レッドシーズプロファイル ツインピークス
ビスケットを作る際に三角に切ったのは家には型が無かったからですが、実は存在することが判明。結婚前に嫁入り道具として持って来たらしいのだが、爾来十有余年、型が使われた形跡がなかったので、そんなシャレたモンは我が家には関係ないとばかり思っていたのだ。ということで、よりトーマスのビスケットに近いビスケットを作ってみる。
メープルシロップをかけてます。型抜きをしたほうが熱の回りが良いのか、三角に切った時よりも良い食感でした。
ビスケットはまあいいとして。ゲームブログなどで「レッドシーズプロファイル」について指摘されている、このゲームと「ツイン・ピークス」の関連について。ツインピークスかあ・・・懐かしい・・・見たことないけど。見てないけど、バブルの花咲く頃にすごくブームになって「今、ツインピークスがトレンディ」って言われていたんよ。で、当時から映画オタクで通っていたワタクシは、よく「ツインピークスってどんな話?」と聞かれて「見てねえよ」と返すと、皆一様に「なんで見てないの?」と理不尽に詰られるという・・・そうか。わたしゃオシャレや色恋はもとより、得意分野(笑)の映画関連ですらバブルに乗り損ねていたのだな。
そんな積年の恨みを晴らすべく、「レッドシーズプロファイル」熱が高いうちにHuluにある「ツインピークス」を見てみました。・・・ら、想像以上にツインピークスがレッドシーズで笑った(←逆だってば)。
いやー。でもこれはアレだね。レッドシーズを高く評価している人は、これがツインピークスのオマージュだと了解した上で、なおレッドシーズプロファイルを買っている筈だ。元ネタからのエッセンスの借り方がとても秀逸で、それを上手くゲームとして再構成していて、オマージュでありながらとてもオリジナリティを感じさせる。
とても個人的な見方なのですが、このゲームの面白さの在り方に一番似ていると感じたのが「悪魔のいけにえ」でした。あの映画の面白さが(おそらく)トビー・フーパー監督が意図した演出の範囲外にあるように、レッドシーズにも製作者の意図を超えて、順当にいけば単なるクソゲーで終わった所が、絶妙なバランスで他には見られない独特のゲームとして成立している。
メープルシロップをかけてます。型抜きをしたほうが熱の回りが良いのか、三角に切った時よりも良い食感でした。
ビスケットはまあいいとして。ゲームブログなどで「レッドシーズプロファイル」について指摘されている、このゲームと「ツイン・ピークス」の関連について。ツインピークスかあ・・・懐かしい・・・見たことないけど。見てないけど、バブルの花咲く頃にすごくブームになって「今、ツインピークスがトレンディ」って言われていたんよ。で、当時から映画オタクで通っていたワタクシは、よく「ツインピークスってどんな話?」と聞かれて「見てねえよ」と返すと、皆一様に「なんで見てないの?」と理不尽に詰られるという・・・そうか。わたしゃオシャレや色恋はもとより、得意分野(笑)の映画関連ですらバブルに乗り損ねていたのだな。
そんな積年の恨みを晴らすべく、「レッドシーズプロファイル」熱が高いうちにHuluにある「ツインピークス」を見てみました。・・・ら、想像以上にツインピークスがレッドシーズで笑った(←逆だってば)。
いやー。でもこれはアレだね。レッドシーズを高く評価している人は、これがツインピークスのオマージュだと了解した上で、なおレッドシーズプロファイルを買っている筈だ。元ネタからのエッセンスの借り方がとても秀逸で、それを上手くゲームとして再構成していて、オマージュでありながらとてもオリジナリティを感じさせる。
とても個人的な見方なのですが、このゲームの面白さの在り方に一番似ていると感じたのが「悪魔のいけにえ」でした。あの映画の面白さが(おそらく)トビー・フーパー監督が意図した演出の範囲外にあるように、レッドシーズにも製作者の意図を超えて、順当にいけば単なるクソゲーで終わった所が、絶妙なバランスで他には見られない独特のゲームとして成立している。
飯野賢治
アラフォーのゲーム好きにとってのビッグネームが亡くなられました。
氏の訃報はyahooニュースのヘッドラインに載り、翌日にゲームライターの平林久和氏の追悼文が紹介され、飯野氏が最前線でゲームを作っていた頃はもう10年以上前のことであることを踏まえると、これは破格の扱いだと思う。きっとyahooの中の人が自分と同じ世代で、同じような思いを飯野賢治に抱いていたのだろう。
自分は「Dの食卓」やりたさに3DOを買ったものの、その後セガハードのゲームを出すようになってしまい、「エネミーゼロ」も「風のリグレット」も「Dの食卓2」もやっていない。Wiiウェアの「君とぼくと立体」で物凄く久しぶりに飯野氏の名前を拝見したのだ。セガ時代のゲームだって、挑戦的ではあるが決して高い評価を得ていた訳ではないので、飯野氏を知らない人にとっては故人に対する評価に違和感を持つかもしれない。
ゲーム業界の風雲児とか、プレステ全盛時にソニーにケンカを売った異端児とか、非常に尖ったイメージで語られることが多いのだけれど、飯野氏が支持されたのは、ホリエモンのような面白おかしく騒ぎを起こしてくれるという理由ではないと思う。スクエアの大量引き抜きやハイパー高城など色々槍玉に挙げてはいたが、その一方で自身が良いと思ったものは率直に誉めていた。ストレートに物を言うスタンスの根本には、ゲームが好きだという思いに対する真面目さが感じられた。
飯野賢治はゲームに対して嘘を吐かない。大人の事情とか商売上の都合とか、そういうモヤモヤしたものを全部無視してゲームを見上げ続けた。当時の20代のゲーオタ(自分含む)が飯野氏を支持したのは、言動それ自体ではなく、そういうスタンスをこそ支持していたのだと思う。
氏の訃報はyahooニュースのヘッドラインに載り、翌日にゲームライターの平林久和氏の追悼文が紹介され、飯野氏が最前線でゲームを作っていた頃はもう10年以上前のことであることを踏まえると、これは破格の扱いだと思う。きっとyahooの中の人が自分と同じ世代で、同じような思いを飯野賢治に抱いていたのだろう。
自分は「Dの食卓」やりたさに3DOを買ったものの、その後セガハードのゲームを出すようになってしまい、「エネミーゼロ」も「風のリグレット」も「Dの食卓2」もやっていない。Wiiウェアの「君とぼくと立体」で物凄く久しぶりに飯野氏の名前を拝見したのだ。セガ時代のゲームだって、挑戦的ではあるが決して高い評価を得ていた訳ではないので、飯野氏を知らない人にとっては故人に対する評価に違和感を持つかもしれない。
ゲーム業界の風雲児とか、プレステ全盛時にソニーにケンカを売った異端児とか、非常に尖ったイメージで語られることが多いのだけれど、飯野氏が支持されたのは、ホリエモンのような面白おかしく騒ぎを起こしてくれるという理由ではないと思う。スクエアの大量引き抜きやハイパー高城など色々槍玉に挙げてはいたが、その一方で自身が良いと思ったものは率直に誉めていた。ストレートに物を言うスタンスの根本には、ゲームが好きだという思いに対する真面目さが感じられた。
飯野賢治はゲームに対して嘘を吐かない。大人の事情とか商売上の都合とか、そういうモヤモヤしたものを全部無視してゲームを見上げ続けた。当時の20代のゲーオタ(自分含む)が飯野氏を支持したのは、言動それ自体ではなく、そういうスタンスをこそ支持していたのだと思う。
アウトロー
正義のために敢えて悪を為すことも躊躇わない、必殺仕事人みたいなニューヒーローが誕生!でもトム・クルーズだから、普通の正義漢にしか見えない。
そんなことより見所は中盤。トム・クルーズを罠にかけようとして返り討ちにあったグループの女の子の、仕事着で着ていた赤いポロシャツから張り出すオッパイの見事さよ。この赤ポロはカー用品店の制服で、この女の子の前に出てくるオッサンも同じ物を着ているのだが、オッサンが赤ポロという違和感を持たせたままで、女の子の赤ポロ、オッパイがバーンというシーンを登場させることによって「ああ、これこれ、このための赤ポロなんだ」と万人が納得できる流れになっていまする。
しかしその後、トムとヒロインのロザムンド・パイクがモーテルで事件について語り合うシーンでコトは起きた。初めにトムがシャツを洗濯する場面が映され、着の身着のままの流れ者ゆえに替えのシャツを持っていないため、不可抗力的に上半身裸で映画が進行。すると、画面中央の奥にいるヒロインにピントを合わせ、ピンボケで見切れているトム・クルーズの大胸筋と乳首を画面右下に捉えたまま、えんえんと会話が続いて行くのだ。これはどう考えてもトム・クルーズの乳首を観客に見せんがために色々と計算した上でのショットとしか考えられない。一応ピントを外してボカしちゃいるが、プロデューサーも務めるトムとしては、許容されれば自分の乳首にピントを当てて、ロザムンドのほうをピンボケにしても良かったと思っているに違いない。
その翌日のシーンは、ロザムンドが胸の谷間を強調したスーツを着込んで、しかも谷間を深く見せるように前のめりになって話し続ける。これは映画の表層では事件が進展する様子が展開されるのだが、その奥底ではトム・クルーズのフェロモンにあてられたヒロインが胸元を大きく開けてアピールしだしたと読み解くことができる。
そして最後。赤ポロだった女の子が、今度は肩を出した体にフィットするニットを着込んで、またしてもオッパイを強調。ここで、若い女の子の着衣からの乳バーンな姿を上下のバンズと見立てて、オッサン(トム)と年増(ロザムンド)のナマ乳をパテに見立てたダブルバーガー構造が映画に出現したのであった。何のためにと問うなかれ。オッパイがオッパイであることに理由が必要であろうか。たとえそれが雄っぱいでも。
監督はこんなことに心血を注いでいるせいで、肝心のサスペンスはおざなりな感じ。個人的には風呂場でトムが襲われる場面のマヌケさやロバート・デュバルの飄々とした感じは良かったので、サスペンスの盛り上がらなさを差し引いても楽しめた映画でした。
そんなことより見所は中盤。トム・クルーズを罠にかけようとして返り討ちにあったグループの女の子の、仕事着で着ていた赤いポロシャツから張り出すオッパイの見事さよ。この赤ポロはカー用品店の制服で、この女の子の前に出てくるオッサンも同じ物を着ているのだが、オッサンが赤ポロという違和感を持たせたままで、女の子の赤ポロ、オッパイがバーンというシーンを登場させることによって「ああ、これこれ、このための赤ポロなんだ」と万人が納得できる流れになっていまする。
しかしその後、トムとヒロインのロザムンド・パイクがモーテルで事件について語り合うシーンでコトは起きた。初めにトムがシャツを洗濯する場面が映され、着の身着のままの流れ者ゆえに替えのシャツを持っていないため、不可抗力的に上半身裸で映画が進行。すると、画面中央の奥にいるヒロインにピントを合わせ、ピンボケで見切れているトム・クルーズの大胸筋と乳首を画面右下に捉えたまま、えんえんと会話が続いて行くのだ。これはどう考えてもトム・クルーズの乳首を観客に見せんがために色々と計算した上でのショットとしか考えられない。一応ピントを外してボカしちゃいるが、プロデューサーも務めるトムとしては、許容されれば自分の乳首にピントを当てて、ロザムンドのほうをピンボケにしても良かったと思っているに違いない。
その翌日のシーンは、ロザムンドが胸の谷間を強調したスーツを着込んで、しかも谷間を深く見せるように前のめりになって話し続ける。これは映画の表層では事件が進展する様子が展開されるのだが、その奥底ではトム・クルーズのフェロモンにあてられたヒロインが胸元を大きく開けてアピールしだしたと読み解くことができる。
そして最後。赤ポロだった女の子が、今度は肩を出した体にフィットするニットを着込んで、またしてもオッパイを強調。ここで、若い女の子の着衣からの乳バーンな姿を上下のバンズと見立てて、オッサン(トム)と年増(ロザムンド)のナマ乳をパテに見立てたダブルバーガー構造が映画に出現したのであった。何のためにと問うなかれ。オッパイがオッパイであることに理由が必要であろうか。たとえそれが雄っぱいでも。
監督はこんなことに心血を注いでいるせいで、肝心のサスペンスはおざなりな感じ。個人的には風呂場でトムが襲われる場面のマヌケさやロバート・デュバルの飄々とした感じは良かったので、サスペンスの盛り上がらなさを差し引いても楽しめた映画でした。
レッドシーズプロファイル A&Gダイナー
このゲームはアメリカの田舎町が舞台なので、アメリカンなダイナーが登場します。その名もA&Gダイナー。この店の名物の「おろしリンゴ(Apple)のグレービーソース(Gravy)」から頭文字をとったものだという説明がされます。
フルーツを使ったグレービーソースというと、ビーフではなくポークだと思う。その昔、ローストポークのグレービーにオレンジを加えたソースを添えた料理を友人が作ったのだが、それがもう「こんなに美味いもんを食ったのは生まれて初めてだ」というくらい美味しくてレシピを聞いたものの、その後何度挑戦してもその味が再現できずに15年くらい経っている。それ以来、フルーツを使う肉料理といえばローストポークという固定観念がある。
ローストポークのレシピは大抵肩ロースですが、冷めたら脂肪の臭みが出てしまうのがダメでヒレ肉を使っています。まあ安い肉を使っている自分が悪いんだけど、どうせ家族が食べるのだから材料費は安価なほうが精神衛生的によろしい。でも高級豚の肩ロースブロックってあまり見たことがなく、たいていはしゃぶしゃぶ用の薄切りが多い。品揃えの悪い田舎ってヤダね。
とりあえず今回はこの「アップル&グレービー」にチャレンジの巻。
本来はローストする際の肉汁とすりおろしたリンゴをソースに使うのだけれど、ヒレ肉を使う関係で、グレービーありきでローストすると肉がスカスカになってしまう。ということで、下味を付ける時にすりおろしたリンゴを一緒に肉に擦り込む方法を採用。擦り込んだらラップで包んで1日寝かせます。
ローズマリーはフレッシュな枝をタコ糸で肉に差し込むといい雰囲気だが、面倒くさいので粉末を塩やニンニクと一緒に擦り込んでます。120度のオーブンで1時間ほど、オーブンから出したらホイルに包んで30分置くと、いい感じの柔らかさのローストポークになっていました。
子供がレア嫌いなので中まで火が通った感じになってますが、ホントはもっとピンク色のほうがローストポークとしては美味しいと思います。そういえばローストビーフもローストチキンもスーパーの総菜売り場などで見かけますが、ローストポークって見たこと無い。
ゲームの料理を再現させるべくローストポークを作ってみましたが、よく考えたらセリフでは「りんごとグレービー」と言っているだけで、それがビーフともポークとも、そもそもロースト肉の料理とも何とも言っていないのであった。
フルーツを使ったグレービーソースというと、ビーフではなくポークだと思う。その昔、ローストポークのグレービーにオレンジを加えたソースを添えた料理を友人が作ったのだが、それがもう「こんなに美味いもんを食ったのは生まれて初めてだ」というくらい美味しくてレシピを聞いたものの、その後何度挑戦してもその味が再現できずに15年くらい経っている。それ以来、フルーツを使う肉料理といえばローストポークという固定観念がある。
ローストポークのレシピは大抵肩ロースですが、冷めたら脂肪の臭みが出てしまうのがダメでヒレ肉を使っています。まあ安い肉を使っている自分が悪いんだけど、どうせ家族が食べるのだから材料費は安価なほうが精神衛生的によろしい。でも高級豚の肩ロースブロックってあまり見たことがなく、たいていはしゃぶしゃぶ用の薄切りが多い。品揃えの悪い田舎ってヤダね。
とりあえず今回はこの「アップル&グレービー」にチャレンジの巻。
本来はローストする際の肉汁とすりおろしたリンゴをソースに使うのだけれど、ヒレ肉を使う関係で、グレービーありきでローストすると肉がスカスカになってしまう。ということで、下味を付ける時にすりおろしたリンゴを一緒に肉に擦り込む方法を採用。擦り込んだらラップで包んで1日寝かせます。
ローズマリーはフレッシュな枝をタコ糸で肉に差し込むといい雰囲気だが、面倒くさいので粉末を塩やニンニクと一緒に擦り込んでます。120度のオーブンで1時間ほど、オーブンから出したらホイルに包んで30分置くと、いい感じの柔らかさのローストポークになっていました。
子供がレア嫌いなので中まで火が通った感じになってますが、ホントはもっとピンク色のほうがローストポークとしては美味しいと思います。そういえばローストビーフもローストチキンもスーパーの総菜売り場などで見かけますが、ローストポークって見たこと無い。
ゲームの料理を再現させるべくローストポークを作ってみましたが、よく考えたらセリフでは「りんごとグレービー」と言っているだけで、それがビーフともポークとも、そもそもロースト肉の料理とも何とも言っていないのであった。
レッドシーズプロファイル エミリーのモデリングについて
このゲームのCGの出来については非常に酷評されていて、ほうぼうでPS2レベルと言われています。「レッドシーズプロファイル」の魅力はそういうパッと見てわかる部分ではなく、しばらく遊べばCGの粗さなど気にならなくなるほど面白くなるのだけれど、じゃあCGがショボイという意見が難癖的な批難かというと、やっぱりそれはそれで正しい批判であると思う。ハマった人達も、CGを含めたこのゲームの残念な部分は誰も否定しないのではないだろうか。
オブジェクトに使われるポリゴンの少なさとか関節のジョイントの仕方とか、確かに一昔前の出来っぽいCGだけれど、ヒロインであるエミリーの造型はかなりがんばっていて、他のキャラクターよりもあからさまに手が込んでいる。ウエストはくびれているもののそれなりに太そうで、その分ヒップがバーンと張った感じの、骨太な白人女性というのをしっかり表現している。一般的にゲームで評判のキャラCGと言えば、ファイナルファンタジーにあるような細身で10頭身のアイドル的なテイストが多い中で、エミリーのモデリングはゲームに登場するアメリカの田舎町の雰囲気に非常にそぐっている。
そして何と、彼女には額に3本もの太ジワが施されているのである。ヒロインなのに太ジワ、しかも3本。このゲームは関節のジョイントを自然に見せるよりも、ヨークの無茶な発言に困惑してヒロインが額にシワを浮かべる表情を作るほうに力を注いでいるのだ。
そうやって見ていくと、グリーンベイルの住人達は性格に合わせて実に個性的な動きをする。トーマスは事あるごとにオカマチックに動き、スクラップ工場の将軍は大股を広げてデッキチェアから立ち上がり、ガソリンスタンドの夫は無愛想にノソノソと歩き、妻はラップダンスをしながら洗車してくれる。子供時代の主人公が封筒を開ける時に息を吹きかけて開く様子には、なんだかとても感動してしまった。「レッドシーズプロファイル」のCGはそういう動作で個性を出すことに力を注いでいる。
ゲームのCGに対する評価は非常に画一的で、どれだけ多くのポリゴンを使って見た目が実写に近づいているかを動画ではなく静止画で判断できるレベルでしか見ておらず、動作についても、「ヌルヌル動く」という言葉で言われるように、どれだけのマシンパワーを持って作り上げたかだけを問題にしているフシがあり、そのCGが「どう動くか」について評価する意見はとても少ない。けれども「レッドシーズプロファイル」では、一般的な評価では見落としている「キャラをどう動かすか」が確実にゲームの面白さに繋がっていることが理解できるのだ。このゲームは、そういう風に凝っている。
まあでもやっぱりショボいところはどうしようもなくショボいんだけどね。エミリーに多くのリソースを費やしたであろう傍らで、ゲームで起こる事件の象徴的な存在であるアンナはやっつけ感がスゴくて笑ってしまうレベル。もしかして鍋ばあさんのCGのほうが力入ってるんじゃない?
オブジェクトに使われるポリゴンの少なさとか関節のジョイントの仕方とか、確かに一昔前の出来っぽいCGだけれど、ヒロインであるエミリーの造型はかなりがんばっていて、他のキャラクターよりもあからさまに手が込んでいる。ウエストはくびれているもののそれなりに太そうで、その分ヒップがバーンと張った感じの、骨太な白人女性というのをしっかり表現している。一般的にゲームで評判のキャラCGと言えば、ファイナルファンタジーにあるような細身で10頭身のアイドル的なテイストが多い中で、エミリーのモデリングはゲームに登場するアメリカの田舎町の雰囲気に非常にそぐっている。
そして何と、彼女には額に3本もの太ジワが施されているのである。ヒロインなのに太ジワ、しかも3本。このゲームは関節のジョイントを自然に見せるよりも、ヨークの無茶な発言に困惑してヒロインが額にシワを浮かべる表情を作るほうに力を注いでいるのだ。
そうやって見ていくと、グリーンベイルの住人達は性格に合わせて実に個性的な動きをする。トーマスは事あるごとにオカマチックに動き、スクラップ工場の将軍は大股を広げてデッキチェアから立ち上がり、ガソリンスタンドの夫は無愛想にノソノソと歩き、妻はラップダンスをしながら洗車してくれる。子供時代の主人公が封筒を開ける時に息を吹きかけて開く様子には、なんだかとても感動してしまった。「レッドシーズプロファイル」のCGはそういう動作で個性を出すことに力を注いでいる。
ゲームのCGに対する評価は非常に画一的で、どれだけ多くのポリゴンを使って見た目が実写に近づいているかを動画ではなく静止画で判断できるレベルでしか見ておらず、動作についても、「ヌルヌル動く」という言葉で言われるように、どれだけのマシンパワーを持って作り上げたかだけを問題にしているフシがあり、そのCGが「どう動くか」について評価する意見はとても少ない。けれども「レッドシーズプロファイル」では、一般的な評価では見落としている「キャラをどう動かすか」が確実にゲームの面白さに繋がっていることが理解できるのだ。このゲームは、そういう風に凝っている。
まあでもやっぱりショボいところはどうしようもなくショボいんだけどね。エミリーに多くのリソースを費やしたであろう傍らで、ゲームで起こる事件の象徴的な存在であるアンナはやっつけ感がスゴくて笑ってしまうレベル。もしかして鍋ばあさんのCGのほうが力入ってるんじゃない?


