アトムくんの何となく元気がない日が1週間くらい続いた頃、さらに気になることがでてきました。
それは“猫砂”です。
うちでは固まるタイプの猫砂と、システムトイレの2種を使っていますが、そのいずれでも猫砂が何故か「黄色くなっていた」のです。
「猫砂の替え時かな・・・」と思ったりもしましたが、アトムくんを飼育し始めてから約1年間、そんな現象は1度もなかったはず・・と、とても気になり始めました。
それからほかにも気になる症状が出てきていました。
それは“お腹がポッコリしている”こと。
これについては、ここ最近の排便回数の減少・長毛の猫、ということで、毛がお腹に溜まっているのではないかと考え、毛を排出しやすくするサプリメントを食べさせたりしました。
けれど状態は改善しませんでした。
「太ったのかな?」と体重を計ってもみましたが、体重自体は変わっていませんでした。
この、“お腹がポッコリしている”という症状をWEBで調べたところ、浮上したのが『猫伝染性腹膜炎(FIP)』という病名でした。
「発症すると治癒できず死に至らしめる怖い病気」がある、とこの病気自体はペットショップで説明を受けており、耳にしたことはありましたが、その発症率は1~3%とのことだったので、「まさかうちの子が」そんな気持ちで聞き流していました。
このお腹がポッコリ、という症状は肥満もしくは、“腹水が溜まっている”可能性があり、腹水が溜まる主な原因の一つが、猫伝染性腹膜炎(FIP)によるものだというのです。
まさか、まさか・・・。
何となく元気がなくなった、と思い始めてから気になった症状をまとめると以下の通りです。
・走らなくなった
・食欲の低下(自発的に食べるが食べる量が少ない)
・排便回数の減少
・尿の色が濃い(猫砂が黄色くなる)
・尿の量が少ない
・お腹(だけ)がポッコリしている(けれど体重の増加がみられない)
こうした症状がみられた場合はFIPである、ということではありませんが、このような症状がもし飼い猫さんでみられている場合は、ためらわずに一刻も早く病院に連れていくことをおすすめします。
私の場合は、この時ちょうど新型コロナウイルスの影響により日本中に「緊急事態宣言」が発令されていたため、いつも以上に病院に連れていくことに慎重になってしまいました。
FIPはとても進行の早い病気だと言われています。
「何でもなかった」となれば、それでいいのですから、ためらわずに病院へ連れて行ってほしい、今は本当にそう思います。