赤穂市の皆様へ。
京大個別会珠算塾ピコ塩屋校の光庵(こうあん)です。今日は講師ではなく塾長の光庵がブログを書きます。
私は学習塾を営みながら珠算教室を運営しています。
珠算教室の運営は「珠算を習わしたいけど近くに自転車で通える珠算教室がないのよね~」の一言が始まりでした。
私は珠算経験はありませんでしたが、赤穂のためになるならばと一念発起をいたしました。運良く子育てをされている先生(普段はこのブログをその先生が書いています。)に出会えたため、学習塾に併設する形で珠算塾ピコ塩屋教室を開設いたしました。
あれから6年ほど経つのでしょうか。私なりに珠算の良さと塾経営者として迷う部分を赤裸々に話していきたいと思います。
- 珠算のメリット
- 近年の傾向
- 少人数で行く!!!!
珠算のメリット
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計算能力の向上:
珠算は基本的な計算能力(たし算/ひき算/かけ算/わり算)を速く正確に行う力を養います。
また、小学4年生最大の壁「大きな数(千や1万を超える数の計算など)」を容易に乗り越える事が出来るのは珠算の良さです。算数(計算のみ)の壁は小1の「繰り上がり」、小4の「大きな数」、小5「割合」「分数」を大きく3つにあると思います。それぞれ躓いていることが多いです。
13212+56812=??
小4の壁「大きな数」では珠算は遺憾なくその力を発揮してくれるでしょう。
逆に、分数や四則計算の訓練が出来ないことに珠算の弱さがあります。
☝このような計算は中学数学を鑑みるのであれば、楽にこなして欲しい計算です。中学受験の問題でもなんでもありません。
珠算はこのような計算にはあまり威力を発揮しないというのが素直な感想です。珠算を習っていたが計算が得意でない場合は、分数をふくむ四則計算の習熟度が弱いことが考えらえます。
だから、珠算がダメだと申し上げたいわけではなく、計算と言えば珠算が万能というわけでもないですし、当然、個人差があることです。
よくよくお子様の様子を見極めていただければと思います。
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集中力と注意力の強化:
ハッキリと申し上げれば珠算は単純作業です。覚えるべきルールのようなものは多くありません。そろばんを使うことで、数字や珠の位置に集中する必要がありそういった意味で集中力と注意力は鍛え上げられるでしょう。
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記憶力の向上:
そろばんの練習を通じて、暗算能力が向上し、短期記憶力が強化されます。私は珠算を習っていない小学生に「筆算をしないで欲しい、筆算は精度の低い電卓だ、頑張って暗算で出来そうなことは暗算でやりなさい」と伝えています。
12×3
=30+6
暗算が苦手な子は、10×3=30までは出来て、2×3を頭の中で計算しているうちに「30」を忘れてしまいます。故に筆算に頼るのですが、それではいつまでたっても暗算が出来ずに計算力は上がりません。
ましてや暗算が苦手すぎる子が「分数の約分」「分数のかけ算」をスムーズに行えるはずがないのです。
近年の傾向
近年、社会全体の方向性は「少人数」といった流れがあります。1クラスあたりの人数は昔と比べて少ないです。
我が母校高雄小学校がもともと少ないことは忘れてください笑
さらに、子ども1人あたりに関わる大人の人数も増えつつあります。社会全体が子どもに優しくなった気が致します。
「集団授業」というものは、クラスの平均に合わせて行いますから、当然のように「簡単すぎてつまらない子」や「ついていけない子」が出てきます。
珠算も同様であるはずです。
昔は「大きな教室で30人が珠算に取り組んでいる」姿は当たり前でしたが、今はそれでよいのでしょうか。
ついていけていないにも関わらず、その場にいるお子様。いま与えられている課題が十分にこなせているにも関わらず、同じ子をしなければならないお子様。いずれもいらっしゃるように思います。
やはり少人数であることの意味は赤穂の珠算教室においてあるように思います。
少人数制でいく!!!
教えすぎることは、子どもの成長に良くはありません。しかし、いつでも☝これぐらい☝の距離感で教えることが可能な空間にしようと決断いたしました。
吹きこぼれることもない。
おいて行かれることもない。
珠算は同じことの繰り返しだから基本的に教えることは少ないとはいえ、だからといって先生1人が10人~30人と指導する空間は理想ではないような気がいたします。
赤穂市の皆様。
京大個別会珠算塾ピコ塩屋校をよろしくお願いいたします。
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