TODAY'S
 
やっぱりカーディーラーの様子がおかしい(グローバリの終焉?)


こんにちは!生チョコぽん酢です。

1年程読んでくれている方は知っていると思いますが、最近カーディーラーがやらかしまくっています。

それはもう、行くたびに何かしら起こるので、行くのも億劫になってきている程。

でも患者さんに安心してご利用頂きたいので整備も仕事の内、仕方ありませんが、私が使う搬送車両は商用なので緑ナンバーです。

旅客の緑ナンバーは1年車検に3ヶ月ごとの点検があるので、複数台ある場合はしょっちゅうカーディーラーに持って行かなければいけません。

やっぱり気が重いです。

以前に何があったのかと言うと、例えば

・車検の予約の電話を何度しても忘れられ、しばらく休業するハメになった事とか(関連記事
 
・整備が終わっているのに声をかけられず、1時間以上も待たされた事とか(関連記事

まぁ普通に考えて、頭がオカシイとしか言いようがありません。

相方も時々車を持って行ってくれるのですが例外ではなくて、例えば前回行った時には若い女性スタッフが担当としてついたらしく、エンジンオイルの交換をするか聞かれて、きわどいラインだったから、

ちょっと(私)に確認します」と言って1~2分私と電話をして戻ってみると、担当の子が居ない。

ソワソワしながら見まわして、目が合った別のスタッフに声をかけたところ、驚きの回答が・・・

その担当者は帰宅しました

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たった今やり取りをしていて、やり取りの途中で投げ出して帰るとか、ヤバくないですか?

今どき公務員でもそんなことはしませんよ。

そりゃ定時があるのは分かりますが、せめて他の人に引き継いでから帰ろうよと。

こっちが10分20分待たせたのならまだ分かりますけど、1分の残業も許さないって凄いですよね。

でもこれがデフォルトなのです。


それで先週はスケジュールが重なり、相方と分担して3回このカーディーラーに車を持って行くことになりました。

1回目、この日は当たり日で、唯一まともなベテラン女性スタッフが対応してくれたので、何事もなく終わりました。

2回目、自分の車の整備がどこからどう見ても終わったのに誰も声をかけに来ませんから、私から声を掛けに行きました。

最初は「は?」みたいな嫌そうな顔でギロッと複数人のスタッフからにらまれましたが、こちらの主張が正しいことが分かったみたいで、すぐに「失礼しました」と言って、対応してくれました。

でも会計をするだけなのに20分平気でかかるから不思議です(1つひとつの効率が悪すぎる)。

それで3回目は相方が持って行くことになっていたのですが、この1回目2回目で私はとんでもないことに気付いてしまったのです。

よく考えたらここ、誰も声を掛けにこないのですよ。

どういうことかと言いますと。

普通カーディーラーって、車を駐車場に止めた時点でスタッフが寄ってきて「ご予約のお客様ですか?」とか何とか、声をかけるものじゃないですか。

でもここのカーディーラーは誰も声をかけにこない。

だから勝手に車を停めて、勝手にお店の中に入ります。

それでもなお、誰も声をかけてきません。

普通カーディーラーって、お店の中に入った段階で「いらっしゃいませ」とか何とか、声をかけるものじゃないですか。

よく考えたら声すらかけてこない。

だから、例え一切用もないのに勝手に車を停めて、勝手に中でコーヒー飲んで休憩して、トイレして、勝手に出て行っても誰からも何も言われないどころか、誰にも気づかれないような空間なのです。

公民館かな?

私は車が好きだから18歳で免許を取ってから、ここのカーディーラーにはお世話になっているのですね。

もちろん昔はちゃんとしていましたよ。

というか、様子がおかしくなったのはここ1~2年くらいなのです。

でも頻繁に行くし、あまりに毎回変なことが起こるから、感覚がマヒしてしまっていたので、根本的な問題に気付きませんでした。
 
慣れってコワイです。

 

天下の自動車メーカーのディーラーがこの対応って、よく考えたら凄すぎるので、そのことを相方にも言ったのですね。

そしたら相方は「これから車持って行くから注意していくわ」と言って私は報告を待っていました。

しばらくしてから相方から連絡が来て、やはり誰からも声をかけられず、勝手に車を停めてお店の中に入ったそうです。

中のカウンターで「あ、あの、すみません」と何度か声を出して、たくさんいるスタッフ中で目が合ったスタッフにジェスチャーを送ったそう。

 

そしてそのスタッフが怪訝そうな顔で一言、
 
どうしましたか?
 
え、いや、今日整備で予約した者です
 
それでやっと受付してもらえたとのこと。

目が合ったスタッフというのがミソで、皆下を向いているから声をかけづらいのですよ。

そしてほとんどが目を合わそうとしません、声をかけられたくないのでしょう。

マジデやばすぎる。

ちなみに私は自家用車はここのメーカーを使うのをやめて別のメーカーにしたのですが、そこは今まで通り普通の対応をしてくれています。
 
店舗によるのかもしれませんが、ここの自動車メーカーはヤバイ臭いがプンプンしますよ・・・。
 

でもここまで散々言ってきましたが、どうやらここの自動車メーカーは結構大変みたいなんですよね。

中の人から聞いたのですが、コロナ禍に入り生産ラインが止まり、新車を受注しても納期未定みたいな時期が長らく続きましたが、

あれは景気の良いニュースのようで、結局お客様側に車を届けて初めてお金が動くので、実際は絵に描いた餅状態。

そのせいで中古車販売は過去最高益だったらしいですが、2023年に入りピタリと売れなくなったそう。

そりゃそうです、新車が流れないと状態の良い中古車も出てこなくなります。

それで今は、たくさん新車の発表はしていますが、すぐに生産ラインを停止しているのが現状のようです。

目標台数みたいなものを事前に決めておいて、その台数が売れた時点で生産終了、みたいな。
 
じゃないと次のモデルチェンジと納期がかぶってしまうらしい・・・
 
つまりもうビジネスモデルが非現実的な域にある事に気付いていないか、気づいていてもどうすることも出来ないのか。
 

更には戦争の影響でロシアの工場を全て止めており、ロシアの工場はどうやら欧州に流れる車らしいので、世界中で需要に対して供給が追い付いていないみたい。


天下の自動車メーカーがこんな状況ですから、なんといいますか、グローバリの終焉をこの目で見ているかのようです。

このような状況では現場のスタッフのモチベーションもあがらず、効率が下がり、生産性も下がり、サービスの質も下がる。

そして現場は何故か無駄に忙しくなり、貧乏暇なし状態に陥ってしまうという展開が垣間見えます。
 
 
まぁ今回の件で得られた教訓としては、
 
1)改めて、これからは今まで以上に物を大切にしなければいかないなと、思いました。
 
これから益々物が作れない時代になるでしょうから、今ある物を大切に扱いながら、新しい物が頻繁に必要にならない状態を作っていく必要があるように感じます。
 
2)そして改めて、慣れは恐いなと。
 
コロナ禍以降の世界では、慣れてしまっているだけで、ありとあらゆるものが"よく考えたら"オカシイんですよね。

でもそれがいつの間にか当たり前になってしまう事を痛感しました。
 
3)最後に、この自動車メーカーは日本を代表する大企業であり、そんな企業が晒している醜態です。

まるでグローバリの終焉とともに、日本の終焉を暗示しているかのように思えました。
 
個人の主観ではありますが、やはりもう、色々駄目そうな感じがヒシヒシと伝わってきます。
 
世界は今、根本的に大きく変わろうとしているのは間違いありません。
 
 
おわり