寒い時期に旬を迎える魚と野菜で蒸し物を作りました。

蒸し器を使わなくても簡単にできます。

ポイントは魚の下処理と味付けに使う半固形ソース。鱈は塩締めしていないものを使いましょう。

 

材料(4人分。1人分の塩分量約1g※ソースのつける量によって変化します)

 

・生鱈 4切れ

・白菜 1/4個

・昆布 10センチ四方ほどのもの2枚

・酒 大さじ2

・塩 小さじ1/4

 

半固形ソース

・かつお粉または花かつおを細かく潰したもの 大さじ6

・醤油 大さじ1と1/3

・ごま油 小さじ2

・酢 小さじ2

 

作り方

 

1.昆布は濡れふきんで拭いて汚れを落とし、水気を含ませて柔らかくしておく

2.酒と塩を混ぜて溶かしたものを鱈にまぶして10分ほど置き、80度くらいのお湯で霜降りする。皮に残った鱗などもこすり落としてください

3.ざく切りにした白菜をフライパンに敷き、その上に昆布、鱈の順に乗せる

4.1/4カップの水(分量外)を注ぎ、蓋をして中火にかける。沸騰してから10分ほど加熱する

5.半固形ソースの材料を全て混ぜたものを別皿で添えて完成

 

魚の塩締めは直接振りかけるよりも塩を酒で溶かして塗る方が少量で済みます。味付けに使う半固形ソースは蒸し物以外にも冷奴や温野菜などにも合うので余ったらぜひ。ポン酢をかけてもよいのですが、食材に絡みにくいので大量にかけてしまいがち。これならかつお粉が醤油をキープしてくれるので少しずつ乗せて食べれば少ない調味料でも味をしっかり感じられます。

買い物をし忘れて冷蔵庫に材料が無い! と言う時にも素材は三つだけのこれならサッと作れます。

鶏卵は一個当たり0.4gの塩分相当量があるため、必ず量を守って。

細切りにした人参のふんわりした食感と甘みが子供受けの良い一品です。お弁当にも向いています。

 

材料(作りやすい量。全体の塩分量1.875g)

 

・人参 1本

・卵 1個

・鰹節 1つかみ(薄削りのもの)

・酒 大さじ1

・塩 小さじ1/4

・サラダ油 大さじ1/2

 

作り方

 

1.人参は細い千切りにする。可能な限り細く切ると良いので千切り器を使うと楽です

2.フライパンにサラダ油を熱し、強めの中火で1を炒めてゆく。全体がくたっとなるまで

3.酒と塩を加え、水分が飛んだら溶いた卵を入れ、好みの固さまでざっくり混ぜながら火を通す

4.火を止め、鰹節を加える

 

一般的にはツナ缶などを使うと思いますが、常に家にある素材だけで作れるこちらが我が家のスタンダードになっています。

南武家では長男が生卵のアレルギーをもっているため完全に玉子に火を通しますが、半熟で仕上げても美味しいと思います。

その場合は最初に卵を炒めて取り出しておいて、最後に人参と合わせましょう。

思いのほか沢山できるので、一家で夕飯の副菜に頂いて娘のお弁当に入れても十分な量でした。

薄味でも美味しく仕上げるには香りを活用するのが肝です。

小さな子供でも食べられるよう、胡椒は最低限の量で作っていますが大人向けなら増やすとよりスパイシーに。

ゼラチンを加えてしっとり柔らかく仕上げています。タネを混ぜるときはフライパンで直接やってしまえば洗い物も少なく済みます。

 

材料(4人分、1人分の塩分量1.475g)

 

・合いびき肉 400g

・たまねぎ 1/2個

・ゼラチン 10g(一般的な分包タイプ2袋分)

・塩 小さじ1

・クミンパウダー 小さじ1

・ナツメグ 小さじ1/2

・黒コショウ 少々

 

作り方

 

1.玉ねぎは細かめのみじん切りにする

2.玉ねぎ以外の材料を全て混ぜる。氷水で手を冷やすか、木べらを用いると良い

3.2に粘り気が出てきたら玉ねぎを混ぜ、直径3センチほどのボール状に丸める

4.テフロン加工のフライパンならそのまま、鉄製ならサラダ油を少々ひいて中火にかける

5.焦げ目がついてきたらひっくり返し、蓋をして弱火で15分火を通す

 

一般的な肉団子は揚げて作りますが、カロリーも高くなってしまうためハンバーグと同じ作り方をしています。

全体に焼き目がつかないので、見た目的に映える感じにしたい場合はコロコロ転がしながら焦げ目をつけた後に蓋をすると良いです。

なお、南武家は大人ふたりと7歳5歳の子供4人で少し余るくらいの量になります。

ちなみに作った後のフライパン、場合によっては肉汁が出ちゃったりして勿体ないので私はこのままお米と賽の目切りのエリンギ、水洗いしたレンズマメを炒めて炊き込みピラフを作ってしまいます。極力洗い物を減らしたくて(笑)でもお肉のうまみを吸ったピラフは薄味に作れば肉団子とよく合いますよ。

きのこは食物繊維が豊富でナトリウムの排出を促してくれます。きのこ自体にうまみがあるので、それを活かした常備菜を作ってみました。

出来たては味を薄く感じますが、冷めて味がなじむと丁度いい感じになります。

 

材料(作りやすい量。塩分は全体で4.05g)

しめじ 1パック

えのきだけ 1パック

茄子 2本(小ぶりものもなら3本)

醤油 大さじ1と1/2

砂糖 大さじ1と1/4

酢 大さじ1

すりごま 小さじ2

サラダ油 大さじ1

酒 大さじ3

 

作り方

1.醤油、砂糖、酢、すりごまを保存容器で合わせておく

2.きのこは石づきを取ってばらばらにする。えのきだけは多少まとまった状態の方が食べ応えがあるのでほどほどに

3.茄子をひと口大に切り、水にさらしてアクを抜き、ザルに上げて水を切っておく

4.フライパンにサラダ油を熱し、茄子を炒めて全体に油が回ったらきのこを入れる

5.酒を回し入れ、全体に火が通ったら1の調味液に入れて混ぜ、粗熱を取る

 

冷蔵庫に入れれば3日はもちます。千切りにした大葉を加えると香りもよく、お勧めです。

冷ます間に何度か混ぜて味の偏りが出ないようにしましょう。

きのこであれば何でも合います。お好きなものを2パックご用意ください。

キャベツに限らず野菜全般に言えることが、ゆっくり火を通すと甘くなるということ。

いちど強火で焦げ目をつけて香ばしい風味をつけることで味の薄さをカバーしています。

 

材料(4人分、1人分の塩分は1.05g)

 

・キャベツ 1/2個

・ウィンナー  4本

・クレイジーソルト  小さじ1

・サラダ油  小さじ2

・水  半カップ

 

作り方

1.キャベツはざく切りに、ウィンナーは厚さ3ミリほどの斜め切りにする

2.油をひいたフライパンに1を入れ、強火で焦げ目がついてくるまで動かさず待つ

3.全体を混ぜ、水半カップを入れたら蓋をしてキャベツがしんなりするまで加熱する(おおむね10分くらい)

4.キャベツのかさが半分ほどになり、くたっとしたら蓋を開けて火を強めて水分を飛ばし、火を止める直前にクレイジーソルトを加える

 

ウィンナーはメーカーによって塩分量が違います。ここで使ったものは1本約25gで100gあたり塩分2.2gのものです。

蓋を開けた後は完全に水分を飛ばす必要は無く、野菜の甘みとウィンナーのうまみが出た蒸し汁ごと美味しく頂けます。

食べる人が大人だけの場合、仕上げに粗びきこしょうを振ると味が締まってビールなどにも合う感じに。