おごめ~ん、団長takatch親方です(`・ω・´)ゞ
青年団でお勉強なり🍶四国のお酒の取り組み&地域学習を一緒にしましょうよ♪
コロナ禍で今年も忘年会開催は厳しいかもしれませんが、宅飲みやオンライン飲み会などでお酒を飲む機会が増えることでしょう。
お酒は好きですか?何党ですか?🍶🍺🍷
かくいう私、実は2年ほど一滴もアルコールを口にしていません(アルコールの手指消毒はたくさん行っていますw)。
大柄でお酒好きそうとよく言われますが、実はお酒が苦手💦前回飲んだのが、📝2020年大晦日に王さまのぶどうワインをいただいたとき。
Cf:大分県宇佐市安心院宮田ファミリー農園「王さまのぶどう」動画→https://youtu.be/tZrT0bf8ChM
その私も、今夜2年ぶりにお酒をたしなみました🍶
四国の日本酒「蓄音酒~レコ酒~」をグイッといただきました🍶こちらのお酒、ご存知でしょうか?
香川産のお米を用いた甘口の日本酒。徳島の酒造会社が開発。ポイントは、音楽の振動で作り&音楽を聴けること🎶
四国の伝統音楽を継承される音楽ユニット「猩猩(しょうじょう)」さんがコラボされました。
まさにオール四国のお酒なり🍶興味深いですよね!
なぜ親方は四国の蓄音酒をゲットし、たしなんだのか。
きっかけは、今夜開催の日本青年団協議会オンライン研修。末尾紹介のとおり、定期的に全国の若者(青年団員)と一緒に学習する企画✎
今回の研修テーマは「ちょっと大人な学習会~酒蔵と地域文化~」。地域学習です。
気候や風土ごとに違う日本酒を作る酒蔵を通じ、地域独自の食や文化の魅力を再発見することを目的に開催。今回のモデルが、四国の蓄音酒です🍶
私自身は下戸ですが、地元:大分県豊後大野市で「巡蔵(めぐるくら)」という酒蔵イベントを開催していることから、今回の酒蔵取り組みに興味あり♪研修に申込。
Cf:📝2013年大分県ぶんごおおの巡蔵記事→https://ameblo.jp/takatch/entry-12248411918.html
伝統長い日本酒文化&革新的な取り組みを学習。文化や地域おこし、商品開発のご参考になれば幸いですm(__)m
【💡こんな方に特におすすめ】
- 🍶お酒や日本酒文化がお好きな方
- 🍶日本酒文化を通じた町おこしや地域振興にご興味のある方
- 🍶商品開発にご興味のある方
音楽を聴ける四国の日本酒「蓄音酒(レコ酒)」紹介ティザー映像→https://youtube.com/shorts/UDB4U3-IXq0
(1)「蓄音酒~レコ酒~」とは|四国発!音楽で作る&音楽を聴ける日本酒
💡「蓄音酒~レコ酒~」のポイント4つ
- 四国発!最新の加振技術で作られた、音楽が聴ける酒
- 甘さ強めで旨味あふれる味、白ワインのようなフルーティーな香りを残す。
- 醸造に使用した「猩猩」の音源をQRコードで視聴可能。
- 取扱いは三芳鶴酒造さんによる直営販売orECサイト限定
1)四国発!最新の加振技術で作られた、音楽が聴ける酒
- 音楽を蓄え(聞かせ)発酵させた日本酒。酒蔵のタンクに直接音楽を流し、その振動で醸造されます。
- 酒蔵は、徳島県三好市池田町の「三芳鶴酒造」さん。創業1903年(明治36年)、120年近い歴史を誇ります。
作られる酒はワインのようなフルーティーな味わいで、アルコール感を感じず飲めると評判。日本酒の独特なアルコールの香りが苦手な方や日本酒初心者の方でも、飲みやすいお酒として有名。
蔵元の馬宮亮一郎氏は音楽活動もしており、酒蔵にはライブスペースもある程の音楽好き。「音楽を聞かせる酒蔵」として有名です。「ネコと和解せよ」「月が綺麗ですね」など、印象的な名前(ネーミング)のお酒でも注目🍶 - 音源は、四国讃岐の伝統音楽を伝えられる音楽ユニット「猩猩(しょうじょう)」さんが演奏。大阪のONKYO(オンキョー)株式会社さん開発の最新加振技術が用いられます。
2)甘さ強めで旨味あふれる味、白ワインのようなフルーティーな香りを残す。
- 甘さ強めで旨味あふれる味→食用米である香川産アキサカリを使用。
- 白ワインのようなフルーティーな香り→加振技術による醸造期間短縮により度数を高めつつ、フルーティーな香りを保つ。おりがらみにすることで二次発酵させ、コメの薫り高さを残しつつさわやかな微発泡に仕上げます。
3)醸造に使用した「猩猩」の音源をQRコードで視聴可能。
▽ラベルにあるQRコードを読み込むと、実際に酒蔵で流れる猩猩さんの音楽を堪能できます(画像はモザイク処理しています)🥁
※曲はお酒を買っていただくor実際の演奏のみ視聴可と、奈尾さん。
実際のところ、無料で配信しても有名な音楽に埋もれてしまう&収益もかなり少ないのが現状。2年半かけて作った大事な曲を大切にしたいという強い想いがございます✨
4)取扱いは三芳鶴酒造さんによる直営販売/ECサイトor猩猩さんBASE限定
蓄音酒のお買い求めは、三芳鶴酒造さんの店舗にて直接ご購入されるか、三芳鶴酒造さん専用のECサイト(電子取引サイト)通販、猩猩さんのBASEサイトでのみ購入可能です🍶
- 三芳鶴酒造ECサイト→https://miyoshikiku.shop/
- 猩猩さんBASEサイト→https://shop.sho-jo.com/
(2)講師1 日本酒スタイリスト 手島 麻記子氏
▽手島 麻記子 氏
【プロフィール】
- 慶応義塾大学法学部政治学科卒 ㈱彩食絢美 代表取締役社長 食文化研究家 / 日本酒造組合中央会認証・日本酒スタイリスト
- 「日本酒のある豊かな暮らし」をテーマに、全国各地の日本酒とイタリアンをはじめとした西欧料理との「日本酒ペアリング(食べ合わせ)」や「ライフスタイルとしての日本酒」の新しい楽しみ方を、国内外で広く発信されています。
【日本の酒蔵文化と海外|海外での人気すごし!】
- 2000年ごろ、北イタリアで日本文化に関する取材を実施→元気の方から「日本の寿司天ぷら以外のものも紹介してほしい」と言われたことがきっかけで、日本の他の食文化を検索。日本酒文化と出会う。
- 2000年ごろ、日本酒=おじさんが飲むイメージ→若い女性向けを考えたときに、食のペアイング(お酒との組み合わせ)を検討→和食以外との組み合わせもよし!と気づく。
- コロナ禍以前、日本酒の輸出&インバウンドの増加→「和食を日本で食べたい&酒蔵を見たい」というインバウンド(海外からの観光客)も増えた。
- この傾向を受け、2016年に酒蔵の協会づくり→酒造りの工程だけでなく、お酒の文化&地域とのつながりにも注目。
- 酒蔵→日本に1,200か所(30年前までは3,600か所)→日本でのお酒の需要↓、海外からの需要↑
【東京都の酒蔵事例|2つのタイプの異なる酒蔵=土地で社風が異なる】
東京には全部で9つの酒蔵あり。2地域の酒蔵の事例をご紹介。ともに正反対の環境にあり、社風なども異なる好事例。
「環境/土地により酒蔵文化や社風が異なる」事例としてご紹介。
1)小澤酒造さん(公式サイト)
- 「澤乃井」で有名な小澤酒造さん。創業は1702年(元禄15年)
- 青梅市という、東京都でも自然豊かな環境にございます。
- 敷地内に、軟水&硬水とそれぞれの井戸があり。東京都内で2種類もの水に恵まれているのがポイント。
- もともと林業をされていた小澤酒造さん。環境維持のために森林を守る&景観を守る姿勢が代々小澤家に伝わります。
- 23代当主の小澤幹夫氏は30代前半と若手。目指す酒造りは、「変えるのではなく、蓄積し昇華させること」。
- 木桶の味わいのよさを見直し、木樽を復活。きっかけは、敷地内にあった300年の老木を切り倒されたこと→「先祖が守った宝物を、木桶でよみがえらせる」想いあり。
2)東京港醸造さん(公式サイト)
- 創業:1802年(文久9年)~1909年(明治42年)、復興:2011年(平成23年)
- 江戸期、酒蔵の近くに薩摩藩の拠点があり、当時の東京港醸造さんとの取引もあり。西郷隆盛&勝海舟の無血開城にも関わる→「江戸開城」という銘柄で有名。
- 大手企業の本社などが立ち並ぶ大都会にある酒蔵。東京都港区の田町駅近くにあり。
- 4階建てで狭い酒蔵ながら、マイクロブルワリーという小規模生産体制を活用→4階は麹室、3階は洗米など、階層で工程を分けている。
- 麴文化にこだわり続ける。東京の水道水も活用。
【結論】同じ東京でも、酒蔵ごとに大きく個性が異なる→土地によって目指すものなどが異なるのがポイント。
【お酒と日本の文化】
- お神酒など、日本の大切な文化の中にお酒があり→お米(稲穂)&水など自然豊かな日本が育んだお酒、神様にも献上し、神様から与えられたお神酒を酌み交わす。
- お酒=コミュニケーションツール。お互いにお酒を注ぎ合う差しつ差されつの関係が大切。神様からいただいた大切なお酒を、老若男女平等に分け合うことが美学。この差しつ差されつの関係に、イタリア人がかなり興味を持たれたエピソードもあり。
(3)講師2 讃岐鳴物士/音楽ユニット「猩猩」リーダー 奈尾 知弥 氏
▽奈尾 知弥(なお ちひろ)氏(Twitterからプロフィール写真を拝借)
- 香川県三豊市出身、31歳。和太鼓、篠笛、獅子舞奏者。当プロジェクト代表。
- 幼少期より地元の祭り「讃岐獅子舞」に魅了され、3歳より和太鼓、11歳より津軽三味線、20歳から篠笛を始める。現在では国内外で和太鼓の演奏を生業にしている。
- 2017年、アメリカのネバダ州で行われる世界最大規模のフェスティバル「バーニングマン」にアジア人初としてオフィシャルで参加する。
- 2018年、イタリアのナポリ、フィレンツェでの公演。イタリア太鼓集団の専属講師就任。
- 2019年、映画「燃えよ剣」和太鼓出演。(2021年10月公開)
- 2020年、音楽ユニット「猩猩」結成。猩猩=先導する神様、
【お祭り好きになったきっかけ】
- 生まれたとき、産婦人科周辺でお祭り囃子で盛り上がっていた。胎教のようにお祭りになじんでいた?
- 人口減少で、各地のお祭り&讃岐獅子舞が衰退していることに危機感。「自分の地域のお祭りがいずれなくなるかもしれない」。そうさせないために、まずは「お祭りを知ってもらおう」と動き始めた。
- 地元住民のお祭り普及を語るも反応は悪く…。→そこで音楽ユニット「猩猩(しょうじょう)」を結成。讃岐獅子舞のお囃子にピアノなどの聞きなじみのある音楽を加えて作曲。2年半かかった。
- 完成した曲は、讃岐獅子舞のお囃子を忠実に演奏。9分ある楽曲。プロモーション用に30秒に編集。
- 音楽配信サイトでも紹介するも、伝統音楽を聴いてくださるユーザーはなかなかいらっしゃらず💦
【「音楽を聞かせる」酒蔵、徳島県の三芳鶴酒造さんとの出会い、レコ酒への挑戦】
- 音楽を広める活動に悩んでいた時、とある飲み会の場で三芳鶴酒造さんの情報をキャッチ→早速お店に電話。
- 音楽好きな間宮代表がご協力。三芳鶴酒造さんは、音を+振動/波動を加えた「加振酒(かしんしゅ、詳細後述)」づくりを以前から取り組まれていた→奈尾さんと協力し、「レコ酒(れこざけ)」づくりに挑戦。
- レコ酒開発に向け、最初に酒樽を1タンクをフルオーダー(一升瓶1,000本分)+米1t購入が必要だった。
- 開発成功に向け、お米を地元香川県の金刀比羅宮で祈祷→米30kgを背中に抱えて、800段ほどある石段を登って本殿へ。通常若い男性で40分ほどかかる道のりを、奈尾さんはわずか29分で登る(普段から米20~30㎏を抱えてコンビニ通いするなど鍛えていた)
【加振酒とは|振動により発酵が早く進み、濃厚な味に】
- 昔、お酒を船で運ぶ際に波の震動の影響なのか、お酒がよりおいしく感じられたというエピソード由来。「モーツァルトの音楽を聞かせて醸造させたワイン」などもその例。
- 加振することで早く発酵する。麹が活発に発酵し、糖化でより甘みが強くなると、三芳鶴酒造さん。
(4)「蓄音酒~レコ酒~」を実際に飲んでみた
▽乾杯!のご発声のもと、全国の仲間とゴクッとね🍶
下戸な私でもすっきり飲める、1口目のフルーティーさよ♪飲みづらいクセもなく、爽やかさ感じる日本酒ですね🍶
お酒好きな先輩いわく「酸味が強いタイプで珍しい」、手嶋さんいわく「かなり個性派の日本酒」とご紹介。
貴重なお酒をありがとうございました✨
(5)まとめ|お酒がつなぐ地域と青年団
私が熊本の青年団時代に、熊本の大先輩から「東京に行くときは気をつけろよ。九州以外の青年団員は焼酎飲まないからな」とアドバイスをいただいたことは今でもよく覚えています(笑)
奈尾さん、手嶋さん、面白い取り組み紹介をありがとうございましたm(__)m
日青協事務局や参加者のみなさまもお疲れさまでしたm(__)m
あなたのお住まいの地域のお酒文化はいかがでしょうか?お酒の楽しみ方がたくさんございますので、ぜひ酒文化を大切にされてくださいね🍶
以上です(`・ω・´)ゞ最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
【P.S.過去の日本青年団協議会主催のオンライン学習会】
☆「青年団・地域活動✎」動画集→https://www.youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwD-_AZAG6c_M8gos44YcwqS
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<大分県豊後大野市青年団なないろベース>
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