【社労士天声凡語】今回の選挙で議論してほしい「外国人問題」
こんにちは。選挙が始まって初めての週末。新聞各紙には序盤の情勢調査の結果が掲載されています。これが当たるとも当たらないとも分かりませんが、各陣営はきっと一喜一憂しているのだと思うと、実に罪作りな情報だと思います。今回各政党が挙げている公約や政策のなかで、これまでと趣を異にするのは「外国人問題」です。今までも話題に上ることがなかったわけではありませんが、ここまで前面に出ることはありませんでした。濃淡はありますが、概ね「良い外国人は来てもらっていいけど、そうでない人は困る」というところでは共通しているような気がします。しかしながらこんな都合のよい話はないはずです。一定数の受入をするのであれば、その中にはいろいろな人たちがいるのは当たり前で、それは日本人でも同じことが言えると思います。大切なのは、まず国としてどういう考えのもとでどれだけの受入を進めていくのかを明確に示し、それを円滑に進めるために、地域における条件整備を国が責任を持って進めることです。条件整備を地域に委ねているような現在のやり方では、そのうち破綻することが見えているのに、国は真剣に動こうとはしていません。こうしたいい加減なことを続けて被る不利益やコストについては、結局は国民が負わなければならないことになります。今までは争点にならなかった問題ですが、ここまで各党がとりあげるのであれば、この際、いい機会ですので議論を深めてほしいと思います。それに関連して思うのは、最近よく使われる「◯◯ファースト」という言葉。自分だけがよかったらそれでよいという主張が当たり前になるのは、空恐ろしい気がします。「アフターユー(After You)」(お先にどうぞ)と謙虚に構える姿勢も忘れないでほしいものです。今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。