に遊ぶ。

池にいるめだかやおたまじゃくしを見たり、
蟻を観察したり。

夫から昼前にメール。
ケーキを買って早めに帰る、という内容。
週末か明日の祝日か、
どちらかにお祝いする?と先週聞かれ、
ケーキだけでも当日がいいな、それ以外は別の日でいいけど、
と話していたのだ。

忙しくてケーキを買えないでいそうだったので
その時点では既に自分でケーキを買ってきていたのだが
夫の気持ちをたいせつにしたかったので
買っておいたケーキは冷蔵庫の奥底にしまいこみ
なかったことにする。

午後は堤助産院の開放日にあたったので
会場である近所の神社の会館へ行く。
友だち数組と会い、先生との楽しい時間を過ごす。

神社の公園でしばらく遊び、
ホームセンターに寄って時計を眺め、
SLのある公園でもまた遊んでから帰宅。

よく遊んだ。

夜、夫がケーキを買ってきてくれた。
私の好きないちごのケーキ。

ろうそくをたててお祝いをする。
ハッピーバースディのうたを
今年も夫がうたってくれる。

夫がうたってくれる、
9回目?10回目?のハッピーバースディのうた。

ありがとう。
今年もお祝いをしてもらえて
とてもうれしかった。
とても。


3/20(水)
週半ばの祝日は珍しいように思う。
今日は夫も休み。
いつもなら仕事に行くところだが、
昨日は私のたんじょうびだったこともあり
今日はお休みにすることにしたらしい。
うれしい。

午前中は龍晴と夫とふたりでさんぽ。
私は遅れて合流する。
待ち合わせしているいつもの本屋さんに行くと
龍晴は目に涙がたまり、泣きはらした顔をしている。

龍、泣いた?と夫にきくと、
駅のエスカレータにどうしてもひとりで乗るといって聞かず、
ひとりではあかんととめたら号泣をした、と夫。

龍晴はそんなふうに我をとおすほうではないので
恐らくその前に何度か、
やりたいことを聞いてもらえたなかったり、
気づいてもらえなかった、という伏線があったのだろうと思う。

本屋さんですこし本を読み、
おおきな時計を見ながら休憩をし、
猫の目の時計を見てから帰宅する。

お昼寝後は洋食屋さんで
夫と私はチキンソテーとオムライスをそれぞれ食べ、
新宿の高島屋であらかじめ下見をしておいたたんじょうびプレゼントを買ってもらう。
ありがとう。

時間があったので
新宿御苑へ。
ちょうど帰るひとが多い時間帯で
新宿門は混雑をしていたが
ひろい園内はさほどの混みぶりではない。
それでもいつもの平日に比べたら相当に混んではいたけれども。

雑木林のなかをそぞろ歩く龍晴は
とても楽しそうにしている。
池を見つけては石を投げ
坂道を走り出して数回転ぶ。
顔の擦り傷が痛々しい。

桜はまだ5分咲きくらいだろうか。

夫と龍晴とのお花見は
今週の土曜日にすることにする。

たんじょうびを祝うメールなどが
何通か、昨日から届く。
うれしく思う。


3/21(木)
寒くなると聞いていたが、強く吹いていた風も弱まり
あたたかい天気。
桜の開花も進むだろうか。

東京のニュースになる開花状況に比べて
中野はすこしだけ遅れている気がする。
中野通りの桜もまだ6分咲きくらいだろうか。

りゅう、桜が咲いているよ?とあちこちでいっているせいか
桜の花を見つけると教えてくれるようになった。

りゅう、きれいだね。
あれが桜。
桜の花はこの時期しか咲かないなんだよ。

そんなことを話しながら歩く。

りゅう、明日はお花見にいこうね?
哲学堂公園にしようか?というと
龍晴は、石を投げた公園だね!という。

龍晴は哲学堂公園の池に石を投げ入れるのが大好きなのである。

昨年も龍晴を連れてふたり、
哲学堂公園でお花見をした。
おおきな桜の木の下で
お弁当を食べた。

あの頃、龍晴は、あまりものを食べなくて
いま思えばそんなに頑張って食べさせなくてもよかったのに
「離乳食のすすめかた」のどこにも書いてあることに踊らされて
私は毎日、ずいぶんと焦っていた。
第一臼歯も生えていないのに
母乳っ子なのに
そんなに食べられるはずはなかったのだ。
それもぜんぶ、いま思えば、ということで
あの頃にいまの知識があったなら
龍晴も私もずいぶんと違っただろう。

そとのほうが食欲があるから、と
あちこちにお弁当を持って出かけていた。
公園や駅やどこやらへ。

桜の花を見ながら
だからきっと去年の私は
春のうつくしい花を堪能するよりも
龍晴にごはんを食べさせることに必死だったろう。

今年の桜は
去年よりもじっくりと味わうことができるだろう。

午前中のさんぽは、駅のほうまで行き、
途中、専門学校のベンチで休憩をはさみ
(最近の龍晴は休憩時間が好きだ)
それからまた駅へ行き、
救急車と消防車がとまっているのを眺めてから帰宅する。

ねこがいつもいるいえの脇道で
ねこが死んでいた。
目に病気があるこねこ。
龍晴もよく見ていたこねこ。

りゅう、あのねこちゃんが死んでいるよ?というと
死んでいる、ということがわかったのかわからないのか
本当だ、よこになっているね、とりゅうはいい、
舌も出しているよ?とまねをしてみせ、
真剣な顔をしている。

いつも動いているねこが
動かずにじいっとしていることを
不審に、どこかかなしく思っていることは伝わってくる。

お昼寝後はポーコアポーコさんへ。
途中から、ダイちゃんとカンちゃん兄弟が両親とともにやってくる。
(私のまわりにはダイちゃんという呼び名の子が多いなあ)
暫く一緒に遊び、
平和の森公園へ。

沢のまわりを走りまわる小学生に触発され
いつも以上に走ったり、山のようなところを登ったりする。
プレイジムで遊んでから帰宅する。

明日は龍晴とお花見。


3/22(金)
いよいよ桜が満開になった。
明日は夫と龍晴とお花見に行く。

ふだんどようびを仕事にしている夫だが
明日は休むというので
私も歯医者の予定を延期にし、
お花見に備える。

午前中は健康診断。
授乳をしているので胸部レントゲンと胃の検査はやめにしたこともあり
30分ほどで終わってしまう。

仕事を遅出にして龍晴と遊んでいてくれた夫は
龍晴と四季の森公園のあとに杉並区の公園で遊んでいたので
そこまで急いで行く。

夫とはそこでわかれ、
龍晴も違うところに行きたいというので
もうひとつ杉並区の公園へ。

昼寝のあとは、明日のお花見の下見を兼ねて
中野通りの桜を見て歩き、
新井薬師の公園で遊んでから
哲学堂公園へ。

どこの桜もこれでもかというように
青空を背景にすこやかに咲いている。
すこやかに。うつくしく。

龍晴。
さくらがきれいだね?見て?
というと龍晴は
さくらを眺め、そのしたにすこし舞い落ちている花びらを眺め
あそこから落ちてきたんだね?とたしかめる。
そうだよ、あそこから。
そのたびに私はこたえる。

哲学堂公園はここのところ龍晴がもっとも気に入っている公園。
池に石をがんがんに投げ入れ
遊ぶ。
あまりにも楽しそうにしているので
見ている私も笑ってしまうくらいに。

バスに乗って帰宅する。


3/23(土)
久しぶりに、ほんとうに久しぶりに
龍晴が風邪をひいた。

といっても鼻水がだらだらと出ているだけで
熱はないのだが。

龍晴はからだが丈夫だ。
38度以上の高い熱が出たのは産まれてから3度しかなく
そのうちの一度は突発性発疹だし、
残りの二度は38度ちょっとが1時間ほど出て
すぐに下がってしまった。

鼻水が出るような風邪も数えるほどしか引かないし
咳にいたってはまだ出たことがないのではないかと思う。

今回の風邪はおそらく
木曜日に一緒にいたダイちゃんとカンちゃん兄弟からもらったものだと思う。
ダイちゃんは前日まで38度の熱が出ていたといっていたし
カンちゃんもものすごく咳き込んでいたから。

ひどくならなければいいなと思う。
龍晴が苦しまなければいいなと。

今日はお花見の予定にしていたのだけれども
ひきはじめは大事にしたほうが良いので
長い時間のお花見はやめにし、
夫を見送りがてらバスで小滝橋まで行き
そこの桜を見ることにする。

思えば小滝橋の桜を
満開のときには見たことがない。
いつも終わりかけか咲きはじめ。

今日はまさに満開の桜が
しなだれるように神田川にかかり
それはそれは見事だった。

たくさん見に来ているひとや
足をとめているひとがいて
そのひとたちに混じって私たちも桜を眺める。

美しい桜。
桜の花々。

夫はそこから歩いて会社に行くといい
私と龍晴はまたバスに乗っていえに戻る。

お昼寝後ものんびりと過ごす。

すこしだけそとに出ることにし、
どうしてもコンビカーに乗りたいというので
ほんの少しだけくるまに乗り
あとはバスで新井薬師の駅まで行き
踏切を眺める。
それから西武線で高田馬場へ。
ちょうど夫が一時帰宅をしようという時間だったので
駅で待ち合わせて、東西線で帰宅する。

夫はフットサルへ。

龍晴、夕方になって7度台の微熱が出る。

早くよくなりますように。


3/24(日)
いちにち天気がよくないと聞いていたのだが
そうでもない。
時折晴れ間ものぞく。

龍晴は熱が高くなることもなく
ただだらだらと鼻水は出続けている。
昨日より鼻水の量は変わらない。

朝のさんぽは大事をとって
ホームセンターへ。
抱っこしていこうね、というとすんなりと抱っこされたので
そのまま行く。
1時間弱遊んだり買物をしたりしてから帰宅。

午後はお鮨を食べ、
龍晴はブロードウエイのおもちゃ屋さんで
消防車を買う。
数日前から、音の出る消防車を買おうね、と約束をしていたのもの。
うれしそうに消防車を抱え
いますぐにも走らせたいぜ!というような顔。
いえに着くと早速ずうっと消防車を走らせたりいじったりして遊び
その音の出るボタン、押していい?ときくと
誇らしそうに、いいよ、という。

風邪、早く治りますように。


最近読んだ本。
中島京子「冠・婚・葬・祭」
中島京子「桐畑家の縁談」
中島京子「ハブテトル ハブテトラン」
中島京子「FUTON」
中島京子「宇宙エンジン」
瀬尾まいこ「戸村飯店青春100連発」
西加奈子「しずく」
西加奈子「通天閣」
森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」

森見さんの本は、美しい恋愛小説である。
小学生4年生の「ぼく」が恋する、人間ではない「歯科医院のお姉さん」とのものがたり。

このものがたりは、
こんな一節で結ばれている。

 ぼくらは今度こそ電車に乗って海辺の街へ行くだろう。
 電車の中で、ぼくはお姉さんにいろいろなことを教えてあげるつもりである。ぼくはどのようにしてペンギン・ハイウェイを走ったか。ぼくがこれからの人生で冒険する場所や、ぼくが出会うひとたちのこと、ぼくがこの目で見るすべてのこと、ぼくが自分で考えるすべてのこと。つまりぼくがふたたびお姉さんに会うまでに、どれぐらい大人になったかということ。
 そして、ぼくがどれだけお姉さんを大好きだったかということ。
 どれだけ、もう一度会いたかったかということ。


そう、この小説は。
とても美しい、恋のものがたりなのだ。

ちなみに私は森見さんの小説の登場人物が
いつでもけっこう好きなのだが、
今回もとても素敵なひとがたくさん出てくる。
「ぼく」のお父さんもなかなか魅力的なひとで
「ぼく」に含蓄ある多くのことを教えてくれる。

たとえばある問題を解決するために必要なことは
「毎日の発見を記録しておくこと。そして、その発見を復習して整理すること」だと教えてくれたりする。
ちなみに教える、に関しては「ぼく」の祖母も
□よく使うものと、ときどき使うものを分けること。
□ぜったいになくしてはいけないものと、なくしてもかまわないものを分けること。
□分けにくいものは決して分けないこと。

などと教えてくれたりする。なるほど。

恋愛小説としてだけでなく、
なかなか含蓄のある本である。
3/11(月)
今日からスイムのレッスンが復活。
龍晴は先週から今日のことをずうっと楽しみにしている。

明日はいるかさんの日だね?
今日はいるかさんの日だね?
と何度も聞く。

そうだよ、明日だよ?楽しみだねえ、りゅう。
そうだよ、今日だよ?良かったねえ、りゅう。
とそのたびにこたえる。

子どもと暮らしていて思うのは
何度も同じことをするたいせつさだ。

何度も何度でも同じことをきく子どもに
何度も何度でも同じことをこたえること。

そうして何度も聞いて納得できた子どもは
晴れやかだ。

午前中のさんぽは控えめに。
そろそろいるかさんの準備があるから帰るよ?と声をかけると
やっぱり飛びついてくる。

お昼寝を1時間ちょっとしてから
スイムへ。

今日は水平にぷかりと浮くことができたし
立ち泳ぎのようなものも上手にできた。
少しずつ、できることが増えている。

みんなで音楽にあわせてダンスをするときも
これまではお手本の先生に見入っているだけだったのだが
今日は一緒にダンスをできた。
(が、機械の故障だとかで途中でダンスが終わってしまった・・・)

スイム後は急いで帰宅し、
いえごはんに。
お弁当をつくって持って行っていたのだが
早めに帰る準備ができたので
いえまで戻ることにする。

龍晴はお弁当箱にごはんやらスープやらを入れているのが好きだ。
(龍晴のお弁当箱はスープも入る保温性のものだ)

今日はお弁当だよ?というと
うれしそうに笑う。

その気持ち。わかるなあと思う。

私も子どもの頃、お弁当が好きだった。
同じものでもお弁当箱に入っていると
なんだかうれしくなる。

ごはんを食べて片づけていると
区のおしらせが流れる。
しばし龍晴と手をあわせる。

昼寝が短いせいもあり
午後はいえでのんびりと、いろいろな用事を済ませる。
龍晴はひとりでたくさん遊んでくれて助かる。

夕方、郵便局で書留を2通送る。

郵便局のそとのおおきな時計と、
猫の目の時計を見てから帰宅する。

隣の庭のうぐいすは
毎朝6時過ぎに鳴く。
春。


3/12(火)
午前中はニコニコパークへ友だちと行く。
龍晴は張り切って遊んでいるが
どうも疲れているようなので
早めに切り上げる。

10時に着いて、1時間ほど遊び、
11時には出て、12時前にいえに着き、
12時からお昼寝。
タイトスケジュールだ。

それでもみんなと遊べて楽しかった。

起きてからはいえでのんびりとし、
郵便局とスーパーマーケットだけ行き、
猫の目とおおきな時計だけ見て帰宅する。

龍晴は早めの就寝。


3/13(水)
風が強いいちにち。
ベランダにとりつけてあるルーフが強風に煽られて
破けてしまった。

それでも午前も午後も果敢にさんぽに出る。
私と龍晴にとって天気はあまり関係ない。

午前中は近くの神社へ。
滑り台やブランコや鉄棒をする。
今日はブランコがとても楽しかったようで
にこにこと笑いながら乗っている。
かわいらしい龍晴。

ここのところすこし疲れているようなので
早めに切り上げ、11時にはもうお昼寝開始。
2時間寝てから、
ポーコアポーコさんへ。

まだ4カ月の赤ちゃんがいて
なつかしい思いで見る。

龍晴も赤ちゃんには興味津津だ。

暫く遊んでから平和の森公園へ。
風がものすごく強くて
ときどき風にあおられる。
龍晴はむしろそれが楽しいらしく
笑いながら歩いている。

池やプレイジムで暫く遊び、
帰宅する。

夜になっても風が強い。

龍晴はベランダのガジュマルが倒れているよとさかんにいっているが
(数年前に、高さ10センチないくらいのガジュマロを買ってきたのが、
いまは80センチほどになったもの)
何度なおしても強風にあおられて倒れてしまうので
明日の朝までそのままにすることにする。

近所の白木蓮も
今日の風でだいぶ散ってしまった。
今年の花は短い。


3/14(木)
まだ時折強い風が吹く。

午前中は駅方面とホームセンターへ。
午後は平和の森公園のそばの児童公園へ。
はじめて行く公園なのだが
楽しい遊具があって龍晴は張り切って遊ぶ。

小学校低学年くらいの子たちがドッヂボールをしていて
その様子を見ているのもおもしろい。
龍晴も仲間に入りたそうにして
ときどきドッヂボールをやっている子らのそばに
駆け寄って眺めていた。


3/15(金)
朝、リビングのつくえのうえに
プレゼントらしきものが置いてあった。
もしや。まさか。と思ったらそうで
ホワイトデイやったからお返しに、という。

バレンタインデイのお返しをもらったなんて
10年ぶりくらいではないだろうか。
チョコレートはあまり食べすぎたらあかんから
(チョコレートをたくさん食べると私はアレルギーが悪化する)
と、私の好きなクッキー。
ありがたく早速いただく。

今日はもともとは友だちと会おうかといっていたのだが
先週1日、今週1日、それぞれ私の都合で龍晴のお昼寝の時間をずらしてしまったら
どうもその影響で疲れているように見える。
(龍晴は午前中にお昼寝開始をし、目覚めてからお昼ごはんなのだが、
ずらしてしまった日はいずれもお昼寝開始をお昼ごはん後にずらしていた)
友だちと会うとやはりお昼寝の時間をずらさざるをえないところがあるので
今日の予定はやはりキャンセルさせてもらっていた。

そんなわけで午前中は新井薬師のお寺と公園へさんぽ。
龍晴は今日、滑り台を腹ばいで降りるという技を習得し
そのスピード感がたまらないらしく
げらげらと笑いながら何度も滑っている。
砂場や年かさの男の子が乗ってきていたコンビカーを借りたりして遊ぶ。

お昼寝から目覚めたあとは上野動物園へ。
もし今日、早めに準備ができたらどうぶつえんへいこうね、と龍晴には言ってあった。
ここのところどうぶつえんへは行っていないし、
朝、龍晴に届いた絵本に出てきたカバを見て
龍晴はどうぶつえんへ行きたい!と朝から言っていたから。
(そういうと龍晴は急いでしろくまの写真が載っているうちわを出してきて、
しろくまがいるところだね?といった)

しかしここのところ、14時近くまで眠っていることがおおいので
実際は行けないかな?と思っていたのだが
今日は11時半から眠り12時半には目覚める。
昼ごはんを食べ終わってもまだ13時だ。
行けるかも?と思い、いろいろと用事を済ませ、
さて。
りゅう、いまからどうぶつえんへ行こうか?というと
キャー!といって飛びついてきた。

上野動物園。
パンダは今日からまた公開が再開になっていた。
龍晴はパンダ、象、しろくま、トラ、ゴリラ、オグロヅル、さる、きりん、かば、カンガルー、フラミンゴ、が好きだ。
それから名前は忘れてしまったのだけれども、
鳥舎にいるちいさな鳥も。

あちこち走りまわったり、
モノレールに乗ったりしながら楽しむ。

たっぷり遊んで帰宅。
楽しかったらしく満足そうにしていて嬉しい。


3/16(土)
今日は仕事の夫。
朝のさんぽは駅まで見送りに行く。

高田馬場まで行く?
行くならくるまは置いていこうね?ときくと
くるまに乗りたい、と龍晴はいう。

くるまで走る龍晴と
小走りで見守る夫と私。

駅までそのようにして行き、
夫を見送ってから区役所のそばの犬の銅像(吉宗に因む)で遊び、
四季の森公園へ。
噴水を見たり、石を探したり投げたり、
木に登ったりして過ごす。

ここのところ右腕が微妙に腱鞘炎の方向に向かっていて
まずいなと思っているのだが、
龍晴に、腕がいたいからあまり抱っこできないんだよ、と
抱っこ~といわれるたびにいっていたら、
抱っこされたくても我慢をするようになった。
(龍晴は疲れて抱っこしてほしいときと、
話がしたくて抱っこしてほしいときがある。
疲れたときは抱っこするが、話がしたいときは抱っこでなくてもできるので)

帰宅後、お昼寝。
ランチはポーコアポーコさんへ。
途中からトラちゃんとナッちゃん兄妹がきて
一緒に遊ぶ。
トラちゃんは今度から年長さんだ。
ひとつひとつトラちゃんの真似をし
ついて歩く龍晴。
おおきなお兄さんと遊ぶのは
龍晴にとってとてもよい刺激なのだろう。

楽しく過ごして
夫の一時帰宅とあわせて帰宅。
龍晴は夫が夕方にいる、という状況が
珍しくてとてもうれしいらしく
本を読んで!とせがんでいる。


3/17(日)
午前中、京都のオモニから宅配便が届く。
キムチ(もちろんお手製)、焼き肉用の見るからに高級そうな肉、焼き肉のたれ(これもお手製)、トマトや茄子やいちごなど。
私のたんじょうびがもうすぐなので
そのお祝いに、とのこと。
ありがとうございます。

私は果物をあまり食べないのだけれども
苺はとても好きだ。
そうしてそのことをオモニは知っていて
私のたんじょうびの贈り物にはいつも苺を入れてくれる。
うれしい。

朝のさんぽは夫と龍晴とで先に出かけ、
本屋さんで合流する。
ここ2週間ほど、そのあいだに私は用事を済ませ、
それからそとで朝ごはんを食べるようにしている。
30分ほどの時間だけれども
本を片手にひとりでそとでごはんを食べることは
私にとってとても貴重な時間になっている。

私は龍晴のことが大好きで
夫のことも好きで
ずうっと一緒にいたいと思っているのだけれども
それでもそういうことと
ほんのすこしのひとりの時間というのは別だ。
数時間をひとりでいたいとはまだ思えないのだけれども
(心配性なので、数時間離れていると逆に気になって気になって仕方がないのと、
龍晴は夜寝るのが早いので、毎日数時間はひとりで夜を過ごしているせいもあるだろう)
それでもそとが明るい時間にひとりでそとにいる、
肩の軽さ、とでもいおうか。

そろそろ着くよ、と夫にメールをすると
待ち合わせをした本屋さんの入り口に
龍晴を抱いた夫がいた。

龍晴は私の顔をみると
本当にうれしそうに笑う。
あああそこにとても好きなひとがいる。
そんなふうに笑う。

かわいい龍晴。

みんなでベンチに座り
おやつを食べながら仕掛け時計を見る。

帰宅後、お昼寝。

ランチは駅前のお鮨屋さん。
ものすごくサービスしてくださって
食べたものの倍くらいいろいろな種類の握りをつくってくださる。
いつもありがとうございます。

踏切が見たい、という龍晴のリクエストで
新井薬師の商店街を通り、新井薬師の駅まで歩いて行く。
おとなの足で20分ほどを
ほとんど歩く龍晴。

踏切が見えるベンチでひとやすみをし
またそこから哲学堂公園まで。
10分弱の道のりを歩く龍晴。
ときどき疲れて抱っこ~となるとき以外は
歩こうね、といって歩く。
わが家は歩くことにかけてはスパルタである。

公園で池や沢に石を投げたりして
たくさん遊ぶ龍晴。

バスに乗って帰宅。

たくさん遊んだいちにち。

桜が咲き始めた。
今年の桜は早い。

中野の桜はまだ咲かないが
来週末あたりが見ごろだろうか。

毎朝、春をつげていたうぐいすも
そろそろ旅立つ頃だろうか。


3/4(月)
あっという間に週のはじまり。

午前中のさんぽは駅方面へいく
ここのところ龍晴お気に入りのルート。
1時間ちょっとくるまで走ったり歩いたり抱っこしたりをしながら
遊び、
四季の森公園の噴水を眺めてから帰宅する。

午後、龍晴のくつにまたまた穴が開いてしまったので
買いに行く。
龍晴はコンビカーを多用するので
摩擦でどうしても穴が開きやすいのだ。
それにしたっていったい何足目・・・。

新宿の高島屋で買物。
龍晴はおもちゃ売り場のレールのおもちゃのところで遊んでいたが、
今日はおおきなお兄ちゃん(幼稚園の年長くらいだろうか)ばかりで、
しかも誰も龍晴に「これ使っていいよ」といってもらえず(たいてい誰かしらが・・・子どもの親も含めて声をかけてくれるものなのだが)、
なんとか手に入れた一台だけの機関車のおもちゃで遊ぼうとしても
突き飛ばされたりしてなかなか楽しめず
お兄ちゃんたちのおもちゃがどうしても欲しくて手を出すと
顔を叩かれそうになり(龍晴がよくなかったとはいえ、これにはさすがに私も焦ってしまった)、
龍晴は涙目になってぎゅうっと私に抱きついてくる。

そんなこんなで目当てにしていた場所で遊べず、
ほかのおもちゃコーナーで少し遊び、
そとのデッキで電車を見たりする。

ふたりでげらげらと笑いながら追いかけっこをして遊んでいたら
そばにいた老婦人から、こちらまで幸せな気分になったわ、と声をかけられて嬉しく思う。

また電車に乗って、
中野の商店街で少し買物をし、
スーパーマーケットに寄ってから帰宅する。

龍晴は寝る前にソファのうえで
うたをうたっていた。


3/5(火)
朝、となりのいえの庭で鳴く鶯の声で目が覚める。
もう練習は終わったらしく
ほーほけきょ、と綺麗に鳴ける鶯。

龍晴に聞かせてあげたいなと思う。
あれが鶯の声。
この前みた、みどりいろの鳥の声。

しかしまだ龍晴は夢の中で
ほどなく・・・鶯が鳴きやんで5分ほどしてから目が覚める。

りゅう。
いまお隣の庭でうぐいすが鳴いていたよ?
というと、
そうなんだ!とこたえる龍晴。
隣の庭が見たいというので抱き上げて見せる。
いないねえ、というと、
違う部屋の窓からなら見えるかもしれない、と龍晴はいう。
そうね、では探してみよう、と
いえ中の窓からそとを見る。
いないねえ、でもまた明日には来るかもしれないね、というと
そうかあ、という龍晴。

龍晴に聞かせてあげたいと思う。
この前一緒にみた、あの鳥の声。

午前中のさんぽは新井薬師のお寺と公園へ。
やはりそとのさんぽは気持ちがいい。
1時間半ほど公園で遊び、
帰りはバスに乗って帰宅する。
(といっても停留所ひとつぶんですが)

お昼寝後はポーコアポーコさんへ。
今日は私たちのほかに誰もいなくて
のんびりと過ごす。
途中で常連のYさん(お子さん連れではなく、ご主人のお友だち)がいらっしゃった。
そういえば龍晴はYさんには最初からなついていたように思う。
優しく包み込むような雰囲気が良いのだろうか。

平和の森公園でたくさん遊ぶ。
丘のようなものに登ったりおりたり、
プレイジムで遊んだり。
やはりそとで遊ぶのは気持ちがいい。

草地広場で龍晴は
クローバーを摘む。
前日読んだ絵本のなかに四つ葉のクローバーが出てきて、
平和の森公園でクローバーをとったね、という話をしていたら
そのことを憶えていたらしく
これクローバーだよね、といって摘んでは
龍晴のたいせつなもの入れ(コンビカーのポケット)にしまっていた。


3/6(水)
今日もあたたかい。
もう春が来たのだろうか。
日差しの強さも冬のそれとは全然違う。まったく。
頼もしさすら感じる日差し。

午前中は新井薬師の公園へ。

午後は思い立って、神宮外苑のニコニコパークへ行く。
明後日、友だちと遊びに行くことにしているのだが
一度も行ったことがないこともあり下見を兼ねて。

広い敷地にとてもおおきなジムや滑り台や
砂場や山のようなものやターザンのロープみたいなのや
とにかくたくさん遊ぶものもあり
龍晴はもう嬉しくて走る走る走る。

ひとりでは無理かな?と思っていた滑り台も
はしゃいで滑り降りたりしていて
かわいらしい。

おおきなお兄ちゃんお姉ちゃんがたくさんいるのも
良いように思う。
砂場での遊びにしたっぱとして混ぜてもらったりしていて
龍晴は真剣にお姉ちゃんお兄ちゃんの指示を実行していたりして
その真面目な顔がちょっとおかしい。

とても楽しかったし比較的近い場所だし
明後日以外にもまた遊びに来ようと思う。

夜、夫が珍しく22時過ぎに帰宅する。
出先から直帰してきたらしい。
たまには早く帰る日もないとね。


3/7(木)
今日もあたたかい。
そして私のからだには花粉がかなりたまってきたらしい。
ああそろそろ限界が近づいている。

午前中は新井薬師の公園へ。
砂場でたくさん遊び、三輪車に乗り、
これまでひとりで滑ったことがなかった
かなりおおきな山のような滑り台(手すりがついていなくて、幅が5メートルくらいあって傾斜が急なもの)をひとりで滑る。

遊びにきていた保育園の、龍晴よりすこし小さいかな?と思う子が
ひとりで滑っていたので(その子は滑るというより転がる、という感じだったが、保育士さんが下にいて受け止めていたので安心だった)
それなら龍晴も、私がしたで受け止めれば大丈夫なんだな、と思ったわけなのである。

りゅう、ひとりで滑ってみる?と聞くと
滑る!と張り切り、
さてどうなるかと見ていると
ものすごーく上手に滑り降りてくる。
背筋をぴんと伸ばして、滑り台の模範演技のように。

居合わせた保育士さんたちも、
じょうず~~~!と大絶賛である。

嬉しかったらしい龍晴は
何度も滑り、誇らしげにしているのがかわいらしい。

砂場で一緒になった保育士さんに、
気になっていたことを質問してみる。

現在、龍晴は1歳9ヵ月(もうすぐ10カ月)なのだが、これくらいの子どもとたとえば砂場で遊ぶときは、一緒に遊ぶべきなのか、それとも見守るだけのほうが良いのか、という内容。

龍晴はひとりで遊ぶのが得意なタイプなのだが、
砂場では一緒に遊んで?といってくることが多いのだ。

保育士さん曰く、個人によって異なるが、
3歳くらいになるまでは、友だちと遊ぶ、ということが困難で
世界は「お母さんと自分」「お父さんと自分」というように1対1で構成されている、
そのため砂場などでは、むしろ積極的に「ほら砂がいっぱい入ったね」とか「山をつくってみようか」というようにたくさん語りかけてほしい、とのこと。
どの場面でも、語りかけが多すぎていけないということはまったくないですよ、ということであった。
なるほど。

たくさん遊んでバスで帰宅。

お昼寝後はポーコアポーコさんへ。
ランチの後は平和の森へ移動する。

池に石を投げたり、あちこち走りまわったり
プレイジムで遊んだりと楽しく過ごす。

お風呂で「満杯」ということばがおもしろかったらしく
(ふたつの桶に交互にお湯を入れている龍晴に、
まんぱいになった?と聞いたら大笑いをしはじめたのだ)
ずうっとげらげらと笑っていてかわいらしかった。


3/8(金)
午前中は信濃町のニコニコパークへ行く。
10時に大学のサークルの後輩である友だちと現地集合。
10分ほど早く着いたのだが
ちょうど友だち親子・・・Aとルイくんがやってきたところだった。
ふたりは表参道に住んでいるのでここまでベビーカーでやってきた。

年末に会おうといっていたのだが
私の体調が悪くて会えず
年始に会おうといっていたのが
友だちがスキーで怪我をして会えず
やっと3月に会えた。
うれしい。
ルイくんもだいぶ大きくなっている。

開門と同時にニコニコパークに飛び込んだ龍晴は
並んで出迎えてくれたたくさんのロディを
すべて蹴ったり押したりして倒し、
傍若無人ぶりを発揮している。
のだが、自分と同じくらいのロディの群れに体当たりしたりしている様子は
とてもおかしい。

それが終わると、うひょーとばかりに
ひとり、おおきな滑り台めがけて走り、
さっさと滑り降りたりしている。
Aと私がベビーカーを移動させたり、
座る場所を確保したりしているあいだに。

慎重だというルイくんが
何度も来ている施設の様子を丹念に見ているのと
おもしろそうなところに一目散に走っていく龍晴と
おおきな違いががっておもしろい。

龍晴は砂場で遊んだり、
すべての滑り台を滑ったり、
大きな子たちがロディにまたがって坂道を跳ねながら降りたりするのを真似したりしている。

前回はアソボーノにやはりAとルイくんと一緒に行き、
それぞれが勝手に遊び走る子どもたちの前に
ちっとも友だちの会話ができなかったのだが
今回は一緒にランチをとることもできて
そのあいだ、短いけれども話ができた。

本来は午前中にお昼寝をする龍晴を
そろそろ連れて帰ろうかという12時すこし前に
またね、と手をふり友だちたちとわかれる。

帰宅。
龍晴はいえまでテンションかなり高め、で
はしゃぎ、
それはたぶん眠い一歩手前、だったからだろう。
子どもはとても眠い、の少し前って何故か変に元気が良いのだ。

いえに着いてからほどなくお昼寝。
しかし40分ほどで目覚めてしまい
(まあ私がソファで飲んでいた飲み物をこぼしてしまったからですが)
結局、午後もさんぽに出る。

午後は新井薬師の駅で踏切を眺め、
哲学堂公園で池や滝に石を投げ入れる。

とても楽しかったようで
小踊りしながら投げ入れていた。

スーパーマーケットに寄り、
猫の目の時計とおおきな時計を見てから帰宅する。

そろそろまわりでは「イヤイヤ期」がはじまった、
という声をよく聞く。
龍晴はなんでもかんでもイヤイヤ、ということはしないのだが、
(たぶん私に時間の余裕があって、
龍晴の「したい」につきあってあげられる回数が多いせいもあると思う)
それでもこうしたい、という意志が以前より強くなったし、
それをどうしても通したい、というときは、
地面に寝転んだりすることもある。
寝転んで泣く、ということはないのだが、
よーし寝てやるぞ!というような顔をしてみせてから、
寝転んで天を仰ぐのだ。

あら、寝転んじゃった、
とそういうときの私は思って、
龍晴と話し合いをする。
これこれこうだと思うけど、どうする?
どうしてもしたかったらしてもいいし、
でもそうするとこうなるよね、というようなこと。

そうするとたいてい龍晴はじいっと考えて、
それなら、と主張を取り下げることが多い。

先日、友だちに
「りゅうくんは優しいから激しく泣いてナオちゃんを困らせたりしないんだね、
それでも貫きたい気持ちやプライドがあるときに、
寝転んだりするんだね」
という内容のメールをもらった。

貫きたい気持ちやプライド。

そうか。
そういうふうに思ったことはなかった。

ただ「イヤイヤ期」ということばはあまり好きではなくて
なるべく使わないようにはしていた。

それがすとんと、胸に落ちる。

貫きたい気持ちやプライドなら
なるべく尊重してあげたいと思うし
それでもしてはいけなかったり、
いまはできなかったりすることならば。
きちんと説明をして、わからせてあげることもたいせつだ。

そういえばもうひとつ、最近思うことがあって。

それはこれくらいの子どもって、
どうして我慢を強いられてしまうのだろう、ということだ。

たとえばおもちゃの取り合い。
よくある光景なのだが、
誰かにおもちゃを取られそうになると、
「譲ってあげようね」とか「どうぞしようね」と親からやまわりからいわれる。
逆に、では欲しいおもちゃを取ろうとすると
「それはお友だちのだよね」と諭される。

常に常に、我慢なのだ。
おとなってそういうことはあまりない。
そもそもひとのものを取ったり取られたりしないから、
というせいもあるけど。

龍晴なんかもときどきこういう目に合うことがあり、
どうして我慢ばっかり?と涙目になって耐えていることもある。

そんなとき、
これでいいのだろうか、と思ったりする。

それもあって。
どうしても譲りたくないときは譲らなくていいんだよ、
龍晴が「はいどうぞ」したくなったときだけでいいんだよ、
というように、最近の私は方針をかえてみているのだけれども。


3/9(土)
あたたかい日が続く。
ご近所の白木蓮はもうすぐ咲きそうだ。
それはそれは美しく、私はとても楽しみにしている。

りゅう、もうすぐ白木蓮が咲くよ?
ととおるたびに言っているものだから
白木蓮だね?と龍晴も通るたびに言うようになった。

夫は仕事日。
駅まで見送りがてら、さんぽをする。

すこし時間が早いこともあり、
いつもより長めコースで、
四季の森公園と杉並区の公園へ。

龍晴はここのところ鉄棒が好きだ。
ぶらんぶらんとぶらさがったり飛び降りたりしている。
杉並区の公園には、大人用の鉄棒のような梯子のようなものがあり
龍晴はするするとそのいちばんうえの段にまで登って
(そうすると私よりもおとなのあたまひとつぶん背が高くなる)
誇らしそうにしている。

暫く遊んでから帰宅。

午後は友だちがやってくる。
龍晴が産まれてからはじめて会う友だち。

うれしい話、をたずさえてやってきてくれる気がしていたら
案の定、結婚が決まったとのお知らせ。

うれしい。
うれしい。
うれしい。

結婚が人生のすべてではもちろんなく
ゴールでも当然ないと
何度もここで書いていて、
実際にそのとおりだといまでも思うのだが
誰かとともに暮らすこと、生涯を送ることは
とてもたいせつなことのように思う。
たいせつで、うれしいこと。

時間があまりなくて
長く話せなかったのだけれども
その話が聞けただけで私はとても嬉しかった。
良かったね、おめでとう。
本当におめでとう。

龍晴は友だちにいろいろな本やおもちゃを見せたり
ハモニカを吹いたりして見せていた。


3/10(日)
あたたかいを通り越して暑い。
なんだか変な陽気だ。

午前中は夫と龍晴とでさんぽ。
終わりくらいに迎えに行く。

今日は長めの昼寝。
昼寝の途中、どんどんと空が変ないろになってくる。
黄色っぽくあたりが霞む。
黄砂だろうか?

龍晴が昼寝から目覚め、
おひるごはんを食べ、
午後のさんぽに出るころには
その不穏な空はすっかりとまた晴れていたのだが
空気は急にひんやりとしている。

お鮨をランチに食べ、
夫と3人で新宿の高島屋へ行き、龍晴の水着をピックアップする。
思ったよりもずっとかわいらしい水着で嬉しい。

明日で東北の震災から2年経つ。

2年。
あっという間に過ぎた。

龍晴がまだおなかにいた頃。

あの日、私は久しぶりに会う友だちと中野のマルイのカフェにいて
大きくかしぐ街路樹をただただ驚いて見ていた。

お店のそとに誘導されて
そこで暫く待機を、とのことだったのだけれども
とてもおおきなことが起きている気がして
友だちの子どもはまだ1歳で保育園に行っていたから
とにかく情報収集も兼ねて私のいえに行こうと急いだ。

地震発生から、30分ほどのことだ。

いえに帰ってテレビをつけて
愕然とした。

一生忘れない。
忘れられない。

阪神のときもそう思った。

あの日のこと。
あのときの思い。

夫からも気遣う連絡が何度もきていた。
何回目かで話ができて、お互いの無事を確認した。

友だちの子どもも大丈夫だった。

あれからもう2年なのだ。

私にはあっという間でも
そうは思えないひともたくさんたくさんいるだろう。
いちにちいちにちが辛く
復興、とか前を向いて、とかいうことばを
聞きたくないひとだってまだたくさんいるだろう。

亡くなったかたのために祈りたい。
そうして願わくば自然の爪は
最小限であってほしい。
逃れられないものであるならば。

せめて私にたいせつなひとを。
たいせつなひとたちを。
龍晴を。

どうか守ってください。

2/25(月)
今日も寒い一日。

午前中は久しぶりに新井薬師のお寺と公園へ。
児童館が休みだったため三輪車などは借りられなかったが
砂場や滑り台で遊んだりして過ごす。

お昼寝後の午後はすこしいえでのんびり。

最近の龍晴は本を読むのが好きだ。
いくつもある本を持ってきては、
読んで?といって膝に座る。

ここのところ気に入っているのは
いぬやねこの写真がたくさん載っている本と、
「しろくまちゃんのホットケーキ」と、
「ブルドーザとなかまたち」、
「じどうしゃくるるん」。

少し前は
「おせんべおせんべやけた」
をいちにち何度も読んでいた。

ピアノを弾くのもハモニカを吹くのも
鉄琴を鳴らすのもずいぶんと上手になったと思う。

そういえば先日は、
「きらきらぼし」をうたっていた。
メロディはまだづけられないが、
リズムはあっている。

歌い終わると、
きらきらぼしを歌ったよ?と教えてくれる。

すごいねえ、というと嬉しそうに笑う。
まんまるの笑顔。

夕方のさんぽは駅方面へ。
サンプラザとボーリング場に龍晴が行きたがり
(父さんと行っているところだよ?というのを説明したかったらしい)
夫と龍晴が週末にどんなことをしているか
だいたいわかった。

龍晴はボーリングをしているひとを眺めるのが
とても楽しいらしい。
いえに帰ってから、ボールを投げるまねを何度もしている。

サンプラザからバスに乗り、
新井薬師の駅で踏切と電車を見てから
またバスに乗って帰宅する。


2/26(火)
龍晴はいつも6時台に目が覚める。
たいていすっきりと目が覚めて
ぶふ~などと言いながら笑っていたりするのだが
今日は6時50分まで目が覚めなくて
でも私はそろそろ起きたいしと(龍晴は私が隣にいないと朝は起きてしまうので、ある程度の頃合いまで隣で寝るようにしているのだ)そろりとからだを動かすと
気配を察して龍晴も目が覚める。

しかしその時点で7時近くのため
朝ごはんの支度などをしないといけない。
だいたいの準備は昨夜のうちにしてあるからよいのだが
それでもやることはいろいろとある。

起きてから本を読んだり抱っこをしたりしていて欲しい龍晴は
ごめんね、ちょっとこれとこれをやりたいから、といって私が離れると
最初はおとなしく待っているのだが、
そのうちしびれを切らして泣きはじめる。

朝に時間があれば、つまり龍晴が6時半くらいまでに目覚めてくれれば
30~40分はのんびりと遊べるので
ご機嫌のまま過ごせるのだが。

午前中のさんぽは駅方面へ。

今日は中野仲間がわが家に集まる日。
欠席も出たが、総勢5組の親子が集まる。

龍晴はソファのうえで手を叩きながらとび跳ねる「ぱちぱちぴょんぴょん」を披露して
子どもたちの羨望の眼差しを浴びたり、
得意のハモニカを吹いてはお母さんたちに「りゅうくんすご~い」といわれて照れたりし、
とてもかわいらしい。

みんなそれぞれ、電車のおもちゃでずうっと遊ぶ子や
汽車の乗り物に乗ったり
ほかの子が遊ぶのについてまわったり
絵本を読んだりと
楽しく過ごす。

親の私たちもみんなが持ち寄ってくれた
おいしいお菓子や果物をいただき、
たくさん話をしてのんびりと過ごす。
よい時間。

夕方、みんなを見送りがてら龍晴もさんぽする。

中野駅の陸橋でギターの弾き語りをしていたお兄さんに
龍晴は釘づけになり
ギターを弾かせてもらう。

そのあと、眼科へ。
そとに出ると時折、左目から涙を流すのが気になっていて
行ってみたのだが、
裂傷もほとんどなく、ゴミなども入っていない。
おそらく花粉症なのでは、ということ。

夫も私も花粉症だし、アレルギー持ちなので
龍晴は100%、アレルギー遺伝子を持って産まれてきている。
いかに発症させないか、しかないのだが
花粉症はもう発症してしまったかもしれない。
なるべく症状が軽く済むように願い、祈る。

2/27(水)
雨。
花粉の飛散がおさえられて嬉しい。

午前中は龍晴と約束していたホームセンターへ
時計を見に行く。

午後はポーコアポーコさんへ。
まだ生後3か月の赤ちゃんがきていて
懐かしく眺める。

龍晴の「生後○か月の頃」っていつも懐かしいなあとは思うのだけれども
私はいつだっていまの龍晴がいっとうかわいらしい。

暫く遊んでから、
アプティに立ち寄り、新井薬師の駅の近くからバスに乗って帰宅する。

今日もまた龍晴が7時近くまで起きられず
時間がない私が朝あまり構えずにいて
泣いてしまっていたので、
今日は早く寝させようと試みる。
今日の就寝時間は19時40分。
(寝かしつけ開始は19時20分)。

といっても昨日も一昨日も寝たのは19時45分だから
決して遅いわけではないのだけれども。


2/28(木)
あたたかく風が強い。
こういう日は花粉要注意だ。

思えば花粉症が再発するまで
春はもっと楽しかったように思う。
思い煩うことなくかけねなく
待ち遠しかったように思う。

私は小学生のころから花粉症だった。
いまでこそ多くのひとがなる花粉症だが
当時、まわりで花粉症になっているのは
私と母くらいのもので
世の中にはまだ花粉症ということばすら定着していなかった。
しかも私の花粉症は5月になるとはじまる。
当時、長野に住んでいたのだが
5月になると開花するなにか、に、私は反応していたらしい。

朝、目が覚めるとまずくしゃみが止まらない。
大げさではなく本当に止まらないのだ。
100回くらいくしゃみをしたところで
ようやくからだが順応しはじめる(たぶん)。
しかしくしゃみが止まったところで
この圧倒的な目の痒さ!
私は当時から目が弱く(視力は前にも書いたけれども良い。目に病気をしやすいだけで)、
花粉症も目にくる。
眼球を取り出して塩水につけたい・・・と何度思ったことだろうか。

起きてから眠るまで、5月はじめからの1ヵ月間は
相当に苦しかったのを記憶している。

19歳で東京に出てきて、
花粉症はぴたりとおさまった。
以降、10年間。

「花粉症ではない私」は
なんて快適だったことだろう。
あの頃の春はしあわせだった。
お花見だって楽しめたし、ぶらぶらとさんぽをするのにマスクなんていらなかった。

しかし30歳になったくらいだろうか。
突然、また花粉症がはじまったのである。
しかもまたしても重度の。
今度は明らかに杉花粉。
いまに至るまで、春にマスクと眼鏡は手放せない。
しかも授乳中のいま、おいそれと薬も飲めない。
(ちなみに妊娠中は花粉症の症状がまったく出なかった。妊娠の神秘である)

今年の花粉は昨年の7倍~10倍と聞く。
想像するだに恐ろしい。

龍晴は私のめがねとマスクを不思議そうに見ているが
無理やりはずそうとすることもないので
ほうっとしている。

午前中のさんぽは新井薬師へ。
お寺と公園と、北野神社側の池で遊ぶ。

バスに乗ってジャズ喫茶の時計を見てから帰宅。

お昼寝後、午後は平和の森公園へ。
プレイジムで滑り台に乗り倒し、
とても楽しそうにしている龍晴。
坂道をくだるのが楽しくて
何度も登ったり走り降りたりを笑いながら繰り返している。

龍晴が笑っていると私もうれしい。
とても。

スーパーマーケットに寄ってから帰宅する。

明日は音楽会。

最近読んだ本
中島京子「ちいさいおうち」
辻村深月「太陽の坐る場所」
原田マハ「夏を喪くす」
伊藤たかみ「誰かと暮らすということ」
益田ミリ「言えないコトバ」
竹中恭子「家族のためのおっぱいとだっこ」
竹中恭子「おっぱいとごはん」

中島さんの本は、戦前~戦中の「東京のくらし」が垣間見えておもしろかった。
一般、ではなく、やや上流階級のくらし、であるが。
私は当時の女性のことばづかいが好きなので
そういうところも興味深く読んだ。

3/1(金)
夕方から雨が降るらしい。
明日の朝にはあがっているというから
特に支障はないが
思っていたよりも雲が低い朝、
もしかしたら雨はもっと早く降り出すかもしれないと思う。
空を見上げて。

午前中のさんぽは駅方面へ。
銀行に寄って用事を済ませてから
あちこちへとさんぽ。

風がとても強い。
龍晴は風が強いと抱っこが多くなる。

それでも疲れていたせいだろう、
今日はたっぷりと3時間近く昼寝をする。

夕方にjazzの音楽会があり
龍晴もそれをとても楽しみにしていた。
それまですこし時間があったので
いえの近くの神社で遊ぶ。

小学生の子どもたちがそばで遊んでいたので
龍晴も遊びたくなったらしい。
いつもする滑り台だけでなく
今日は鉄棒にぶらさがって飛び降りたりして遊ぶ。
楽しいらしく何度もぶらさがっている。
新しいあそび。
龍晴が新しくできるようになったこと。

それから音楽会へ。

音楽会へいくよ?と声をかけると
すべての遊びを中断して
急がなきゃ!と抱っこして、とせがんでくるのに
いざ会場について少ししたら泣きだしてしまった。

どうやら前回のjazzのコンサートを思い出したらしく
(今日のライブはflogsさんというトリオのjazaバンドなのだが、
龍晴がよく行くjazaバンド、おたまじゃくしさんの、同じメンバーの方が編成を変えて今日のライブをしてくれている)
それで泣いてしまっている様子。
どうもやはり、金管の音が苦手になっているようなのだ。
それにしても顔を見ただけでよく「あのひと」と「あのトロンボーンを吹いていたひと」が同一人物だとわかるなあ。
もう一ヵ月以上前なのに。

トロンボーン奏者のかたはとても子煩悩な感じで
もちろん演奏だってとても素晴らしくて
私はもうそれはそれは心の底から
今日の演奏会を楽しみにしていたのだが
やはり泣いている龍晴をおしてまでその場にいたいわけではないので
残念ながら会場をあとにする。

きっとまた、そのうち。
ゆっくりと音楽を楽しめる機会はあるだろうから。

気持ちを切り替えて、
さんぽのつづき。

途中の公園で、今度は幼稚園くらいの子どもたちが遊んでいるのを見ると
俺も入るぜ!とばかりに張り切って駆け出し、
子どもたちに混じって何度も何度も滑り台を楽しむ。

やはり年齢より数歳程度上の子が
そばにいる環境というのはとてもよい気がする。
一緒に混じって遊ぶことはできないが
見よう見まねで遊びの幅も広がる。

スーパーマーケットに寄ってから帰宅する。


3/2(土)
そういえば3月になった。
3月。

私は3月が好きだ。

たんじょうびがあるから、
というせいも多分にしてあるのだが
私にとっての3月は
なにかがはじまる(あるいははじめる)、新しいちからのようなものを
いっとう強く感じる月。

「はじまる」のは4月じゃないか、と思うひともいるかもしれない。
でも実際は、3月くらいからその準備をしているはずなのだ。
自覚的にも無自覚的にも。

だから私は3月に、
なにかおおきなうねりのようなものを感じる。

そうして春になる。

道道の木々のつぼみはどんどんとふくらんでくる。
やわらかい雰囲気をまとってくる。

まだ寒い日もあるけれども
あたたかい日が増えて
吹く風はやわらかい。
(そこに花粉を大量に含んでいなければもっといい)

ああそうだ。
もう3月なのだ。

3月はじめのどようび。
夫は今日から「毎土曜日」を仕事日にすることにした。
「毎日曜日」を仕事にされるよりどれほどかいい。
土曜日は夕方に必ずフットサルがあるし、
そうなると残された時間は半日もないのだ。
それならば日曜日のほうを空けて欲しい。
そういったら、それでええよ、ということになった。
やれやれ。

毎土曜日に仕事をしている夫を同じく持つ友だちに、
それってどう?というふうに少し前に聞いたら、
慣れればどうってことない、むしろ楽、というようなことを言っていた。
言い方はもちろん違うのだが、ニュアンスとして。

そうして早くも私は慣れはじめ
(なんにせよ順応性が高いのは私の長所だ)
夫のいない土曜日を龍晴といかに楽しく過ごすか、というふうに考えている。
平日がいちにち延長になった、ともいう。

幸い、ポーコアポーコさんは土曜日に営業をしている。
そうだ、今日のランチはポーコアポーコさんへ行こう!と
朝から決める。

午前中のさんぽは、夫を見送りがてら高田馬場へ。
夫が新しく見つけたという甘味屋さんで団子などを買い、
(夫はいちご大福を食べながら事務所へ行った)
龍晴と私はすこしぶらぶらとしてから目についたバスに乗り、
小滝橋で乗りついでから帰宅する。

お昼寝のあとはポーコアポーコさんへ。
今日は私たちだけで貸し切り状態。
龍晴とのんびりと食事をし、のんびりと遊ぶ。

ご主人ともたくさん話ができて嬉しい。

アプティに寄り、
スーパーマーケットで買物をし、
猫の目の時計を見て、
おおきな時計の前のベンチで休憩をしてから帰宅する。

私は休憩をしている龍晴を見るのが好きだ。
ベンチに座り、足をすこしぶらぶらばたばたとさせている龍晴。
休憩はたいていおやつタイムでもあるので
持参している牛乳を飲んでいたり
バナナやホットケーキを食べていたりもする。
たいては龍晴の好きなもののそばで休憩をするから
時計だったり踏切だったりを一心に見ている。
その横顔。

夕方、帰宅すると夫が一時帰宅をしていた。
龍晴は夫がいるのが嬉しいようで
絵本を読んで、とかヘリコプターを飛ばして、とせがんだりしていてかわいらしい。

そのようにしてどようびが終わる。
私と龍晴のどようび。

でもいつか。
夫とも過ごせる曜日になって欲しいと思う。
どようび。


3/3(日)
桃の節句。
風がとても強い。
昨日もそうだが、これは春一番だろうか。

長野の母から、贈り物のお礼の連絡が来る。
喜んでくれたようで良かった。

午前中のさんぽは夫と龍晴に先に行ってもらう。
龍晴はボーリングを見に行くと張り切っている。

本屋さんで合流し、
猫の目の時計とおおきな時計を見てから帰宅。

ランチは新井薬師の中華料理店へ。
食べ終わってそとに出ると
なんとまさかの雨である。

えええ。
今日、降るなんて聞いてないですけど。

ただまあ小ぶりなのと
龍晴はフードのついたナイロン製のコートを着ているので
そのままさんぽを続ける。

新井薬師の駅まで行き、
踏切を見てからバスに乗る。

今日はバスに乗ってぶらぶらせえへん?と夫からの提案。
龍晴はここのところさらにバスが好きになっているので
ちょうど良い。

途中、私がバス酔いが酷くなってきたので
下車し、目に着いた公園で遊ぶ。
龍晴は滑り台で何度も滑ったり砂場で遊んだり。

ヘリコプターを飛ばしてもらってから
龍晴は夫が好きになった。
龍晴と夫が仲良くしてくれるのはとても嬉しいと思う。

O教授のブログで、ここ数日、「ブログ」が話題になっている。
「私のブログライフ」という投稿を、
教授のブログの読者であり、それぞれ素晴らしいブログを綴っている何人かの方がしていて
それも読んだ。

私も私なりにブログ、というか、この日記、を続けている意味や理由があり、
それらの投稿を読むうちに、
私もきちんとまとまったことを書きたいなと・・・ブログライフについてもそうだが、
それ以外についても・・・思うのだが
それを書きはじめると、中断しないで思考する時間が、1時間くらいは欲しい。
しかしいま現在、中断なしで1時間、という時間を私のいちにちのなかで捻出するのはとても難しい。

もう少し待とう。
いつか私にもそれができたらいい。