前回の話を書いてからかなり時間が経ってしまいましたが、久しぶりに続きを書いていきたいと思います。
妹によるラブホテル尾行作戦のあと、いよいよ決断の時を迫られてきた母。
アパートは無事に審査が下り、話し合いに向けてレコーダーも購入しました。
話し合いになった時、スマホだと慌てて録音どころではなくなってしまうかもしれないし、そもそもバレる可能性も高い。
なので、「話し合うぞ!」となった際に、事前に録音ボタンを押してポケットに入れておけるような小さなレコーダーを購入し、妹に送っておいたのです。
私と妹的にはこれで準備は万全。
アパートに入居できる日の前日に、父と話し合いの場を設けようと計画を立てました。
ただ、母にはまだ、やるべきことがもうひとつあった。
彼女からすれば、これがおそらく一番大事だったかもしれません。
やることリスト⑥弟・祐介にすべてを打ち明ける
です。
私と妹からすると、使えない弟であり、兄です。
でも母からすると、大事な大事な長男でした。
母「祐介には、ちゃんと私から言う」
そう言って、母は機会をうかがっていました。
母「あのね、お父さんが浮気してるの。お母さん、この家出るから」
その日は珍しく祐介の帰宅が早く、家に着いて車から降りた弟を捕まえて、母は切り出しました。
弟「は? 子供たち(裕介の)どうすんの?」
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父の不倫に特に驚くこともなく、母が出ていこうとしていることを心配するでもなく、真っ先に自分の心配をした弟。
弟は仕事の関係で(私と妹は本当は不倫してるんじゃないかと疑ってるけど)ほとんと家には帰ってこない生活をしていて、義理の妹が小学生の子供たちをほぼワンオペで面倒を見ている状況です。
ただ、それが成立しているのも、子供たちが母になついていて、土日も含めた多くの時間、母に面倒を見てもらっていたからでした。
今、世界の終わりのような日が近づいてきていると震える母親を前に、「子供たちどうすんの?」なんて、よくも言えたものです。
それはお前の子だろ!
お前が責任持て!
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って話です(当たり前すぎてなんの面白みもないですが)。
母は返す言葉もなく、ただただ呆然としてしまったようです。
そこに子供たちが帰ってきて、話は終わり。
満を持して話した可愛い息子は、「俺が親父を殴りに行く!」なんて、男気を見せる奴ではありませんでした。
母の絶望カウントダウンは、ここから始まっていたのです。
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