杉本康紀です。
「ぜんぜんちがう!」(生徒さん)
「それぞれ、何か感じるものがあったようです」(先生)
そんな感想をいただけました。
先日、千里金蘭大学の保育者をめざす学生さんに講義をさせてもらう機会がありました。
きっかけは、ロルフィング的セルフケアの講座。
同じ受講生の中に、大学の先生(串崎幸代さん、公認心理士・臨床心理士もお持ち)がおられて
お声をかけていただきました。新大阪でカウンセリングもされてるそうです。
シェルハブメソッドの資格は現在取得中ということを理解してもらった上で
子供に触れると言うことのヒントと
体と心のつながりみたいなことで何かお伝えいただければ
ということで、「ぽんぽんむぎゅう」と「動きをとおしたマインドフルネス」的なことをお伝えしました。
※前置きとして、軽く自己紹介と
- 五感+固有感覚の上に知性が乗っかってくること
(養護学校での姿勢の維持のための支援後に落ち着いていやすくなった事例の紹介)
- 固有感覚を基に、姿勢や運動の微調整をしたり、運動パターン(自転車の乗り方とか)を覚える小脳は、脳細胞の70~80%を占めていて、結構なリソースを割いているよ。ということ。
- 運動をすると(書籍では心拍数を上げると書いていた)新しい神経細胞ができるが、新しいことをしないとすぐに死んでしまうこと。(逆に言うと何歳からでも変わる可能性がある)
- 赤ちゃんは学ぶ天才だけど、環境やきっかけによって何を学ぶかが左右される(発達の凸凹や、運動の苦手な子が大人も子供も増えている)
- 今日は知識的なことよりも、赤ちゃんのように体験を通して何かを感じてもらえたらと思います。
モデルさん(若めの男性の先生)にデモンストレーションしているところ
力を抜いて重さを浸透させるようなアドバイス中
最後にちょろっと、床を押すことで他の場所が床に押し付けられる(体重移動)とか
どこかを動かすと、全身が動いたり・動かされたりする「感じ」を味わってもらいました。
(歩きにつながるような要素も少しだけ)
赤ちゃんの発達はもっとシンプルなところから始まりますが
シンプルすぎると、大人にとっては「?」となる場合もあるので
やはり相手をよく見て、さじ加減を変えていくのが大事ですね。
・ぽんぽん
・むぎゅう
どちらも、ひとりひとり回りながら
コツやイメージをお伝えしながら
実際に受けてもらうと
「全然違う!」というフィードバックをいただきました。
「しっかり(ふかく)・やさしく(相手を感じようとして)・ていねいに(ゆっくり)」
なんですが
誰でもできるんだけど、どこまでも深めることができるものなんだなと改めて教えてもらいました。
感想としては
- リラックスした
- 楽になった(立つ・歩く)
- 眠くなった
なりにくいんじゃないかと思っています。
知識が先に来て、型にはめるような教育になって
子供の自由度が損なわれるようなやりとり
そうではない接し方のヒントになればと思います。
ありがとうございました!
レッスンのイメージを漫画にしていただきました。