キモノとビーズの小粋なカンケイ
着付講師Kaikoとビーズ作家NAGOMI の小粋なコラボ。
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2019-01-24 12:23:37

Vol84『どのように生きたら』

テーマ:ブログ

『どのように生きたら』

 

 お稽古さんのおじいさまが亡くなった。

 葬儀から戻ってきた彼女のメールにいわく、

 おじいさまは、布団の上で座したまま、朝日を眺めながらの最期だったらしい。

 「我が祖父ながら、あっぱれな最期。親族皆明るい気持ちで葬儀を執り行うことができました。感謝しかありません!」。

 すごいなあ。涙がだーっと出た。

すごいなあ。朝の光に向かって昇っていったじいちゃん。あっぱれと孫に言わせるじいちゃん。残った人々に敬われ、感謝されるじいちゃん。心の底から羨ましい。

 どのように生きたら、そのような死を受け取れるのだろう。

 どのように生きたら、どのように生きたら。

 そんなの、分かるわけないのに、それなのに、愚かにも、そう思ってしまう。

 そのような、すぱりとした死を、どうか!と、愚かにも、願ってしまう。

 あー、ニンゲン(わたし)は困ったものです。今生きているということに感謝もしないで!

 

ビーズとキモノの小粋なカンケイ

kaikoのきもの便り 2018年師走の号

 

先に更新した2019年1月号が、一つ飛ばしのvol85だったこと、

お気づきでしょうか。

2018年をしまい忘れたので、ひと月戻ってvol84です!

昨年は「母のアメリカ行き」が叶い、私は父と実家、妹は母の案内と、

それぞれ大役?を果たした、忘れられない年になりました。

凝り性の妹、すごく素敵なアルバムを作りました。

母はこんな顔をする人だったのか!母自身も驚くような素敵な顔をして写っています。

遺影にする!だって(笑)。涙が出ちゃう。

戻ってくれば、ゲンジツは容赦のないところもあり、お年頃のわたしも、

東京に戻るやギックリ腰やらギックリ首やら、不調続出で消沈しておりましたが、

新年号でも登場したお姉さん(あこがれの先輩できものの友です!)が何かとお誘いくださるので、

きもので一緒に出かけてはお茶道具や絵画を楽しみ、きものときものの縁に守られているような気がしたものでした。

その中の一枚。師走のはじめでもこの紅葉!

 

これを、しまい忘れた2018年のベストショットに勝手に認定します!

そして、すぐに忘れてしまうけど、今生きていることに感謝します。

 

 

 

 

2019-01-24 11:06:56

Vol85『長春花』

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『長春花』

 

2019年のきもの始めは、山種美術館。

お正月らしい画がかかっている中に、松と薔薇という異色の取り合わせがあった。

この薔薇は中国原産で、1年中花をつけ、別名、長春花というらしい。

長春花!こつんと響くものがあった。

お稽古さんの手元に集まってきた古いきものたちの中に、必ず一つ二つ、薔薇柄の帯や

着尺があることを思い出したのである。

薔薇って、着られる季節が決まっていますか。

決まってこう聞かれ、4月から5月かなと答えていた。

でも、冬薔薇もあるものね。きものや帯の色、花の雰囲気で、冬にまとう薔薇もあるだろうし、花モチーフとして、季節に拘らずに着られる機会も多いと思う、などと、聞きかじったことを言うのであったが、洋花のイメージが強いせいか(厄介な棘もあるし)、この花を配するきものや帯へ関心があまり向かないのであった。

それが、新春に松と薔薇の画を見て、ふいに目が開かれるように、長春花、吉祥の花であったか、と合点がいき、薔薇が身近になったのである。

帰りにミュージアムショップに立ち寄って、何気なく『日本の伝統色』という本を手にしたら、開いたところが「長春色」!そう、先ほど見た長春花、薔薇の色なのであった。

その途端、思わず、あたり!と声が漏れてしまった。おみくじで大吉を引き当てたみたいな気持ち。

薔薇を長春花というものも知らぬなら、長春色が伝統色にあることも知らぬ。ちなみに、庚申薔薇という種類を長春花と呼ぶらしい。源氏物語に出てくるのもこの薔薇だとか。

明らかに勉強不足でありますが、年明けて、一つ賢くなった?のはいい気分。

長春花からこぼれた吉祥の予感に包まれて、ああ、いいきもの始めだった!と、単純に満足したのでした。

 

ビーズとキモノの小粋なカンケイ

Kaikoのきもの便り2019年1月号

 

2019年最初のきものは、箒に松梅を散らした江戸小紋に袋帯(木屋太製)。

ご一緒したお姉さんと示し合わせて、地味にめでたく、お正月らしく。

偶然にも、右下の葡萄茶が『長春色』に近かった!

お慕いするお姉さんは光沢ある木枯茶の無地紬に同色の有職の帯を。

白の帯締めが清浄な印象、お見せできずザンネンですが。。。

今年もやっぱりきものにたすけられて過ごすことになると思います。

皆様にも、きものと仲良く、うれしい1年になりますように。

 

 

 

 

 

2018-10-14 14:39:33

vol83『祈願』

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『祈願』

 

 祈願、いや、悲願である。

母を、外国の旅に出す!それが叶うところまであと4日。

祈願、悲願、と騒ぐほどのことか、と思われるかもしれないが、少なくとも、わたしにはそうなのである。

 母を送り出した足で、わたしは実家へ。

父とふたりの約2週間。つとまるかしら。不安でいっぱい。

 ところが、不安に拍車をかける事態が発生。

父とふたりのはずが、ふたりと2匹で留守番することになってしまった。

 なに?なぜ?どうして?

 父が母の承諾も得ずに、子猫を二匹もらってきてしまった。

世話もしないくせに。猫嫌いだったくせに。

 家族は騒然。家の中もニャンプロ(猫プロレス)で騒然。

もらってきてしまったものはしょうがない、当然、母はさらに忙しくなった。

 わざとか、おとん?おかんの気を引こうとしてないか?旅に出るのを引き留めようとしてないか(笑)?

 否、それだけでもあるまいよ。父にも止まれぬ衝動があったのかもしれない。

 生き物のぬくもりへの、小さきもののかわいらしさへの。

 子猫をめぐって、父と母の喧嘩が増えた。笑いも、増えた・・・ようだけど。

 家族とは、かくも複雑怪奇。

 ともかく、まずは、この祈願が成就することを・・・!!!そのためにも、ガンバレ、自分!

 

ビーズとキモノの小粋なカンケイ

~kaikoのきもの便り10月号~

10月3日、半年ぶりにきもの仲間(美しい先輩でもあります)と美術館へ。

珍しく、色無地に秋草と源氏車の袋帯など締めて。

先輩の夕方からの予定に合わせて、おめかしした次第。

普段は木綿や紬ばかりなので、ハズカシイ。

でも、何やら、女らしい華やぎも胸に兆して・・・

きものって不思議。

お見せできないのが残念ですが、

先輩は、蝋叩きに秋草が描かれた訪問着に

すくい(という技法)の帯を締めて、それは美しかったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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