ポケットモンスター
第16話『ポケモンひょうりゅうき』
沈没した豪華客船サントアンヌ号の船内に取り残されてしまったサトシ一行とロケット団は一時休戦して脱出のために手を組む事にした。幸いカスミがサントアンヌ号の模型を作った事があり船の構造を把握していたため、底が浅い部分から穴を開け、水ポケモンにつかまって脱出。ロケット団もコジロウが騙されて買わされた一応水ポケモンのコイキングで脱出を試みるもはねるだけで何の役にも立たなかったが、何とか外へと脱出した。コジロウがあまりに役立たずなコイキングに腹を立てて蹴り飛ばすとコイキングは凶悪ポケモン・ギャラドスへと進化してしまった。そして怒ったギャラドスは仲間を呼び集め、りゅうのいかりを以ってサトシ達を吹き飛ばした。果たしてどこかへ飛ばされてしまったサトシ達は無事なのだろうか...!?
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まるで映画のタイタニックのような内容でしたが、タイタニックが放映されたのは日本では同じ年(1997年)の12月20日。この回が放送された約5ヶ月後の事でした。
サトシ達が死んだと思い込み、花束を捧げるジュンサーさん。 サトシ、カスミ、タケシだけでなく、敵であるロケット団のムサシとコジロウの名前まで述べていました。
ギャラドスに襲われる時、水ポケモン達に引っ張ってもらって逃げていたけど、一夜過ごさずに最初からこの方法で移動すれば良かったのでは?とも思いますが。
あとせめて寝ている間、コイキングをボールに戻すなり、海に入れるなりしてあげたらいいのに...。扱いが悪い上に、要らないと蹴っ飛ばされれば、そりゃあ怒ってギャラドスにも進化するわ。
■おまけ・その1
腹をすかせた各々はコイキングを見て、洗いや鯉こく、鯉ステーキなどを連想するが、カスミ曰くコイキングは骨と皮とウロコのみで食べる部分は無いとの事。食いついたニャースの歯もボロボロに...。
ちなみに今回もポケモンでない、普通の魚達の姿が見られました。
■おまけ・その2
サトシの鳥ポケモンといえばバトル以外にも偵察の役割も印象的ですが、おそらく偵察に使ったのはこの回が初めて。旧約聖書に登場するノアが大洪水の後、近くに陸地があるかを調べるため、鳩を放ち、木のみを取りに行かせる事で確かめた事からヒントを得て、ピジョンに偵察へ行かせました。
■おまけ(保存用)
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元記事:
放送日:1997年7月15日
再筆日:2023年9月5日
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