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日本人気質が生み出す閉塞感(精神疾患が益々増えると思う理由)

 

 

こんにちは!生チョコぽん酢です。

私はそこまで海外に行ったことがないのですが、実は海外にあまり興味もない人間でした。

でも父親から「どこでもいいから絶対に外国を見るべき」というアドバイスもあり、半ば無理やり海外に行ったのが切っ掛けで、だいたい年に1回くらいのペースで海外旅行をするようになりました。

それでいつも帰ってきて思うのが、日本はいい国だなぁという事。

しかし、しばらく日本で過ごしていつも思うのが、日本って息がつまるなぁという事。

海外に行かなければ分からなかった感覚なので、これに気付いた事が良いか悪いかは置いておき、多分頷く人も多いと思うのですよ。

最近は仕事やプライベートで人と関わる中で感じる変化も著しく、改めてその日本の良さと日本の悪さについて考える事が多くなり、今日はそのことについて書いてみようと思います。

 

補足:ちなみに日本人の変化というのは、人間性等に関する劣化についてです。

私の気のせいかもしれないものの、最近は病院に行っても常にヒステリックを起こしている看護師さんや、あり得ない行動を起こす看護師さん、

町を歩いていてもどこか雰囲気が暗くイラついている人が多く、日本全体がどんよりしているように見えます。

精神疾患を含め、脳機能に異常があるように見える人が増えているのです。

 

日本の良い点というのは、全てにおいて整っているところです。

何か必要なものがあれば大抵のものは難なく手に入るし、便利だし、衛生的だし、治安も良いし、食べ物にも困らず、要するに何不自由無い先進的な国である事。

本当に素晴らしいし、諸外国が真似しようと思っても出来るような次元ではありません。

恐らくそこには、日本人に染みついている"何か"が関係しているのでしょう。

昨今落ちぶれつつある日本ではありますが、やはり底堅さみたいなものも確実にあるわけです。

一方で、私も一人の日本人として、毎日様々な病院関係者、患者さん、通行人、一般ドライバー、その他プライベートで

多くの人と関わりながら過ごす日常生活の中で感じるのは、閉塞感です。

何と言いましょうか、常に誰かに監視されているというか、他者の視線を意識させられるというか。

例えば平日に暇だからって公園でボケーっと過ごせますか?

私の感覚の話ではあるのですが、変質者に思われるのではないか、変な目で見られるのではないか、子連れのお母さん達に迷惑をかけてしまうのではないか、

みたいな視点になってしまうので日本ではあまり進んでそんなことはできません。

被害妄想と思いたいのですが、車の点検を待つ間に公園でボケーっとしてみたら、子供連れのお母さん方が足早に消えて行ったこともありました。

どうしてもしたくなったら、何らかの目的を結びつけて正当性を担保するのですね。

例えば子供を遊ばせに来たとか、犬の散歩に来たとか、お花見に来たとか、タバコを吸いに来た、とか。

この感覚が分かる人と分からない人がいるのかもしれませんが、少なくとも日本では何の意味もなく外でボーっとしている人を見かけることは殆どありません。

常に"何か"をしているわけです。

働くにも、遊ぶにも、休むにも、その為の"何か"を用意している。

一方で外国に行けば、目的もなくボケーっとしている人をたくさん見かけますし、私自身も他人の目を気にせずに同じ事が出来るようになります。

 

これはまさしく日本の空気なのです。

 


また日本では、暇な時間を活用して何かしなければとか、先々の事を見据えて準備をしなければとか、

時間は有限だからと日々何かを考え右往左往している空気に気付かされます。

そして仕事でもプライベートでも、せわしない周りに理屈不明の自分ルールを押し付けられ、振り回されることが多く、人と関わる事で気が休まる瞬間というのがかなり少ない気がするのです。

日本人はとても働き者で頑張り屋さんで、それが"何か"の正体だと思うのですね。

でも裏を返せば強迫観念が強く、自分を追い詰めしまう事も多く、妬みやすく、他人軸で、

またお金を悪と思っている節があるので、お金を稼ぐ事を良しとせず、暇を良しとせず、

更には海外の動向に疎く、視野が狭く、自分の中の狭くて小さな世界から物事を見ている事に加え、

島国特有の横並び一列精神があるのでしょうか、自分の狭い価値観(自分ルール)を他者に強要する癖すらあり、

互に監視し合っている、何というか気色の悪いシステムが出来てしまっているようにも思えるのです。

日本人が日々頑張っている事で、そして頑張って監視し合っている事で、

確かに日本は豊かだしサービスの質が高いと言われるのも納得なのですが、

逆にこれだけ頑張っているのに、年々貧しくなっているし、精神的に追い詰められているのも確かなのですね。

実は日本人が必死にしている努力や頑張りの殆どが、悪い作用を生んでいるのかもしれません。

 

私自身はかなりマイペースな人間ですが、それでもマイペース過ぎると日本社会では「何様だ」と悪影響が出てしまう為、

周りと同じように適応しながら生きてきたつもりですが、それでもやはり私の中では、日本人がどこか気色悪く見え始めているようです。


それに加え深刻なのは、現代の日本の良いところというのが、ほぼ全てにおいて物質な点です。

 

日本の良い点は便利で高水準の生活ですよね。


便利とは何か?公共交通機関やサービスが充実していること。

その充実とは何か?最新の設備やそこからくる安心感や優越感や快適性。

日本で生活してお金を稼げば、誰でも高水準の暮らしができる。

高水準の暮らしとは何か?先進的で快適な生活。

快適な生活とは何か?最先端の家電製品の充実、安心できる家、安心できる車。

物・物・物

 

物はすぐに飽きるしすぐに新しくなるから終わりがないので、いつまでも満たされません。

 

逆に人との繋がりに関する日本の良さというのは、あまり無い気がします。

いや、昔は多少あったのだと思いますし、それがある種の精神的な安心感につながっていたと思うのですが、

冒頭言ったように、顕著な変化により、そういう精神的な良い面が無くなっているように思うのですよ。

だから、現代の日本での平和で安心できる時間について考えてみると、一人の時間になっている自分に気が付かされるわけです。

だから何というか、海外に行って日本人以外と関りを持ちたいみたいな隠れた欲求が生じているのではないのかなって思えてしまうのです。

もちろん、日本の中にもいい人は大勢います。

私の仕事のパートナーである相方はマジでいい奴で、何でも話せる間柄。

友達も腐れ縁ではありますが、やっぱりいい奴も多くて、私は友人関係にはかなり恵まれていると思います。

 

友人関係以外でも、私は体裁が良いうえに地域密着の仕事をしている分、どこで何をしている人なのかが分かりやすい為、信用されやすいし周りの人も凄く良くしてくれます。


でもそれはほんの一部。

 

一歩外に出ると最近は日々の仕事やプライベートで出会う見知らぬ人の地雷率の高さといったら、もう言葉にもなりません。

毎日のように「日本人どうしたの?」って思わされる事があまりに多すぎるのです。

最近は安易に他人と関りを持つことに抵抗さえ生まれています。

常にトラブルと隣り合わせと言いましょうか。

これも時代の変化なのでしょうか。

このままだと、物質にたいして執着の無い人間ほど、日本に住んでいてメリットを感じづらい世の中が来るようにも思うのですよ。

別に外国が優れているとか、そういう話ではないのですけどね。

この時代の変化・人々の変化にどう向き合っていくか、という視点で見た場合、

私はどうしても途上国の何事もほどほどな感じが妙に美しく見えてしまうのでした。

これは無い物ねだりなのかもしれませんけどね。

 


でも何より心配なのは、そのうち日本人の殆どが精神疾患になっていそうだという点です。

 

日本は好きですが、やはり日本は病んでます、病む要因があまりに多い。

 

きっとこれから犯罪も増えていくだろうし、トラブルも増えていくだろうし、閉塞感も益々強くなるでしょう。

 

日本に住んでいると心のゆとりを持つことの大変さを痛感しますが、

 

それでも何とかして心のゆとりを持って生きていけたらいいですね。

 

その為にはしっかり自分軸で生きていく他ないと思います。


 

おわり