去りゆく冬と 来る春と | nagarenotokiのブログ

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四季折々、自然の姿に感じること

 
 
久しぶりに実家に行く
今年も梅の花が
見事に咲き香る
2月半ばの豪雪で
幹から 無残に折れた木もある
地に身を倒したまま 花は満開
命輝かせて 春到来を告げている
 



梅のそばには
冬枯れの芭蕉
まるで 残骸のような
姿となっても
たくましく生き続ける芭蕉
 
 
 
今 春が来て
居場所をなくした
芭蕉たちは
風に吹かれて
大きな手を振りながら
去っていくようだ
まるで 冬の化身のように
 
 
「芭蕉の四季」