第10位 Women 『Public Strain』


na0の転がる石 苔まみれ

忘れたころに久々更新、最後に残った2010年洋楽ベストアルバムの発表。第10位はカナダのシューゲイザーロックバンド、Womenの2ndアルバム。シューゲイザーとはいったものの、ドリーミーでサイケなとこもすごいGood。


特にいいのは2曲目『Heat Distraction』。イントロが鳥肌が立つくらい気持ち悪くて、でもなぜかそれがやみつきに。

第1位 andymori 『ファンファーレと熱狂』


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andymoriの2ndアルバムが2010年の第一位。2010年の邦楽アルバムの中で10年、20年先にも残る名盤はあるかと考えた時、真っ先に頭をよぎったのはこのアルバムだった。

素晴らしいのは小山田の才能。ジャケットのような多種多様な人々や価値観が共存するごみごみとした世界をすべてひっくるめて独特の歌詞世界で肯定するソングライティング力と、湧きあげる感情を隠すことなくすべて乗っけたその歌詞をメロディのリズムにとらわれず歌い上げる歌唱スタイルは、2010年聴いたどの日本のアーティストよりも素晴らしく感じた。曲という縛りにとらわれない歌詞のクロスオーヴァーも新鮮だった。


ここまでのアルバムをこの若さで作り上げた彼らだが、この先どんなに老いても自らの作り上げる『熱狂』をいつまでも忘れることなく、何年、何十年先にも変わることなく届けてほしいと思う。

第2位 長谷川健一 『震える牙、震える水』


na0の転がる石 苔まみれ

京都のシンガーソングライター、長谷川健一の新作。発売は6月だが、聴いたのは12月。なぜもっと早く聴かなかったのかと後悔。


長谷川健一本人の声とアコギ以外、サポートはピアノ、ドラム、ウッドベースの3つのみ。エレクトロ全盛の今の時代に逆行するようなシンプルな編成だがこれが素晴らしく、一音一音を確かめるようにやさしながらも鋭く奏でられるその音に感動を覚えた。


電子機器を一切使わないで録音された、本物の「音」のみによって丁寧に構成された一枚。空気の振動まで伝わってくるような、作り手のこだわりが感じられた一枚。

第3位 クラムボン 『2010』


na0の転がる石 苔まみれ

2010年という新たな10年の幕開けに際し、2000から2009年という2000年代10年間の日本の音楽を総決算したクラムボンの大傑作。前半のテンポの速い楽曲の楽しさとさることながら、最初の2曲と後半の楽曲は美しさ、壮大さの2点において他の追随を許さなかった。

第4位 world's end girlfriend 『SEVEN IDIOTS』


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エレクトロ中心でしかも全曲インストのアルバムを邦楽のくくりに入れるのはどうかと思ったけど、下半期一番聴いてたのでやっぱりランクイン。Aメロ、Bメロ、サビを作って、それを全破壊して再構築っていう意味が解らない製作方法がすさまじかった。


ずっと何かに似ていると思って聴いてたけど最近それが何かやっと判明。長年FINAL FANTASYの音楽を作ってきた植松伸夫がFFの戦闘曲をハードロックアレンジしてるバンド、The Black Mageに雰囲気がそっくり。要はあれも破壊&再構築作業なわけで、ということはこの方法でアレンジをすれば単調なJポップにもさらなる無限の可能性が生まれるのでは!?という可能性をしめしてくれたと思います。