虎ノ門ニュース、放送終了! ① | 中杉 弘の徒然日記

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虎ノ門ニュース、放送終了! ①

 

 虎ノ門ニュースを見ていたら、とんでもない話が出ていました。今まではGDPの1%で防衛費の予算でやってきたのです。世界の国では、GDPの2%の予算が標準です。GDPとは、国民総生産の指数です。

 どんな国でも2%は、防衛費に充てているのです。日本は1%の防衛予算です。1%と言っても国が大きいから、相当な予算になるのですが、今度は2%に伸ばそうとしているのです。簡単に言うと、日本の防衛費が2倍になるということです。

 今までの防衛予算が5兆円だと、10兆円の防衛予算になるのです。ところが妙なことを言うのです。「5年間かけて、防衛費を増やしていきましょう」と言っているのです。

 国防に関することは最優先です。直ちに予算を組んで、早くやらなければいけません。5年先など、どうなるのかわかりません。「5年間かけて防衛費を伸ばしていきましょう」などと言う、のんびりした話ではありません。

 岸田内閣は、とんでもないことをやっています。それは、予算の付け替えです。「防衛費を増やします」と言いながら、海上保安庁の予算を防衛省に付け替えているのです。海上保安庁の予算は、大したことはありません。年間、3千億円の予算です。

 ところが、海上保安庁法は、以下のように決められています。

「第二十五条 この法律のいかなる規定も海上保安庁又はその職員が軍隊として組織され、訓練され、又は軍隊の機能を営むことを認めるものとこれを解釈してはならない。」

海上保安庁法では、「軍隊の代わりにはならない」というのです。

外国では、沿岸警備隊( Coast guardと言って、軍隊と同じ待遇です。海上保安庁は、軍隊では使えないのです。そのように書いてあるのです。

 どうやって、それを防衛省に組み入れるというのでしょうか? 何処の国でも海上保安庁の組織は、軍隊と同じです。

具体的な話では、「中国の大型巡視船は射程10キロの3インチ(76ミリ)砲1門を装備している。日本の大型巡視船はそれに匹敵するスウェーデン製の40ミリ機関砲2門と20ミリ機関砲2門を装備している。40ミリ機関砲の有効射程は10キロで、1分間に330発を発射できる。目標の動きを追って砲が自動的に目標に向かい、命中弾を浴びせ続ける火器管制システムもあるから、76ミリ砲1門の中国の超大型巡視船と優劣はつけがたい。」と言っています。

日本の海上保安庁の船は、アルミで造っているのです。アルミの船体は、弾が貫通してしまいます。中国の海警局の船体は鋼鉄です。軍艦を白く塗って、「海警局だ」と言っているのです。船体の中には、25ミリ砲を積んでいるのですから、海警局の船ではなくて軍艦そのものです。

 海上保安庁の船と、中国海警局の船が撃ちあいになっても自衛隊は、助けに行けません。弾の大きさが違うから海警局から弾を撃ってきたら、海上保安庁はアルミの船体ですから、すぐに沈められてしまいます。それは、怖いと思います。海上保安庁の予算は、それでも3千億円あるのです。

岸田内閣は、「防衛費を2倍にする」と言っている側から、「海上保安庁を防衛省に入れろ。これで、3千億円が浮いたぞ」と言っているのです。他の省庁の予算も、防衛省に付け替えているのです。

 それをやっていくと防衛予算は何も変わっていません。名目を防衛省に付け替えただけです。「今までは国土交通省の管轄だった海上保安庁を防衛省の管轄にする」ということです。すると、「防衛省の予算が3千億円増えました。研究所もつけます」とやっていくと、何も変わりません。それで国民を誤魔化せるとでも思っているのでしょうか? 財務省は妙なことをやります。

 何故、「防衛省の予算を増やす」という、単純明快なことがやれないのでしょうか? 海上保安庁法の第25条をぶち壊して、「海上保安庁は海上自衛隊と一緒の行動をとる。身分は海上保安官になる」と入れればよいのです。それをやらないで、防衛省に入れてどうするのでしょうか?

 そのようなことを見ていくと、日本の政治家、国家公務員とは何でしょうか? 結論は、バカなのです。ところが、バカのはずがありません。国家公務員は、良い大学を卒業しているのです。バカなわけがありません。何故、そんなことをやろうとするのでしょうか?

 答えは一つです。日本の国を亡ぼそうとしているのです。役人というものは、国を守るものです。ところが、防衛省に多くの予算を付け替えて、実際は何も変わりません。そんなことをよく考えつくものです。誤魔化しをして、「防衛費が増えた!」と言っているのです。上から下まで、みんな誤魔化しです。

もう一つ、財務省が考えていることがあります。それは、増税です。「軍隊をつくるとお金が余計にかかります。だから、増税しなければいけない。特別増税だ」ということを本気でやるらしいのです。この国はどうなってしまったのでしょうか?

 他の国は防衛費を2%出しているのです。日本だって5%くらい出してもよいでしょう。中国は、25%の防衛費を出しているのです。日本はたった1%です。それで国民を守ることができるのでしょうか? 

 そんなことでは日本は、外国から簡単に侵略されてしまいます。国民を守ることなどできません。外国は、どんどん防衛予算を増やしているのです。日本は1%という縛りをくれているのです。

防衛費を1%にすると自衛隊にしわ寄せがくるのです。「自衛隊はどのような節約をしているのか?」というと、トイレットペーパーは自分持ちです。可哀想です。軍人なのに「トイレットペーパーは自分で買ったものを使え」と言うのです。トイレに行く時には、自分のトイレットペーパーを持っていくのです。ふざけるものではありません! 国を守る自衛隊員に対して、この冷遇はあり得ません。官僚も、政治家もトイレットペーパーを自分持ちにしなさい!

 自衛隊の給料は、2倍にしなければいけません。虎ノ門ニュースで、井上和彦さんもそのように言っています。自衛隊員は、定員17万人のところ、5万人くらい足りないのです。それはそうです。「トイレットペーパーは自分持ちだ」などと言ったら、良い人が来るわけがありません。

 今、ロシアも、ウクライナも、傭兵を使っているのです。民間の株式会社が傭兵を抱えているのです。給料は100万円くらいです。傭兵は、雇われて命がなくなるかもしれません。100万円ないと、傭兵で戦争に行く人などいません。100万円出せば行くのです。

 今の自衛隊の給料は、2倍にするのが当然です。それも財務省がケチケチして出来ないのです。それでは、優秀な人材は集まりません。そのようなバカなことを政府も官僚もやっているのです。

我々国民は、監視していかなければいけません。「どうして、こんなバカなことが行われているのか?」というと、答えは一つです。日本の国を潰したいのです。政治家も、官僚もこの国を潰したいのです。(②に続く)

 

 

 

 

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