こんにちは。姉カウンセラーの白石みどりです。
不倫をする男性は
「不誠実な男、いい加減な男」
と決めつけられることがあります。
あなたの彼についてもそう言われ、
「そんな男を信用してはいけない」
と他人から言われたことはありませんか。
私は以前から、これは違うと言っています。
不倫をする男性が皆誠実だとは言いませんが、優しく誠実だからこそ不倫になってしまう人も多いからです。
結婚生活における「誠実」とは、いったい何なのでしょうか。
結婚は契約だと言われます。
契約は様々な約束を伴います。
この約束を守れないと契約違反です。
私は、この約束を最初から守る気がなかったり、約束をいい加減に考えてその結果違反したのなら、不誠実だと言われて仕方ないと思います。
「お互いに貞操を守ること」
は婚姻契約に伴う約束のひとつです。
不倫はこの約束を破ったので「不誠実」と言われるのですが、本当にそれは、その人が不誠実な人間であることを示すのでしょうか。
結婚当初から「貞操」を軽く見て、守る気がまるでなかったり、男の浮気は仕方のないことなどと不真面目に考えていれば、不誠実な人と言われても仕方ないと思われますが・・・
結婚に伴う約束は他にもたくさんあります。
これを全て完璧に守ることができれば、まず家庭生活において誠実な人間だと言われて良いかも知れません。
でも、約束は守りたいと思っても、守り切れないこともあります。
守ろうと思って頑張っても無理だったその人は、不誠実でしょうか。
また、約束のひとつを守れなかったから、あるいは守れそうにないから、契約そのものを破棄したい、という態度は相手にとって誠実なのでしょうか。
不倫について、
誠実な人なら離婚してからつきあうはず。
それが家族と恋人に対する誠意。
そんなふうに言う人もいますが、では妻に
「好きな人ができたから別れよう。慰謝料と養育費は払う。家も子供も要らない。今すぐ離婚してくれ」
と言い、家族を捨てられる人は、本当に誠実でしょうか。
これは例えば、契約した仕事の一部、予算なり材料なり方法なりを約束通りにできないからと言って、仕事自体を途中で放り出すようなものではありませんか。
不倫の形での恋愛を続けざるを得なくなってしまう人は、配偶者に貞節を尽くすという義務は守れなかったけれども、それでも婚姻に伴うその他の義務を放棄することはできない、と考える人が多いのではないかと思います。
婚姻に伴う義務は貞操だけではありません。
お互いに扶助すること。
子供を養育すること。
お互いの親族を扶けること。
これらも大事な義務であり、結婚に伴う約束です。
「貞操を守る」
この義務に違反することだけが不誠実の象徴のようになっている気がしますが、私に言わせれば、健康なのに遊んでいて働かない夫、子供と家庭を省みない夫、妻やその親が困っていても助けようとしない夫、ましてDVなど家族に危害を及ぼす夫は、不倫よりも嫌です。
こちらの方がよほど不誠実であり、契約違反であり、家族に対する酷い裏切りだと思いますね。
あなたの彼は、離婚しないから不誠実な男性ですか?
家族に対する義務と責任、あなたへの気持ち、どちらも捨てられない彼はズルいだけでしょうか。
彼がどういう人なのか。
あなたの目に迷いが生じたら、ぜひ私たちの目をご利用ください。
不倫だから不誠実。
そう決めつける人よりも、私たちの目は良く見えると思いますよ。
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