社会人大学生で
話がとても良い面白いよっちゃんからバトンタッチ。
先日、
中学生の女子が
「先生、聞いてくださいよ〜」
って言ってきました。
生徒は、自分の部活での辛い話しを、
辛そうな話をしても平気だろうと判断して
私に相談してきました。
生徒の話はなんでも大丈夫ですが、
桁違いの暴力の話や自傷の話になると、
聞く方も辛いものです。
だから、
暴力の話や親にDVを受けている生徒は、
同級生には話せません。
ましてや大人(親)にはもっと話せません。
生徒も、ひとりでは抱えられないので、
誰かに相談したいのですが、そうなると、
その相談者を選ばなければなりません。
小さくて狭い「学校」という場所で、
自分の話を聞いてくれる人、
自分の話を誰にも言わない人、
自分の話を驚かないで聞ける人、
そして自分の話を否定しない人。
そんな人を探すのです。
この友達なら黙っていてくれる。
「聞かせたい相手」が必ずしも
「聞ける人」とは限らないのです。
相談する側と
相談される側は、
「学校」という狭い中では、
友達ガチャが当たる人もいれば、
友達ガチャが外れる人もいるのです。
話す相手は、
「今の私の悩みを一緒にヒモ解いてください。
そして、最後には、こういう支援が欲しいのです」
と、結論が欲しいものですが…
聞く側は、
その内容がお手上げの時や、
好きじゃない子の場合は、
断らなければならないのです。
話す側が
相手を選びたいように、
聞く側も
相手を選んでいいんだよ。
なんてことは、
子ども達には残酷な日本語なのです。
子ども達は、話す側が話したい人と仲良くしたいものですから。
こうやって、子ども達は、
毎日の学校生活の中で、
自分の話を聞いてくれる人を探し、
または、人の話を聞ける自分でいられるように、
コミュニケーションが取れるよう努力しているのです。
こうしないと、
上手く友達をつくる事が出来ないのです。
さて、友達の話は聞けるのに、
子ども達はなぜ親の話を聞かないのか?
学校で、友達とのコミニュケーションに疲れている子ども達は、家に帰って来ると誰とも話したくないものです。
思春期の子どもは、
親との世界 VS 友人との世界
➝ 成長(自立への道)
子ども達は、自立しようとしているのです。
それなのに、お母さんは口を開けば、
「あなたのために」
「あなたを心配している」
「親に向かって何?その口のききかたは!」
「親の身にもなりなさい!」
って、自立をさまたげる威圧する親の態度にイライラしてきます。
思春期の子ども達は、
いきなり親と話さなくなるわけではありません。
小さい頃から親とたくさん話していたのかどうかです。
お母さんが、
「うるさい!」
「静かにして!」
「早く食べなさい」
「いい加減にしなさい」
の言葉が多いと子ども達は、
お母さんに大事なことを話さなくなってきます。
それを
「反抗期だから」と捉えないでください。
子ども達は、
最後まできちんと話しを聞いてくれる相手を求めて、今日も「不安」をカバンに詰めて登校するのです。
マリコ先生でした。
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