「鎌倉殿の13人」以来、坂東彌十郎の活躍が止まらない。
今期は、「銀河の一票」と「夫婦別姓刑事」
更に朝ドラにまで出ている。
大河以前だって映像作品に出ていないわけではないが
なぜ、突然ここまでの売れっ子になったのかといえば
やっぱり「鎌倉殿の13人」なのである。
三谷幸喜は、1年を通して
坂東彌十郎という役者の説明書を提示してみせたのだ。
こうやって使うんですよ…って。
前半は、田舎の気の良いお父さん。
中盤は、権力争いの中で見せる強面と凄み。
そして終盤では、政治に敗れ去る哀愁と人間臭さ。
高圧的な親分も出来れば
こそこそ悪事に手を染める小物もできる。
この振れ幅の大きさこそ
坂東彌十郎という役者の真骨頂である。
制作側は、大河を通して
坂東彌十郎の使い方を認識したのだ。
三谷幸喜との出会いは、2019年の「三谷かぶき」。
たった一人との出会いが
坂東彌十郎のキャリアを大きく変えてしまった。