こんにちは!生チョコぽん酢です。
突然ですが「介護施設は死ぬまで住むことができる」と思っていませんか?
それ、誤解ですよ。
追い出されるケースはいくつもありますが、今日はその1つのお話。
介護施設に入所しているものの、医療ケアが必要になり追い出された、なんて話は結構聞こえてきます。
さらっと言いましたが、これはあれですよ、一生住めると思って自宅を引き払って介護施設に入所したのに、状態が悪くなったから追い出されるということですからね。
状態が悪いから入所したのに・・・。
一番笑えたのが(笑っちゃいけないのですけど)、終の住処として老後に買った分譲型の超高級高齢者住宅にお住まいの方が、介護レベルが重くなり追い出されたケースを知っています。
分譲型の超高級高齢者住宅って案外人気で、建ったら割とすぐ埋まってしまうほど。
それも当然と言えば当然で、こうした介護サービス付きの超高級高齢者住宅は数が少ない上に、温泉が出たり、レストランがついていたり、介護技術のあるコンシェルジュがいたり、
まぁ至りで尽くせりなので、日本中からお金に余裕のある元気な高齢者達が先を見据えて集まってくる構図のようです。
「今は元気だけど将来のことを考えたら安心ね」みたいな感じですかね。
しかし・・・
その多くは看護師が在籍しているものの、常態的な医療ケアは非対応です。
つまり・・・
追い出されますwwww
本末転倒ですよね。
ちなみに分譲マンションから追い出されるのは、どういう流れになるのかと言うと、一度購入した部屋を、運営会社に売却する、という流れになるようです(当然高齢者限定の住宅だから一般市場では売れません)。
二束三文ですよねきっと。
値段がつくだけ有難いと思うべきかもしれませんが、それなら最初から医療ケア付きのところに住めば良いだけの話で。
もしくは住み慣れた自宅で過ごしつつ、いよいよ難しくなってから考えるとか。
私からすれば「何のための高齢者住宅なんだ?」といつも首をかしげます。
何度もそういう現場を見て、家族からの愚痴を聞いてきました。
ある人は売り払って療養型の病院で余生を過ごすことになり、ある人は売り払って特養に入ることになり。
実際にこういう問題はたくさん起こっています。
本当にご注意ください。
介護って、いずれは医療処置が必要になることが多いですから、本当に終の棲家として考えるのなら、医療ケアがついているかどうかを確認してくださいね。
探せばちゃんと医療ケア付きの超高級高齢者住宅がありますし、とある有名なところでは、元気な高齢者用の住居と、医療介護ケアが必要になった高齢者用の施設が、大きな敷地の中に併設されているところもあります。
ではなぜこんなことが起こっているのかって?
可能性は3つです。
1)多くの場合は介護業界ではない一般企業がやっているから。
介護を知らない人達が理想論とお金の力で運営しているケースですね。
それで現実を見て少しずつ成長していっているみたいな構図かと。
2)セレブな老人を狙った金儲けだから。
違うと信じたい。
3)そういうニーズがあるから。
確かにあるでしょうね(元気なうちは・・・)
でも超高級高齢者住宅って、本当にすごいんですよ。
外観とか、内装とか、宮殿みたいな感じです。
高級レストランで毎日ワインを飲んで、ラウンジで新聞や読書をして、整った庭園には蝶々が飛んでいて・・・みたいなw
きちんと介護の現実が理解できているところなら、お金に余裕がある方ならお勧めなのは間違いありません。
検討されている方は一度見て来てはどうでしょうか。
でもこの仕事をしていてつくづく思うのが、結局は中の人なんですよ。
どんなに立派な設備でも働くスタッフが入れ替わればサービスが落ちるし、スタッフの仕事上の人間性は社長の人柄によって簡単に移り変わってしまいます。
つまり経営者が変われば別会社のように変わってしまう。
安定感を持ったサービスを提供し続けることは事実上不可能ですね。
更にはこのコロナ禍で価値観は分断しておりますし、共同生活の難しさを痛感いたします。
またこの国では必ず介護の質が低下するのは以前記事で書いた通りです。
このように、介護の世界は前途多難ですが、セレブな方は1つのご参考にしてください、という記事でした。
おわり
(ブログでは書けない裏話はコミュニティへ)
↓【オススメ商品記事】災害への備え
↓その他のオススメ商品記事一覧はこちら