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なごやんのBCL史(28)ムーミンの国から

 またヨーロッパの順番です。今回は北欧です。

【背景】
 北欧5か国と言いますが、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークがゲルマン系の国家であるのに対し、フィンランドはやや異なり、言語の上からはアジア系というか、"ウラル系"のフィン人が多数を占めています。公用語としてはフィンランド語とともにスウェーデン語も認められています。
 日本では「ムーミンの故郷」としても知られています。

 フィンランドは石器時代からの歴史がありますが、ひとつの国を作るということはなく、宗教的にもゆったりとしたまとまりしかありませんでした。

 フィンランドが周辺の混乱に巻き込まれるのは12世紀で、スウェーデンの「北方十字軍」と呼ばれるキリスト教徒の侵略を受けます。そして、この地域は長年にわたってスウェーデンの支配を受けることになりました。

 18世紀に入ると、対峙するロシアとスウェーデンの緩衝地帯としてフィンランドは微妙な綱渡りを演じることになります。ただ、フィンランドの立ち位置はスウェーデンに対して必ずしもポジティブではなく、ロシアに対してのファミリアリティーが強かったようです。

 そして19世紀初頭、フィンランドはその全域がロシアの影響下に置かれました。

 1917年、ソヴィエト社会主義革命が起き、帝政ロシアが崩壊すると、それまでロシア国内の「大公国」であったフィンランドは12月6日、独立を宣言し、ソ連邦に接近しました。
 一時は「社会主義労働者共和国」になったフィンランドでしたが、「右派」のマンネルヘイムにより「左派」が鎮圧され、1919年に新しい共和国憲法が制定されました。
マンネルヘイム

 その後、フィンランドは東西冷戦の中で西側に属しながらも親ソ的な政策でバランスを取り、北大西洋条約機構(NATO)にもヨーロッパ共同体(EC)にもワルシャワ条約機構にも参加しませんでした。
フィンランドの国章

 ECがEUになると、フィンランドは1994年に加盟しましたが、今のところ、依然としてNATOには加盟していません。(現政権は近い将来のNATO加盟を目論んでいるようですが。)

【ラジオ・フィンランド】
 そんなフィンランドに1926年に設立されたフィンランド放送協会(Yleisradio)があります。
 この放送局の国際放送はそう大規模ではなく、フィンランド語、スウェーデン語が中心で、英語、ロシア語を加えた4言語で主にヨーロッパ向けに行っていました。
 送信出力は250KWありましたので、日本でも比較的良好に聴くことができました。

 インターバルシグナルにはフィンランドの民謡(曲名不詳)が使われ、放送開始時には国歌が奏でられました。
ラジオ・フィンランド受信記録

 どこで情報を得たのか不明ですが、私は受信報告を放送局とDX同盟(DX-Alliance)へ送っています。
当時の日記(という名の備忘録)

 放送局からはもちろん受信証が送られてきました。
ラジオ・フィンランドの受信証

 それとともに、フィンランドDXクラブからもカードが届きました。同じ報告に対してですが。
フィンランドDXクラブからの受信証

 プログラム案内は結構地味で、淡々としていました。
プログラム

 それからしばらく・・・20年位・・・すると、受信証は発行しないという手紙が来ました。
ラジオ・フィンランドからの手紙

 オーディエンスカードはシリーズで出されたりしていましたが。
オーディエンスカード

 この局に関しては私は熱心な聴取者ではなく、あまり細かい情報は持ち合わせていません。

 というところで、次回はまたアジアです。

このシリーズのバックナンバーはここをご覧ください。

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フィンランドはサンタの国⇒

長かったー

第2ステージ 第5節 アウェー 大宮戦

大宮アルディージャ 1-2 アルビレックス新潟

 第2ステージ、ここまで4連敗の新潟はアウェーで大宮と対戦した。大宮は逆に4試合負けなしだ。

 試合はクロスみたいなボールを守田が見送るような形になりゴールインしてしまい、先制点を奪われた。今日も苦しい展開だ。

 しかし、もうこれ以上負けられない新潟の今日は違っていた。

 後半、ラファエル・シルバ野津田岳人が畳みかけるように得点し逆転した。

 岳人なんて、もっと早くからこういう姿を見せれば、バックアップメンバーとしてではなくリオへ行けたかもしれないのに・・・

 その後もしっかり集中して第2ステージ初勝利だ。

 なんか、久しぶりだ。久しぶり過ぎて妙に落ち着いている私だ。

 しかし、今日は新潟限定ビイル「風味爽快ニシテ」を飲むよ、これから。

 応援の皆さん、お疲れさまでした。

 ここから、ここからです。次節勝って、本当に「トンネル抜けた」と言おう。

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さあ行こうぜ、俺の新潟⇒

さあ、どうしよう

 一昨日、一通の手紙が届いていました。兵庫県立美術館からでした。
兵庫県美からの手紙

 開封すると、なんやら招待券が当選したとのことでした。
当選だって

 先月、兵庫県立美術館へ行った時にアンケートに答えていて、抽選に当たったのだそうです。

 私は美術館へ行くと、ほとんど毎回アンケートに答えます。ただ、招待券に当選したことはありません。まあ、ないものだと思い、時には匿名で書いていました。

 今回は当たり!だったようです(嬉)。

 ただ、その展覧会は藤田嗣治展なのです。
藤田嗣治展のリーフレットとチケット

 これ、先月に同じ企画が名古屋であって、既に行っているのです。

 これだけのために神戸へ行くのは・・・

 アルビレックス新潟のトップチームもレディースも神戸での試合は終わっちゃってるしぃ・・・

 レディースがカップ戦でBグループ1位になったとしても、8月27日の三木陸での試合が夜で、日帰りが難しいしぃ・・・

 そうかと言って、せっかくの招待券を無駄にしたくないしぃ・・・

 兵庫県美は私の好きな美術館トップ5に入るのだけどぉ・・・

 ムニャムニャムニャ

 嬉しく困りました。

 同時に送られてきたリーフレットの企画と替えてもらうことはできないでしょうし。
同封されていた他の企画

 さて、どうしましょう。

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なごやんのBCL史(27)珊瑚礁に囲まれて

 これまでのようにチンタラ書いていたのでは先の見通しが立たず、gdgd* になりますので、少し急ぎます。
 *gdgd:グダグダ(笑)

 今回のBCL史は第5回(実質第4回)、ラジオ・オーストラリア以来のオセアニアです。

【背景】
 南太平洋、オーストラリアの東にニューカレドニアという島国があります。最大の島「グランド・テール」とその周辺の島々からなり、マリンスポーツも盛んで、リゾート地も多く、日本からも多くの観光客が訪れます。この国の珊瑚礁は世界遺産に登録されています。
 ただ、この国は独立国ではなく、フランスの特別共同体として、実質的にはフランスに占領されている状態です。
ニューカレドニアの位置

 ニューカレドニアは自らが植民地でありながら、1961年まで更に東のワリスとフュテュナも管理していました。
ワリスとフュテュナ管轄時代の切手

 国鳥カグーはニューカレドニア特産種だそうです。
国鳥カグー

【ラジオ・ヌメア】
 首都のヌメアはグランド・テールにあり、そこにはフランス放送協会(ORTF)の海外局であるラジオ・ヌメアがありました。
 ラジオ・ヌメアの出力はわずか8KW(中波)、4KW(短波)と日本国内のローカル局以下でしたので、受信はとても困難でした。しかし、冬期にはなんとかキャッチできました。もちろん国際放送などはなく、フランス語によるローカル番組のみでしたので、聴くというより、まさになんとか聞こえるという状態でした。情報誌等によればQSA(信号強度、5点満点)4くらいのこともあったようです。
 私のログには何回かこの局の記録がありますが、受信機等技術に関することはともかく、放送内容の感想等を書くには至らず、受信報告は1度送っただけです。アナウンスでは「Ici Office de Radiodiffusion Télévision Française.」と言っていましたが、時折聞こえる「Radio Nouméa」と周波数を手掛かりに局を同定しました。
 ログによると、途中で5kHz上の周波数のVOAのQRM(妨害)を受けていたことがわかります。
ラジオ・ヌメアの受信記録

 それに対して送られてきたカードです。この局のベリカードは後にも先にもこれ1枚しか持っていません。私にとっては貴重な1枚です。
ラジオ・ヌメアの受信証

【そして今】
 1974年、親局のORTFが分割民営化され、ラジオ・ニューカレドニア(Radio Nouvelle-Calédonie)等、いくつかの変遷を経て、現在では「ニューカレドニア第1(Nouvelle-Calédonie 1re)となっているようです。

 というところで、次回、またヨーロッパです。北欧またはイベリアの予定ですが、予定はあくまで未定です。

BCL史の過去記事はこちらをご覧ください。

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泥沼ぽくないが4連敗

第2ステージ第4節 ホーム 仙台戦

アルビレックス新潟 1-2 ベガルタ仙台


 昨日は前々節同様、リアルタイムで試合を追うことができなかった。

 夜遅くになって知った結果は追い着いて突き放され・・・。

 今日になってダイジェスト映像を見ると、決定機を外したり、PKを外したりという前方の選手たちがいまひとつ冴えなかったようだ。

 新潟よりも下位の3チームは全て引き分けで勝ち点を1積んだ。

 これでセカンドステージ初っ端から4連敗だ。

 今、建て直さないとゆくゆく厳しいよ。

 美しい試合など不要だ。なにがなんでも勝ってほしい。

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それでもやっぱりアルビレックス!⇒