冬場の体内ビタミンD合成量 | ナチュロパスなみのHealthy Life

冬場の体内ビタミンD合成量

数年前に書いた記事ですが…

新型コロナウィルスが各国で猛威を奮う中、昨年に続き今年も一番大切なビタミンだと思うので、繰り返し記事にします。

ビタミンDの大切さについては、過去何度も記事にしていますが、おさらいにもう一度。

アレルギー発症にも、インフルエンザの予防にも、認知機能にも、癌にも、心疾患にも関わるビタミンD。

そして最近では新型コロナウィルスの重症化との関連性が注目されています。

昔は、ビタミンD不足だと骨が弱くなる、というイメージだけでしたが、ここ十数年の研究では骨の強化以外にもビタミンDには様々な役割があることがわかっています。

ビタミンDの働きには以下のようなものがあります。

・カルシウムとリンの吸収促進
・骨の形成と成長促進
・ガン化しかけた異常細胞を正常化する
・免疫向上・免疫調節
・糖尿病予防


ビタミンDは太陽の光に当たることで、人間の皮膚下で生成されます。
ですので、特に冬場はビタミンDが不足しがちになります。

半袖短パンで太陽に思いっきり当たっている夏場に不足することはなさそうに思えますが、残念ながら日焼け止めを肌に塗っているとビタミンDは皮膚下で作られなくなります。
だから夏場は思いっきり外遊びをさせてるからビタミンDは大丈夫!なんて思っていても、日焼け止めをベタベタ塗っていると、ビタミンDが不足してしまう、ということもあります。

その良い例がオーストラリアのクィーンズランドでしょう。
オーストラリアのクィーンズランドでは近年ビタミンD不足の人が増えて来たため、日焼け止めの塗り過ぎが問題視されています。

夜型の生活をしている人、そして日焼け止めや紫外線を遮断するコスメをよく使う人、そしてビタミンDの生産能力が低下している老人等は、ビタミンD不足に要注意。

夏場の晴れた日には大体720IUのビタミンDが合成されると言われ、冬場の曇りの日にはその4分の1以下の150IUしか作られません。

日本では成人において、食品から摂るべきビタミンDの目安量は200IU (5.5μg)とされていますが、潜水艦の乗組員にビタミンDを1日400IU摂取させたところ、それでも血中のビタミンD濃度を適切に維持できなかったという報告もあります。

成人で最適とされるビタミンDの血中濃度は40μg/ml。
日本女性の平均ビタミンD血中濃度は約20μg/mlということを考えると、不足している人がかなり多いのではないかと思われます。

毎日陽を浴びて、真っ黒の私もビタミンDはまだまだです。

オーストラリアの値の表記と日本の表記の違いに勘違いしておりました(汗)。

ので、最近1000IUほどビタミンDを採り始めました。

ビタミンDを多く含む食品は、アンコウのきも、紅鮭、サンマ、シマアジ、イワシの丸干し、しらす干し、きくらげ、干し椎茸等です。

母乳育児とビタミンD不足による くる病については、数年前NHKのニュースでも流れました。

乳幼児の“くる病”にご注意!

母乳育児がくる病の原因となっているというよりは、母体のビタミンD不足が赤ちゃんのビタミンD不足を招き、それがくる病の発症に関わる、と考えた方がよさそうです。

ちなみに母乳で十分なビタミンDが赤ちゃんに行き渡るのには、お母さんの血中ビタミンD濃度は最低50μg/mlないといけないとされています。



ビタミンDが不足しがちな人には、私は、冬場は最低でも1日1000IU(25μg)のビタミンD3摂取をお勧めしています。

もちろん太陽の光をたっぷり浴びて、冬場は乾物や干し魚を食べるのが一番。

それでも不足してしまっている場合は、やはりビタミンD3のサプリメントが手っ取り早いかと思います。

参考文献:
・吉川敏一 (2014)『ビタミン・ミネラルの本』滋慶出版

・中村丁次 (2015) 『栄養の基本がわかる図鑑辞典』成美堂出版

Sullivan Nicolaides Pathology Vitamin D - at risk from a little missed sunshine

NHKニュース 乳幼児の“くる病”にご注意!

国際オーソモレキュラー医学界ニュース「ビタミンDは現在、最も注目されているビタミンである」

国際オーソモレキュラー医学界ニュース「2011年に注目されたビタミンDに関する論文」

Nutri Facts 授乳中の母親のビタミンD欠乏症および、それが乳幼児にどのような影響を与えるか

 


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