
価値観を疑う
埼玉県幸手市の駅近に古家の出物があると知って行ってきました。
駅から3分の好立地で、近くに小学校や企業もあり、なかなか良いのではないか、と考えました。
埼玉県…
敬愛する経済評論家、森永卓郎氏も、「トカイナカ」(都会だけど田舎、というニュアンス?)と呼んで自宅を建てて住んでおられた、埼玉県…
関西在住の私にとっては、埼玉県は主役ではないとはいえ、大東京の奥座敷で首都の食や住を縁の下で支える味のある名脇役俳優、と言った好印象をもっておりました。
ただ、土地勘もないので、東京在住の大学の同級生らに埼玉県のイメージをグルLINEで訊ねてみたところ、
悪くはないけどー
埼玉もそこまで奥に行くとねー
そんなとこから通ってくる人私の周りで見たことないよー
人口減少するしかない地域、
そこで古家を買っても賃貸募集難しそう、そして売ることも出来なさそう…
とネガティブなご意見を多数賜りました。
そして、まだ観てないなら、映画「翔んで埼玉」を観るように、との課題をいただきました。
Amazonプライムで視聴できたので早速観て衝撃を受けました。
埼玉って一部(偏りあり?)から、こんなイメージなの…⁉️
ところで、先日アメリカの大御所、レディ.ガガが来日された際、
埼玉スーパーアリーナの公演にて、観客らに
Hallo,Tokyo(トウキョウよ、こんにちは)❣️
との呼びかけがあったそうです。
いや、東京ではなくて埼玉だよ、レディ…
と、聴衆の多くは感じたそうですが、
https://www.barks.jp/news/?id=1000079570
レディ.ガガほどのグローバルセレブから見たら、
埼玉も東京もさして大きな違いはない。
埼玉だ、東京だ、千葉だ、神奈川だ、などと狭い地域で格付けしあうより、
我々みんな同じ地球人![]()
という価値観で生きた方が生きやすそうに思います。
そして、埼玉県幸手の物件、購入決めました。
一軒家、駅近です。
5月以降賃貸募集をかけていきます。
ご興味ある方は、ご連絡お待ちしています。
聞きたくない 聞きたくない と2度言われたら その3
「会わない営業~だから売れる」の著者であり、ガチ勉強交流会である「陰キャ×自由が丘支部」の幹事もなさっている今野先生からは、
営業は、【盤面から入れ】と教えていただきました。
盤面とは、
顧客の置かれた状況
顧客の痛みとは何か
顧客が痛み解決のため試した解決策は何か
顧客は痛みをどのような言葉で表現しているか
私としては、家庭の平和の維持にも、この教えは大変有効であることを実体験として学びました。
どういうことか、ご説明します!
居並ぶ新卒生を差し置き、27歳で、就職先人気ランキング2位の人材紹介会社に見事就職を決められた今野先生は、
ある日、とある中小メーカーの社長の面談アポを取ろうとお電話をなさいました。
先方の社長は、明らかにめんどくさそうに、「今から2時間後に15分だけなら時間を作れるから、来れるなら来て。」と答えたそうです。
この時点で、この社長が気乗りしていないのは明らかですね。
今野先生は、もちろん、この社長の盤面を手に取るように理解していました。
顧客は、中小企業であり(置かれた状況)、採用が困難であることに痛みを感じているはずである(感じている痛み)。
なぜなら大企業と異なり、中小企業は、社名も商品も就活者に知られていないからである(一般消費者向けでなく、BtoBの商品が多いことも一因)。
顧客は、解決策として、りくなびやまいなびなどのプラットフォームをまずは試したはずである。
しかし、社名も商品も就活性に知られていない中小企業には、まず、応募は来なかったであろう。
次に顧客は、人材紹介会社に依頼したであろう。
しかし、人材紹介会社のビジネスモデルは、人材を企業に紹介し、内定したら、当該人材の年収の30%を獲得するというものである。
とすると、人材紹介会社は、同じ人材を中小企業ではなく、大企業に紹介しがちである。
なぜなら、大企業のほうが年収が高く、人材紹介会社の獲得利益も大きいからである。
おそらく、良い人材は、いずれも大企業に優先して紹介しているはずで、中小企業には、回さないであろう。
中小企業は、人材紹介会社からも良い人材の紹介を受けられず、痛みを感じているはずである。
最後に顧客は、ハローワークに求人を依頼したであろう。
ハローワークに求人を出せば、確かに面接の申し込みはある。
しかし、40代、50代の高齢者が多く、面接のドタキャンも多いはずである。
なぜなら、失業保険受給継続要件として、就職活動をしている実績が必要であるから、失業者らは失業保険受給継続を動機として、求職するつもりもないのに、中小企業に面接の申し込みをするからである。
したがって、ドタキャンが多く、求職者も高齢者が多い、とみる。
上記盤面を背景に、今野先生は、2時間後に見込み客である社長のもとに行きます。
社長は、受付まで出てきて、15分だけ付き合って、応接室にも通す気はなさそうな様子でした。
今野先生は、自己紹介なし、会社紹介なし、単刀直入に社長にこう切り出しました。
「20代の、真剣に就職先を探している若者15名に 無料で会える機会を提供できますが、ご興味ありますか?」
高齢者の面接ドタキャンにうんざりし、高額な求人広告掲載料や人材紹介登録料を支払っても面接すら来ない、という痛みに直面している社長にとって、このフレーズが刺さらないはず、ないですよね・・!
「何、その話。詳しく聞かせて・・!」となり、今野先生は応接室に招き入れられ、求人15社、20代求職者15名の面接会に無料参加した当該社長は、その場で、3名もの念願の20代の若手営業マン候補の人材を獲得し、
今野先生は、人材の年収の3割の3人分である270万円を売り上げたのでした。
家庭でこのような目覚ましい成果をあげることは困難ですが、少なくとも、相手が自分の話を聞きたくない、という体勢でいる時、いくら正論を主張しても無駄であり、
その労力と時間を、相手の盤面を分析把握することに注力した方が、営業も 家庭での人間関係も遥かにうまくいくことは、明らかであると言えますね。
聞きたくない 聞きたくない と二度言われたら その2
「会わない営業 だから売れる ストレスゼロ」の著者でもある、コンサルタントの今野富康(こんのとみやす)先生は、
営業においてとても重要なのは、「まず、相手にこちらの話を聞く体勢にさせること」と明言されています。
相手に聞く気がないのに、こちらがいくら話しても、相手の大切な時間を奪おうとする奴、と認識されて嫌われるだけだからです。
ダメな営業
自己紹介が長い(先方は、あなたにさほど興味がない場合、「知らねえよ」となる)
商品説明から入る(先方は、ほしくもない商品の売り込みにうんざりして、早く帰ってほしい、となる)
良い営業
【盤面から入る】
盤面とは、
顧客の置かれた状況
顧客の痛みとは何か
顧客が試した解決策は何か
顧客は、受けている痛みをどのような言葉で表現しているか。
上記を熟考し、顧客本位で刺さる提案を手短にします。
今野富康先生のご許可を得て、先生ご自身の成功事例を一例ご紹介します。
【断る気満々の社長から契約を獲得し、一気に270万円売り上げた事例】
当時今野先生は、学生の就職先の人気ランキング上位の人材派遣会社に所属されていました。
ご家庭の事情で、大学院にて勉強中に、急遽就職を余儀なくされた27歳の今野先生が、超人気企業に見事に就職を決められたのも、企業側の盤面を意識して、
貴社の問題点は何か、
貴社に自分がどのような貢献ができるか。
なぜかというと、自分はこういう実績を積んでいるから
と、面接でアピールした結果のことです。
「盤面から入る」を学生時代から意識し実践されていた今野先生は、入社後も直ちに頭角をあらわされます。
続く




