大震災で被災した時、まずは命。

少し時間が過ぎて、やはり「お風呂に入りたくなる」。

中越地震の時、数日後に旅館がお風呂を開放し、出てきた小学生が「笑顔」だったことは印象的でした。

被災して、なお余震が続いている中、ひと時でも「笑顔」が出たことにほっとしました。

中越地震の被災地の方とお話をし、災害時のお風呂の開放について温泉施設に働きかけました。
能登半島地震の時、輪島は大きな被害を出しましたが、能登島の温泉施設は当日から約1カ月被災した方に「無料開放」しました。

どれだけ喜ばれたことか。

どれだけ心が休まったことか。

災害時の入浴について、臨床心理士の友人といろいろ話しましたが 結果やはり極度の緊張状態時には、入浴はリラックス効果が高い。

鎌倉で、「震災銭湯」を作ろうという運動があります。

観光客が多い鎌倉で、災害時の対応施設として「震災銭湯」を、というものです。

時間がかかるかもしれませんが、大地震時に温泉施設開放にかかわった経験で、考えていきたいと思います。