5月16日 土曜日 快晴
夫と私は 鳥取の浦富海岸にいた
ここは 昨年亡くなったかけがえのない人のふるさと
そして その人の遺骨が
眠っている海
河原清夫さん 享年73歳
河原さんとは 新聞を通じて知り合った
平和をこよなく求め 人はみな平等であることを
亡くなるまで 訴え続けた
身をもって 教えてくださった二人といない人
アイヌの人々が いかに虐げられ
今も 差別が続いていると
教えてくださったのも 河原さんだった
アイヌの人を招いての学習会に
誘っていただき 楽しいひとときを
過ごしたこともある
いただいた何冊かの自著
それは河原さんの最後のメッセージだった
長年 教師をされていた河原さんは
私にとっても 人生の師となった
港を出て 外海に向かう
陽射しは強いが 風は爽やかだ
世界ジオパークに認定された
ダイナミックなリアス式海岸
海の色が すばらしい
珍しい形の島々 洞門
そして 遥かな水平線
河原さんは 少年の頃から
この海に潜り サザエを捕ったと言う
不公平な事を嫌い
すべての人が 幸せに生きられる世の中を
いつも 願っていた河原さん
河原さんからいただいた教えは
数え切れない
この海に来て
あふれるように
河原さんとの交流を思い出した
あの愛嬌のある 笑顔とともに




