タイの子どもの本日記

タイの子どもの本日記

タイの絵本や子どもの本、タイの文化などについてぽちぽちと書いていきます。もと日本人会バンコク子ども図書館ボランティア。ご質問などはメッセージにお寄せください。

 

9月23日、タイで活動する教育支援NGOマレットファンさんとバンコク・プロンポンにて在タイ日本人の方対象に音楽や読書活動の場を提供されている団体サロンオドゥタンさんの主催で、タイの代表的絵本作家のおひとり、チーワン・ウィサーサ先生(このブログでもカテゴリーをつくっています)の日本人向け講演会がバンコクで開催されましたキラキラ

マレットファンさんの日タイ逐次通訳でお話をうかがえました。

私もオンラインで参加しましたが、あらためて、チーワン先生はタイのみならず、世界標準でもすばらしい児童文学者でいらっしゃるなあと思いましたおねがい

 

チーワン先生とは1995年以来知遇を得ていましたが、今回初めてうかがうお話が多く、驚きました。

こんな貴重なお話をうかがえる機会をつくってくださって、あらためて主催のみなさんに深く感謝いたします

中でも、有料の講演会ですが、今後タイの絵本やチーワン先生に関心をもつ方々にはぜひシェアしておきたいことを、マレットファンさんに許可いただいて、シェアさせていただきますね。

 

まず、チーワン先生ご自身から、デビュー作を聴くことができました。

1988年に出版社にもちこまれた3作です。

 

 

今回このブログを書くにあたって、昨日いろいろ調べていたら、2022年のチーワン先生のインタビュー記事(タイ語)が見つかって、この3作のことをすでに語っていらっしゃいました。

お写真は、こちらのインタビュー記事の THAI MEDIA FUNDさんのものをお借りしました。

 

3作ともすでに、色彩やレイアウトがとても美しく、斬新ですねラブラブ

この中で、『りゅうのしっぽをさがして หาหางมังกร』は、岩の影から見えるものをりゅうのしっぽとかんちがいして、次々と動物たちが伝言していってこわがるんですが、実はウサギさんがさがしていた、なくした凧のしっぽだった、というものです。

これを現代風に改変したものをチーワン先生ご自身が読み聞かせしている動画があります。

 

 

 

結末で、チーワン先生が、りゅうとかんちがいしたのも、ガチョウさんがちょうど竜についての本を読んでいたからだ、その本が今チーワン先生が持っている本ですよ、と、おちもついていますニヤリ

 

そして残り2冊ですが、

『แข่งไม้เม้า 木のつえ』

『หนูจิ๊ดกินจุ ナンヨウネズミ おなかいっぱい』

を国会図書館オンラインで検索してみたら、なんと!

 

上野の国際子ども図書館で所蔵していました!びっくりびっくりびっくり

 

そろそろすずしくなってきたので、10月には国際子ども図書館に行って閲覧してこようと思います。

 

続いて、たいせつなお話がありました。

 

チーワン先生の絵本の中でも、タイの子どもたちに最も人気があるのが、この『イーレーンケーンコーン』というガチョウの鳴き声の本です。

毎ページあらわれるこの鳴き声を子どもたちはすっかり喜んで、お話が終わってもずっとまねして歌っているそうですニコニコ

 

 

タイ文学は、日本で言う明治期までは、全て韻文で描かれていて、歌うように読み聞かされるものでした。

だから、チーワン先生もその伝統にのっとって創作したのだ、と思っていました。

ところが、ちがったのです。

 

それは、松居直先生の示唆によるものだったのです!びっくりびっくりびっくり

 

1990年当時、チーワン先生が所属していた、タイの子どもの本専門出版部門としてポンアノン・ニヨムカー先生たちがたちあげた「プレーオ・プアンデック」には、日本から当時福音館書店の社長でいらした松居直先生が相談指導役に入っておられました。

チーワン先生がこの絵本のアイディアとキャラクターの下書きを何枚か見せたところ、松居先生は、こうおっしゃったのだそうです。

 

「イーレーンケーンコーンは音を楽しむ作品だよね」

 

・・・・・

松居先生はとてもことばが少なく、これしかおっしゃらなかった。

チーワン先生は最初なんのことかわからなかったそうです。

ところが、当時、プレーオプアンデックは日本の絵本の翻訳も手掛けていました。

それがチーワン先生の目を開かせてくれたのです。

その二冊が、五味太郎さんの『みんなうんち』と『おなら』です。

 

 

 

チーワン先生は気がつきました。

『みんなうんち』は形を楽しむ絵本、『おなら』は音を楽しむ絵本だ、と。キラキラキラキラキラキラ

 

そこから、キャラクターのガチョウのレーンくんの絵も定まりました。

音を聴いてもらうために、シンプルなものに、と。

 

松居先生は、『私のことば体験』という本の中で、幼いころに「読んだのではなく聞いた―それが、私のことばへの感覚を開いてくれました」

と書いていらっしゃいます。

 

 

こういう気持ちをお持ちだからこそ、松居先生からこういう示唆が出たのではないでしょうかキョロキョロ

 

それともう一つ、チーワン先生がやはりタイの代表的絵本作家のおひとりクルーク・ユンパン先生文、プリーダー・パンヤーチャン先生キャラクターデザインでチーワン先生が絵を描かれた共作の、

『グラドゥック・グラディック・グラドック・グラデック(バッタがぴょんぴょん)』という絵本があります。

 

 

 

 

このお話は私たちバンコク子ども図書館でも大型ペープサートにおこして、何度も上演しましたニヤリ

私がいた当時は私がぴょんぴょんはねるバッタ役で、バッタをやらせたら右に出るものはいないとか爆  笑(冗談です)

あくびをした瞬間にバッタをのみこんでしまったおばあさんが、バッタを止めようと次々いろいろな動物をのみこんでいくのに、バッタは全然やられないで、

「グラドゥック(ぴょん!)グラディック(ぴょん!)グラドック(ぴょん!)グラデック(ぴょん!)」

とおなかの中でとびはねるのです。

 

(バッタの棒をもってとばしている私の手と頭の先が映ってます)

 

この絵本は、もとはイギリスの童謡『ハエをのみこんだおばあさん』だったのを、タイふうに改変したと、絵本のあとがきに書いてあったのですが、なんとそのもとの絵本を見せてくださいました。

タイふうに改変というので、人物や風景のことかと思っていましたが、なんと原作には最後はいろんな動物をのみこんだおばあさんが死んでしまうのだそうです。ガーン

それを、タイ版では、おばあさんが水を飲んで、どばーっとみんな最後にあふれ出てしまう。という終わり方にしたそうです。

 

チーワン先生は原作を読んだとき、

「えっおばあさんが死ぬ必然性がないんだけど。聴いている子どもたちも楽しい気分にならないだろう」

と思われて、最後はおばあさんはあくびをするときに、手で口をおさえるようになった、という終わり方にしたそうですおねがい

 

私たちのペープサートでは、最後に演じ手が自分の手を出しておばあさんの口をおさえます。

 

 

というふうに、ほかにもたくさんのお話が聴けました。

研究目的などで、アーカイブをご覧になりたい方は、マレットファンさんにご連絡くださいとのことです。

(最後にマレットファンさんのウェブサイトをご紹介します)

 

このほか、チーワン先生が現在とりくんでいらっしゃる「旅する図書館(移動図書館活動)」は若いころ参加していたポータブルライブラリー活動がヒントになっている、ということをご自身からおうかがいできたこともよかったです。

 

日本語にもなっている『じいちゃんのながいひげ』の原画を2008年のブックフェアのブースで見ました。

 

 

チーワン先生が絵本の絵のレイアウト、表現方法や伝え方についての姿勢が決まった1冊だそうですニコニコ

 

 

マレットファンさんのウェブサイトはこちらです。

 

私のブログのこちらもよかったらご参考になさってください。

 

「『みんなうんち』がタイ語になったわけ」

 

チーワン先生とポータブル・ライブラリーの関わりについて

「かばんの図書館23 語って切って」

 

このブログに関連した本です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは「(指定名称)梵本心経并尊勝陀羅尼(貝葉)」

  • 貝多羅葉墨書/紙本墨書
  • 心経:4.9×28.0 陀羅尼:4.9×27.9/10.0×28.3
  • 後グプタ時代・7~8世紀
東京国立博物館所蔵
 
・・・・
ということを記せば、画像を使ってもよいと、東京国立博物館さんからお返事をいただいたものです。
東京国立博物館法隆寺宝物殿第6室で9月23日まで展示されているそうです。
・・・が!
この7月から現在まで、東京は日々33~35度の高温の日々。
シニアな私、33℃以上の外で10分歩くと頭痛がしてきてやばい状態滝汗
ということで、観に行けなかったのです・・・チーン
お問い合わせでは、実際は保存のために撮影禁止なので、ブログにはこの画像を使ってください、とのお返事だったのですが
トーハク(国立博物館)職員さんご親切おねがい
ああ~貝多羅葉(ばいたらよう)~~~
 
なんでこんなにこだわるかというと、タイにいたころ、タイの国立図書館で、たまたまこの貝多羅葉(タイ語ではバイラーン)が展示されているのを見て、シンプルな美しさに、いつかブログでみなさんにもお見せしたい、と、どこかにフリー素材で画像がないか、さがしているのです。
 
貝多羅葉というのは、手すき紙が作れる木が無かったりする東南アジアで、オウギヤシの葉を四角く切ってかわかし、そこに鉄筆でお経など重要なことをきざんで、たばねて、お寺などにたいせつに保存したものです。
 
 
ばいたらようー、ばいたらようー笑い泣きって検索してたら、こんな論文がウェブ上でPDFで見つかりました。
 
『タイにおける貝葉写本 Palm Leaf Manuscriptsについて』
三保忠夫・三保サト子
 
 
おおお!
プリントアウトして呼んで見ると、1996年と1997年、また1998年に、このお二人の研究者が、タイにおもむいて、貝葉の材料となるコリファヤシとパルミラヤシ(オウギヤシ)の調査に行かれたときの研究報告です。
1998年9月に書かれていました。
かなり古い時代ですね。
古いっていっても、その時私、在タイしてたんです照れ
(1995年から2002年まで)
その内容は、タイのあちこちの村でヤシの木を訪ねるもので、それ自体おもしろいものでした。
その報告の中で、この調査で参照した資料として、
 
小林良生(よしなり)著「タイ国に貝葉"バイラーン”を求めて」(『百万塔』第55号、1983年4月)
 
というのがあがっていて、さすがに・・・そんな古い号は探し出せないよな~と思って見ていました。
 
ところで、私がそもそも国立図書館で、
 
「これ、貝多羅葉だ!びっくり
 
ってわかったのは、その前に、バンコクの日本人向け幼稚園のバーンラック幼稚園が、何回かタイ在住の日本人向けセミナーを行っていて、その中で貝多羅葉についてお話を聴いていたからでした。
 
国立博物館さんからせっかくお写真掲載の許可をいただいたので、それだけでもブログ書こうと、当時いただいたプリントをファイルから出してきました。
 
するとそこには・・・
 
「バーンラック財団主催
タイ社会理解のための学習会 資料 平成10年11月6日(1998年)」
 
「タイの紙文化
~楮(コウゾ)の来た道・紙の来た道~」
 
「カセサート大学・農業・農芸品改良研究所 KU-JICA チームリーダー
 
小林良生」
 
!???!!??!!
 
はああああ?!
 
キラキラ「小林良生」キラキラ
 
えっ!
私この先生に直接お話聴いてたじゃない!!!!ガーンガーンガーンガーンガーン
 
しかも記憶では1~2ページのプリントだったのが、出して見ると、なんと35ページもあるしっかりした研究レポートではありませんか!
 
 
ひいいいいガーンガーンガーンガーン
 
とまあほんとうに驚きましたアセアセ
 
私がいた当時は、こんなふうに日本人向けのタイ文化についてのセミナーがあちこちで催されて、とても楽しく勉強になっていました。
今もあるかな・・・?
 
で、貝多羅葉の驚きの展開さらにまだ続きます・・・まて次号!(というのほどでもないけど)
 
(かんじんの貝多羅葉の説明なしになってしまった・・・)
 
この絵は、IBBY世界大会で、タイの作家さんがポスターを担当されたときのものです。
この昔のタイの子どもさんが観ているのは貝多羅葉でしょうか、コーイブックでしょうか・・・ニコニコ
 

 

 

このブログでもタイの代表的絵本作家チーワン・ウィサーサ先生。

 

その先生のなんと!日本人向けの講演会が、バンコクで開催されるのですが、オンライン視聴を日本からも申し込めます!星ラブラブ

 

くわしいことと、申し込み先はこちらです。

「タイ絵本作家チーワン先生講演会」

 

こちらに書いてあるのはタイ時間なので、日本時間では9月23日12時から14時になります。

 

実は、タイの絵本作家の先生の講演会っていうのを私は今まで聴いたことがありません。びっくり

先生たちは読書普及のための活動はしていらっしゃいますが、講演というのはあまりなさらないように思います。

しかも、日本人向けということは、通訳さんがつきますよね。

こんな機会、めったに無いことです、みなさんもぜひ、タイの絵本作家さんのお話を聴いてみませんか?

YouTubeでは、チーワン先生の自作読み聞かせ動画はこれまでもいろいろご紹介してきましたが、あたたかくやさしく、ユーモラス。

そのおひとがらもしのばれると思いますおねがい

 

日本語に翻訳された絵本も何冊かあります。

 

『じいちゃんのながいひげ』

 

『ありんこたんけんたい』

 

 

『ニン どんなときも』

 

 

この作品は、タイの方の「心を落ち着かせる(チャイ・イェン)」、「瞑想」についてよくあらわされた絵本です。

 

タイ語版では、はみがきの歌が楽しくて、私たちバンコク子ども図書館でも大型紙芝居にして何度もお話している

『はみがきやのフォーンくん(バンコク子ども図書館では『はみがきフォンくん』として上演)』

 

 

はみがきの歌を歌いながらいろいろな動物の歯をみがいてあげて、最後はフォーンくんの歯もみがいてあげる楽しい参加型絵本です。

 

また、タイの子どもたちに大人気の、歌うようなことばの絵本『イーレーンケーンコーン』。

 

 

このように、子どもたちが楽しく聴けて、聴いた後遊べる絵本が多いのもこれまでのチーワン先生のカテゴリーでご紹介してきました。

 

この講演会を企画されたのは、日本人とタイ人共同の教育支援NGO「マレットファン(夢のたね)」さんです。

 

マレットファンについてはこちらに公式サイトがあります。

 

また、作家村中季衣さんが、『マレットファン 夢のたねまき』というこの活動を追った本を書かれています。

 

 

このマレットファンさんと、バンコク・プロンポンにて在タイ日本人の方対象に音楽や読書活動の場を提供されている団体サロンオドゥタンさんが協力して開催されることとなりました。

 

マレットファンさんのFacebookでのご紹介文の一部です。

 

「チーワンさんはタイで最も著名な絵本作家さんのお一人で、これまで30年、多くの作品を出版されてこられました。作家としての活動だけでなく後進作家さんの育成支援をしたり、地方に絵本を届ける活動をしたりと、タイの絵本文化の普及、発展を目指してきた方です。

そんなチーワンさんの絵本づくりのこだわりや想いにふれ、また絵本をよんでいただき、タイの絵本や言葉に改めて触れてゆったりできるひと時となったら幸いです。」

 

今回すぐにお申込みしたあと、ブログでもお知らせしていいかお尋ねしたら、ぜひ宣伝してくださいとの快諾でしたので、こちらに書きましたニコニコ

 

ご紹介した本の紹介はこちらをごらんくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新藤悦子さんの新刊

『ラナと竜の方舟』

読みました。

 

新藤さんの作品には珍しく、美しい寓話か子守歌のような作品です。

今の世界状況に関して、切実なまでの祈りが描かれていると思います。

 

少女ラナと少年ジュルナ。

気がつくと、二人は沙漠の「蜃気楼の町」の門の前にいました。

ふたりはそれぞれ、逃亡の旅に出ていたはずだったのに。

いっしょにいた同行者たちはどうしたのでしょう。

全く記憶にありません。

そこに横たわるのは大きな竜。

この竜が、連れてきてくれたというのですが・・・

 

竜使いのマジュヌーンの存在、そしてこの本の世界での竜の役割は、ほかの作品で見たことのないものでした。

読者の子どもたちの想像力をかきたてる役割だと思います。

 

この竜を描くにあたって、イラストの佐竹美保さんが竜を手作りして、それがブックハウスカフェに展示されていることを知りました。

 

佐竹さんは、前作『いのちの木のあるところ』でも、舞台となったトルコの世界遺産「ディヴリーの大モスクと治癒院」の門の絵をまず全部写し取ったという方なので、竜を見たいと、ブックハウスカフェに行ってきました!

 

 

入ってすぐのところに、竜と佐竹さんの原画がありましたおねがいキラキラ龍

 

原画は撮影禁止、竜は撮影してもいいけれどSNS掲載は不可ということでしたよ。

竜はおもながのハンサムさん。

そうして、うろこのようにたくさんの宝石のようなビーズやスパンコールで飾られていました。

 

満足!ラブラブ

もし私が若くて今のような老眼や肩こりでなければ、見本にして作れるかも・・・

とためつすがめつながめました。

まあ今となってはムリなんですけど~~汗うさぎ

 

展示は少しでしたが、ひさしぶりのブックハウスカフェで、たくさんの新しい絵本が並んでいるのを見あきませんでした。

森林浴のように「絵本浴」?でリフレッシュしました。

それに、新しい絵本ばかりではないのです。

今の国際状況に即した本もたくさん置いてありました。

それもけっこう以前に出版されたものも。

さすがの選書眼と感心しました。

 

私がこの日買ったのは、河合隼雄先生の『ケルトを巡る旅』でした。

河合先生は児童文学を勉強していた学生時代『昔話の真相』『子どもの本を読む』に出会って以来、ほとんどの著書を読んできたくらいはまっていたのですが、この本はBS4Kのテレビ番組を本にしたものということで、知りませんでした。

BS4Kあいにく観られないんですよね~。

 

 

そうして、お茶タイム。

 

こちらのカフェはホットの緑茶があるのがいいところ。

胃の弱い私は、コーヒーや紅茶がきついときがあるので・・・

 

というところで、酷暑の中のひさしぶりの遠出でした。ニコニコ

 

ご紹介した本の詳細はこちらをごらんください。

 

 

 

 

 

 

 

2019年に日本で開催された、KristSingtoの2nd Fan Meetingキラキラ

このとき私は初めてKristSingtoに出会ったのですが、このブログには書いていませんでした。

というのも、その時は、このブログはタイの絵本情報中心なので、エンタメについてはうといし、書かない方がいいかなと思ったのです・・・


しかし、状況はそれから大きく変わりました。

タイドラマの配信がいっきにふえて、
タイドラマでタイの文化やタイ語を知ることができるようになりました。

そして私も「タイドラマ」というカテゴリーを作りました。

 

この9月7日はKSまんなかDAY、つまり二人の誕生日のまんなかの日ということで、KristSingtoJFCのみなさんもたくさんの企画を出してもりあがっているので、私もこのときの記録を、古くからの少人数の友だちだけとやっているmixiのほうの日記に残していたので、新しいファンのみなさんにも見ていただこうかなとここにも記録することにしましたニコニコ

 

まずはGMMTVさんが公式でまとめられた動画です。

 

 

 

ここから、mixi日記に書いたことになります。

 

去年の1回目のファンミーティングのときはまだSOTUSがCS放送されていいず、存在すら知らなかった・・・
3月にCSで放送されたSOTUSというドラマにはまりまくって、動画をあさる毎日。

そしてまた来日してくれて、会えるチャンスがあるなんて、うれしすぎて前の晩眠れませんでした・・・

体力心配ガーン

いよいよ当日、本番は16時からですが、13時半から特典抽選会というのがあるので、13時には会場ニッショーホールへ。
仲良くなっていたツイッターのファン友さんと落ち合います。
タイのファンミでは、Giveawayという習慣があって、ファンの方が手作りでグッズを作ってくるのですが、それがもう歩く先からどんどん手渡されます。

中国語や韓国語の方々もいらっしゃいます。

(注・ギブアウェイ初めての体験!!私はりんごののどあめを少し持っていっていました・・・)

 

 

集まったみなさんとは初対面ですが、
「やっとSOTUSのことを説明抜きで萌えを語り合える」!

ここにいるみなさん、SOTUSのことを知ってるんだ・・・!!と感動しました。ラブラブラブラブラブグリーンハーツグリーンハーツ
すぐに親しい会話がはずみます。

 


特典は、私は、リハーサル見学、友人はなんとスリーショット撮影、ほかにはアフタートークがありますが、ハイタッチは全員ができるので、どれでもいいです。
リハーサル見学は2時半からなので、いち早くSKちゃんたちを見られます

 

そして・・・キター!!最前列で初めての現実の二人!びっくり
リハーサルといっても、歌(ルーク・オム)をちょっと歌ったあと、質問コーナーでした。

 

 

おとなりの知らない方と、

「やばい!」「やばーい!」

と言いまくるうちに、なんとスマホ撮影可ということで、さらにやばい!やばい!

と言いながら、必死でスマホをかまえる私たち。

クリスくんが、

「去年(第1回)も来たひとー」

「今年はじめてのひとー」

と手をあげさせて、

「なんで去年も来なかったの!」

っておこってみせる一幕も。

あとは、新曲はどんなですか?と聞かれて歌ってみせたのかな?

実はこの質問コーナーについてmixi日記に書いてないんです、というのもmixi日記を見せ合う友人はタイドラマのこと知らないので、説明がたいへんそうだったので・・・あーしまった・・・ショボーン

 

 

終わって出てくると、JFCさんがGiveawayのクリアファイルを300枚配布というので長蛇の列について無事ゲットラブ
そうこうするうちに、3時半の開場です。

 

そして開演前に流れるアナウンスが、

「当公演はスマホ、携帯などの撮影は許可されています」

 

えええええ

 

私は本番の座席は前から6列目でよく見えるけど端なのできれいに撮れないのがわかって、どうせツイッターに動画いっぱいあがってくるだろうからそれを保存しようっと思いました。

そして本番用衣装で登場しわきあがる歓声!一曲歌ったあと(ラーラーローイ)
トーク、クイズ(JFCさんが作った過去の二人の番組の映像クイズをくじびきで当たったファンといっしょに三択で答えるんだけど、意外性をついた質問ですごくもりあがりました。

たとえば、動画のあと、「今の壁(シントーさんいきつけの店スウィート)にかかっていたシントーさんの写真は左から何枚目か」

次にタイでは「ははは」と笑う表現を「555」(5はハーだから)と書くんですが、Frinedship with KristSingtoの韓国編が少し流れて、今の中に「5はいくつあったでしょう」とか、もうシントーさんもえーーっ!って大声。

しかし会場の人はよく見ていて、正解を教えてあげてました)

 

そして6種類の男性の告白を即興で演じる(チャラ男とか恥ずかしがりとかヌクメンとか)コーナーです。

ここで、シントーさんが

「せんぱい、すきです」とか「そうねえー」とか日本語入れてきたのがすごいツボでした!

 

MCさんとのコーナーでは、

「お二人おすすめのバンコク観光コースを会場のみなさんに教えてあげてください、フリップに朝、何時にどこに集まるかまず書いてください」
と言うのにクリスくんが「ぼく朝はねぼうしたいから、夕方でもいいですか?」
そして書いた答えが
「18時カセサート大学のゲームセンター」
シントーくんが
「インターネットカフェ 24時間やってるよ」
これ、同じ場所だそうで、二人は同じカセサート大生、デビュー前はいっしょにそのゲームセンターで遊んでいて、その時間は撮影時間より長いかも・・・と・・・
MCさん「これどうすすめればいいの?じゃ、夕食は?
クリスくん「ああ中で食べられるよ、ルームサービス(英語で)」とにっこり。
MCさん「じゃあ、そのルームサービスでなにをたのむ?」
クリスくんの書いた答え・・・
「KFC Thailand」
もう会場爆笑。爆  笑


でも、クリスくんはホントにKFCが好きで、どの国に行ってもそれぞれ味がちがうんだそうです。
そして、「じゃあシントーさんは?」
シントーくんの答え「ピザ」
また会場爆笑・・・タイ料理じゃないんかーい!爆  笑
でも、シントーくんも
「クリスが言ったみたいに、ピザも国によってトッピングが違うんだ。タイにはドリアンピザもあるよ」
えーー!
でもクリスくんによると「ぼくはドリアンピザはイマイチ。ドリアンは甘いからピザと合わないなー」
と、ホントに24-5才男子らしかったです。

 

あと、クリスくんが「GMMTVもおすすめだけど、夕方はアソークはすごく渋滞する」って言ったのもツボでした。

というのも、私たち駐妻も駐在中はよく

「夕方のアソークはロッティット(渋滞)だから」

って言ってたんです!それをクリスくんの口から聴けるなんて~~爆  笑

 

 

つづいて、はじめてのたこ焼きコーナー。

 

 

たこ焼きはもうぐだぐだで、いつ終わるんかいなという感じだし、シーフードがエビしか食べられないシントーさんは、
「タコは入れなくていい?」

って言うし、会場の関西おばちゃん全員
「かわりにやってあげたい!」とイライラハラハラ(笑)

そのたこやきは、ラッキーファンに手渡しでした。

シントーさんは紙コップに入れたたこやきに、わりばしだのプラスチックフォークだのありとあらゆるものをつけて渡してあげていました。

 

それから書道、シントーさんの「獅」の字のじょうずさにびっくり!

あの書いた紙どこにあるのかなー。また展示してほしいです。

 

そしてJFCさんが私たちの送っていたメッセージカードを組み合わせた動画を流してくれて(私のもあった←これどんなの描いたかまったく記憶になし)その歌は彼らの「MyBabyBright」っていうのだけれど、サプライズで日本語歌詞がついて歌われていて、実はその前に、極秘で私たちにも当日サビの部分だけバナーをあげて合唱するよう指示があったのです。
そこで歌ってきて、二人ともおおっと喜んでました。

そして「ふりかえってください」の客席からのメッセージコーナーも。

 

アンコールはしばしいなくなったふたりが、トナカイのカチューシャをつけて後ろから登場!

そして、観客にお菓子を配ってくれたので、わーわーきゃーきゃー。星

でもでも、私の席には全然来なくて・・・ショボーン

そうしたら、終わった後、ファン友さんが、シントーさんからもらったチョコをくれました!

それはまだ冷蔵庫にあります・・・(2024.9.6)

 

そしてステージで、最後の曲「ルークオム」を歌ってくれたのです。

・・・

このあと、2022年、シントーさんがGMMTVを退所中に奇跡的に開催された日本でのクリスシントーファンミーティングで、二人が思いをこめて、また「ルークオム」を歌ってくれたのは、知っている方々は感無量でした。

 

 

こうして2時間にわたるFMは終わり(たこやきが時間をくった)、

 

そのあと、舞台上でスリーショットが当選した人の撮影会があり、えんえん1時間500人の三分の一の人数だから)みなさん並んで進んでいきます。

その間おとなりの初めて遠征したという若いファンさんともりあがってしゃべってました。
それから、ほかの特典組のハイタッチを全員。
二人はさすがにいつもやっていてプロだから、ずっと笑顔を絶やしません。
昨日日本に着いたばかりなのに・・・

 

で、ですね、このハイタッチ、私舞台に階段5段くらい登ってあがったとき、最後によろけて

ずでーーーん!!

と前のめりに転んでしまったのです。

は、はずかし!

とさっと起き上がってふとみると、

いすに並んで待っていたクリスシントーがめっちゃびっくりした顔をしてこちらを見ているのです!

ひえええええガーン

心配おかけしてすみませんすみません・・・

いそいでそっちに言って、

「マイペンライマイペンライ」と言いながら、ハイタッチしてもらうとき、クリスくんは手でオーケーマーク、

シントーさんは最後まで目を見開いてびっくりされたままでした。

 

そのシントーさんとその後FMでお近くで会うたびに、

覚えてないだろうけど、あのとき転んだ私です、と思っていますてへぺろ

 

ハイタッチが終わったあと、おとなりの方が当選した特典「アフタートーク」です。
シントーくんクリスくん、これだけの撮影とハイタッチのあと(と悪戦苦闘のたこ焼きのあと)、まだやることあるなんてほんとうにたいへんおねがい

 

アフタートークでは、ファンのお願いでSOTUSの1場面を演じたそうですよ。

 



私たち先に終わった組は、私たちのサポートプロジェクトの一つ、新宿と渋谷での街頭大型ビジョンがあるので、今日だけの渋谷のを見に移動。
おおお!スクランブル交差点のところのすごく大きいビジョンです!
JFCさんがんばったなぁー。
みんなも胸熱になってます。放送時間はわかっているのでスマホで動画撮影スタンバイ。
ほかのグループも三々五々やってきて、スマホをビジョンにかまえるという、タイドラマ関連でこんな光景が見られるなんて、ほんとうにめざましいことです(枕草子ふう!ラブラブ

 

こうしてすべてが終了したあと、またきっと3回目があると思っていたのに、なんと次の年からあのコロナ禍が・・・

 

そうしてシントーさんの退所、といろいろなことがありつつ、

またシントーさんもGMMTVにもどってきて・・・

 

これからまたふたりのFMが日本で観られることを祈っていますラブ