1238) 2024年3月改正後には見れなくなる光景・列車を集めてみました(千葉管内) | 千葉の鉄道、そして Now & Then

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の続きです。

 

①今回改正(改訂?)の一番の出来事は 255系の定期特急からの引退でしょう。

 某報道機関が千葉支社に問い合わせたところ、「定期運用からは撤退しますが、一部編成を残し、何らかの形で活用する方向で検討しています」とのこと。

  ソース↓

今後どうなる? 最古参の房総特急車両 来春ダイヤ改正で定期運用から撤退 | 乗りものニュース (trafficnews.jp)

 全車指定席化の対応は しているはずがありませんので、幸運にも今後使われるとしても 団体専用のツアー用か。きわめて可能性がうすいですが、最繁忙期に 多客臨で走ることがあるのかどうか? まずないでしょうねえ。

 九州、四国、西日本のように コンセプトを確立させて1本だけ観光列車に仕立てられればおもしろいんだけど。ニューなのはなの後継みたく。

 

 もし団体専用となると9両やグリーン車は不要。4号車サロ255や5号車サハ254、6号車サハ255が抜き取られるという目撃情報があれば それはゆくゆくは団臨用に活用されるというサインなのでしょう。

 サイン といえば、「ビューわかしお」「ビューさざなみ」号復活という 一日限りのツアー列車が 今年2月に実施されたことと、255系が両国➡佐原➡鹿島神宮➡佐原➡銚子、と走り、香取~松岸間に初入線したツアー実施は、引退へのフラグとなっていたのでした。

 

 ↓画像は、成田臨で佐倉~成田間に入線したときのもの。

 

 2017.1.5 佐倉~酒々井(本佐倉)で。

 和田浦→館山→木更津→黒砂(信)→成田、と走った県内成田臨。9160M~9461M。

 参照➡876)の記事879)の記事

 

 同日、成田から佐倉への回送。回9461M。

 

 折り返しで復路の運用に就くまでのインターバルには、佐倉の電留に停めおかれていました。

 バックの209系は、留置ではなく総武本線下り銚子行き、12:36。

 

②消えるもの・・関連して「特急の自由席」

 これで、数分前まで決めないまま、やってきたのが特急なら急に気軽に乗る、という房総特急で多かったといわれる慣習がなくなります。

 駅ホームで急に考えが変わって すいっと特急自由席に乗って車内で特急券を購入、というのは激減するのでしょう。当局はこういう乗客を(発券の手間を減らすため)排除したいのでしょう。乗車率は落ちるでしょうね。

 

③消えるもの・・E257系の10両編成

 

 2015.8.20 10:13 55Mわかしお5号 東京10:00→11:55安房鴨川 

 NB-06+MN-18→安房鴨川方  

 市川塩浜で。

 

 55M後追い

 通勤路線を高速通過する10両特急は迫力があり 魅力でした。

 

④ 上総一ノ宮での分割併合作業。現在分割は下りで11:02から、20:05から、の2回。併合は16:24から、17:31から、20:33からの3回行われています。特に長かった上りでの7分停車も消えます。

 

⑤ NEX専用のエクステリア。

 大きな文字と飛行機デザインとはお別れ。

 ここを通る12両編成は健在。逆に、数年前には 東京~成田空港間でも単独6両編成が数本ありましたが、今ではありません。将来はまたありうるかも。

 

 

 

 2012.10.9 と10.10 に それぞれ外房線➡内房線 と房総一周の試運転を行った259系Ne-022編成。安房天津~安房鴨川で。

 この頃から 横須賀線~総武快速線~成田空港線以外の運転も 視野には入っていたのかも?しかし実現したのは、内房線 外房線ではなく、銚子発着でした。線区別に整理ということと、グリーン車の過去の実績がそうさせたのかも。

 

 

 

 

 竹岡~上総湊。

 

⑥ 消えるもの・・京葉線の「通勤快速」および 日中以外の「快速」

 京葉線の快速運転大幅縮小はまことに残念。これについては熊谷県知事・千葉市長らも苦言を呈し、当局に申し入れたとか。

 当局は何を考えておるんかねえ?!総武線の混雑を減らすために京葉線のバイパス機能、外房・内房線への速達直通化を図るのではなかったの?

 関連して、日中以外の蘇我以南(外房線)および終日内房線でのE233の快速・通快表示も消えます。

 

⑦ 消えるもの・・関連して、上総一ノ宮~勝浦間のE233系

 勝浦乗り入れは、遠く 総武快速線時代から続いていたいわば伝統。1980年代からのものと思います。113'系→京葉線103系分割編成→同201系分割編成→同E233分割編成 とそのバトンは受け継がれてきましたが、とうとう消滅。誉田駅での分割併合は残ります。

 

⑧ 消えるもの・・船橋駅を爆走通過の「しおさい」

 

⑨ 消えるもの・・秋葉原・津田沼に停車する「新宿わかしお」「新宿さざなみ」

 特に、秋葉原は需要があるはずなのに何故かすべて通過へ。

 おそらくこれは、最繁忙期に同列車を10両運転に増結する可能性を残したものではないか?と思います。E231等の10両は秋葉原にいつも停車していますが、E257-500は先頭車が少し長いので、過走余裕距離を考慮すると停車できません。ドア位置でみると停車できそうですが、無理に停車でダイヤを組むと、運転士氏に 過走のリスクがあり極度のプレッシャーとなるのでしょう。