こんにちは。

 

コメの流通を巡り農水大臣が毎年行っている作況指数の発表を辞めると言い出しました。


実態とかけ離れているという農家からの声に応えたものというのですが、実際にかい離があるかどうか明らかでない段階で、長年実施してきた調査を取りやめるという判断には疑問が残ります。


統計調査というのは、一時の思い付きで辞めてしまうほどほど軽いものではないと思うからです。

 

この話を聞いて思い出したのが、令和2年度社労士試験選択式の労働一般の問題です。


選択肢としてズラっと20の統計調査の名称が並んでいて、受験者が一瞬凍り付いた伝説の「奇問」と言われています。

 

私自身は4回目の受験でしたので、これと同じような「難問・奇問」にはそれまでも出会っていましたので、それほどの驚きはありませんでしたが、初学者の人は度肝を抜かれたことと思います。

 

今改めてそこに挙げられた統計調査名を見てみると、普段の社労士業務でもよくお目にかかるものも多く、受験時は唐突感を感じましたが、今となってはそれも感じることはありません。

 

統計調査には、毎年実施するものや定期的にするもの、抽出でやるものや悉皆で全部をやるものなど、その手法は様々で、すべてが実態を精密に反映しているとは限りません。


しかし、ある程度の誤差のなかで全体としての傾向を知るには十分であると思っています。

 

継続して実施する意義はそこにあるはずです。

 

それを知ってか知らずにか、さらに全国のおコメ屋さんの在庫量も調査するということです。


すべて調べる悉皆調査ということですが、そもそも自由流通となっているコメを一粒残らず把握することはさすがにムリだと思います。

 

だからこそ、統計の手法を使って合理的な方法で調査するのです。


このやり方は何だかかつて学校でやられていた「持ち物調査」の匂いがして、恐ろしい感じがしています。

 

今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。