ポケットモンスター
第9話『ポケモンひっしょうマニュアル』
サトシ一行は深い霧の森で同級生にしごかれているポケモンゼミナールの生徒・ジュンと出会った。彼はそれを愛のムチと言ったが、サトシ達は彼らのやり方が気に食わず、生徒達の親玉であるセイヨに物申しにゼミへと足を運んだ。しかし初級生徒の中でも主席のセイヨはバトルの知識があってポケモンのレベルさえ高ければタイプ相性も覆せると豪語し、水に苦手なゴローンでカスミのスターミーを打ち負かしてみせた。さらにセイヨがピカチュウをペット扱いするなど馬鹿にしてきたので今度はサトシが勝負する事になった。セイヨが繰り出したカラカラによってピカチュウは返り討ちにされてしまうが、がんばれピカチュウ!お前の本当の強さを見せてやれ!!とサトシから声援が送られ、カラカラの専用技・ホネブーメランをかわし、猛反撃を仕掛けてカラカラに勝利した。今回の勝負を通じてセイヨとジュンは学校では学べないものが沢山あると気付かされ、サトシ達といつかまた勝負する事を約束するのだった。
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セイヨのフルネームは優藤聖代(ゆうとう・せいよ)で優等生からきてるシャレ
前回のアキラ同様、いずれポケモンリーグの大会で再戦するライバルの1人になると期待したけど、結局再登場することはありませんでした。
■おまけ・その1
ポケモンゼミナール(もう少し短くポケモンゼミとも言う)は全寮制でお金持ちの坊ちゃん、嬢ちゃんしか通えないポケモントレーナーの予備校。この学校を卒業すれば実技試験無しでポケモンリーグへの出場資格が得られる。セイヨやジュン達初級はジムバッジ2つ所持者に相当(セイヨは主席なのでジムバッジ3つ所持者に相当)、中級はジムバッジ4つ所持者に相当、そして上級・卒業生は各地のジムを巡らずにポケモンリーグへ出場することが可能。
シミュレーターを使って模擬戦をすることも可能だけど、この画面が完全に原作ゲームのバトル画面!ジュンはハナダジムの水ポケモンとのバトルをシミュレーションで何度も勝っていると豪語していたが、実際にカスミとバトルした際には呆気なく負けてしまいました。
授業が難しくて何年も留年し、あまりに年取ってしまったために誰からも相手されなくなった生徒までいたりとシビアな学校。
実はロケット団の2人もポケモンゼミの入試を受け、落ちて入れなかったという過去があったり。大金持ちのお坊ちゃんであるコジロウはともかく、後にとてつもない貧乏だった事が判明するムサシが入れたとしても高い学費払えるとは到底思えません(奨学金制度があって成績優秀にでもならない限り)。
■おまけ・その2
午後のお茶の時間。
タケシ『私はサイフォンで沸かすブルマンの芳醇な香りを』
テーブルやらサイフォンやら本格的なものが次から次へとリュックから出てくる。
子供にコーヒーはまだ早いということで、サトシには番茶。
しかしカスミのリクエストに応じてアップルティーなども出来ます!
オツキミやまではちゃっかりと湧水もGETしてありました!(オツキミやまの湧水は有名らしい)
感激するカスミ。
素敵デリシャス!すっかり外国のシャンゼリゼね!
って、実在の地名が出てきちゃうのも初期アニポケならでわ!(後のシリーズでいえばフランス・パリがモデルであるカロス地方・ミアレシティに相当すると思われる)
しかしサトシのお煎餅とお茶で雰囲気台無しにされちゃいました...。
■おまけ・その3
ジュンには勝ったカスミだったけど、続くセイヨ戦では.....、
ゴローンのころがる攻撃?でコアを壊されたスターミーがなんとも痛々しかった。
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元記事:
放送日:1997年5月27日
再筆日:2023年8月13日
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