※石原 莞爾(いしわら かんじ[注 1]、1889年(明治22年)1月18日〈戸籍の上では17日〉 - 1949年(昭和24年)8月15日)は、日本の陸軍軍人、軍事思想家。『世界最終戦論』で知られ、関東軍で板垣征四郎らとともに柳条湖事件や満州事変を起こした首謀者。
先の大戦のとき、関東軍の将軍であった石原莞爾は、このように言いました。「世界は戦争が進み、最終戦争が行われるときがくる。最終戦争で誰が勝つのか?」と言ったのです。
石原莞爾は、最高の天才です。「俺ならばこんな下手な戦争はしない」と言って、東条英機とぶつかったのです。東条英機の蚤取り眼では、天才石原莞爾の思想は見抜けなかったのです。
世界は、最終戦争がくるのです。「この戦争を最終戦争にしたい」と石原莞爾は言ったのです。それには勝たなければいけません。なぜ、日本は戦争に負けたのでしょうか? それは、バカだから戦争に負けたのです。
今では、「先の大戦は、勝てた」ということがわかっています。日本は終戦時に一万機の航空機をもっていて、400万人の軍人がいたのです。負けるわけがありません。
すべてでたらめだったのです。戦争に負けた原因は、いろいろと言われています。陸軍と海軍の仲がわるかったのです。お互いに協力しません。海軍は海軍の船を造り、飛行機を造り、陸軍は独自の飛行機を造り、「俺のほうが優れている」とお互いに言い合っていたのです。そんなバカなことばかりやっていたのです。薄らとんかちです。
一番大事なことは、「戦争に勝つ」ということです。それが勝てなかったのです。だから、負けたのです。
一般の仕事でもそうです。自分で飯が食えるようになって、初めて一人前の仕事ができたと言えるのです。飯が食えなければ、そんなものは仕事の真似です。そんなものは、仕事ではありません。
人よりも優越しないと飯は食えません。「あそこの焼き芋屋は美味い」「あそこのラーメン屋は美味い」「あそこのうどんが美味い」というお店は、何が違うのでしょうか? 人から「美味しい」と言われて流行っているお店は、それなりに研鑽も積んでいるし、「俺は、プロだ」という自覚があるのです。
素人が「ラーメン屋を始めよう」と思っても、うまくいきません。3年も店をやっていたら、プロになれるのです。何年やってもプロになれない人は、考え方が抜けているのです。
議員でも落選したら、プロではありません。「もう、いらないよ」と思われてしまうから、落選するのです。最初は、登用されます。有権者は興味を持つのですが、何もできないと「この人は、全然だめだ」と思われたら絶対に当選しません。
何でもそうです。飯が食えるようになったら一人前です。飯が食えなければプロではありません。そのような自覚をもって、仕事をやるのです。前からこれも教えているのです。
みんな、プロになる前、もう一歩のところで足踏みをしてしまうのです。油断してしまうのです。だから、上に伸びられないのです。プロは、人よりも一歩抜きんでて、初めてプロになるのです。
このようなことを考えていくと、石原莞爾の言っていることは、非常に参考になります。また、それに新たに加えなければいけません。
世界の最終戦争とは、人が死ぬことがなくなる戦争のことです。今は、だいぶ近づいてきています。まず、ドローン、無人機をコンピューターで操作します。レーザー兵器、レールガン、神の杖もあります。
すべての武器のデータをコンピューターに入力して、結論をはじきだしてしまえばよいのです。そうなると、戦争をする必要がありません。人が死ななくてよいのです。「ロシアは航空機を300機もっている、迎え撃つウクライナはどのような戦闘機があるのか?」ということは、コンピューターに入力できます。
コンピューター上での戦争ですから、何も人を殺す必要はありません。それが、「世界最終戦争」です。将棋と同じです。「戦争をするぞ」「待ってました、来てみろ」とお互いに持ち駒を動かしていくのです。王将を取られたら、ゲームは終わりです。
「私は負けたのですから、貴方の条件を聞きます」という政治交渉をすればよいのです。世界最終戦争は、そのような形になるのに違いありません。そこまでいくのには、もう一歩です。今のやり方をもう一歩進めるためには、人類の精神性を向上させなければいけません。
地雷など、邪悪な兵器です。地雷を踏むと足が吹っ飛ぶのです。ふっとんだ足は、元には戻りません。ミサイルが人体にあたったら、人体は粉々です。そのようなむごい殺し方で何十万人も死んでいるのです。そんなことをいつまでやっているのでしょうか? こんなことをやっているのは、野蛮人です。
原爆戦になると、ボタンを押せば原爆がすっ飛んでいき、何十万人が死ぬのです。「東京は、原爆を何発落とせばなくなるのか?」、ということは、すぐにわかるのです。実際にはやりません。ゲームでやるのです。「東京はもう壊滅です、これ以上やらないでください。もう勝負がつきました」でゲーム終了です。
「日本はこのような戦争をやります。敵国は原爆を使います。敵国の勝ちです」、これでゲーム終了です。そのようになってもらいたいでしょう。最終戦争では、そうなるのです。
人類は、最終戦争にどんどん近づいているのです。そのような発想を皆が持たなければいけません。これで勝負は終わりです。将棋は勝敗が決まっても、だれも死にません。
世界最終戦争は、そうなってしまうのです。それには、もう一歩、人類の精神性が向上しなければいけません。もう一歩、精神が向上すれば、人間をぶっ殺して喜ぶような野蛮人ではなくなるのです。
ロシアは、ウクライナの病院をぶっ壊したり、市民が住んでいる家を攻撃したり、インフラを攻撃しているのです。まさに野蛮人です。これから本格的な冬になるというのに、ウクライナの人たちは、暖房もない、明かりもない真っ暗な地下で生活しているのです。
このバカさ加減に気が付きなさい! 人間の命を何だと思っているのでしょうか? コンピューターで戦争の勝敗が決まり、実際に殺し合いをしなくなることが、発達した文明人ということです。戦争がしたいならば、早くコンピューター上でやりなさい!
ヤクザの抗争でも死者200名、負傷者600名などと言っているのです。それは、縄張りの争いです。そんな争いは、コンピューターで勝負がついてしまいます。「子分が何人いるのか、武器は何をもっているのか?」ということで、勝負はついてしまうのです。いちいち、殺し合いをする必要はありません。
そのように人類を導いていくことが、人類の指導者というものです。殺し合いをする戦争など、ばかばかしい行為です。ロシアのウクライナ侵略では、まだまだ犠牲者が続くのです。僕が言っているコンピューターでの戦争が、最終戦争です。
プーチンは「原爆を使う」と言い出しているのです。最終戦争をして、終わりにするのです。あとの戦争は、ゲームにすればよいのです。
そんなに戦争がしたいのでしょうか? 「では、ゲームで戦争をやりなさい」ということになるのです。人類は一歩も進歩していません。怒り、わがまま、怨念、「人を殺したい」という欲望は、人間が野獣である証明です。
もう少し、人間性が向上すれば、このようなことはなくなるのです。そして、初めて「共存」ということがわかってくるのです。「自分と意見が違う」と思っても、殺し合いをする必要はありません。
そのように皆が思えばよいのです。「我々は、そのような人たちには関わり合いをもたないのですから、無関係でやりましょう」と思えばよいのです。そうすれば共存することができるのです。そのように思えば、人間性が向上するのですが、そのようなことは、誰も言いません。「世界最終戦争で、人類が滅びる」ということを言って恐怖を煽るのです。(②に続く)
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