今日も定時ダッシュ -108ページ目

アサルトガールズ

 この映画は2001年に公開された「アヴァロン」と世界を同じくする話です。ただ、その言わんとしているモノは天と地ほど違っており、この「アサルトガールズ」は押井守の新境地と捉えればいいのか、押井守が凡庸になったと捉えればいいのか、いちオタクとしたは戸惑うところであります。

 「アヴァロン」について自分が感じたのは、この映画は押井守作品を貫くテーマであった「ウツツとは何ぞや」に連なるもので、強引にまとめるとゲームの世界という仮想現実こそをリアルだと感じるヒロインが、仮想世界を造り上げたナイン・シスターズに導かれてより深い「リアル」に潜って行く、というような話だった。ナイン・シスターズのアバターである少女が不適に微笑むラストが印象的で、この少女に導かれて次はどんな「リアル」が浮かび上がるのか、次の映画を乞うご期待!というような事でした。

 それじゃあその次にあたる「アサルトガールズ」はどないかっちゅうと、リアルとは何ぞやというテーマはどこかに行ってしまい、ひたすらアヴァロンでゲームを楽しむ女性の姿を撮りあげていくという屈託の無い映画でありました。これはもう、現実のネット社会の浸透によって、押井守が追い続けたテーマが陳腐化したことを感じたのかもしれないし、「スカイ・クロラ」の時に監督が空手を始めたりしてフィジカルなものを表現することに目を向け始めたからかもしれない。とにかくまあ、「アサルトガールズ」に限って言えば、スクリーンに映るものを率直に楽しめばいいのではないかと。

 観たものの感想を考え無しに言うのはワタクシの十八番であります。まずこの映画で感じたのは、黒木メイサのヒップがエロい!彼女の後ろ姿を俯瞰で映すシーンがやけに多かったが、アレは絶対ヒヒオヤジの視線で撮ってるね。彼女が着ていたスーツにハイレグのラインが入っているのは必然的なデザインなのである。けれども、フィールドで猟りをする時に馬のマスクみたいなものを付けているのは頂けなかった。女優の顔がジックリ見えんやないけ!黒木メイサは眼光が鋭いのでまだいいのだが、佐伯日菜子は顔の造作全体が美しい人なので、眉間のシワだけ見せられてもあんまり嬉しくない。思わず目を引いたのが菊池凛子で、この人はこれまで観た映画のどれもこれも(「スカイ・クロラ」も含めて)場違いな感じが着いて回っていたのだが、今回のチキチキ踊ってるだけの役は彼女のマンガチックな容姿に似合っていた。セリフがカラスの鳴き声だけというのも良かった。

 でもやっぱり押井守は「攻殻」みたいに屁理屈こねてた方が良かったな・・・

こんな人にオススメ:モンスターハンターなどにハマってる人がこの映画をどう観るのか興味があります

極限脱出 9時間9人9の扉 3周目クリア

 3周目は金庫エンド。ようやくバッドエンドを脱出できました。

 バッドエンドではないものの、結局これまでの推理は何だったんだろうという新しい情報のオンパレード。なんだか真面目に推理できるんじゃないかと踏んだ自分がバカみたい。

 とはいえ、このシナリオをクリアしてワタクシはかなり感心してしまいました。

 数字根という耳慣れない計算を使って進めて行くだけかと思いきや、先へ進むたびに趣向を凝らした脱出ゲームが仕掛けられて、そんなに長いルートではない舞台を何度も遊ばせるような無駄のないゲームになっています。初回のバッドエンドの時は「かまいたちの夜」みたいなフローチャートが欲しいと思ったけれど、ここまで進むとどの部屋を進むかでエンディングが変わってくるということが見えてきました。会話の選択でいくつも分岐するような作りではないので、どのルートを選べば良いかは必然的に絞れてくる。

 というか、2つもバッドエンド出してるんだから、後はそれ以外のルートを通れば何かしらの進展があるエンディングになるんじゃあなかろうか。

 この舞台に集められた人たちも、やっぱり何かしらの因縁があるような展開で、序盤は脱出ゲームの部分が楽しかったのが、同じ脱出を何度もクリアさせられる苦痛に変わって、登場人物の因縁のほうに興味が移ってくる。

 タイトルの一部である「9の扉」というのは、要はこのゲームには9種類の脱出しかないということでもあるのだが、それを少ないと感じさせないように色々工夫されていて、残りのルートはようやくそれらの謎が明かされる・・・のではないだろうか。

極限脱出 9時間9人9の扉 2周目クリア

 2周目は斧エンドでクリア。

 しかし前回推理した内容は、今回のエンドにしっかりと含まれており、斧エンドがバッドエンドであることと合わせて考えると、ワタクシの推理は大ハズレって訳ですな。あはははははは。以下またしてもネタバレの可能性大でございます。



 あくまでも2番のヒトの事件に拘ると、「どうやって3の扉を開けたか?」が問題になります。前回以外の組み合わせとなると、これはアレか?アレですかい??

 2 + 1 + 9 = 12  1 + 2 = 3

 の線が浮上します。早々に脱落した9の人のバングルを1の人が隠し持っていたと考えれば成立しますな。となると1の人がこのゲームの首謀者になるのだろうか。

 うーん。このゲームにおける首謀者は殺人者とは違う気がする。むしろゲーム参加者が疑心暗鬼になって殺し合うのを待っているようで。2の人の殺害に何か動機があるのだとすると、主催者の思惑とは別のところでゲーム参加者にも色々な事情がありそう。この9人が集められた必然的な理由があるのだろうか。

 なんだか激しく「下手の考え休むに似たり」という諺を思い出してしまった。

極限脱出 9時間9人9の扉 1周目クリア

 一周目クリア。ナイフエンドでございます。

 ドライアイスで詰まったくらいで、他はアッサリと進みました。この「アッサリ」加減が「999」の上手い所で、一回詰まるとヒントがちゃんと出てきてストレスになることなく先に進ませてくれる。脱出の醍醐味とストーリーの醍醐味の両方を味わえるバランスになっていると思います。

 そこで、全エンドクリアした人にはチャンチャラおかしい、1周目の時点での今後の予想をたててみようかと思います。今後の予想といっても、現時点で推理できそうなのはこのゲームにおける犯人は誰か?位なのですが。

 以降、正解かハズレかわからないままネタバレしてしまう可能性がありますので、未プレイの方はご注意ください。



 最大の手がかりは2番の人物の殺害方法で、あれが成立するには組み合わせが限定される。

 2 + 3 + 7 = 12 1 + 2 = 3 か、
 2 + 4 + 6 = 12 1 + 2 = 3 の2種類のみ。

 下の可能性は、一方は被害者の血縁、もう一方は主人公の相手役、ということで現時点では消去しても良さそう。てことは、上の組み合わせが怪しい。

 そうだとすると、この二人は被害者を手分けして探す最中に主人公と遭遇しなかった二人であるので、そのあたり、次第に裏のストーリーが明かされて来るのではないかと思います。3番は妹がどうこう言っていたので、きっと病気の妹のために仕方なく加わっている筈。もう一人は記憶喪失と言っているが、それは嘘ってことになりますな。

 それじゃあなぜ2番を殺す必要があったのか?・・・こいつはサッパリわかりませんが、現時点でそのヒントが含まれているとしたら、2番だけに知らせた情報を皆にバラしたから、ということになるのかなあ?ちょっと強引だと思うけど。

 まだ解いてない部屋に行けば色々わかるのでしょうか?てことで2周目ゴー!

極限脱出 9時間9人9の扉

 少し前からプレイしています。豪華客船に閉じ込められた互いに見知らぬ9人のメンバーが、「ノナリーゲーム」というルールに基づいて脱出を図るという、聞いただけでワクワクするような面白さを感じます。

 この手の内容のものは映画や小説に色々あって、自分が感じたのは、まず舞台が「タイタニック」。理由もわからずに異常なシチュエーションに放り込まれるのは「キューブ」だが、ゲームをクリアしてゴールにたどりつく(=生き残る)という概念は「ソウ」のほうが近い。「ソウ」のジグゾウと同じ立場の人間も出て来るし。

 小説では何と言ってもクリスティの「そして誰もいなくなった」を思い出す。クリスティの小説はほとんどが1回読んでオシマイなのだけど、「そして誰もいなくなった」は他と違って犯人探しよりも理由も分からずに一人また一人と殺されていく流れに呪術にかけられたような面白さがあって、この小説は犯人がわかっても面白くて何度か読み直している。他には貴志祐介の「クリムゾンの迷宮」なんて近い。

 これらのものはいずれも小説の登場人物たちが生き残るために色々な手を尽くすのだけれど、その思いを味わう手段としてゲームが一番優れたメディアだと思う。脱出ゲームなんてジャンルがある程だし。この「999」はその中でも、色々な先達のオイシイ部分を集めて仕上げたような贅沢な感じがする。

 などと分かったような顔で書いておりますが、今のジュンペイ君(ゲームの主人公)は・・・

ドライアイスが割れないいいいいいいいいい

 そこでナイフは使わないのだろうけどナイフの柄とかで砕けるじゃん!極限ってんだからもっと頭使って抜け出さんかい!と、軽く積んだ状態でありました。