【新】拒過食症への道⑥ | おかんのつぶやき

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けいこおかんの考えたこと、感じたこと、経験したこと、失敗したこと。何でも書いていきます~。

皆様、今日も笑っていらっしゃいますか。

Nalishなお時間へようこそ。

 

人生を振り返るシリーズを書いています。

【新】拒過食症への道→こちらから

【新】拒過食症への道②→こちらから

【新】拒過食症への道③→こちらから

【新】拒過食症への道④→こちらから

【新】拒過食症への道⑤→こちらから

 

 

大学に入学しました。

たった一校しか受からなかったけれど、

面白そうだなぁと思っていた学校だったし、

私を受け入れてくれたところには何か縁があるんだと思って、

嬉しい気持ちで入学しました。

 

でも一つちょっと辛かったのが、

自宅から学校までの通学時間。

徒歩と電車で最速で2時間40分、

連絡が悪い時間に乗ったりすると、

余裕で3時間半を超えるという長丁場。

一日6時間ぐらい電車に乗っているわけです。

もちろんクラブ活動なんてできないし、

友だちと遊んでいる時間もあまりない

(1年生ですしね、真面目に家に帰っていたわけです)。

お腹が空いても途中下車するとさらに時間がかかるので

おやつを食べる時間もない。

もし売店なんかで何か買えたとしても、

電車の中で食べるわけにはいかず。

その長い通学時間を、寝る、読書(宿題の本読みも含む)、

宿題でごまかしていました。

 

大学も1年生と言えば授業はかなり忙しく、

更にアルバイトをしてお金を貯めたいということで

帰ってきてからとか土日に、

家庭教師、ラーメン屋でアルバイト。

休む時間どころかご飯を食べる時間もなく、

寝る時間も惜しんで色んなことをしていました。

楽しかったんです、それはそれで。

ただ問題が…。

 

それはやっぱり体重が減っていってしまったこと。

49、48、47、46…

1~2か月ぐらいでそのぐらいまで減ったと思います。

これは意識して減らしたのではなく、

生活が変わって食べる時間が本当になかった。

さすがにこれには母も心配していました。

 

自分でも細いなぁと思っていたんでしょうね、

ヘアカットモデルのアルバイト募集があって、

今ならできるかも、と、挑戦しました。

まぁ体は軽いです。

だから心配して太ろうとかは微塵も思わず、

痩せていることを楽しんでいたわけです。

しかも鏡を見て、細すぎるというより、

これ位がちょうどいいなんて思っていたんです。

確かにね、細くてちやほやされました。

 

ラーメン屋の店長、大学の友達なんかにも告白されましたキョロキョロ

えーーー、痩せてるとモテるのかぁ。

男の人はやっぱり痩せてる人が好きなんだねぇ。

そうそう、ダイエットのきっかけは、

好きな人にフラれたからだった。

よし、もっと痩せよう!

・・って、これはもう脳みそも痩せてきていますよね。

でもその時は、本当にそう思っていました。

「痩せているのは美しい」。

でも現実は骨ばってきていて、

当人平気な顔をしていましたが、

実はこの頃足がむくんで大変でした。

体は細いけど、足が象のよう。

靴やサンダルのひもが食い込んで、

それを見られた時は男の子たちに笑われました。

でもそういうのも治そうとしないんです。

「あ、むくんでるからもっと痩せよう」って

思考がこういくんです。

本当はここら辺が限界でした。

 

夏になるとちょっと自然に痩せて44㎏到達

(暑さで私は今も夏は痩せます)。

ちょっと女友達も心配しだしていました。

最近痩せたよねしょぼんって…

そして、花粉症と片頭痛をこの頃に発症しました

(夏より前に花粉症はサインが出ていましたが)。

あれ以来、花粉症と片頭痛とは私の体の一部となりました。

これが私が考える、

「健康とは何か」「心と体のバランスの大切さ」なんです。

何かがきっかけとなって、悪循環を生み出していく。

それを誰も、本人も周りも止められなかった。

誰かのせいだと言っているわけではないです。

ただ、これを気付かせてくれる何か、

好循環に変えていけるようなきっかけがあればよかっただろうにと

今の私は思うわけです。

 

次でこのシリーズは終わります。

感謝を込めて…