今日も定時ダッシュ -93ページ目

ゼノブレイド 戦闘について その2

 ゼノブレイドの戦闘は、壁役とよばれる頑丈が取り柄のキャラクターに敵の攻撃を向けさせて、攻撃を担当するアタッカーが敵の後ろやサイドに回り込んでアーツを仕掛けるというものです。なので、ラインは壁役として真正面からぶつかっていけばいいのだけれど、他のキャラは戦う際の位置取りが重要になります。

 しかしそれはあくまで敵が1体のみという前提。このゲームには複数の敵が同時に襲ってくるシーンも当然あるので、そうなってしまうと前も後ろも敵だらけ、犬が西向きゃ尾は東ってなもんで(?)位置取りもへったくれもあったもんじゃございません。結局全員ヘイトリングがついた状態でゴリ押しの戦闘になってしまう。

 質問:複数の敵に対してスマートに戦う方法は?

 答え:複数で戦わずにその中の1匹と戦いましょう!

 何となくはぐらかされた感じなのだけれど、実際そうなんだからしょうがない。このゲームでは複数の敵との戦闘を避けるために、その中の1匹だけをおびきよせることができます。

 敵をおびきよせるには戦闘を開始する前に、上下キーを押して矢印のアイコンを選択すると、選んだ敵だけがおびきよせられます。他の敵から十分に離れたところでノコノコと出て来た1体だけを叩くという寸法です。

 現在レベル57の状態なのですが、大剣の渓谷の電波塔のクエストの乱戦がどうしても勝てず、ジェムや装備で何ともならない(そもそも自分がトロいという点は不問に付す)ため、「ああ、そういえば遠隔攻撃で1体ずつおびきよせればいいじゃない」と気付いた訳ですが・・・

 稲妻のロノウェ(←ボスキャラ)の両脇にいる敵を1体おびきよせようとすると、ロノウェと両脇がいっしょにノコノコやって来るううう~~~!!これじゃあ戦闘場所がズレただけで全然意味ないじゃん!

 どうもコイツらはバラ売り禁止らしい。下手クソが勝つにはやっぱりレベル上げが重要なようであります。

瞳の奥の秘密

 この映画は内容以前に、画面から非常に圧迫感を受ける。

 画面がウナギの寝床のような手狭な空間で会話のやりとりをするシーンに終始する上に、話者にピントを当ててそれ以外はボカす映し方をしているので観ていて息が詰まってくるようだ。しかしこのピントが合っていない部分こそ重要で、ハッキリとは映さなくとも常に話者以外の存在を画面に含めることによって、話者に対して誰かの視線が注がれていることを観客に意識させる。

 サッカースタジアムで犯人を追いつめるシーンは、途中まで意識していなかったので自信がないが、スタジアムの空撮から観客席のズームアップに移動し、犯人を見つけて追いつめた末にフィールドで捕える場面までを1カットで撮っていた。それまではショットの切り替えが多いシーンばかりが続いていたので「これはナニゴト?」とビックリして画面に魅入ってしまった。おそらくどこかでCGで繋いでいるのだろうが、そこだけ映画が非常にアクティブになる。

 苦い後味を残した強姦殺人の捜査から25年という年月を映す中で、主人公と事件の被害者の夫は鏡のように互いを映す存在になっていた。それぞれが行き場のない愛情を抱え、事件によって失ったものを忘れられず未来に向けて生きられない。それゆえに被害者の夫が「もう忘れろ」と言ったところで主人公はその言葉を鵜呑みにすることができない。

 被害者の夫が抱えている秘密に迫る場面では、その秘密を映す手前で観客にそれを示唆するように演出されており、その1分ほどの間は自分がこれまでに観た映画の中でも屈指の暗鬱な気分に陥るシーンだった。そして主人公がその秘密に対峙する場面では、これまでのピントをぼかした演出からさらに踏み込んで被害者の夫を完全にフレームから外してしまう。観客は主人公が受けるショックを共有するのと同時に、画面の外にいる被害者の夫の存在や視線を忌まわしく感じ続ける。「瞳の奥の秘密」はこのラストシーンを頂点に、ハッキリと見せない事で存在感を際立たせるという手法を取っている。

こんな人にオススメ:最近の映画は子供向けばかりと不満に思うアナタに。

ゼノブレイド スキル

 ゼノブレイドに関するこれまでの書き込みは、この面白いけれど理解しにくいゲームを何とかしようと、ゲーム内の色々な要素を自分なりに現実の例えに置き換えたりして理解した気になるためのものだが、オッサンの理解力を遥かに超えているのがスキルであります。スキルとジェムクラフトは、ザトールあたりまでは「ゼノブレイドにおける二大サッパリわからないモノ」として見えないフリをしておりました。

 スキル自体はドラクエ9の「スキルポイント」と同じなのだが、ゼノブレイドではそれが直線的に獲得できる物ではなく、自分で「素早さを上げたい」とか「体力を上げたい」といった傾向を決めて、バトルで手に入るスキルポイントが上がるにつれて、それに準じたスキルを獲得していくようになっている。ここまでは何とか分かる。

 問題は、パーティーメンバーのそれぞれが違うスキルラインを持っており、あるメンバーが獲得したスキルを他のメンバーが自分のスキルとして身につけることができるという、スキルリンクという摩訶不思議な設定でありました。石頭のオッサンにとってはそんなバカなと思うしかない設定だが、これもやはり「メンバー同士のキズナが深いほうが、より多くの相手のスキルを身につけることができる」というキズナ一点突破方式で全てが説明されている。人と人とのつながりは超能力の次元へ・・・。もしくはニュータイプっぽいとも言える。

 スキルリンクについてはキズナ自体のほかに、キズナコインやスキルの形などのルールがあるのだが、それを文章で説明するのは自分の能力を遥かに超えているので割愛。慣れれば何となく使えるので、まあコレはコレで良しとしよう。

ゼノブレイド プレゼント

 物々交換の次はプレゼントということで。

 ゼノブレイドには、ゲーム中に特に役割が明確でない素材とコレクションアイテムというものがあります。物々交換では、素材でもコレクションアイテムでも交換可能ですが、メンバーキャラに渡すプレゼントはコレクションアイテムだけが選べます。

 ゼノブレイドで感心したのは、ゲームを構成する様々な要素が単独では成り立っていない事で、例えば物々交換はキズナはもちろん、クエストやコロニー6復興のシナリオに結びついている。けれどもプレゼントに関しては特定のメンバー間のキズナを上げるだけで、他と比べるとちょっと不格好な仕様に思える。

 この印象は、おそらくプレゼントというものが、普通にゲームをするだけではカバーできない、キズナの低いメンバー間のキズナを上げる回避策だからだろう。プレゼントだけではキズナは少しずつしか上がらないので、バトルで組みにくいキャラ同士のキズナを上げるという役割もあまり果たせていないように思う。無いよりはマシという感じ。

 プレゼントという概念を現実的に考えると、拾ったものはとりあえず共有財産として皆で手分けして持ち歩いているが、誰かとより親密になりたいとヨカラヌ思いが芽生えると、皆の共有物として一生懸命運んできたアイテムからちょいと失敬して意中の相手にコッソリ渡すという、表向きは清く正しいグループ交際でも、一皮めくると皆が異様にギラギラしている大学生のサークルのようである。しかもこれは男女間だけではなく同性同士でも行われることなので、気がつきゃ全員兄弟姉妹になっていた「ビバリーヒルズ青春白書」すら生温い順列組み合わせの世界。そしてその直積の中にはケモノまでもが。

 そんな不純なゼノブレイドは見たくない!けど手っ取り早くキズナを上げたい!って人はコチラの動画を参考にしてみるとよろしいかと。

カラフル

 この映画の中の食べ物の扱いが素晴らしく、それもそのはずで主人公と母親のすれ違いが大きなテーマの一つであるだけに、このホームドラマにおける食事のシーンはそのどれもが非常に意味のあるものになっている。そしてその多くを占める、息子を心配する母親の心づくしの食事を全身で拒む主人公という、母親の身にたつと非常に残酷な場面が続いてとても緊迫感があったのだけれど、その緊張も最高潮に達した鍋のシーンでもって事件は起きた。事件て。

 家人が揃う前に母親は鍋の準備をしていて、薄い出汁に最初に肉を入れたので、しゃぶしゃぶだろうか豪勢な、などと思いながらも肉を入れるのが早くないだろうかと疑問に思ったのだが、続いて母は白菜その他の野菜を投入しだしたのだ!!ちょっと待て!それじゃあ肉が煮過ぎで固くなっちゃう!肉は野菜が半ば煮えたあたりで投入しなきゃダメでしょうと、もう感動の母子和解のシーンそっちのけで鍋ばかり気になってしまった。これはもう原監督痛恨の演出ミスだ。この映画はとにかく食べ物に視点を集めるような演出をしていて、ローストビーフやハンバーグ、ご飯にかけるふりかけ、コンビニの肉まん、ピクニック弁当にラーメン屋の焼豚に半熟卵、そしてわざわざピントを当て直すという手間までかけて茶色く変色してしまったリンゴや手つかずのおにぎりを丁寧に描写してきたのに、よりによって家族で囲む鍋のシーンで肉が先!あーもう!!

 これだけ手料理やコンビニの惣菜や駄菓子で映画を繋いできて、そしてそれが非常に効果的だったのに最後のあの鍋が・・・鍋がぁ・・・ウウウ

 ひょっとして、関東ではどんな鍋でも肉を入れるのが第一で、旨味が抜けて固くなった肉を食べるのが普通なんだろうか?だとしたらあのシーンは郷土色ということでOKなんだけど・・・もしくは熊鍋とか。

こんな人にオススメ:色々混じっちゃってドブネズミ色のオッチャンには繊細すぎる映画でしたが・・・