加納莞蕾(かんらい)と出会って   加納美術館へ | nagarenotokiのブログ

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四季折々、自然の姿に感じること

 
 
どこまでも 青空が広がる
早春の日曜日
今日こそ 春を感じながら
ドライブをして 加納美術館を訪ねよう
 
その美術館は 広瀬町布部(ふべ)にある
開館してから もう20年にもなるという
なのに 私はまだ 
一度も足を 踏み入れたことがない
 
 
3年前 どじょっこテレビを設置してから
その美術館が 平和のために尽力した
画家 加納莞蕾(かんらい)を記念して
建てられた美術館と知る
 
 
 
 
広瀬の街を過ぎ 山間部に向かう
さすがにもう 雪はない
川辺には 紅梅が花開く
 
加納美術館に到着すると
大きな笛や太鼓の音
美術館横の布部公民館で
石見神楽をしていた
興味はあったが 美術館に入る
 
 
館内には 私以外に誰も客はいない
1人で ゆっくりと見て回る
特に見たかったのは
加納莞蕾の作品だった
油絵 墨絵 書 
どれも すばらしいと感じた
 
 
                              ( 絵葉書より)
加納莞蕾は 画家である一方  
偉大な功績を遺した人である
戦後 フィリピンで戦犯として収容されていた
108名の釈放助命のために
尽力した人物なのである
 
そして 108名の命は救われた
そこには 4人の妻娘の命を
日本軍に奪われた キリノフィリピン大統領の
大きな葛藤を越えて
「赦し難きを赦す」心境にさせた
莞蕾の魂を込めた嘆願書があった
 
 
加納莞蕾も キリノ大統領も
人類愛に満ち 心から
平和を願った人なのだと思った
感動で 胸が一杯になった
 
                    加納莞蕾とキリノ大統領
 
自分のためではなく 人のために
捨て身となって 働いた莞蕾
彼の偉業は もっと広く知られるべきだと思った
そして安来に こんな凄い人物がいたことを
誇りに感じた
私も莞蕾を知ったからには
もっと心に 愛の灯をともさなければ
 
美術館を出ても 神楽の音は響いていた
加納美術館の神英雄館長に
誘われるままに 神楽会場に入る
 
 
一歩会場に入った所に
莞蕾の娘さんの 加納佳世子名誉館長がいらっしゃった
美術館で感動したことを 
伝えることが出来て良かった
 
また 加納美術館を訪ねよう
こんなにも 愛深く
いのちを生き切った人が暮らした
布部という 美しい山合いの地を
 
加納美術館 庭園
 
 
 
3月 夫と共に再び加納美術館を訪れました。

http://ameblo.jp/nagarenotoki/entry-12261549349.html

 

初夏にも訪れました。

http://ameblo.jp/nagarenotoki/entry-12280252227.html

 

夏にも訪れました。

https://ameblo.jp/nagarenotoki/entry-12295584805.html

 

秋 平和のつどいが行われました。

https://ameblo.jp/nagarenotoki/entry-12316040199.html

 

孫を連れて行きました。

https://ameblo.jp/nagarenotoki/entry-12394034809.html