タイの子どもの本日記

タイの子どもの本日記

タイの絵本や子どもの本、タイの文化などについてぽちぽちと書いていきます。もと日本人会バンコク子ども図書館ボランティア。ご質問などはメッセージにお寄せください。

 

気持ちのいい小春日和の日、仲間で集まって、おとなの遠足をしてきました。

建築にくわしい友人が、東京駅周辺、丸の内を案内してくれるという趣向ですニコニコ

 

まずランチは、大丸東京店のブラッスリーポール・ボキューズで。ウェブサイトはこちら

大丸東京店は、東京駅八重洲口改札からすぐです。

 

前菜は、根菜のキッシュ。

 

 

メインは、肉と魚から選べ、胃弱の私は、「愛媛県座間鯛のポワレ ソースサフランとハマグリのエキューム」

 

 

ソースがサフランの黄色に、ハマグリのエキスが入っているそうです。そしてふわふわしたメレンゲ?がのっています。

(この日のお肉は「コックオ・ヴァン ブルゴーニュ風 ジャガイモのピュレを添えて」)

 

デザートも二種類から選べます。私の選んだのは、「"ムッシュ・ボキューズ”のクリーム・ブリュレ」

なんといっても、ムッシュ・ボキューズの名前が冠せられているではないですか。

りくろうおじさんのチーズケーキみたいに、ボキューズさんの顔が描かれているのでしょうか?

・・・・・

 

 

お顔はなかったですが、おいしかったです、底にバニラ・ビーンズがたくさん敷きつめられていました。

(もう1種類は「キャラメルのムースと洋梨のコンポート カシスヨーグルトのソルベ」)

 

ひととおりおしゃべりがすんだあと、いよいよ丸の内散策、といっても、次のカフェの予約があるので45分しかありません。

駆け足!

 

まずは外に出て、北町奉行所跡へ。途中の道は、江戸城のお堀を埋めたものだそう。

そのときの、江戸城のお堀の石が残された部分がありました(案内板があります)。

そして北町奉行所あと。表示だけですが、ここでお白洲とかあった?

 

そこから、東京駅八重洲口駅舎、丸の内北口ドームへ。東京ステーションギャラリーの入口のあるところです。

第二次大戦の空襲で破損した駅を、大正14年の建築そのままに復元改築した八角形のドームには、干支のレリーフがあります

 

 

そして、なんと、2007~2012年の復元工事で、この屋根と天井を支える三角の板ブラケットのオリジナルが偶然発見され、それには、月の満ち欠けが描かれるという遊び心があった、ということが発見されたそうです。

 

全然月の満ち欠けがわからない写真でごめんなさい泣くうさぎ

この真ん中の緑っぽい色が三角板なんです。

 

東京ステーションギャラリーは時間がなくて入れませんでしたが、最初のレンガがたくさん使用されていて、入口にも、ところどころ爆撃で黒くこげたレンガも使用されています。

 

そこから外に出て、レンガの外壁には「覆輪目地」というわざが使われていることを教えてもらいました。

ふつうレンガの目地はへこんでいるのですが、これはふっくらカマボコ形にもりあがっているというむずかしいわざだそうです。

つまり、手仕事なんですね!びっくり

またまたわかりにくい写真ですみません~。

 

このレンガですが、渋沢栄一が故郷深谷の工場で焼かせて運ばれたそうですニヤリ

 

そこから丸ビルに移動。

エントランスのガラスの床下に展示されている初代丸ビルの松杭を見学します。

 

おおお!長ーい松の杭が!

写真では全然長さがわからなくてすみません!

実際にごらんになると、迫力があります。長さ15メートルなんです!

 

 

 

 

1999年に旧丸ビルがとりこわされたとき、地下から昔の支えに使われた松の杭の丸太がたくさん出てきたのだそうです!

そのとき、まだ松の香りがたちこめたそうです。

 

松はとても強い木で、昔は日本でも大黒柱などで使われていたそうです。

この松はオレゴン州から搬送された松だそうです。

 

そこから、仲町通りを通って、三菱一号館に向かいます。

 

この仲町通りがとてもおしゃれな通りで、両側をハイブランドの店やアートが並び、街路樹があり、早くもクリスマスマーケットの屋台が並び、まるでニューヨークの通りのようでした。

(私ニューヨークにも3年駐在してたので、言ってもいいでしょう・・・ニヤリ

 

人が多すぎて写真が撮れなかったので、写真はこちらのウェブサイトでごらんになってくださいね。

 

VISIT CHIYODA 丸の内仲通り

 

路面店マップ

 

そこから、赤レンガの建物、三菱一号館美術館の中庭を通り、(ここも美しかったのですが、人が多くて写真撮れず)

美術館内のCafe 1894で一休みして、また話に花を咲かせました。

こちらも予約してくれていました。

 

ステーションギャラリー、三菱一号館美術館など、単独でゆっくり訪ねたいところでした。

 

ステキな大人の遠足をプランニングしてくださった友人たち、ありがとうございましたラブラブ

 

 

(11月29日追記しました、このブログを出した時、Xで画家さんは、VEEさんではないかとご指摘あり、調べたらそのとおりでしたので、後半に追記していますニコニコ )

 

ミュンヘン国際児童図書館は、IBBY(国際児童図書評議会)を作ったイェラ・レップマンが創立した図書館です。

ブルンデンブルグ城というお城の中にあって、一度は行ってみたい図書館ですニコニコ

 

この図書館は、国際子ども図書館のホームページによると、

 

「ミュンヘン国際児童図書館は、約140言語63万冊を所蔵する世界最大の児童図書館である。同館は原則として、出版社からの寄贈による蔵書構築を行っており、その中で特に優れた作品を掲載した国際推薦児童図書目録『ホワイト・レイブンズ』(The White Ravens)を毎年刊行している」

 

とあります。

 

その国際推薦児童図書目録『ホワイト・レイブンズ』がPDFで公開されるつど、タイの絵本がないか、注意深くみていますが、今年、ついに!

 

タイからの絵本が入っていました星星星

 

1冊だけですが・・・

 

2025年公開されたホワイト・レイブンズのPDFはこちらです。

この208番にありますね!

(日本からの推薦図書も何冊も入っています)

 

『飛んだことのないフクロウ』

 

です。この絵本については、このブログのこちらで紹介しています。

 

そのブログにも書いてありますが、この絵本は、

 

国際図書評議会(IBBY)の各国オナーリストに提出するとき、候補にあがった絵本の1冊だそうで(選定されたのは『NANA』)、2023年のタイ良書賞の子どものための美しい本部門に入選しています。

最後のページにすばらしいポップアップがあるしかけ絵本です。

 

ホワイトレイブンズは、ミュンヘン国際児童図書館の蔵書の中から選ばれます。

その蔵書は、上記にもあるように、

「同館は原則として、出版社からの寄贈による蔵書構築を行っており」

 

ということで、この出版社が寄贈されたのでしょうか。

 

そうであれば、タイの児童出版社はどんどんと寄贈してみるといいのでは?

もしかすると、英訳が必要なのかもしれませんが・・・

 

ここから追記です星

 

画家の方のお名前が、ฮิโรกะ ลิมวิภูวัฒน์ ヒロカ・リムウィブーワットさんとあって、本名なのでわからなかったのですが、ニックネームがVEEさんといって、タイファッション界では有名で、タイと日本で活躍するマンガ家タムくんことウィスット・ポンニミットさん(「キャラクターマムアンちゃん』が有名)の奥さまの方だったのです。

 

VeeさんのInstagramをさがしたら、日本語で喜びのことばが書かれていましたラブラブ

 

 

 

1部引用させていただきますと、

 

「まだ絵本を描くのは2冊目で経験も浅くて、『The Owl Who Never Ever Flies』が The White Ravens 2025 に選ばれたと聞いた時すら、そのすごさがよく分からなく、伺ってみたら、世界中の絵本の中から選ばれる、まるで料理界のミシュランのような名誉あるリストだと知りました。そして、タイの絵本が選ばれるのも初めてだそうです。

このような名誉あるリストに選んでいただけたことが、嬉しいを通り越して、すごいとしか言葉が出ませんが、、
シンプルに絵を描くのが好きで、素直な気持ちのまま描いてきたのが良かったんだなと、あらためて感じました」

 

とのこと!ラブラブ

 

VeeさんのファッションブランドVL BY VEEのウェブサイトはこちらです。

 

わかって、すっきりしました、本当にありがとうございますお願い

 

こうしてタイの絵本が世界に知られるといいですねラブラブ

 

 

 

23日、夫と紅葉で有名な高幡不動尊金剛寺に行ってきましたもみじもみじもみじ

 

その前の週の高幡不動尊の紅葉情報では、三連休が見ごろの予定だったのですが、色づきが遅く、この日はまだ「紅葉3割」でした。

まっかで美しい紅葉を期待していたのですが、もう少しだったかな。

でも、良い雰囲気が味わえました。

 

イチョウも何本かあざやかな黄色でした。

 

 

実は気象庁のもみじの紅葉日という発表があって、東京はそれが11月23日で、例年より5日、昨年より10日早いそうです。

紅葉って見ごろはもっと遅かったのですね。もみじもみじもみじ

ちなみに、イチョウのの黄葉日は、東京は11月22日、例年より1日、昨年より11日早いそうです。イチョウイチョウイチョウ

今年は猛暑が長引きましたが、意外に色づきはふつうだったのですね。

気象庁のサイトはこちらです。黄葉日 紅葉日

 

高幡不動尊はひさしぶりです。

コロナ禍前に、もみじ祭りや紫陽花祭りに来ました。

 

菊の展示会もやっていました。

 

おせんこうをたてて、鐘をつきました。

 

 

本堂の仏像はとてもみごとでした!

でも、撮影禁止でした。

また、境内にはいくつもお堂があって、その中でもニコニコしたお顔がやさしい仏像もいらっしゃいました。

お顔がゾウ、という説明があったけれど扉が開いていないので観られなかったお堂があり、これは・・・ガネーシャさまがもとになっている?見たかったと思いました。

かわいいお地蔵様もそこここにあります。

 

境内のハイキングコースを行くと、八十八か所をお参りしたことになるそうなのですが、坂道だったので、実は二か月前に脚の内転筋を痛めていて、ようやくよくなってきたので、それはやめておきました。

 

もう少しの紅葉。

 

 

 

 

これは葉っぱが紅葉でない感じなのですが、何の木でしょうか?

 

小春日和はもう少し続きそうなので、来週末あたりお訪ねになったらいいかもしれませんニコニコ

 

高幡不動尊のサイトはこちら。

境内マップもついていて、本堂の不動三尊像・大日如来像・歓喜天像も、「寺宝」というページにお写真が見られます。

 

 

おひさしぶりの「タイ語の言いまわし」シリーズですニコニコ

このごろは、Xでもタイ語解説をしてくださる方がたくさんいらして、うれしいことですラブラブ

もう私のブログではあえてこういう記事作らなくていいかな?

と思っていたのですが・・・最近自分的におもしろいと思ったことがあったので、書かせてくださいね照れ

 

なお、これまでの言いまわしシリーズはこちら。

「タイドラマで知った言いまわし 2024」

 

「タイドラマで知った言いまわし2022Part2」

 

「タイドラマで知った言いまわし 2022」

 

「『スクールレンジャーズ』で学ぶタイ語」

 

 

「タイドラマで知った言いまわし 2020」

 

 
というわけで・・・今回はDMD Friendship というサバイバル番組で知ったタイ語の言いまわしです。
 
私、今までタイのサバ番は、Projecto Alpha(LYKNというボーイズグループを選出)、LaziCon (LAZ1というボーイズグループを選出)、789Survival (BUS,DICEというボーイズグループを選出)を観て来て、もうサバ番には手を出すまい・・・凝視、と思っていたのです・・・なぜなら、ひとつひとつのEPが1~2時間あって長い!
そして観始めたら結果が気になってやめられない!
ということで、タイドラマを観る時間がなくなってしまうからです。
 
しかし・・・最近、いきなりはまりにはまったタイドラマ!
 
『ケムジラ』です!星星星
 
私は楽天TVで観ました。タイの文化風習、愛と呪術、輪廻と因縁などなどが組み込まれ、目を離せない展開なうえに、出演する俳優さんたちがみなさんとても魅力的です。
そして・・・その俳優さんたちがどうやって登場したか知りたくなり・・・
 
ついに手をつけたのです・・・DMD Friendshipに。
この番組、日本語字幕がついているんですよ。
 
 
そうしたら・・・エモい!!エモすぎる!びっくり
ボーイズグループを選ぶサバ番とちがって、パートナー、ドラマでカップルになる相手をさがすサバ番なんですね。
とくに、初回からLatteくんを気にいってしまっていたので、シーズン2まで観て、情緒がゆさぶられまくりでした~泣くうさぎ
 
 
とまあ、前置きが長くなりましたが、タイのサバ番で特筆すべきなのは、審査員のみなさんたちのコメントです。
毎回愛にあふれて適格です。
候補生の若者たちを成長させたい、という思いにみちています。
 
そんなコメントの中から、何度も出て来て、気になったタイ語を三つご紹介します。
 
พัฒนา パタナー 「自分を磨く」
 
これ、しょっちゅう出てきます。日本語字幕「自分を磨く」がうまいなあと思ったのです。
タイ日大辞典で見ますと、
「開発する」「発展させる」とあります。
私もそういう意味で覚えていました。
でも、「自分を発展させる」って日本語としてはヘンですよね。
それを「自分を磨く」と訳したのはいいなあと思いました照れ
 
ธรรมชาติ タマチャート 「自然」
 
これも、タマチャートは「自然」つまり、森や海などの環境的な自然、の意味として覚えていました。
でも、サバ番では、「自然な演技」というふうに使われているのです。
タイ日大辞典では、
「自然、天然、法然」「自然の景観」とあり、これだけでは、「自然な演技」というふうに使うとはわかりませんよね。
 
「自然な演技」というタイ語の文は、การแสดงที่ดูเป็นธรรมชาติ(ガーン・サデーン・ティー・ドゥー・ペン・タマチャート)となりますが、
ふつうに「タマチャート」「そうね、タマチャート」みたいに使われていました。
ああ、日本語といっしょでそういう「自然」にも使われるんだと気がつかせてもらいました。
 
อินเนอร์ インナー 「感情」
 
これは、英語のInnerをそのまま使っているのだと思います。
内からわきあがる感情かなと思います。
ほかのサバ番でもよく聴きます星
感情というと、「อารมณ์ アーロム」というタイ語もありますが、こちらは、タイ日大辞典には、「感情、機嫌、心情、ムード」とあり、外部のものに対して感じる気分のようなもののようです。
でも、インナー(タイ日大辞典にはありませんでした)は、演技や歌を歌うとき、内からわきでるものを大切にしようという感じにみられました。
 
たとえば、DMD FriendshipEP2で、TickTokを撮る課題で、TeeTeeとFirstOneくんのリップシンク演技に、審査員の方が、
「顔の表情 感情 これらもうまくできましたね」
という字幕に対して
「เรื่องของอินเนอร อารมณ์ ทำได้ดี ルアン・コーン・インナー、アーロム、タム・ダイ・ディー」
と言っています。インナーとアーロム、どちらも「感情」となのを区別するためにこういう字幕にしていると思います。
ほかの場面では、「わきあがるもの」という意味でよく使われています。(胸からわきあがるというジェスチャーがついている場合もあります)ニコニコ
 
こんなふうに、生きたタイ語が学べるタイの番組。
そうしたタイドラマによく出てくるフレーズから、タイ語やタイの文化を知ることができるとてもよい本があります。
(突然の宣伝)
 
ラブラブ『タイドラマにときめきながら覚えるきほんのタイ語フレーズ』ラブラブ
 
私もこのフレーズ出しに協力していて、最後の協力のページに「たんぽぽびより」としてクレジットされていますチョキ
書店の語学本コーナーにも置いてありますので、ぜひぜひ手にとってごらんになってくださいね照れ
 
 
 

 

タイのシーナカリンウィロート大学に児童図書学科を創設し、ポータブル・ライブラリー活動でIBBY朝日国際児童図書普及賞を受賞された、ソンブーン・シンカマーナン女史がご逝去されたと、チーワン・ウィサーサ先生とポンアノン・ニヨムカー先生の投稿にありました。

86才でいらっしゃいました。

 

シーナカリンウィロート大学は、タイで唯一、児童文学学士号を取得できる大学です。

大学のホームページはこちら

Fucluly of Humanities (人文学部)で取得できるそうです。

(なお、英語つづりだとSrinakharinとありますが、タイ語だとこのrは読まない音なので、発音はシーナカリンになります。

タイ語つづりはこちらมหาวิทยาลัยศรีนครินทรวิโรฒ )

 

この学科を創設したのが、ソンブーン・シンカマーナン先生です。

 

画像は、先生が再話したモン族の民話『たったひとつのねがいごと』です。

タイ語とモン語で併記してあります。

 

この絵本はこのブログのこちらで内容を紹介しています。

 

私はシーナカリンウィロート大学の児童文学科でソンブーン先生にお会いしたことがあります。

バンコク子ども図書館のボランティアをしていたとき、当時アマリン・プレーオ・プアンデックという絵本部門の編集長でいらして日本語がたんのうなポンアノン・ニヨムカー先生が、バンコク子ども図書館との交流を通じてさまざまな資料をくださいました。私がタイ語の先生とそれを翻訳したり、タイの絵本を買ったりして関心があるのをごらんになって、

「ぜひソンブーン先生とお会いなさい。これが電話番号よ。ソンブーン先生にはお伝えしているからつごうのいい日をお電話しなさい」

と言ってくださったのです。

実は、外国語で知らない目上の方にお電話するのはかなりハードルが高かったのですが、勇気を出してお電話すると

とても気さくに

「まあ、いつお電話くださるか待っていたのよ。来られるなら、木曜日にしなさいよ。キャンパスで定期市があるから(木タラっていうのですね)。日本人もたくさん買いに来てるわよ」

とユーモアたっぷりにおっしゃってくださいました。

そして、うかがうと、児童文学科の教員室で、力を入れているポータブル・ライブラリー活動のご説明や、どんな講義があるか、また学生たちの取り組みなどを教えてくださいました。

そのときいただいたのが、この絵本と、先生の著書『ポータブル・ライブラリー』でした。

 

 

このころ私はタイ語はまだ初級レベルだし、英会話もそんなにできるわけではないのに、どうやって通じたのかあまり覚えていませんが(たぶん両方まぜた?)とても感動しました。

そのときに、聴講できるかうかがったら、

「演習科目で絵本のための韻文という講義があるから、外国人のあなたにはむりだと思うわ」

と言われて、そのとき、タイの絵本には韻文がいかに重要なのか印象づけられました。

 

そして、そのときはこんなタイ語がぎっしりつまった本をとても読めるとは思いませんでしたが・・

 

今は読めるようになったのです。そしてこのブログで「ポータブル・ライブラリー」というカテゴリーをつくってご紹介しています。

この本は、タイの絵本界がいかに絵本読者を広げるために努力したか、また良い創作者はどのように生まれたかということが書かれていて、タイの現代絵本界にとってはとてもいい資料です。

これを読むと、私はソンブーン先生は、「タイ現代絵本の母」と言えると思います。

 

実際、タイの絵本作家の第一人者、チーワン先生とプリーダー先生は学生時代からポータブル・ライブラリーに参加してました。(このおふたりについてはカテゴリーをつくっています)

また、訪問したときは、児童文学科の教授でいらした、クルーク・ユンパン先生もいらして、サインをくださいました

 

先生が再話した『たったひとつぶのお米』についても、このブログのこちらでご紹介しています。

こちらで、くわしいプロフィールもご紹介しています。

 

 

晩年は故郷南タイに帰られて、お米農家として米作りをしながら絵本普及につとめられたとおうかがいしています。

2017年IBBYアジア大会がバンコクで開催されたときは、基調講演もされています。

この大会にメルボルンから参加された渡辺鉄太さんのブログがあります。

こちらです。

 

ソンブーン先生、どうぞ安らかにお休みください。

心からご冥福をお祈りしております。