dramatique
2017年12月23日(土)、映画美学校映画祭にて、新作映画『OLFACTOZONE』の完成上映が無事終了しました。ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました!
“謎に包まれた感覚器官・嗅覚をめぐる旅のようなSF的ドキュメンタリー”の今後を、これからも応援していただけますと幸いです☆

(予告編)
https://www.youtube.com/watch?v=eRG-yYsuPes&t=64s
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ZINEのイベントとマンゴーのかき氷

 

暑いですねえ… 
本心は出かけたくないし、すでにバテバテなのだけれど、用事があるから(キャンセルするかどうかを決断するエネルギーにも欠けている)自分を奮い立たせて出かけるのだったにひひ

昨日はZINEイベントのお店番もした。


あちこちへ出向いたりすると、失礼なことを言われたりされたりもする。「犬も歩けば棒に当たる」とはよく言ったもんだ。


お店番のもう1人とおしゃべりしていた時にかき氷の話題が出てから、妙にかき氷を食べたくなってしまったので、今日は塩屋のryu cafeへマンゴーwithパッションフルーツかき氷を食べに行った。



台湾ムード満々の店内の、明るいタイル張りのコーナーで食べることに決定。



ひとまわり小さいサイズにして、温かい台湾茶を付けてもらった。



熟れた果肉の甘酸っぱい風味とふわふわの氷がしっとりと口の中に広がっていく。
そして、酷暑に痛めつけられた心身を癒してくれる。

そんな2024年の夏。

いよいよパリ・オリンピックが始まる。

パリへ行きたいけど行けない人が擬似体験できる装置があるらしい。



機内そのもののようなセットでシートに腰かけて旅気分を味わうのだそうだ。



サービス内容をちゃんと見なかったのだけど、ただ飛行機に乗ってるような気分を味わうだけではなくて、オリンピック観戦とかもできたりするのだろうか?

こんなことをぼやいているうちに夜は更けて、開会式が迫って来るのであった。

(そのうち猫写真もアップする予定ネコねこへび黒猫

Bon Voyage★

『墓泥棒と失われた女神』

 

知り合いのヤングシネフィルが絶賛していたこともあり、『墓泥棒と失われた女神』を(珍しくも)初日に鑑賞@シネリーブル神戸。

私は出来損ないみたいな邦題よりも、原題の『La Chimera』でいいのになあと思う。

監督は『幸福なラザロ』を撮ったアリーチェ・ロルヴァケル。

(この劇場でヴェンダースのドキュメンタリー『アンゼルム“傷ついた世界”の芸術家』が少し前まで上映されていたのだけれど、レイトショーになってしまい(今の家は遅い時間に帰りたくないので)困ったなあと思っていたら、そうこうするうちにひっそり終映してしまったようで…残念)


80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサーは、紀元前に繁栄した古代エルトリア人の墓をなぜか発見できる特殊能力を持っている。墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々。ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を見つけたことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく…


ギリシャ神話「オルフェウスとエウリュディケ」を想起させながら、あらゆる既成概念を自由自在に飛び越えて描かれるマジックリアリズムにして、愛と幻想に捉えられた男の幻想譚。


↑適当に作品情報を短縮&まとめてみたにひひ



高評価だった『幸福なラザロ』を気に入ったジョシュ・オコナーが自ら監督にラブコールしたことで、本作の主演も決まったらしく、いかにこの作品が期待されていたかがわかる。ヤングシネフィルが偏愛する気持ちもわかる。


すごく豊かな作品だと思うし、ラストではキュンとなってしまった。複数の撮影ツールが融合したこだわりも心憎い。しかも根底にはロマンティックな要素が漂っている。堪能しがいのある作品だ。


それなのに、私はすぐにでも感想を書こうという気分にならなかった。それはなぜなのだろう、と思う。


私のコンディション(お疲れ気味でエネルギー不足だった)が影響したのかもだけど、様々な要素を背負って続くペースが、その日の私にはちょっとしんどかったのかもしれない。


調子が良い時に、もう一度ゆったり見直したい。




La Chimera


監督:アリーチェ・ロルヴァケル
出演:ジョシュ・オコナー、イザベラ・ロッセリーニ、アルバ・ロルヴァケル、カロル・ドゥアルテ、ヴィンチェンツォ・ネモラート…

2023年/イタリア・フランス・スイス/131分



それにしても、暑すぎる。


Bon Voyage★

【追記あり】ZINEの展示イベントに参加しています

 

実は、金曜日に1本映画を観たのだけれど、それについて書く前に、最近ずっと取り組んでいたZINEのお披露目展示会が、武庫之荘のDIY BOOKSで開催されているので、その件について。

7/20から27の13時〜18時。
初日はもう終わっちゃったけど、27日までに武庫之荘に来られる方はぜひ!

色々なZINEとの出会いが待っているのだからして


今回はA3を八つ折りにした16ページ仕立てで、開きながら読んでいく感じ。壁新聞みたいな気分で写真やスケッチも盛り込んでいった。




まず開くと…



どんどん続くのであった。


さて、

映画については明日書くとして、

東京じゃないとダメダメな話を1つ。
Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下で限定販売されたMUBI発行の映画雑誌「Notebook」1〜5が早速売り切れたらしいのだけど、ヤングシネフィルがこぞって並んだという話を聞き、たぶん東京にいたら私も並んだかもしれなくて(ヤングシネフィルではないがにひひ)、それが今はできないのだなあとしみじみ実感している。

オンライン販売してくれるわけではなくて、劇場販売オンリー。こういう不便さがこれからのキーかもしれない。

…素敵な日曜日を…

Bon Voyage★

本日のブック部:西東三鬼『神戸・続神戸』

 

暑い…
心底暑い…
そんな猛暑の最中、行きつけの舫書店でまずはレベッカ・ブラウンの『体の贈り物』を手元に置いてコーヒーを味わっていた私に、店主が「西東三鬼の『神戸』はもう読まれましたか?」と話しかけてきたのだった。

もちろんレベッカ・ブラウンだって私らしいセレクトなのだろうけど、おそらく神戸に移り住んでからこの書店にちょくちょく顔を出す私と語り合ううちに、ふと西東三鬼の本が閃いたのだろう。

このように、書店がカウンセリングの役割を果たすことがある。



恥ずかしながら、名前だけは知っていてもちゃんと読んだことがなかった氏の本をぱらりとめくった瞬間、すっかり掴まれてしまった。

それは、こんな書き出しで始まる。
「昭和十七年の冬、私は単身、東京の何もかもから脱走した。そして、ある日の夕方、神戸の坂道を下りていた。街の背後の山へ吹き上げて来る海風は寒かったが、私は私自身の東京の歴史から解放されたことで、胸ふくらむ思いであった。その晩のうちに是非、手頃なアパートを探さねばならない。東京の経験では、バーに行けばかならずアパート住いの女がいる筈である。私は外套の襟を立てて、ゆっくり坂を下りて行った。…」

西東三鬼のプロフィールがまた凄い。



只者ではない。




今夜はこの辺で。


Bon Voyage★

祇園祭に行きたい

 

祇園祭まっさかりの京都へ行きたいのだけれど、今、ZINEの作業から手を離せないのと暑さとで、youtubeのライブ配信を流している(大リーグより祇園祭を取る)にひひ







何年か前に間近で見た時も思ったけれど(その時は黒づくめのクールな部隊だった)、とにかくカッコいい。

やはり京都は何かが違う。


祇園祭自体は7月いっぱいやっているので、どこかのタイミングで行きたいな。


そんなわけで、取り急ぎ。

Bon Voyage★

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