赤穂市の少人数制そろばん塾ピコ塩屋校は、おかげさまで7月で8年目を迎えました。
「出来るのに、出来るようにしていない」
いつもそのような状況の生徒を抱え、お稽古の葛藤を抱えてきました。
講師としては、このままではいけないと、
・声かけ
・目標設定
・お稽古進行内容の見直し等
工夫を重ね取り組んで参りました。
塾まで来ても教室に入れない、教室に入ってもそろばん塾の席までいけない、そんなことを繰り返した生徒。
考える事が苦手で考えよう考え続けようとせず、何度も何度も、やらないなら帰りなさいと言われた生徒。
何度もカンニングを繰り返した生徒。
進級がなかなか出来ずそろばん塾を辞めようとした生徒。
体調不良で長く欠席した生徒。
上手くいかないと、機嫌が悪くなる生徒。
なにひとつ問題がなかった生徒などいません。
厳しく接すれば泣く我が子を心配し、そろばん塾に通わせることにも葛藤したおうちの方もいらっしゃった事と思います。
”優しさ”しかなければ、自分を律することができない生徒にとっては都合はいいですが、計算能力を身につけることやお稽古を通して成長するということは叶いません。
厳しさは、自分一人では向き合えない『より高い能力を身に付ける頑張り』に大きな役割を担います。
ただ、優しいだけでも厳しいだけでもいけません。
あんなにカンニングをしていたけど、あんなに手を止め思考を止めしていたけれど、出来るまで終わらないお稽古に泣きながらでも、辞めずに続けたみなさんは、
いつしか泣かなくなり、
いつしか黙々とお稽古を続け、
気付けば50分お稽古のところを100分お稽古に取り組んでいる・・・・・・
決して平坦でもなかった道のりを歩んできた年月は、合格したい進級したいもっと計算が出来るようになりたいと、高いモチベーションに繋がっていきました。
入塾する時は、「お家の人にすすめられたから」というのが大半で、あっても、ちょっとした興味関心の範疇かと思います。
最初から熱い心で取り組んでいるというのは、稀ではないでしょうか。芽生えた興味関心とか、教えに対する礼儀とか、やらなくちゃいけないからとか、そんなところがまず最初なんだと思います。
やる気や自信は、
最初からあるものというよりは、取り組んできたその積み重ねが、
そろばんへの思いを深め人を育てやる気や自信を築き上げていくーーーー
そんなところかと思います。
これからも赤穂の皆様。
少人数制珠算塾
ピコ塩屋校をよろしくお願いいたします。
お問い合わせはコチラから
メールをくださいませ。
lineの方はこちらから
商工会議所珠算検定
年3回しか受験機会がない日商検定珠算1〜3級ですが、令和元年10月に初めての受検生があり、これまで毎回塾生の受検申し込みをしています。
令和5年2月より連続して合格者があります。
今回の6月検定も、1名の合格者がありました。
試行錯誤を繰り返しつつそろばん指導をして参りました。
時に涙もある教室ですが、ここで芽生えたその芽は、こんな形で花咲くようになってきました。
人の成長とは、十人十色。
何度も何度も時に後退しつつも諦めずに取り組み続けた事は決して無駄ではありません。結果だけ見てはいけない。
結果があれば、それにまた新たな意味づけをしていく…
生徒あれば、
そこに親あり、
指導者あり、、、、
生徒皆さんのお稽古を通して、
講師自身も含め、
生徒本人は元よりお家の方々も、
みんなで成長できる場でありたく思います。