「なぜ」からはじめる〜キング牧師の場合
「なぜ」からはじめる〜ライト兄弟の場合
「なぜ」からはじめる
“WHY”から始める
サイモン・シネック氏が提唱した「ゴールデン・サークル」は、円の中心から始まり、すべてが“WHY”から始まるとしています。円の中心には“WHY”があり、そこから円の外側に向かって“HOW”→“WHAT”へと続きます。
■WHAT:
組織のリーダーは、自分の行動(WHAT)について明確に分かっています。
■HOW:
ある程度の組織のリーダーは、他とは異なる方法、より良い方法(HOW)を理解しています。
■WHY:
自分が今行っていることの理由(WHY)を明言できる組織やリーダーはそんなにはいません。
氏は、多くの組織やリーダーが、円の外側から内側に向かう順番で、つまり“WHAT”→“HOW”→“WHY”の順番で考え、行動し、コミュニケーションを図っていると言い、一方で、傑出した組織やリーダーは、円の内側から外側へと向かう順番で考え、行動し、コミュニケーションを図っていると言います。
アップル社はどのように伝えているか?
氏はここで、世界的なコンピューター企業であるアップル社のマーケティングメッセージを例にとってこのことを説明しています。
●一般的な企業の場合
私たちは、素晴らしいコンピューターをつくっています。(WHAT)
美しいデザイン、シンプルな操作方法、取り扱いも簡単。(HOW)
一台、いかがですか?
●アップル社の場合
現状に挑戦し、他者とは異なる考え方をする、それが私たちの信条です。(WHY)
製品を美しくデザインし、操作方法をシンプルにし、取り扱いを簡単にすることで、私たちは現状に挑戦しています。(HOW)
その結果、素晴らしいコンピューターが誕生しました。(WHAT)
一台、いかがですか?
一般企業のほうは、うーん、売り込まれてるな、と遠慮したくなりますが、アップル社の方は欲しくなりませんか?
日頃の職場や家庭でのコミュニケーションにおいても、「なぜ」私はこれをあなたに伝えたいのか、本質を掘り下げて伝える努力をせず、
これをやりなさい(What)。こうやればうまく行くよ(How)、などとお伝えしてきてしまっていたな、と感じました。
本質を掘り下げて、今後は「なぜ、これをあなたに言うのか」を伝えていきたいと思います。
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