大阪の弁護士•長野智子(智聖法律事務所) -200ページ目

下りのエスカレーターの下から上へ駆け上がっていこうとしている私たち

ある統計で、


20年目、30年目の医師が必ずしも、5年目6年目の若手医師に比べて、スキルが上でもなく、知識や研鑽において優れているわけでもない、


という衝撃の事実を目にしました。


弁護士も無論そうでしょう…


資格の上にあぐらをかいて惰性で仕事をこなしていたら、若い人の研鑽熱心さからすぐ追いつかれ、追い越されてしまう…


医療研究も、判例変更法律改正も日進月歩である上、法律に応じたさまざまな法的スキームも考え抜かれて編み出されています。


いわば、私たちは下りのエスカレーターに乗っているのです。


同じ位置に立っている、と思ったら、周りが進化して相対的に自分だけ沈んで行っている、上に上がる意識と努力なしには、下へと押し下げられ、研鑽努力を厭わない人との差は広がる一方でしょう!




自分とか、ないから




著者は、大阪府出身、東京大学法学部卒。


大手IT企業に入社し、海外事業で世界中飛び回るも仕事ができないことがバレてひそかに退職。


島に移住して教育事業をするも仕事ができないことがバレてなめらかに退職。


芸人としてR 1グランプリ優勝を目指すも、一回戦敗退し、引退。無職に。


引きこもって布団の中にいた時に、東洋哲学に出会い、衝撃を受ける。


その時の心情を綴ったnote「東洋哲学の本50冊読んだら『本当の自分』とかどうでも良くなった話」が話題になり出版できることになる。


とご自身のプロフィールに書かれています。


私は東洋哲学の考え方が楽で気に入っているので、このかたの解説がすごく面白くてタメになり、腑に落ちました。


さらに好きなのはこの陰キャ、陽キャ考



この鋭く深い考察も、読んでいて楽しい…


著者「しんめいP」さんの今後のご活躍とますますの幸福を祈り、応援しております。



ずっとやりたかったことをやりなさい〜ジュリア.キャメロン「アーティストウェイ」

 

 

ジュリア.キャメロン著「アーティストウェイ」邦題「ずっとやりたかったことをやりなさい」をこの一月から読み進め、ようやく本日読み終わりました。

 

失われた創造性を取り戻すため、著者が推奨するのは、

 

12週間にわたり、3ページのノートの余白を毎日埋める

 

「モーニングページ」を継続するというものです。

 

具体的手順は以下の通り

 

ノートを用意する。朝起きてすぐ取り組む。ただ手を動かして心に浮かんでくるものを書き留める。3ページ分書く。絶対に人に見せない。

 

創造的な人生は、空想癖にはなく、むしろ多大な注意力を要する。日常の細部に気を配ることは、地に足をつけ、人や物と繋がるのに欠かせないものである。j

 

細部を見ることは常に癒しをもたらしてくれる。

 

心が痛んでいる時、例えば将来が怖くて考えられない時や、過去が思いますのも辛い時、私(著者)は、現在に注意を払うことを学んだ。

 

今この瞬間は、誰でも皆常に大丈夫なのだ。

昨日は結婚がダメになったかもしれない。明日は猫が死ぬかもしれない。だが、この瞬間は大丈夫なのだ。

 

私(著者)は息を吸い吐いている。

そのことを悟った私は、それぞれの瞬間に美がないことはありえないと気づくようになった(本文119ページ)

 

3ヶ月続けてみてどう変わったかをお伝えするに、

 

自分の欠点に気づいて変わる決意をしました。

 

行動に移しました。

 

自己効力感が上がりました。

 

わずか10分程度でできるモーニングページ、人生を変える力があります。

 

90年代初頭に著者のジュリアは、周囲の知人友人に自身の習慣を共有するために、この本を書きました。

 

特段の広告も打たれずに出版されたこの本は、30年以上のロングセラーとなり、今もなお人々を勇気づけています。