【朝ドラ心理学】オヤジ、やりたい放題だな
こんにちは。
夫婦再起動カウンセラー中西由里です。
「どっかにおらんかのう 婿に来てくれる ええ男…。」
~NHK連続テレビ小説「スカーレット」より引用~
そりゃ~、世の中「ええ男」は大勢いますよ?
でも、こんなオヤジのいるところに誰が婿に来るかって話さ。
信楽にいたいという喜美ちゃんの気もちを無視して、勝手に大阪に働き口を探しに行き、今度は信楽に戻ってきて働け。
さらに婿探しに精を出し、呑んで帰って風呂が沸いていないからとちゃぶ台をひっくり返す。
このオヤジを見ていると、私は自分の父親を思い出して胸が苦しくなります。
酒に溺れてはいませんでしたが、私の人生を自分の思い通りに動かしたい人でね。
「●●大病院で秘書を探しているから面接を受けに行け。話は〇〇教授につけてあるから」と、ある日突然言い出したことがあります。
父は医者ではないんですけど当時病院に勤めていまして、そこにときどき来る大学病院の教授に「ウチにも娘がいるのですが」程度の立ち話をしたくらいで、もう「話をつけた」ことになってしまうんです。
私はそのとき、すでに就職して働いていたんですけど、親にしてみれば人様に自慢できる就職先じゃなかったようで、大学病院の秘書なら格好がつくと、まあ、こういう話なのでしょう。
その話を母にさせるんです。
「あんたが言うことを聞いてくれないと、お母さんがお父さんに苛められる」と。
母が涙ながらに言えば私が言うことをきくだろうと踏んだのでしょう。
こういう話は就職だけでなく、あらゆることに及びました。
付き合っている人がいるのに縁談を持ってきたりね。
そういえば「風呂が沸かしてない」で思い出したのですが、姉が赤ん坊のころに熱を出して母が病院へ連れていき、帰宅したら「ポットにお湯が沸かしてない」と言って父が怒ったという話を母から何度も聞かされました。
お湯くらい自分で沸かせよ、夫の愚痴を幼い娘に垂れ流すなよ。
夫婦そろって、ほんと未熟だな。
え?お母さんが可哀想ですって?
父にイジメられてなんかいませんよ。
憐みで人を支配するのが上手なだけです。
暴言や暴力で力づくの支配をするか、弱くて可哀想な自分を使って支配するか、その違いがあるだけで、ふたりとも自分の思い通りに私を支配したいということに関しては何ら変わらないんです。
私の話ばっかりずらずら書いてもつまらないので、「スカーレット」に話を戻しますと・・・
まあ、親が未熟ですと子どもが大人にならざるを得ないわけですが、親が親として存在しない家で育つ子は沢山我慢しなければいけません。
川原家の両親も喜美ちゃんだけでなく、直子ちゃんや百合子ちゃんにもベッタリと寄りかかり、搾取しまくっているわけですが、頼りにしているのは喜美ちゃんだけで、直子ちゃんは面白くないですよね。
当然のようにあてにするくせに、必要とされている感じがまるでないですからね。
「喜美子 喜美子うるさい。風呂も喜美子もまだや言うてるやろ。黙れ」
とキレるのも、仕方のない話です。
さて。
なぜ、このお父さんがこんなにもやりたい放題で、子どもの人生を自分の思い通りにコントロールしようとするのか?
人をコントロールしたい人って、どんな人なんでしょう?
・自分自身が支配されてきた。
人は誰かに支配された分だけ、誰かを支配したい気もちを持つようになります。
出会った頃のお父さんは「商家の丁稚奉公」だったとお母さんが言っていましたね。
商いを学ぶために働いていたのか、それとも口減らしのために追いやられたのかわかりませんが、もし後者なら親のために自分の人生を差し出したということでしょうから、同じことをわが子に繰り返してしまうかもしれません。
・ストレスでいっぱい
思い通りにならない人生でストレスを抱えると、人は自分よりも弱そうな人を支配したくなります。
・飲酒の影響
お酒を適量で止められないみたいですね、お父さん。
問題飲酒といっていいレベルなのかもしれません。
お酒に飲まれる人は、自分の飲酒欲求をコントロールできると思っています。
でも結局は
「おれはなぁ、一杯だけでやめられるんだぞ、バカヤローメ! 酒、もってこ~い!!」
みたいな感じで己の飲酒欲求に負け続け、泥酔することになるんです。
毎日が敗北です。
毎日が失敗です。
そして、そうは見えないだろうと思いますが、毎日が自己嫌悪です。
こんな負け続きの人生をひっくり返すために、誰かの人生をコントロールしたくなります。
誰かが自分のいう通りになれば、そのときだけ自分に力があるように感じられるから。
ほんのひととき、無力な自分を感じなくて済むんです。
だから誰かをコントロールしたくなるんですね。
ちなみに、酔いつぶれる自分に振り回される人を見ることでも、自分にパワーが感じられます。
「お父さん、もうやめて。飲まないで」
なんて泣いたり、怒ったりする家族がいると
「お!俺はこいつらの感情を振り回すことができるのか!すげぇじゃん、俺!!」
って勘違いしちゃうんです。
だからまた飲む。
その繰り返しです。
そんなオヤジのいる家に婿に入りたいなんていう人は滅多にいないということに、本人はたぶん気づけません。
●これ、おススメ▼
夫婦関係リブート(再起動)計画
で?リブートって何すか?
【ふぃ~めぇる・みしまからのお知らせ】
定休日が土曜日になりました。
事務局の営業は午前中のみとさせていただきます。
午後にいただいたお問い合わせへの返答は、翌営業日の午前中にさせていただきます。
振込み確認は、午前中のみとなりますので、午後に着金した分の確認は翌営業日になります。
尚、カウンセリングは通常通りのスケジュールで返信しています。
返信スケジュールはコチラ
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 中西由里 でした
こんにちは。
夫婦再起動カウンセラー中西由里です。
「どっかにおらんかのう 婿に来てくれる ええ男…。」
~NHK連続テレビ小説「スカーレット」より引用~
そりゃ~、世の中「ええ男」は大勢いますよ?
でも、こんなオヤジのいるところに誰が婿に来るかって話さ。
信楽にいたいという喜美ちゃんの気もちを無視して、勝手に大阪に働き口を探しに行き、今度は信楽に戻ってきて働け。
さらに婿探しに精を出し、呑んで帰って風呂が沸いていないからとちゃぶ台をひっくり返す。
このオヤジを見ていると、私は自分の父親を思い出して胸が苦しくなります。
酒に溺れてはいませんでしたが、私の人生を自分の思い通りに動かしたい人でね。
「●●大病院で秘書を探しているから面接を受けに行け。話は〇〇教授につけてあるから」と、ある日突然言い出したことがあります。
父は医者ではないんですけど当時病院に勤めていまして、そこにときどき来る大学病院の教授に「ウチにも娘がいるのですが」程度の立ち話をしたくらいで、もう「話をつけた」ことになってしまうんです。
私はそのとき、すでに就職して働いていたんですけど、親にしてみれば人様に自慢できる就職先じゃなかったようで、大学病院の秘書なら格好がつくと、まあ、こういう話なのでしょう。
その話を母にさせるんです。
「あんたが言うことを聞いてくれないと、お母さんがお父さんに苛められる」と。
母が涙ながらに言えば私が言うことをきくだろうと踏んだのでしょう。
こういう話は就職だけでなく、あらゆることに及びました。
付き合っている人がいるのに縁談を持ってきたりね。
そういえば「風呂が沸かしてない」で思い出したのですが、姉が赤ん坊のころに熱を出して母が病院へ連れていき、帰宅したら「ポットにお湯が沸かしてない」と言って父が怒ったという話を母から何度も聞かされました。
お湯くらい自分で沸かせよ、夫の愚痴を幼い娘に垂れ流すなよ。
夫婦そろって、ほんと未熟だな。
え?お母さんが可哀想ですって?
父にイジメられてなんかいませんよ。
憐みで人を支配するのが上手なだけです。
暴言や暴力で力づくの支配をするか、弱くて可哀想な自分を使って支配するか、その違いがあるだけで、ふたりとも自分の思い通りに私を支配したいということに関しては何ら変わらないんです。
私の話ばっかりずらずら書いてもつまらないので、「スカーレット」に話を戻しますと・・・
まあ、親が未熟ですと子どもが大人にならざるを得ないわけですが、親が親として存在しない家で育つ子は沢山我慢しなければいけません。
川原家の両親も喜美ちゃんだけでなく、直子ちゃんや百合子ちゃんにもベッタリと寄りかかり、搾取しまくっているわけですが、頼りにしているのは喜美ちゃんだけで、直子ちゃんは面白くないですよね。
当然のようにあてにするくせに、必要とされている感じがまるでないですからね。
「喜美子 喜美子うるさい。風呂も喜美子もまだや言うてるやろ。黙れ」
とキレるのも、仕方のない話です。
さて。
なぜ、このお父さんがこんなにもやりたい放題で、子どもの人生を自分の思い通りにコントロールしようとするのか?
人をコントロールしたい人って、どんな人なんでしょう?
・自分自身が支配されてきた。
人は誰かに支配された分だけ、誰かを支配したい気もちを持つようになります。
出会った頃のお父さんは「商家の丁稚奉公」だったとお母さんが言っていましたね。
商いを学ぶために働いていたのか、それとも口減らしのために追いやられたのかわかりませんが、もし後者なら親のために自分の人生を差し出したということでしょうから、同じことをわが子に繰り返してしまうかもしれません。
・ストレスでいっぱい
思い通りにならない人生でストレスを抱えると、人は自分よりも弱そうな人を支配したくなります。
・飲酒の影響
お酒を適量で止められないみたいですね、お父さん。
問題飲酒といっていいレベルなのかもしれません。
お酒に飲まれる人は、自分の飲酒欲求をコントロールできると思っています。
でも結局は
「おれはなぁ、一杯だけでやめられるんだぞ、バカヤローメ! 酒、もってこ~い!!」
みたいな感じで己の飲酒欲求に負け続け、泥酔することになるんです。
毎日が敗北です。
毎日が失敗です。
そして、そうは見えないだろうと思いますが、毎日が自己嫌悪です。
こんな負け続きの人生をひっくり返すために、誰かの人生をコントロールしたくなります。
誰かが自分のいう通りになれば、そのときだけ自分に力があるように感じられるから。
ほんのひととき、無力な自分を感じなくて済むんです。
だから誰かをコントロールしたくなるんですね。
ちなみに、酔いつぶれる自分に振り回される人を見ることでも、自分にパワーが感じられます。
「お父さん、もうやめて。飲まないで」
なんて泣いたり、怒ったりする家族がいると
「お!俺はこいつらの感情を振り回すことができるのか!すげぇじゃん、俺!!」
って勘違いしちゃうんです。
だからまた飲む。
その繰り返しです。
そんなオヤジのいる家に婿に入りたいなんていう人は滅多にいないということに、本人はたぶん気づけません。
●これ、おススメ▼
夫婦関係リブート(再起動)計画
で?リブートって何すか?
【ふぃ~めぇる・みしまからのお知らせ】
定休日が土曜日になりました。
事務局の営業は午前中のみとさせていただきます。
午後にいただいたお問い合わせへの返答は、翌営業日の午前中にさせていただきます。
振込み確認は、午前中のみとなりますので、午後に着金した分の確認は翌営業日になります。
尚、カウンセリングは通常通りのスケジュールで返信しています。
返信スケジュールはコチラ
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 中西由里 でした
■ おしらせ ■
自宅でこっそりカウンセリングが受けられます
(営業時間:9:00~18:00 ・ 定休日:土曜日 )
●ペットロスのお悩みはこちら
●海外からのお申込みはコチラ
●メディア取材実績
メルマガ ” 読んで鍛える「夫婦の絆」と「離婚テク」 ” まぐまぐで配信中です。
メルマガ登録はこちらから
自宅でこっそりカウンセリングが受けられます
(営業時間:9:00~18:00 ・ 定休日:土曜日 )
●ペットロスのお悩みはこちら
●海外からのお申込みはコチラ
●メディア取材実績
メルマガ ” 読んで鍛える「夫婦の絆」と「離婚テク」 ” まぐまぐで配信中です。
メルマガ登録はこちらから