ポケモン サン・ムーン 発売前の雑文その1
ポケモンGOの大ヒットという追い風を受けて、ポケモン20周年という佳き年に満を持して放たれる、ついでに今年の任天堂の年末商戦の唯一の玉というポケモン サン・ムーン。
ポケモンGOに登場するポケモンは初代のものなので、当たり前ですが今から20年前のキャラクター達であります。ポケモンGOについてはありとあらゆるメディアで毀誉褒貶かまびすしく好き勝手言われてきていますが、20年前のキャラクターがいまだに有効なデザインとして機能しているということに、もっと注目してもいいのではないかと思う。
もちろん世の中にはもっと息の長いキャラクターもいるのだが、ポケモンでいうところのピカチュウやイーブイやヤドンちゃんのようなエース級デザイン(三つ目は私情含む)のみならず、他のポケモンも現在のプロダクトとして遜色ないことにGOをプレイしていると気づく。
ポケモン サン・ムーンでナッシーの新デザインが話題になったり、早期購入特典でカビゴンが付いたり、どちらも20年前のものだということを踏まえると、「なぜ今更カビゴンが・・」と誰も思っていないことが逆に凄いことだと思う。
これは、この20年間キャラクターの価値をきっちりと維持し続けてきた企業努力が大きいのだと思う。もちろんGOで初めてポケモンに触れた人が「カビゴンかわいい」と思わせるだけの普遍的なデザインの力もあるのだけれど。
ということで、サン・ムーンの前にそのあたりの、いかにキャラクターを古びさせずに維持してきたかについて、グダグダ考えてみたいと思います。
ポケモンGO plus ・・・いるのか?
歩きスマホを回避する、都会派のアナタのマストアイテムが明日、ついに発売。
とりあえず買えるなら1個くらい買っとこうかと思っているワタクシですが、それでもこう思わないでもない。「plusって本当に便利なのか?」
ポケストップでアイテム回収するだけなら確かに便利だと思うが、ポケモンを捕まえるとなると、今となってはコラッタとかポッポとか、「こいつら別にいいや」というポケモンも結構出てきてしまい、何でもかんでも全力でゲットだぜ!という訳でもなくなると、結局スマホを見て欲しいポケモンかどうかを判別したくなってしまう・・・のではないかと思う。
本体のアプリがバックグラウンドでもタマゴの孵化の距離をカウントしてくれるというが、それは確かに有難いのだが、自分としては、距離をコンプリートしてタマゴが孵った際に気がつかないと、無駄に歩く羽目になるんじゃないかという事が気になってしまう。こまめに距離をスマホでチェックするんだったら全く意味がないし。
しかも今後、色々なタイプのボールのデザインが出てくるとなると、プレミアムボールかゴージャズボールのデザインが出るまで待ってもいいのではないか・・・という気がしないでもない。
ユーザーがこんな小賢しい知恵をつける前にplusを出しておけば、もっと「とりあえず買っとこう」という人たちも多かったろうに。やっぱりちょっと様子見することに決定。
ポケモンGO チーム インスティンクト
ポケモンGOでトレーナーのレベルが5になったら、赤・青・黄の3チームのどれかに所属し、チームごとにジムを奪い合う戦いが始まります。そしてレベル5になった時点での選択が、チーム選択の最終のチャンス。そう、やり直しが効かない漢らしい仕様なのであります。
この漢らしさはイングレスにもあって、軽い気持ちで始めた途端に「これは最終的な選択です」みたいにどちらかの陣営に所属するかを選ばされる。このへんの「なんか分からないけれど選ばねばならない」というのがとても西洋人気質(偏見)で、実は結構気に入っている。
そしてワタクシはこういう選択の際に少数派に回るという変なクセがある。実生活では安パイを選ぶ分、こういうゲームでは冒険してみたいという気持ちがある。ということで、ポケモンGOを初めて数日後のチーム選択で選んだ色は
もちろん黄
チーム インスティンクト!
一応チョイスの判断としては、赤・青は割と元からのポケモン勢ではなくGOから入った人たちが多いんじゃないかという理由(ポケモンおじさんとしての矜持)と、黄色のタワーが一番ポケモンが映えそうという理由(ポケモンラブ)があるのだが、赤・青にくらべて黄は無意識に避けられるだろう、という目論見もあった。なんとなく数が少ないほうが面白そうに見えてしまう。このへんの発想がマイナー嗜好。
しかしこのチームリーダー、選んだはいいけどその後全く出てこなくて、こんな一瞬の選択なのに無駄に豪華なコザキユースケ氏のキャラデザイン。これは絶対変だと思ったら、ほどなく各チームのリーダーがポケモンの能力を評価してくれる機能が追加されてようやく納得した。しかしまだまだ、各リーダーのビジュアルの濃さからすると、チーム戦に関する機能は今後追加されなければおかしいと睨んでいる。
ポケモンを評価してくれる際のぶっきらぼうな口調がものすごく楽しくて、黄色を選んで地味によかった点です。特に締めのセリフの「おわりだ!じゃあな!」をとても気に入っていたのだが、先日のバージョンアップで口調が全体的にソフトになってしまいとても悲しい。変なポケモン好き野郎だったのが気のいい兄ちゃんになってしまった感じ。
シン・ゴジラ
私は特にゴジラ・フリークという訳ではないので、ハリウッド制作のも含めてそれほどゴジラシリーズを見てこなかったのですが、覚束ない記憶をたどると、自分が覚えているだけでゴジラは二回終了宣言をしていたハズ。確か沢口靖子の細胞から生まれた怪物と戦うヤツで一回終わって、その後で北村龍平が有終の美を飾った(ただし内容と興行成績を除く)、んじゃなかったかと記憶しております。
このように、地方の衣料品店の閉店セールのような止める止める詐欺を繰り返しながらもシレッと新作が作られ、観客も特にそこに異を唱えないのは、ファンが辛抱強く続編を待っていて、「どんなゴジラでも作ってくれてアリガトウ」という心根なのか、それ以前にゴジラなんざ誰も全く期待していないかのどちらかではないかと思っていた。どちらにしても、あまりポジティブに評価されていないというのが、自分のゴジラに対する見方でありました。
しかしそんな門外漢である自分のような輩や、1本も過去のゴジラを見たことのない若い世代にまで「こんなゴジラが見たかった」と言わしめた本作。庵野監督はやっぱり偉大であります。今作のゴジラは「ナウシカ」の巨神兵や「エヴァンゲリオン」の使徒に例えられていますが、やっぱりこれは見立てが逆で、そもそも庵野監督にとっての使徒は、ゴジラやその他の怪獣であったり、怪人であったり、そういったものが、監督にとってのありうべき形として表現されたものなのだと思う。
「シン・ゴジラ」の展開は非常にスピーディーで、ゴジラが現れて映画が始まり、人間によって活動を停止させられて映画が終わる。登場人物のドラマ一切無しで、皆がそのキャラクターではなく立場に忠実に沿う形でゴジラを止めようと努力する。総理大臣が立場を振り捨てて自分だけ助かろうともしないし、マッドサイエンティストがこっそりとゴジラの秘密を独占してやろうと企てもしない。皆が必死ですごくシンプル。なのだが、その立場に忠実な登場人物がものすごく多い上に、全員がB&Bの漫才のようなマシンガントークで喋りまくるので、この急激な流れについていけないと映画の7割を占めるセリフの応酬が苦痛になってしまうという不親切仕様。ワタクシは当初はこのセリフの応酬部分は無視してもいいのだろうと思ったのだが、ゴジラが暴れるシーン以外はホントに全編セリフの洪水なので、結局無視できずに頭をフル回転させてついて行きましたが、これはさすがにマイッタ。
だがしかし、「シン・ゴジラ」を見終わって思う。ウットリとスクリーンを見つめたシーンは全部ゴジラ。第二形態の不気味さ、第三形態の滑稽さを感じさせながらも「この後に絶対に何かある」という感じ、そして第四形態の恐怖そのものの容貌と、夜空を切り裂くレーザー光線。ミサイルや電車爆弾(笑)が着弾して紅蓮の炎に包まれる姿。私はこの映画のゴジラに魅入られておりました。結局人間側のゴチャゴチャは、ゴジラの登場シーンで観客を魅了させるべく、頭をカラッポにさせるために意図的にやっているのだと思う。
NXを懲りずに予想してみる
付け加えて言いたかったのが、androidベースにすることで、今後スマホで出す任天堂アプリもNXでプレイできるんじゃないか、ポケモンGOやりたきゃポケットwifi買ってちょうだい、でもダウンロードできるソフトは任天堂がコントロールするよ!というスタンスで、これなら今後ハードが変わるたびにバーチャルコンソールのソフトを作り直す必要もないだろうし、同じソフトを携帯機と据置機でプレイするのに2つ買わねばならないというトンマな事態も避けられる。
この秋にスマホで出るとアナウンスされている「どうぶつの森」と「ファイアーエムブレム」も、NXがandroid搭載の端末ならば、もうそれで十分だと思う。もういいじゃん同じやつ遊べるって売り文句で。やっぱり課金には気を配って欲しいけれど、スマホでどうぶつの森がフルで遊べるとなると、日本に限って言えば、ポケモンGO以上に通勤電車のスマホ事情が激変しそうな予感がする。
NXはWiiUの失敗を踏まえて、ハード発売後半年でゼルダ、マリオ、ポケモンを発売するというニュースがありました。適当に書いた飛ばし記事だろうと思うが敢えて乗ってみると、ゼルダとマリオはいいとして、ポケモンというのが引っかかる。
もうすぐ3DSでサン・ムーンが出るのにNXで何するのか。ポケモンスクランブルみたいな奴でお茶を濁される可能性もありますが、期待を込めて考えると、これこそポケモンgoとサン・ムーンを連携させるアプリがNXで登場するのではありますまいか。しかしこの二つが何をどう連携するのか想像もつかない。今ポケモンGOのジムでデカい顔をしているナッシーがアローラの姿になるっていうのなら、ちょっとトキメキを感じてしまいますが。